yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 1/20

アメリカの小型機専門の航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

昨日火曜日に5日勤務のフライトを終えて帰宅。木曜日までの2日間、お休みをいただいています。

 

とうとうやってきた1月20日(水)。アメリカの大統領就任式。

コロナ禍を象徴する『無観客』の中での演説でした。

 

いつもの年であれば、アメリ連邦議会議事堂からワシントン記念塔へと続くナショナルモール国立公園は、多くの人で賑わってお祭り気分となるのですが……

 

2週間前に起きた連邦議会議事堂の占拠事件の反省から、警備がかなり強化されて、

 

議事堂、ナショナルモール、ワシントン記念塔、ホワイトハウス周辺が、全て立ち入り禁止になっておりました。

 

聴衆に代わって、国旗がナショナルモールにたくさん掲げられ、

 

参加者は政府関係を中心とした、関係者のみになり……

その参加者たちも、トランプ政権時とは異なって全員がマスク着用……警備強化のお陰もあって、就任式は大きな滞りもなくスムーズに進行したようです。

 

そして就任式が終わるなり、バイデン新大統領は早速ホワイトハウスの大統領執務室に入って、

 

なんと初日だけで、17もの大統領令に署名をしたそうです。

マスク着用の義務化、移民政策、コロナ対策などなど、トランプ政権時とは反対の動きを即すものも多かったですが、目を引いたのはアメリカ国民の結束を即すもの。ここの部分には、特に重きが置かれていた印象を受けました。

 

ただ国家の結束の部分に関していうと、前途は多難なことが予想されます。例を挙げるとするなら……

過激な発言をすることで有名な、デトロイト出身のハードロック歌手、テッド・ニュージェント。裕坊自身は、アップビートな彼のハードロック自体は好きなのですが(特に「キャット・スクラッチ・フィーバー」などは、彼のベスト中のベストだと思っているのですが)……

 

就任式の数日前に、バイデン新大統領宛に皮肉たっぷりのメッセージを送付しています。その題名は『親愛なる「副大統領」・バイデン殿』というものでした。長々と恨みつらみを皮肉を込めた褒め言葉で書き綴り(もちろん、中身はただの褒め殺し)、メッセージの末尾では『俺たちトランプ派は、おめえたち民主党と結束することなど、有り得ねぇよ。あんたにゃ、刑務所がよく似合ってるぜ』と結んでいます。

そして保守派の多くが、彼に賛同……一見過激に見えるバイデン新大統領に対するメッセージに対して、トランプ支持者からの多くの賞賛の声で溢れかえっておりました。

 

元々若い頃から過激な発言で有名だった、テッド・ニュージェント。日本からの取材で訪れていた記者から動物愛護について聞かれた時に、その記者の足を掴み上げて、

『この靴は何で出来ているんだい?動物を殺して剥がしてできた革で、できてるんじゃねぇのか?』と革靴を掴んで脅したというのは、あまりにも有名なエピソード。ちなみにこの方、全米ライフル協会(NRA:National Rifle Assocciation of America)の重要幹部の1人です。

 

もちろん、トランプ支持者の代表格でした。

トランプ氏の選挙演説中には、何度かミシガン州内の演説で自身の曲を披露したこともあるほどの、根っからのトランプシンパです。このような方が民主党に融和するとは、到底想像しにくい……

 

 

バイデン氏にとって、前途多難な船出になったことだけは、間違いなさそうです………ただバイデン氏の掲げる政策は、裕坊にとっても賛同できるものがたくさんあるので、是非アメリカをいい方向に導いてほしい。これからのアメリカの行方には、大いに注目が集まることになりそうです。

 

 

昨日に5日間のフライトを終えて、今日の裕坊は愛妻ちゃんとともにお出かけしておりました。

 

ショッピングモール内にあるお店に立ち寄って、 家具をちょっと物色。

最近は、自室で勉強する時間が圧倒的に長い息子くんにとって、机のスペースが狭くなっていることがあり、机探しと共にダイニング用のテーブルなんかも見物。

 

こんな風にダイニングを飾れるようになるといいんやけどな〜〜…

 

