yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 5/5

アメリカの旅客航空会社に勤める、裕坊といいます。

 

先週4日間のフライトをこなし終えて、帰宅。

春麗かな快晴の中の、デトロイト到着でした。

 

ミシガン州にもようやく本格的な春が訪れ、デトロイト川に浮かぶ小島、ベルアイルでは週末に鯉のぼり祭も開催されました。

 

息子くん率いるアンサンブルでは、屋外演奏なども…

使っていのは、木琴のマリンバが中心。

 

ちなみに奥に見える建物は、ベルアイル水族館。デトロイト動物学協会によって運営されていた水族館は2005年に閉鎖。

その後ベルアイル自然保護協会の運営によって、2012年に再開しています。現在は週末のみの開館で、入館料は無料。

 

ベルアイルといえば、ソメイヨシノが見られることでも知られ、

 

鯉のぼり祭開催時は、ちょうど満開で見ごろだったらしいです…

本当は桜をゆっくりと見て回りたかったのですが、

 

高校での課外活動、ジャズバンドにも参加している息子くんは、その日は夕方からバンド演奏が入っていて…

踵を返すように、我が家近くの音楽堂へと急いでおりました…

 

そちらでは、ピアノ担当。

 

春の訪れと共に、我が家の芝生にも勢いが出始め…

今年初めて芝刈り機くん登場……

 

ちなみに我が家の芝刈り機は、電気式でございます…

テスラと同じように電気モーターを使っていますが、テスラほどのパワーはありません…ちなみにバッテリーの持続時間は、45分ほど。

 

ただ我が家の庭ほどの大きさであれば、十分事足ります。

普段はお小遣い稼ぎに芝刈りに精を出す息子くんですが、今は試験勉強の真っ最中…

 

裕坊自ら芝刈り機を押して、

家の前と…

 

裏庭とを、30分ほどかけて終了…

この時期は芝の伸び方にバラツキがあるので、また栄養剤を蒔かないといけません…

 

そしてお休み3日目辺りにもなると、ワイシャツにアイロンをかけて次の出勤へと準備を始めるのですが……

このお休みでは、半年一度に受けている検診にも訪れて、航空身体検査証を更新。

 

我が家近くのクリニックでの受診。

今の会社に入社してから16年ずっと通い続けているので、お医者さんだけでなく、従業員さん共々顔馴染み…

 

健康であれば、10分もあれば診察は終わってしまいます。

40代以上になると年に一度、心電図も取らないといけないので、この時は15分を要しました。

 

まだ時間に余裕があったので…

我が家近くのブランチのお店などにまで、愛妻ちゃんとともにお出かけ…

 

明るい雰囲気の店内。

 

ほんのちょっと体調を崩していた愛妻ちゃんでしたが、体も回復しつつあり、

今日はケールジュースに、ワッフルの組み合わせを選んでいました。

 

裕坊はカロリー高めながらも、クラブケーキベネディクト。

こちらは春限定のメニュー。大当たりでした。

 

今まででは有り得なかった長いお休み…タネ明かしをすると、ダメもとで申請をしていた2週間分の特別休暇願いが、

全面承認………もちろんその分のお給料は支給されません…

 

 

裕坊の誕生日に合わせて取得していた5月後半の有給休暇とともに、5月は全休となりました…

 

 

親会社であるデルタ航空への、子会社からの転籍制度が正式に昨夏からスタートしたのですが、それに伴う休暇の申請でした。

裕坊の順番までにはもうしばらく時間がかかると思っていたのが、思い描いていた以上に早く研修が始まることになり…

 

提出が必要な書類がまだ少し残っていての、やむなき休暇取得でした…

ちなみ研修開始は、6月上旬。

 

ひょっとすると裕坊にとって、リージョナルジェット機乗務最後になるかも知れない前回の4日勤務。

穏やかなお天気の中を、デトロイトを出発。

 

ここ最近急激にエンデバー航空による担当便数が増えている、ニューヨークを行ったり来たりの4日間でした。

 

ターミナルビルの建て替え工事が続いているラガーディア空港では、

 

一部では既にボーディングブリッジの据え付けも終わり、開業を間近に控えた姿を見せ始めています。

 

エンデバー航空では最近は珍しくなった、パイロットと客室乗務員が4日間ずっと同行を続けるパターンの勤務。

こちらはデンソーの支社があるテネシー州、ノックスビル。

 

まだ移籍の実感がないまま着いた、ジョージア州サバンナ。

買ったばかりのiPhone機内モードを解除すると、直属の上司でもあるデトロイト所属のチーフパイロットから休暇承認のメールが届いておりました。

 

ホンマにこの夜が、エンデバー航空社員としての最後の宿泊になるんやろか…

 

翌日は東海岸はずっと快晴の1日。

 

早朝に出発する便で、やってきたのは、 ニューヨーク・ラガーディア空港…

ひょっとすると、こうしてリージョナルジェット機を間近で撮るのも、これが最後なのかも…

 

この日が最後になる可能性もあり、副操縦士のピーターくんの提案で、4人での記念撮影。

3名の快諾は、もちろんいただいております。

 

ラガーディア空港からの『エンデバー航空社員としての最終担当便』は、ニューヨーク州・サラキュース行き。

カレンダーを見る限り、有給を返上してフライトを入れるのは、限りなく不可能に近い…

 

ピナクル航空に始まり、16年間勤め上げたエンデバー航空でのフライトが、あっけなく終わりました…

 

ターミナル内のゲート横にあるレストラン。

 

軽くお食事…

ちっとも軽くないし……

 

そこから所属するデトロイト空港までは、同業他社さんによる運航でした。

 

終わった…

実際には書類提出自体はほとんど終わっているので、残っているもの自体は限りなく少ないのですが…

 

取りこぼしはできない……

 

 

 

 

 

そして6月からは、次のステップへと進みます。