yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 4/15

アメリカ国内を、小型旅客機にて飛んでいる裕坊です。

 

先週半ばから気温が真夏並みに上がっている中西部。この日記を書いている時点での、デトロイト地方の気温は27度になっています。

春の訪れが遅いミシガン州でも、そろそろ庭の手入れの時期。芝生の栄養剤を蒔いたり種を蒔いたりしないといけません…

 

暖冬だった中西部でしたが氷点付近をウロウロだった日も多く、降水時は雨氷を多く降らせて木の枝があちこちで折れる事態にもなりました。

こちらは我が家の裏庭にある松の木…

 

そのうちの直径30センチはあろうかという枝がポッキリと折れてしまって…

裏のお家のフェンスを直撃したりなども…

 

伐採業者さんを呼んで、枝の伐採の交渉などを進めました。

 

先週火曜日に1日の休暇を挟んだ10日連続勤務が終わっていたのですが、水曜日は快晴で最高気温27度のお天気。

来週はやや気温も下がるようなのですが、中西部といえども夏はエアコンなしでは過ごせなくなります…

 

我が家の、長らく交換をしていない室外機。

点検記録などを見ていると、最低でも20年は経過している室外機で、

 

一部で錆びたりなど交換が必要…

こちらも業者さんとの交渉…

 

10日勤務が終わった後の3日の休暇の1日目は、業者さんとの交渉で1日を過ごしておりました。

実はこの3日の休暇には愛妻ちゃんの誕生日も絡んでいて、

 

カフェなどを訪れて、誕生日のお祝いなども…

 

カフェではラッテにカプチーノ

 

ホテル内のレストランでは、

 

オニオンスープに、ルーベンサンドイッチなどをいただき、

このルーベンサンドイッチは、なかなかの当たりでした。

 

 

 

バタバタとしているうちに、3日間の休暇はあっという間にオシマイ。日記を書き終わって直後の土曜日の夜には、今月の締めになる5日勤務へと出勤します。

 

 

 

先週の勤務では、以前勤めていた地域航空会社所属時代によく訪れていた地方都市への就航などもありました。

メイヨークリニックで有名なミネソタ州ローチェスターを訪れ、

 

直後には同じミネソタ州の地方都市ダルースで宿泊滞在。200年以上の歴史を持つスーペリア湖沿いに位置する都市ダルースで有名なのは、昇開橋と呼ばれる構造を持つエアリアル橋。大型船の通過とともに橋桁が上下します。

橋の昇降もかなり迫力ものですが、ライトアップされる夜の光景もなかなか。

 

ダルースからの移動は、16年間乗務していたリージョナルジェット機の客席への搭乗でした。

 

エコノミークラスは、通路を挟んで両側とも2列ずつの客席配置。中央座席がないので、ゆったりと座っての移動でした。

到着はミネアポリスで、リージョナルジェット機専用のAコンコースへの到着。

 

かつて見慣れていた光景を久しぶりに拝みました。

 

ミネアポリス空港では、愛妻ちゃんと合流。

そこから向かったのは、

 

アメリカ建国直後に、国の首都として機能したフィラデルフィア。しかも30時間滞在…

フィラデルフィアでは裕坊が乗務するボーイング717型機での就航が日中でも多く、30時間滞在は極めて稀なのですが、1日ゆっくりする時間に恵まれる事になりました。

 

お役所としても機能するシティホールをまずは訪れ、

 

シティホールはほぼ同じ形をした4面の建物が中央の庭を囲むように建設されていて、

中には八重桜なども植えられておりました。

 

目抜き通りになるマーケット通りを、ひたすら東へと練り歩いていくと…

 

かつて市の中心部を走り抜けた鉄道駅の駅舎跡などもあります。

 

さらに東へと歩いていくと、アメリカ合衆国独立時の歴史を彷彿とさせる歴史的建造物などを見ることができます。

こちらは独立宣言の採択書を、3代目大統領トーマス・ジェファーソンが書き上げた当時のジェファーソン家。

 

そしてその採択書を基に独立宣言が実際になされたのがこちら、当時のペンシルベニア州議事堂。現在では独立記念館となってユネスコ世界遺産としても登録されました。

 

やや北へと行くと、リバティーベルセンターもあり、

 

自由の鐘も、当時の姿そのままに展示されています。

 

さらに北東へと歩いていくと、歴史的な住宅地がそのまま博物館としても保存されているエルフレスの通り(Elfreth's Alley)などもあります。

ただほぼ20ブロックを練り歩いていたとあって、愛妻ちゃんも裕坊もちょっとヘトヘト…

 

そこからは地下鉄で、西へと戻りました…ただニューヨークやワシントンDCなどと違い、観光客が気軽に使える雰囲気でないのが、やや残念…

 

そしてやってきたのが、駅舎跡を利用したレディング・ターミナル・マーケット。

 

横幅が広く、お店の数はニューヨークのチェルシーマーケットと比較してもおよそ3倍の数を誇るんだそうです。

訪れていたのは月曜日。平日のお昼下がりだったにも関わらず、観光客で溢れたマーケット内は活気に溢れておりました。

 

フィラデルフィアといえば、フィリーズチーズステーキ。

 

チーズステーキとはいっても実際にはサンドイッチで、薄切り牛肉をさらに細かく砕いて、チーズと共に焼き上げてパンの間に挟み込みます。

 

注文をするとトランプのカードを一枚渡されて、10分ほど出来上がりを待ちます。

 

カード番号を呼ばれて、

 

30センチ大のサンドイッチをいただきました。

 

実はこの10日勤務の最終日となった火曜日には、エピソードがさらに1つ加わることに…

 

当日の出勤時刻は午前5時で、午前4時30分のシャトルに乗り込み、 デトロイトへと着いてみると…

なんと地域航空会社勤務時に同僚だった、元客室乗務員の方とバッタリ遭遇。懐かしの話を咲かせながらの朝食でした。

 

 

 

 

土曜日は午後11時発のバージニア州リッチモンド行きを担当です。