机はこれくらいのスペースがあったら、勉強のモチベーションも上がりそうです。

 

ちなみにここのお店では、ベッド類などの展示もあり、

 

築40年の中古住宅に住んでいる裕坊宅のテイストになかなか合っとる。

裕坊の心に響くなぁ、と思いながら観察していると、どうやら日本人デザイナーが手がけている商品のようでした。

 

 

ただ買い物に歩いていると、現実も目にすることに……

 

こちらのお店などは、完全な廃業を控えていて、 現在、閉店セールの真っ最中…

 

各商品は軒並み半額以下の処分価格……

中には、7割引で販売されているものまでありましたので、部屋着用にパーカーを一枚購入しました。

 

販売されていたのは、通常の商品に限らず、

 

なんと陳列に使っていた棚や… 陳列用テーブルの類にまで及んでいて、

 

レーザープリンターなどまでが、販売対象になっておりました。

新品で購入すると3,000ドルはするレーザープリンターが、1,000ドル…

 

そして商品が売れて少なくなると、順次棚を片付けて閉店の準備……

 

既に棚が完全に撤去されたスペースも出来ておりました。

元々販売不振に喘いでいた百貨店などは、コロナ禍でさらに経営状態が悪化。コロナウィルスによる影響に拍車がかかるのを、こうして垣間見るのは複雑です……

 

 

 

 

もう1日お休みをいただいて、4日勤務のフライトへ出勤します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 1/19

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機に乗っている、裕坊といいます。こんにちは。

先週金曜日に始まっていた5日勤務のフライトを終えて、火曜日に帰宅しました。

 

帰ってきたら、固定資産税の支払いの請求書や、水道管や蛇口などの修繕の対する市からの指導書などが、テーブルの上に山積み…

固定資産税は分かるとしても、なんでこの時期に水道栓の修繕の指導書……しかも市が責任を持って対応するのではなく、特定の一般企業に検査から修繕までの全てを市が全面的に依頼しているというのが、よう分からん……

 

しかも対応に当たれる企業は1社のみ……

なんかちょっと腑に落ちません……せめて、時期だけでも考慮して欲しかったな〜〜……

 

今もコロナウィルスの感染は、一向に収まる気配を見せないアメリカ合衆国。それどころか、場所によっては最悪を更新しているところも……特にカリフォルニア州では、ここ最近連日1日あたり数万人単位で新規に陽性と診断される人がいるらしく、

 

どうしてもそれに比例するように、亡くなる方も増えているそうです……

そのため葬儀屋さんへの依頼が急激に増えていて、葬儀屋さんでも要請を断らなくてはならないケースがあるのだとか……亡くなっている方の8割が、コロナ感染者なんだそうです…

 

 

そんな状況下にあっても負けない辺りは、さすがアメリカ人……年末年始の休暇中は、昨年比でも5割を超える利用客を記録する日がありましたし……

 

国内線に限っていうなら、かなりの活気を取り戻したかのような手応えを感じさせます。

 

クリスマスから年末年始の休暇の最後となった日曜日は、132万人の旅行客が保安検査場を通過。これは昨年比で55%。

おそらく国内線は、昨年比で7割ほどの回復率だったのではないか、と思います。

 

そしてこの月曜日1月18日は、マーティン・ルター・キングデーというお休みの日だったこともあり、およそ88万人の方が航空機を利用。昨年比でおよそ4割ほどの利用でした。

おそらく国内線の利用率は、昨年比で半分ほど…

 

ただそれでもまだ赤字が解消し切れていない、デルタ航空

 

裕坊が勤める子会社のエンデバー航空でも、現在でも無給休暇の募集は続いています。

 

デルタ航空が管轄する便では、乗客同士の間隔を保つために、2021年1月現在でも3人掛け座席の真ん中座席を空席にしておくなどの措置を取っています。

サウスウエスト航空ジェットブルー航空などでも、同様の措置を取っていたのですが、両社は既に昨年12月に全座席を解放…

 

