yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 1/23

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機に乗っている、裕坊といいます。こんにちは。

2日間のお休みをいただいて、金曜日から4日勤務のフライトへと出勤。今日土曜日は2日目となりました。

 

全担当便のうち最初の担当になったのは、裕坊が拠点としているデトロイトからのオハイオ州シンシナティ(空港の所在地自体は、ケンタッキー州になります)行き。

コロナ禍前は、飛行機の折り返しは1時間未満もザラだったのですが、コロナ禍の中では各飛行機の使用頻度が大幅に減って、到着後に飛行機が地上で数時間停泊することもしばしば……今日はウィスコンシン州のマディソンからやってきていた飛行機、3時間ほどの停泊でした。

 

コロナ前と比較すると、平均でおよそ40%ほどの回復率で推移している、アメリカ旅客航空の国内線。

デトロイト空港のターミナル内を走る電車は、未だに運休状態が続いています。

 

空港内のレストランを見ると、半分ほどが再開…

出発ゲートの向かいにあるレストランは正午からの営業で、ちょうど裕坊が出発ゲートに着く頃になってシャッターを開けておりました。1月22日(金)現在は、レストランでの店内飲食は制限されていますが、 来月に入ると、状況は少し変わるようです。

 

ミシガン州のグレッチェン・ウィトマー州知事から、昨日金曜日に新たな州条例による制限の変更に関する発表があり、

レストランへの規制が、若干緩和されるようです。

 

2月1日(月)を皮切りに、レストランでの店内飲食が条件付きで許可されることになりました。幾つかの条件付きで、そのうちのいくつかを挙げてみると、

店内に入れる客数は、消防法で定められた上限のうち、25%以下の収容人員にとどめること。

 

そして各テーブルの間隔を、最低限6フィート(およそ1.8メートル)取ること。

 

 

中にはこんな格好で食事に出掛ける方もいらっしゃったようですが……

それでもテーブルの間隔は取らなければいけません………

 

オランダの首都、アムステルダムでは、ミニチュア版の農業用温室を外に並べて、外食を可能にしていたレストランもあったそうな………

今年は例年に比べて暖かいミシガン州の冬ですが、気温が氷点下10度以下になることも珍しくない冬のミシガン州で、積極的にこれをトライする人はおらんやろな………

 

 

そして営業時間は、夜の10時まで……

これらの条件を踏まえた上で、2月1日から当面3週間、実施するそうです。

 

 

新型ウィルスの発見から1年以上が経過して、コロナウィルスへの治療法や対処法もそれなりに確立し、コロナウィルスに感染していた知人も、かなり具体的なアドバイスを看護師さんからいただいて帰ってきていました。

風邪などの時にもよく言われるように、水分をよく取り、果物などからビタミンCを補給、オススメの食べ物としては卵を1日に2個を目安にいただいて、バナナ、アボカド、アスパラガスなどを積極的に食べる。牛乳などの乳製品はなるべく避けて、あとは豚肉なども避ける。

 

自宅療養する際の注意点としては、背中側の肺の圧迫を避けるため、できれば就寝時はうつ伏せの体勢を取ること。もしうつ伏せがきついようであれば、横向きで寝るように心がける。

背中の肺を圧迫してしまうと、無気肺の原因になるため、仰向けは厳禁…

 

日中ソファに座ってテレビなどを見るときも、決して肺を後ろにしたままもたれかかる体勢は取らない。できれば背中を立てて起こした状態でいるのが理想だそうです。

 

そしてできれば最低でも2時間に一度は起き上がって、

 

15分ほどゆっくりのペースで構わないから、歩くのが理想だそうです。

 

もちろんこんな健康器具があるのであれば、使わない手はありません…

 

その知人は昨年11月末に感染して40度近い高熱がしばらく続き、2週間入院……

高熱が引いたところで、アジスロマイシン250mg(マクロライド系の抗生物質)、デキサメタゾン6mg(ステロイド系抗炎症薬)の2つのお薬を処方してもらって、帰宅していました。

 

現在では症状もほとんど回復して、昨日1ヶ月遅いクリスマスを家族で祝っていたそうです。

 

まだ一日当たりで、新規に陽性と診断される人の数は平均で2,000前後と高い水準にあるミシガン州ですが、

 

グラフの動きを見る限り、落ち着きを見せつつあるようで、レストランなどでも制限付きで店内飲食が2月から再開されることになりました。

 

 

昨日金曜日は、裕坊はまずシンシナティへと立ち寄って、

 

3時間ほど、次の出発便まで空港内で待機。

全米で人気が高いチキンバーガー屋さんは、まだシンシナティでは再開しておりません…

 

次にやってきたのが、ミネアポリス

デトロイト周辺は、この冬は極端に積雪量が少なく、地面もほとんど剥き出しのままになっているのですが、ミネソタ州はずっと雪化粧… ミネアポリス到着時は、

 

ちょうど出発便の谷間になったせいか、ターミナル内はガランとしておりました。

次の出発便まで、またも2時間待ち……

 

次の担当便の出発ゲートには誰もおらず……

 

そしてやってきたのが、テネシー州メンフィス。

かつての面影を辛うじて残すターミナル。新しいターミナルが完成に近づいてきているので、この景色を見られるのもあと僅か……

 

ただ入り口出口周辺はしばらく改装の予定はないので、ホテルの送迎シャトル乗り場の、このクラシックな雰囲気はしばらく拝めそうです。

 

 

 

 

 

2日目は、夕方遅くの出発です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月22日(金) 担当を終了した便

デルタ4788便(EDV 4788)デトロイト(DTW)−  シンシナティ(CVG)

デルタ4940便(EDV 4940)シンシナティ(CVG)−  ミネアポリス(MSP)

デルタ4987便(EDV 4987)ミネアポリス(MSP)−  メンフィス(MEM)

 

1月23日(土) 担当予定便

アトランタまで、客席にて移動

デルタ4872便(EDV 4872)アトランタ(ATL)−  ローノーク(ROA