yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 2/8

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

昨日は息子くんが9月からお世話になる学校の説明会に行くのに1日のお休みをいただき、今日からは14日連続での『リザーブ』シフト。普段であれば、大抵1日目にフライトが入ることはほとんどないのですが、

 

どうやらここ数日はミネソタ州ウィスコンシン州のお天気がどうもよくなかったのでしょうか……………

 

珍しく20人ほどいたリザーブのクルーが全員駆り出されておりました………

 

ということで、裕坊も例に漏れず、今日からフライト。取りあえずお出かけは2日間……

 

ただ『リザーブ』とは要は交代要員ですから、また明日以降急に欠員などが出た場合は、急にフライトが入ったりなど、スケジュールが変わる可能性は 『大いに』 あります。今のところ、明日土曜日にはデトロイトまで帰れることになっておりますが、こればかりは『乞うご期待』………………

 

今日は我が家をお昼過ぎに出発。外の気温は氷点下8度でしたが、とにかく風が強く、体感温度は恐らく氷点下15度ほど…………

 

空港内に入って、まずはこちらの売店で…

 

《体にエネルギーを作り出す》ため、サンドイッチを購入し………

 

まずは目指すは、首都ワシントンの国際線発着機能を持つ、ダレス空港。

 

着く頃には、既に日も暮れかけていました……

 

ここはユナイテッド航空ハブ空港の一つ。

同じスターアライアンスに加盟している全日空も、成田から飛来してきます。

 

ターミナル内はとてもモダンな作り。いかにも国際空港の重厚な趣があります。

 

それにしても今日はどこもかしこも風が強く、デトロイトでも写真にはほとんど写りませんでしたが、

 

実際には、雪が激しく舞い上がっておりました………

 

そして地上だけではなく、

今日は上空でも風が吹き荒れまくり………………

 

こちらが裕坊が乗っている、リージョナルジェット機の計器画面。左側にあるのが、飛行機の速度や高度、あるいは飛行機の水平状態、機首上げ、機首下げなどが一目で分かるPFD(Primary Flight Display)と呼ばれる計器画面。

 

もう一つのMFD(Multi Finction Display)と呼ばれる画面(右側の画面)には、ナビによる位置情報が示され、そこには風速や風向、対気速度、対地速度なども表示されるのですが………………

 

この仕事について既に12年半になる裕坊も滅多に見たことがない数値が、今日はズラリと並んでいました………

画面左に緑色で囲ったのが、風向と風速。264度の方向、ほぼ真西の方向から、194ノットの風、およそ風速100メートル。これは上空30,000フィートでの風でしたが、地上でこの風が吹いていたら、人間はまず立っていられないです………………

 

そして画面上に囲った数字が飛行機の速度。左側にあるのはTASでこれはTrue Air Speedの略、すなわち対気速度。空気中を進む速度が計算されてここに表示されます。

 

その横にあるGS。これはGround Speedと呼ばれ、実際に地面に対して進んでいる速度が表示されるのですが、

 

実はもし上空が完全に無風であったとしたら、対気速度は対地速度と完全に一致します。しかしよく見ると………………

 

対地速度が460ノット、空気中はおよそ時速830キロ出ているのに対し、対地速度は313ノット………

 

地上に対しては時速560キロ…………

 

 

その差、ほぼ150ノット……………………

およそ時速270キロ分、押し戻されています…………………

 

 

風の影響も甚大です…………………………

 

あすは取りあえずデトロイトまでお客さんとして帰るスケジュールになっています…………………

 

裕坊