デルタ航空は、客席の解放率に制限を設けている、アメリカ最後の旅客航空会社になっています。

ただあくまでも、3月30日までの措置。その後、他に追随して全座席を解放するのかどうかは、今のところ裕坊の耳には届いておりません……

 

 

果たしてどうなるやら……

 

 

ちょっと蛇足ですが、ジェットブルー航空は既存のエンブラエル190型機に置き換わる機体として、エアバス220型機(A220–300)を70機発注していたのですが、

そのうちの一番機が、つい先日の1月12日(月)に納入されたそうです。

 

元々はカナダのボンバルディエ社が開発していた機体。現在ではアラバマ州にある工場で生産を引き継ぎ、エアバス社の機体として販売されるようになりました。

ブラジルのエンブラエル社製のE190型機に置き換わる機体として導入され、2025年まで納入が続くそうです。

 

デルタ航空エアバス220型機よりも若干全長が長く、140席仕様だそうです(デルタ航空エアバス220型機は、初期型A220–100で、座席数は109)。

 

 

話を元に戻しますと、まだ航空会社の赤字は続いていて、地方都市に行くと閑散とした光景を見ることも多いのですが、拠点空港では活気がある人の往来を見ることが多くなり、それに合わせるかのように売店なども再開するようになってきました。

こちらは、デトロイト空港マクナマラ・ターミナルのBコンコースにあるチリーズレストランの横にある売店。半年以上ぶりの再開になっておりました。

 

昨年末に再開した、同じくBコンコースの1番南端にあるサンドイッチ屋さん。

ピザがどうやらかなり美味しいらしい…

 

通路を挟んで向かい側の、こちらのバーにて注文。

 

10分とかからず、出来上がり…

 

注文したのは、マルゲリータ・ピザ。

これがかなりの当たりでした。窯で焼いた焼き立てということもあり、香ばしいチーズの香りが最高。直径が10センチほどで、お値段は10ドルとかなりリーズナブル。Bコンコースからご搭乗の際は、端まで歩いてピザを注文する価値、十分にあります。

 

最終日となった火曜日は、お昼過ぎの1便だけを担当。

 

コネチカット州の州都でもあるハートフォードを出発して、 2時過ぎには、デトロイトまで帰ってきて任務完了。

 

まだ明るいうちの帰宅になりました。

 

 

そして遂にやってきた1月20日(水)といえば、

ジョー・バイデン氏の大統領就任の日……

 

なんか一波乱ありそうな気もする………

どんな1日になるのか、目が離せそうにないです…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 1/18

アメリカの小型旅客機専門の航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

先週の金曜日に始まった5日勤務のフライト、あっという間に3日間を終わってしまいました。

 

裕坊が勤めるような地域航空会社の場合、大手航空会社の拠点空港での乗り継ぎのお客さんをお届けするのが主な役割なので、担当便の時刻は深夜か早朝になることが多いです。

我が社の場合、5日連続勤務のフライトをこなす場合、契約の規定で初日の出勤時刻は早くてもお昼以降、最終日は夕方5時には勤務終了。これは州外から「飛行機通勤」してくる乗務員に対する利便性を考慮しています。勤務初日に自宅を出て「飛行機通勤」し、勤務終了とともに、再び「飛行機通勤」して、その日のうちに自宅まで帰る、というのが狙い…

 

そのため通常は空港への出勤時刻が毎日少しずつ早くなり、最終日の出勤は5時台になることも少なくないのですが、今回は例外的に毎日午後出勤となりました。

初日に泊まっていたのは、インディアナ州第2の都市、フォートウェイン。アメリカ独立戦争後期に西部戦線最後の砦として18世紀末に作られていた都市なので、中西部の中では歴史がある都市の1つ。写真は2日目の出勤時の風景…

 

ダウンタウンの一角にあるホテルに宿泊していたのですが、18世紀に作られた都市ということもあるのか、教会がかなり集中して並んでおりました。

こちらは、ホテルからも見えたダウンタウン中心部に聳え立つ教会。アメリカでは豪華な造りの教会は、カトリックであることが多いです。

 

 

 

写真の上が切れとるし………

愛妻ちゃんから突っ込まれそう………………

撮影の腕をもっと上げます💦………

 

