国内線中心の小型旅客機を、米国航空会社にて操縦する裕坊です。
夏休みもほぼ終わり。デトロイト地域では空は秋色の装いになり、朝晩は10度台前半になるなど、秋の気配が濃くなってきました。
先日は麗らかなお天気の中を、デトロイトから出発。気温も24度と大変過ごしやすい1日でした。 出発前の外部点検を終えて、担当機へと戻る時の一コマ…
凌ぎやすいお天気の時は、機内電源と機内空調を目的に使用される第3エンジン(ほぼ全機種とも、機体後方に据えられています)を出発直前になるまで立ち上げないので、そんな時は外部から電源を取り入れるのですが、 コード取付口は多くの機種で、機体前方に設置されています。
裕坊担当のボーイング717型機の場合、機体前方の左側。
当日訪れたのは、ニューヨークのマンハッタン島とハドソン川を隔てて西側に位置するニューアーク空港。
デルタ航空は発着ターミナルが最近になって移転し、新Aターミナルへでの発着が本格的に始まりました。
お隣にあるニューヨークのラガーディア空港と、ほとんど造りも素材も同じという印象を受ける新Aターミナル。
間接照明が壁際に施されて、出発ゲート付近は明るい空間を演出していました。
ターミナル中央は天井が高い構造。照明を敢えて少し落として、ちょっとモダンな雰囲気のニューアーク。ニューヨークにいることを実感させてくれるような造りになっていたのが印象的でした。
折り返し便、デトロイト行きの出発前外部点検時の一コマ。
快晴のデトロイト到着で、当日は問題なく家まで帰れたのですが……
実は数日間、大嵐に見舞われていたデトロイト地方……
勤務を終え、やっとの思いで帰宅したこともありました…
先日のニューヨーク州・バッファロー空港からのデトロイトへと戻ってくる便の航跡。
雷を伴った大型の雨雲が北からデトロイト地域を覆い尽くす形になり、やや南寄りを辿るルートへと到着経路も変更。当便は3時間遅れでの到着でした…
実はその時は、2夜連続で大きな雨雲が襲っていたデトロイト地域。
川が至るところで氾濫して、各地で洪水が発生し、 デトロイト空港のマクナマラターミナルへと繋がるトンネル(滑走路と誘導路の下を潜る道路になっています)は氾濫して通行止め…
空港ターミナルへと向かう道がほぼ寸断され、空港周辺は軒並み大渋滞。裕坊は通常は25分かけて出勤するのですが、当日は辿り着くまでに2時間を要することになるという有り様…17年間通い続けた中でも、初めての経験でした…
さらにその夜やってきた嵐は暴風の勢いが凄まじく(最大瞬間風速が60メートル級に至ったらしいです…)、各地で木が軒並み薙ぎ倒される事態にまでなりました…
家を直撃されるに至った家庭も…
我が家の近所でも、電柱が根元から折れる事態になり、我が家もほぼ半日に渡って停電…
2日目の嵐の中での帰宅時にはスーパーまでが停電、街路灯までが完全に消灯する事態に…普段は夜でも明るい道路を帰宅するのですが、その道路が完全に真っ暗になるという、異様な光景を目にしながら帰宅することになりました。
強力な寒冷前線の通過とともに訪れる秋の装い。8月30日(水)のデトロイト地方の最低気温は、9度の予報になっています。
今年の裕坊にとっての夏の1番の思い出といえば、有給中の1週間の米国内旅行。後半は東海岸を訪れ、ボストンでは数日の滞在。ただボストンからの帰りのフライトが全席満席になって、空席のある便が出ているワシントンへ向かわざるを得なくなり、アムトラックを思いがけずに2回も利用することになっていました…
これはボストン到着当日の様子。
ボストンでお馴染みのロブスターなど、シーフードをこの時も大いに堪能したのですが、
どうしても訪れてみたかったところを、この時は2箇所訪問。
そのうちの1つは、ハーバード大学。
時間がかなり限られていたので、敷地を散策するのが精一杯。それでも広大な緑地の中に煉瓦建ての建築が建ち並ぶ大学は、さすがは世界を代表する最高峰の教育機関の1つ。厳かな雰囲気を堪能するには十分でした。
せっかく来たからにはと足を向けたのが、歴史的科学技術が展示されているパットナムギャラリー。
現代の光化学、分光化学などにも貢献している歴史的な顕微鏡、さらには振り子時計といったかつての発明品などが、豊富に展示されておりました。
学内には、ハーバード大の創設に当たった貢献者の1人、ジョン・ハーバード氏の銅像などもあります。
雨が降り頻る中、2時間ほどで大学を後にし、
次に向かったのが、
実は地下鉄の一部が運休していて、アクセスが必ずしも良好ではない1日で、
運休している路線では、代替バスが運行されているという1日だったのですが、
それでも執念でやってきたのが、
是非訪れてみたかったボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイパーク。
高層住宅やオフィスビルとほぼ隣り合わせというボストンならではの立地で、狭い敷地に半ば無理やり建設されているのがよく理解できる球場でした。
お向かいには球団グッズ専門店もあり、
吉田正尚選手専用のコーナーも設けられています。
当日のレッドソックスはシカゴ遠征中とあって、試合開催がなかったフェンウェイパーク。
通常はグリーンラインと呼ばれる市電でのアクセスがあり、ボストンのダウンタウンからも便利な立地になっています。
ただこの時の旅行では、出費が想像を遥かに超えて、クレジットカードの限度額を超えてしまった裕坊…
休日返上でも頑張らないといけなくなりました…
次の2日勤務へと出勤です。