米国内、短距離路線担当のパイロット、裕坊といいます。
5日勤務のフライトを終えて、3日間のお休みをいただいていたのですが、それもあっという間に終わって次の4日勤務が始まります。
前回の5日勤務の最終日は、69名仕様のCRJ–700型機でデトロイトまで。トイレが1つしかなく客席も手狭で、客室乗務員の間では不人気という悲運な境遇のCRJ−700型機。
操縦性能が優れているので、パイロット視点ではとても乗りやすいのですが… どの機体も機齢が20年前後と、経年劣化が否めなくなっているのも事実…
3日間のお休みの間は、ミシガン州都のランシングへと出かけて、
中華系のスーパーへと立ち寄ったり…
中華系スーパーといえば、鮮魚コーナーが充実…
水槽ではウナギが泳いでおりました。
そのあとは、ハワイアンレストラン(ミシガン州立大学の本キャンパスからやや西にあります)へと立ち寄って、
食べていたのは、骨付きショートリブカルビ…
どのメニューも当たりのレストランでした。
そして陶芸家の方のご自宅へと伺って、陶芸を実体験…
この状態から、
粘土に空気を入れずに、平らにする作業が一苦労…
ちなみに、こちらが愛妻ちゃんの作品。
桜などの模様を入れた小皿がたくさん。
息子くんは、ちょっと技術が必要になる轆轤に挑戦…
時々粘土を飛び散らせながらも、上手に作っておりました。ちなみに、右側は先生の作品で、左側が息子くん…
こちらが裕坊の作品。まずまずの出来栄えに見えますが、実はこれが手っ取り早くて、技術的にも一番簡単だったりするのです。
短時間でいい物を生産するのを、経済学では「生産性がいい」と呼びます。
「ずる賢い」とも呼ぶこともあります…
翌日は、アップルストアへと出かけたりもしておりました。
あまりにも愛妻ちゃんのiPhoneの調子が悪かったので、アップグレード期間を利用しての買い換え。
月曜日だったとあって、待ち時間もなく手続き開始…
同乗する副操縦士の中に最新型のiPhoneを持っている人もいて、写真の画質が大幅に向上しているのを見て羨ましいと思っていた裕坊も…
思い切って買い換えました…
3つのレンズがついて、様々な場面に臨機応変に対応してくれる最新型…バグもなくなり、とても使いやすくなったのですが、
この3つのレンズの形が、どうも愛妻ちゃんには怖いのだそうな…
よくよく調べていると、集合体恐怖症という症状があるそうなのですが、愛妻ちゃんには「イボガエル」に見えてしまうらしい…
タピオカミルクティー、と思っとこうや……
これは昨年、我が家で車を探している時のエピソード。候補の1つにしていた車を見つけて、そのフォルムに惚れ惚れしている裕坊に愛妻ちゃんがひとこと、こう言いました。
『顔が蜂の巣やん』…………
さらにもう1つエピソードをご紹介すると、かつて裕坊が乗っていた愛車のナンバーは「6978」。その番号から語呂合わせを思いついた愛妻ちゃん、ひとことこう言いました…
「ろくなやっちゃ、なかったんやなぁ〜」…
愛妻ちゃんは、芸術家、プロの画家ですら顔負けするほどに、抜きん出た想像力の持ち主なのでした…
昨年車を探していた時の、とある晴れた日の出来事でこざいました…
前回の5日勤務は、お天気にはまずまず恵まれ、前半は晴れて気温も20度前後に上がる日も多かったです。ちなみに写真は、シンシナティのホテルの出発前で、気温は摂氏24度…
春の訪れを告げる花が中西部でも咲き始める中、
慌ただしく飛んだ5日でした。
ちなみにこちらは、首都ワシントンからポトマック川を挟んで南側に位置するロナルド・レーガン空港における1コマ…
空港の北には、モニュメントや連邦議事堂なども見えます。
滑走路北向きに離陸する時には、ペンタゴンが空港間近によく見えるロケーション…
ここ最近は、ニューヨークのマンハッタンに程近い空港を行ったり来たりで、
ニューアーク空港では、フランスからの変わった塗装の格安航空会社などを始めて目にすることもあった5日間でしたが、
前回の5日勤務のハイライトといえば、
アメリカにおける公共交通機関利用時のマスク着用義務が、原則撤廃になったこと。
爆発的コロナウィルス蔓延の真っ只中にあっても、マスク着用義務撤廃を訴える人が圧倒的に多かったアメリカ…
州によっては『マスクをしない自由』論争を巡って、住民同士での揉め事に発展することまでありました…
コロナなんか怖くはねぇぞ、とマスクなしのパーティーまで大々的に開催して、感染者が天文学的な数字に上ったことも…
4月18日(月)夕方にこの女性裁判官(キャサリン・キム・ミゼル氏)から発表され、その日の夕刻から正式にマスク着用については当面の間、個人の判断に委ねられることになっています。
一部ではマスクを焼き払うなどの動きもあったそうですが…
とりあえず勤務中に、大きなトラブル等に遭遇することはなく…
短時間の宿泊滞在が多く入り、バタバタしながらも、
虹がお目にかかることもあったり、
夕日を真正面に見ることもあったフライト。
まだ国際線の搭乗率は平常時にはほど遠く、閑散とした国際線到着口…
この先にあるバス停から従業員駐車場へと向かって終わった5日勤務でした。
そして大手航空会社による、子会社乗務員の『吸い上げ』が本格化している昨今…
裕坊も親会社転籍を受け入れることになり、
新人研修に備えるべく、新たにスーツを新調することになりました。
でもまだ研修開始は先の話……ホンマに行くんやろか……
取り敢えず地域航空会社の乗務員としての勤務はしばらく続きます。