 

 

角を曲がったところで、また別の教会が建ち、

 

空港へと向かう道のずっと向こうにも、もう一軒の教会……

敬虔なクリスチャンが多い名残であることは、想像に難くないです。

 

フォートウェイン空港、到着……

実はここの空港は、50名仕様のCRJ−200型機に乗務していた頃以来とあって、訪れたのはもう7年ぶり…

 

ですので、空港内のことは全く覚えておりませんでした……

 

こんな飛行機が、吹き抜けに飾られてたんやなぁ〜〜……

 

ちなみにフォートウェイン空港は、地元のお菓子会社と提携しているのか、出口でクッキーのサービスがあります。

 

ミニクッキーが5つほど入って、チョコレート付き…

 

出発ゲート4からの出発で、

 

2日目の1本目の担当便となったアトランタ行き。

計器パネルが1つ故障した機体でのフライトでした。

 

ここ最近は、どんより曇り空が続く中西部。降下の時に主翼や尾翼等に氷結することも少なくないです。計算上の揚力を得られなくなることもあるので、出発する頃になっても氷が付着したままの時には、離陸前に除氷作業……こちらは格安航空会社の1つ、アリージャント航空機。

裕坊の担当便も、出発前に同じ作業を施しての離陸となりました。

 

アトランタ到着…

別のターミナルへと移動します。

 

使うのは、コンコース間を結ぶ地下鉄『プレイントレイン(Plane Train)』。

 

途中までは、裕坊1人だけの貸切状態でした。

 

 

実は今回の勤務では、もう1箇所裕坊にとって久しぶりとなった空港がありました。

デトロイトから車でやってくるとすると、およそ南に3時間ほどのオハイオ州デイトン。

 

工業都市が多いオハイオ州にあって、産業にやや陰りがあるデイトンは、1960年台に26万人になったのをピークに人口は減少を続けていて、2019年度の人口統計では概算でおよそ14万人。

ピーク時に比べると、人口はおよそ半分にまで減ってしまいました。

 

それを反映しているのか、ターミナルもこじんまり……

 

乗客の姿もまばらとあって、ターミナル内のレストランやファーストフードのお店なども、休業になっておりました。

 

ただオハイオ州デイトンは、航空業界に名だたる功績を残した人たちが生まれ育っています。 それは、世界初の有人動力飛行に成功した、かのライト兄弟

 

ライト兄弟肖像画は、アメリカの連邦航空局が発行する操縦士免許証カードに、そのまま掲載されています。

左側が兄、オーヴィル・ライトで、右側が弟、ウィルバー・ライト。

 

こちらは当時デイトンにあった、ライト兄弟の生家。現在はミシガン州にあるグリーンフィールド・ビレッジ(ヘンリー・フォード博物館に隣接)に移転されています。

 

現在のライト兄弟生家。

 

実はライト兄弟はその当時、自転車屋さんでした。この写真にある自転車屋を共同運営しながら、動力飛行機の開発もやっていたそうです。

自転車屋さんは、デイトン市内の博物館敷地内に保存されています。

 

写真の「ライト・フライヤー号」に「搭乗」して、人類初の「動力付きで、しかも操縦系統のある航空機」としての初飛行が記録されたのが1903年12月17日。

 

風がたくさん受けられる場所を選んだため、実際の飛行はノースカロライナ州キティホークの丘の上で行われました。

動力飛行自体は、気球や飛行船などでライト兄弟以前に既に達成されていますので、ライト兄弟がやったのは「操縦系統付きで動力源付きの航空機」としての世界初飛行成功でした。スミソニアン博物館などではライト・フライヤー号に対して、「空気よりも重い空飛ぶ機械」という注釈も付け加えています。

 

こちらはレプリカのうちの1つ。アメリカでは様々な空港で、ライト・フライヤー号のレプリカが展示されています。

 

ちなみにオハイオ州デイトンには、ライト兄弟に因んで名付けられたライト・パターソン空軍基地もあり、

 

