皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。
今日から5日間のフライトに出発。大抵1人の副操縦士と出かけている間ずっと一緒になるので、ゲートでご対面、握手をして自己紹介をするところからフライトは始まります。
インド出身の同年代のパイロットが今回の5日間のフライトの副操縦士。その横に1人、もう1人のパイロットの姿。なんか見覚えがあるな、と思ったら、そのパイロットも裕坊と同じピナクル航空の出身組。聞くと今日は実機を使ってのフライトテストなのだそうで…………………
裕坊: え、誰をテストするの?
試験官:裕坊、お前以外に誰がおるん?…………………………
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フライトテストといっても特別変わったことを試されるわけではなく、マニュアル通りの運航が出来ているかどうかのチェック。最近では飛行技術よりも、危機管理を重視する方針にほとんどの航空会社も変わっていて、連邦航空局からもそちらに重点を置くように各航空会社に指示が出されています。
定期的に試験を課されるフライトクルー。その試験をパスしないと、資格が維持できないので、誰も避けて通ることはできません……………………………またやってきたか……………………………
操縦室には機長席、副操縦士席の他に、観察飛行用のジャンプシートというのがあるのですが…………………試験官が座るのはこのジャンプシート…………………
写真で見ても分かるようにリクライニングなどとは無縁で、シートは切り立っているので、乗り心地がいいはずもなく……………………ピッツバーグを経由してニューヨーク・ケネディ空港までの2便をこなしていましたが、さすがに降りるときは辛そうな顔をしていました…………………
結果は…………………無事合格………………………………
今日と明日はケネディ空港を行ったり来たり。
トランプ大統領の鶴の一声で220%という前代未聞の関税がかけられることになっていたカナダのボンバルディエ社の最新型機Cシリーズ、
エアバスとの合弁が決まって、新しくエアバスA220という名前をつけられ、アラバマ州のモービルという小さな町の工場で組み立て作業が行われていたのですが、いよいよデルタ航空の塗装に身を纏い、近々路線にも投入されることになりました。
2019年には正式にデルタ航空の新機材として、2019年初頭にも投入されることになるそうです。
それに先立ってなのか、ニューヨーク、特にケネディ空港では最近デルタ航空本体の機体が数多く導入されるようになり、第4ターミナルの南端にある本来リージョナルジェット機用のゲートにもエアバスなどが多くやってくるようになって、リージョナルジェット機を運航する裕坊たちは、ゲートから遠く離れた駐機場へと送られることに………………………
自らワゴンの後ろに荷物を積んで……………
大抵ここまで来ると、大型の国際線用機材のすぐ隣に止まったりします………………
今日止まっていたのは、アラブ首長国連邦のアブダビに本社を置くエティハド航空のエアバス、A380型機。
嬉しげに子供のようにはしゃぎながら、4人で写真を撮りまくり………迫力がハンパねぇ〜〜……………………
この全2階建のこの機体は機内がとても広いのがウリ。ラウンジがあったり………
中にはスイートルームのように、ベッドが置かれている機体もあったりするのだそうです。
それに比べると、狭くてスミマセン………………
ここは通常はフライト予定の入らない機材が停泊するのに使われるので、当然ながらボーディングブリッジはありません。ですから荷物は階段を使って、自らの手で運び込みます………………
準備ができると、お客さんも同じようにバスに乗せられてやってきて……………
1時間半ほどをかけてやってきたのは、インディ500というレースで知られるインディアナポリス。レーシングカーや……………
明日はまたケネディ空港へとお昼過ぎに出発して、テキサス州はダラスまで大陸を…………………………半分ほど…………………………………横断です。
裕坊