アメリカの地域航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。
先週火曜日に4日間に渡るフライトが終わって、今回は若干長めの連休をいただいています。裕坊が勤めるエンデバー航空(CRJシリーズのリージョナルジェット機を運航する、デルタ航空の子会社です)の昨日土曜日の運航実績は、775便。昨年の同じ週の土曜日の運航便数が864便でしたので、昨年比でほぼ9割になりました。
ちなみに、ちょうど半年前の4月10日(金)は、スケジュールに組まれていた運航予定便が921便だったのに対し、実際に運航されたのは225便。なんとその日は、696便が欠航という異常事態でしたので、旅客航空業界も半年前の状況に比べると、最悪期は脱したと言っていいのではないか、とは思います。
ただ、同じ地域航空会社の中でも、会社そのものが閉鎖になって仕事を失う悲哀を味わった仲間も大勢いますし、アメリカでは中西部を中心にコロナウィルスが再拡大。ミシガン州のお隣ウィスコンシン州では病床が逼迫して、野外治療施設を開設せざるを得なくなるなど、コロナの状況は改善する様子がなく……状況は以前混沌……
お仕事をまだこうして続けられることが、心からありがたいです……
今日は久しぶりに3人とも何も予定が入らない日曜日になりましたので、ちょっと紅葉を見ながらのお出かけ。
日曜日のミシガン州は、見事な秋晴れの1日になり、気温も24度まで上がって、絶好のお出かけ日和。我が家の植木も、真紅の葉をつけています。ただこちらは普段でも赤い葉をつけているので、真の紅葉とはいえず……
インチキ紅葉で、申し訳ありません………
ミシガン州は、今週水曜日までは凌ぎやすいお天気の予報。
まずまず晴れるお天気が続いて、気温もほぼ20度前後にまで上がるそうです。
一時的に気温が最高でも10度台前半にまで下がった時期がありましたので、
ミシガン州でも少しずつ紅葉づいてきました…
今日はミシガン大学のある町アナーバーから、フリント方面へと向かって北に伸びるフリーウェイ23号線へと乗って、およそ30分ほど走り、 フェントンというリンゴ農園がたくさん並ぶ町までやってきました。
そのフェントンの出口からすぐ東へと行くと、有名なリンゴ農園スパイサー・サイダーミルというのがあり、そちらは週末になるとかなりの人で賑わうのですが、
今日は反対にそれを西へと行って、フリーウェイを並行して走ること約3分。
この看板を目印に左折します。目指すはパーシュビル・サイダーミル。
そこからは、のどかな田舎道へ……
木のトンネルをくぐると……
おるおる………
今日はまさにバイク日和。ハーレー・ダビッドソンのツーリング仲間が、ワンサカ集まっておりました。
ハーレーのオーナーの掟は、黒の革ジャン……皆さん、お揃いの革ジャンを羽織っています。
到着……
1869年に建てられたという、150年の歴史を持つサイダーミル。
トム・ウォーカーが1878年に購入して以来、ずっと水車によってリンゴ絞りを続けてきているそうです。
とても晴れ渡って、建物がとても映えておりました。
動力源となる水車は、建物の横に設置されています。
到着時の気温は19度。秋晴れのポカポカ陽気の1日で、たくさん人も並んでおりました。
とれたてのリンゴを運んでくるトラクターも、週末に合わせるかのように、建物の前に止まっておりました。
木箱の中には、とれたてのリンゴがたくさん…
入り口前には、創業150年を祝う大きな看板が、誇らしげに輝いておりました。
こちらがメニュー。
1ガロンは3.8リットル。その半分でもかなりのボリューム。ドーナツはシンプルに揚げただけのプレーンドーナツに、シナモンパウダーがかかったシナモンドーナツの2種類。12個入りで9ドルと、かなりお買い得です。
建物の中に入ると、採れたての新鮮リンゴも販売されています。
変わったところでは、トルティーヤチップスとの相性がとてもいい、サルサソースなども販売されておりました。
ミシガン州の古いライセンスプレートまで……
ただこちらは販売用ではないようです。
こちらが揚げたてのホカホカのドーナツ。
少し冷ましてから、6個ずつ紙袋に詰めておりました。
シナモンパウダーは、トレイに乗せてパタパタとドーナツにまぶしていきます。
アップルパイなんかも売ってます。保存材などを一切入れず、しかも砂糖なども加えていないのか、甘さ控えめなのは日本人好み。
こちらもけっこうオススメ…
出口付近には、昔ながらの電話機も、そのまま置いてありました。
こちらが今日の裕坊一家のお買い物。プレーンドーナツとシナモンドーナツを6個ずつに、アップルサイダー(リンゴの絞りジュース)を半ガロン。
そしてアップルパイを1切れ。お天気も良くて、テーブルでゆっくりといただきたかったのですが、この時期はミツバチの数が凄いので、写真だけ写して車へと「避難」。
リンゴの絞りジュースは、時期によって味も変わります。秋の初め頃は酸味が強く、秋が深まるにつれて徐々に甘味が濃くなるのがアップルサイダー。
今日のはほんのり酸味が残り、甘味がちょうどいい具合に加わって、裕坊的にもベストな味わいでした。
お天気がよく、イベントもいろいろ開催されていたようで、ツーリング仲間が集まってみたり、
アルファロメオにプジョーにポンティアックにと、様々なクーペが集まってきておりました。
そして一際目を引いたのが、こちらの集団…
なんとフォード・モーターの最初の量産車、T型モデル。
裕坊は、こちらに目が惹かれました。
色合いのセンスがめちゃイイ…
古き良きアメリカを思い起こさせるパーシュビル・サイダーミル。
今日はちょっと足を伸ばして、こちらにも…
パーシュビルから、ほんのちょっと北へと行くと、 ペニー・レイン・プロデュースという農場もあり、
ハロウィンのこの時期は、ガイコツさんがお出迎え。
本当にのどかです。
バギーなども置いてあったり、
ハロウィンの時期に合わせて、鮮やかなオレンジ色のカボチャなども売っておりました。
変わったお香なども売っていますので、ちょっと足を伸ばしてみるのもいいかも。
久々に、紅葉を眺めながらのゆったりとした1日でした。
次のフライトは火曜日から5日間。もう1日お休みです。