その空港内には、国立アメリカ空軍博物館というのがあり、 戦闘機、攻撃機爆撃機などが大きな整備庫に数多く展示されています。

アメリ政府専用機なども展示されていますし、

 

実はこちらには、日本が誇る名機、ゼロ戦の展示もありますので、

 

要チェック……

ただしコロナ禍の影響で、オハイオ州の博物館は軒並み休業になっておりますので、開館時間も調べておいた方がよさそうです……

 

 

 

 

 

4日目は夕方の空港出勤です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月18日(月)担当予定便

デルタ4742便(EDV 4742)ハートフォード(BDL)−  デトロイト(DTW)

デルタ4815便(EDV 4815)デトロイト(DTW)−  ハートフォード(BDL)

1月19日(火)担当予定便

デルタ5193便(EDV 5193)ハートフォード(BDL)−  デトロイト(DTW)

裕坊パイロット日記 1/14

アメリカの中西部を中心に、短中距離路線を小型機で飛んでいる、裕坊といいます。こんにちは。

水曜日、木曜日と2日間のお休みをいただいて、金曜日から5日勤務のフライトへ出勤です。

 

出勤前に今日はちょっと散髪…

車で5分ほどの近所の美容院で、散髪にかかる時間も5分ほど……

 

アメリカでの男性の散髪というと、バリカンで全部を簡単に済ませてしまうか、後ろと横をバリカンで短くして、前とてっぺんを揃えるか、が一般的なのですが、

それをこの時期にやってしまうと、裕坊は確実に風邪を引くので…

 

ハサミで全部を揃えてもらって、

これが裕坊の理想…………

 

 

似た仕上がりになった………………… はず……………

 

 

我が家に帰ってきて、アイロンがけを済ませて……

本音を言うなら、クリーニング屋さんで綺麗に仕上げて欲しい……

 

 

 

でも現実には、クリーニング屋さんが近くにない……

 

 

 

気を取り直して…

今日1月14日(木)、デルタ航空の2020年度の収支会計が発表になりました。

 

その概要を探ってみると、

・年間での概算赤字額総計:156億ドル(日本円:およそ1.6兆円)

・年間売上総額:159億ドル(日本円:1.63兆円)(対2019年度:66%減)

・2020年度末での、現金を含む資産合計額:167億ドル(日本円:1.7兆円)

 

年末年始の休暇中は、全米での航空機利用者は連日100万人を突破し、休暇最後の日となった1月3日(日)には、全米で132万人の利用者を記録。コロナ禍以降としては最高の人出となったものの、その後は利用客がかなり落ち込み、火曜日と水曜日はそれぞれ50万人台で推移。

これは先日の2日勤務での、デトロイトからワシントン・ダレス空港へと出発する前の1コマ。国内線ターミナルでは、活気をそれなりに取り戻したような錯覚に陥りそうになるのですが、その実情を探ってみると赤字状態はまだ続いているそうです。しばらくはまだ辛抱……

 

1日当たりの赤字額は、2020年12月末で平均1,200万ドル(日本円:12億4千万円)

昨年3月中旬のコロナウィルス拡大感染初期においては、1日当たりの平均赤字額は1億ドルを超えておりましたので、資産枯渇のペースはかなり改善しています。

 

デルタ航空保有機材の整理も、昨年はかなり推し進められることになりました。長年アメリカの航空機製造メーカーの旅客機だけを保有していたデルタ航空でしたが、最近ではエアバス社製の機体への移行がかなり進んでいて、それがコロナウィルスによる航空旅客激減を受けて、さらに加速することになっています。

写真は最大で18機を所有していた、旅客機の最長不倒距離を誇るボーイング777型機。

 

ロサンゼルスーシドニー間、アトランタヨハネスブルグ南アフリカ)などの超長距離路線ですらやってのける航続距離(15,000キロ)を誇ったボーイングの顔の1つとも言える旅客機は、昨年全機退役。

国際線主役の座は、最新鋭のエアバス350型機に譲ることになりました。

 

そしてもう1つの顔でもあった、通称『マッドドッグ(Mad Dog)』こと、マクドネル・ダグラス社製のMDシリーズ。

 

