yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 9/7

皆さんこんにちは、リージョナル航空にて「取りあえず4本線がついた制服を着ている」サラリーマン、裕坊です。

先日木曜日に、4日間のフライトを終えていた裕坊。1時間当たりのお給料がデルタ航空など、大手本体並みに高ければ、家族とともに連休をゆっくりと過ごせるんやけどな〜〜……息子くんはとうとう高校(4年制)が始まり、大学を見据えておりますが、とある大学の学費は年間3万ドル(およそ300万円強)、某有名私立大学は年間5万ドルなどという、到底考えられない数字が並び……

体が動いて稼げるうちは、なんとか稼いどかんといかん……

 

 

ということで、ニューヨーク発のフライトを、休日返上で組み込むハメに……

明日、日曜日は朝10時すぎの出発のフライトだから、デトロイトを当日出発しても、大丈夫のはず、と時刻表を見てみると………

 

 

10時前にニューヨークに着く、デトロイト発のフライトがない………………

仕方なく、前日である土曜日にニューヨーク入り…

 

しばらくぶりに、ニューヨークまで『コミュート(航空業界においては、飛行機による配属先空港への通勤を、こう呼びます)』してまいりました…

 

 

ちなみに、今日は奇遇にも、2人にも知った人に「通勤」途中に会うことに… 何かの縁だったんやろか?

デトロイト空港では、まず我がリージョナル航空会社に客室乗務員として、最近入社したばかりの日本人女性のCさん。

 

日系の大手銀行を辞めてまで、客室乗務員になるというご自身の夢を叶えたCさん。

 

ただまだ研修が終わって数ヶ月。社歴が浅く、まだ交代要員である『リザーブ』の真っ只中… こともあろうに、ニューヨークに到着後、本社の乗務員管理課から電話が入って、フライト延長……本来なら帰宅できるはずだったのに、もう1日宿泊滞在を含めたフライトが入り、次の行き先へと向かっておりました…

気持ちよく分かります…

 

ただお仕事自体は、とても楽しんでらっしゃるようで、そこが救われる思いでした。

 

 

もう1人は、かれこれ10年以上の付き合いがある悪友、ギリシャアメリカ人のA太郎くん。

 

実は彼は、会社こそ違うものの、元リージョナル航空会社の客室乗務員。それが今では6桁のお給料を悠々と稼ぎ、有給のたびに外国へと足を運んで、かれこれ訪問した国と地域の数、なんと87……職を転々とし、その度に大幅昇給を獲得して、本人は頑なに否定しておりましたが、今はきっと3千万とか4千万とか、稼いでるに違いない……

 

いや億越えしとるかも知れん……

 

A太郎、今度会った時は、ステーキくらい食わせろよな……

そんなことをお互いに言い合える間柄のA太郎くんですが、実はかなり久しぶりとなる再会…フライトの都合で、20分ほどの短い時間ではありましたが、とても楽しいひと時を過ごしました。

 

 

そしてニューヨーク到着…

 

 

今日はケネディ空港へと降り立って、ニューヨーク配属時代から借りている間借りの宿舎に、久しぶりに公共のバスにてやってきました。 ちなみに、いくつかあるターミナルのうち、公共のバスが発着しているのは、第5ターミナルだけ。

 

ですので、ターミナル間を移動するには、このエアトレインと呼ばれる電車に乗って移動。

デルタ航空の発着は、第2、もしくは第4ターミナルですので、

 

エアトレインに乗り込みます。

もしエアトレインを利用して、地下鉄、もしくはロングアイランド鉄道へと接続する場合は、5ドルが必要になりますが、 ターミナル間の移動では、料金は発生しません。

こちらが車内の様子。

 

ちなみに、全てコンピューターによる管理で、全自動。運転手さんなどは乗っていないのです…

鉄道の世界では、既に全自動運転の世界は現実のものに……

 

もしJFKから公共の交通機関で、マンハッタンなどへ向かうのであれば、エアトレインでジャマイカ駅まで向かい、

写真にあるロングアイランド鉄道を利用するのを、裕坊はオススメします。地下鉄Eライン、Fラインでもマンハッタンへは行けますが、ロングアイランド鉄道の方が清潔ですし、時間がジャマイカ駅からグランドセントラル駅までおよそ15分ほどと快速。間違いなく、この方が便利です。

 

公共のバスは、第5ターミナルに着いたら、まずはエレベーターに乗り、1階まで。

 

これがバス乗り場を示す案内板。

 

ケネディ空港発着の公共のバスは、路線の数が少なく、クイーンズ内が3路線、ブルックリンへと向かうバスが1路線と、路線数はあまり多くありません……

 

今日お世話になったのは、このバス。連接式…

 

こちらが車内…

クイーンズをほぼ1時間ほどかけて走るこの路線を、ほぼ終点近くまで乗車して、宿舎へ…クイーンズのいろんな顔を見ることができます…

 

まずはケネディ空港の敷地を通り抜け…

 

しばらくすると、こんな立派な建物が目に入るのですが……

 

実を言うと、これ、ごみ集積場……

ゴミ収集車が、土曜日とあってほとんど稼働しておらず、たくさん止まっておりました。

 

普段ケネディ空港に宿泊滞在が入る際にお世話になるホテルも、この路線沿いにあります…

 

ガソリンスタンドを曲がると、ちょっと町の様子が変わり…

 

住宅街の中を、しばらくは走り抜けます…

 

そして次の交差点を、左折すると…

 

ちょっと広い通りへと出て…

 

お店もいくつか立ち並びます…

 

全米中にあるドラッグストア、ウォルグリーンズも…

 

そして再び住宅街へと続く通りへと、右折…

 

日本人の感覚にはない色合いのお店が、いくつも立ち並ぶのも、クイーンズならでは…

 

クイーンズの住宅事情をよく表す、長屋式の住宅…

 

タトゥーのお店も、こちらではよく見かけます…

 

床屋さんがあったり、小さな食堂が立っていたり…

 

昔ながらの、レンガ建ての建物も、多く建っています。

 

一軒家も、所狭しと建っていますね…

裕坊が借りている宿舎も、一軒家なのでよく分かるのですが、とにかく狭いです……

 

こちらは、地下鉄Aラインの終点、オゾンパーク駅…

 

そしてもう一つの高架橋(こちらは地下鉄J、Zラインの121番通り駅)を過ぎると、裕坊の降りる停留所はもうすぐ。

 

バス下車……

 

裕坊が今も借りている宿舎は、クイーンズのちょうど中間にあり、

 

周辺は、まずまず落ち着いた佇まい…

 

クイーンズは、治安も落ち着いていますし、マンハッタンへのアクセスもとてもいいので、

ニューヨークに住むのであれば、裕坊的にはオススメです。

 

 

明日は3本のフライトに行ってきます。