かつて日本エアシステムで活躍していたMD−90型機も16機加わって、MD−88型機とともに一時は最大保有機数を誇り、デルタ航空の顔として君臨した時期もありました。

胴体後方にエンジンを搭載する独特の形をしたこの機体も、昨年6月に全機が退役。エアバス320型シリーズ旅客機に全機の置き換えが完了しています。

 

そして今後の退役予定機材の中には、裕坊が勤めるエンデバー航空の使用機材のうち、モノクラス50名仕様のCRJ−200型機も入っています。

発表されている退役予定時期は、2023年末。

 

CRJシリーズの中でも天井が低く、大柄なアメリカ人はずっと屈んでいないといけない狭い機内……

しかもデルタ航空が管轄する機材の中で、唯一ファーストクラス座席がなく、Wi-Fi接続のサービスもないなど、不人気の代表機種。

 

そんなわけで、元々コロナ禍以前から退役はずっと検討されておりました。

ところがここに来て、10機の増機体制で臨むことに。それに伴う社内の配置換えも発表されました。

 

増員になるのは、エンデバー航空の本社があるミネアポリス。CRJ−200型機の機長が62名、副操縦士が58名増員されることが決まりました。

もちろん、これは一時的な措置。

 

 

そのカラクリになったものといえば、親会社であるデルタ航空の、会社とパイロット組合の契約事項。

 

 

実はアメリカの航空会社とパイロット組合間の契約には、スコープ・クローズ(Scope Clause)というのがあり、

これには下請け、或いは契約先の担当便に関する細かな規約が記載されていて、子会社である私たちエンデバー航空の担当できる旅客便に関しても制限が加えられています。

 

 

三菱航空機が開発している新しいリージョナルジェット機、スペースジェット(現在、開発は中断中)。こちらも2つの形式証明の同時取得を目指して開発が進んでいましたが、

その原因になったのもスコープ・クローズ。元々の開発機ですと離陸制限重量が規約を超えてしまうことを受けての、苦肉の策でした。

 

 

今回の制限の対象になったのは、デルタ航空本体の総旅客便数に対する、子会社もしくは契約先の小型機の担当便数の割合が一定を超えない、というもの。

旅客需要の減少に応じて、本来であれば100名以上の客席数を持つデルタ航空の旅客機が担当するところ、小型機専門のリージョナル航空機に置き換える措置がかなり進んでしまい、この規約に抵触する場面が散見されておりました。

 

ところがこの割合の規約に含まれるのは、ファーストクラス座席が配置される旅客機のみが対象で、モノクラス50名仕様のCRJ−200型機は制限の対象外……

2年後の2023年末には既に全機退役が決まっているCRJ−200型機に、白馬の矢が一時的でありながら立つことになりました。早ければ、3月中の配置のようです。元々需要が少ない地方路線を中心に配置されますので、生き残りをかけるデルタグループ全体にとっても渡りに舟。航空会社のサバイバルは、これからも続きます…

 

 

 

 

 

明日お昼頃に、5日勤務のフライトに出勤です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月15日(金)担当予定便

客席搭乗での移動:デトロイト(DTW)−  デイトン(DAY)

デルタ4979便(EDV 4979)デイトン(DAY)−  アトランタ(ATL)

デルタ5030便(EDV 5030)アトランタ(ATL)−  フォート・ウェイン(FWA)

 

1月16日(土)担当予定便

デルタ5128便(EDV 5128)フォート・ウェイン(FWA)−  アトランタ(ATL)

客席搭乗での移動:アトランタ(ATL)–  デトロイト(DTW)

デルタ4815便(EDV 4815)デトロイト(DTW)−  ハートフォード(BDL)

 

裕坊パイロット日記 1/13

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。

火曜日に2日勤務のフライトを終えて、水曜日と木曜日はお休みをいただいています。金曜日からは5日勤務のフライトに出勤…

 

そのお休み1日目、やってきていたのはこちらでした。

デトロイト近郊にお住まいの日本人で、このお店を知らない人はまずいません……皆が普段からよくお世話になっている、日本食材専門のスーパーマーケット。数年前までですと、愛妻ちゃんが長らく勤務していた幼稚園のすぐ近くに、八百屋さんのような佇まいの日本食材店もあったのですが、そちらは既に閉店してしまいましたので、日本食材はほとんどこちらのお店の独占状態……

 

フロリダに住んでいる頃は、日本人が極端に少ない地域に住んでいたとあって、日本食材屋さんはおろか中国系の食材店ですら存在を知らず、食事には苦労しておりました。

あの当時は金銭的にも全く余裕がない時期でしたので、日本食材店があったとしても、買えるものはかなり限られていたでしょうが……

 

普段はお米や納豆、豆腐、食パンなどを買いにやってくるのですが、今日の1番のお目当てはコレ……

味付けのり……

 

さすがに真剣にダイエットを考えないといけなくなってきました…………

食べるのがやめられん………

 

こちらはクッキーがあまりにも美味しすぎて、「意思力」が使えないガマくんとカエルくん……

分かるよ、分かるよ〜〜。

 

 

どうせ食べるなら、健康にいいものを、と考えた末に行き着いたのが味付けのりでした。糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB群が豊富で、しかもダイエット中に不足しがちになる鉄分やカルシウムなどのミネラルも豊富。それでいて低カロリー…さらには繊維質も豊富。特に海藻からできる海苔は、便を柔らかくする作用がある「水溶性繊維質」が多く含まれるので、便秘の解消にも効果的……

 

 

ええことばっかりやん!!

ただ味付けのりには、かなりの塩分が含まれていて、摂り過ぎはむくみの原因になるので、要注意……あと、夜更かしはいけません……改善しましょう。

 

裕坊、お前のことやぁ〜〜……

 

 

ちなみに、制服のカッターシャツの襟の黒ずみを取るのに、裕坊はいつも強力シミ取りスプレーを使っているのですが、

真ん中の写真にあるオキシクリーンのスプレー版は、本当によくシミが落ちますのでオススメ。

 

味付けのりを買ったあとは、もう一軒のスーパーに立ち寄って、シミ取りを買いに来たのですが…

 

あいにく改装工事中で、どこもかしこもかなりの品薄状態…

また次回出直しやな〜……

 

クリスマスもお正月も終わって、スーパーは既にバレンタインデーの陳列が始まっていました。

時間が経つのは早い……

 

 

ところで裕坊は先週、一年に一度受講義務がある座学研修をオンラインにて済ませました。最近ではその他にも、3ヶ月に一度出題されるオンライン学習もあります。こちらはアプリで自分のペースにて好きな時間に学習。

1つ1つの課題自体にはそんなに時間がかからないのですが、数をこなしていかなくてはいけないので、休日の時には1日に1つ課題をこなします。今日も買い物へと出かける前に課題を1つこなして、ニュースを読んでいると……

 

どうもアメリカン航空の機長さんがお怒りモードになって、とあるアナウンスをしたらしい……

先日のアメリカの首都ワシントンにある連邦国会議事堂で起きた占拠事件のあと、首都ワシントンからアリゾナ州のフェニックスへと向かう便の中で「USA、USA」という掛け声が起こり、それに対する警告のアナウンスをした、ということだったらしいです。

 

ツイッターに実際のアナウンスが流れる映像が挙げられていて、ちょっとした物議を醸していました。

アナウンスの最後では『Behave』という、ほとんど命令口調に近いひとことまでが機長の口から発せられることに……これはアメリカでは、親がなかなか大人しくできない子供に向かって「行儀良くしていなさい」という場面でよく用いられていて、そこにはかなり強い意味が込められています。

 

政治的な分断がハッキリするアメリカにおいて、皆かなりピリピリムード……

 

トランプさんは、歴代のアメリカの大統領の中でも有数の成果を残した人物でもあり、その功績は讃えられるべきだと思うに一票なのですが……

もうちょっと「行儀良く」振る舞っていたらな〜〜……間違いなくアメリカ歴代の大統領の中でも、大きな功績で名を残す人物になっていた可能性がありました。もったいない……

 

ただ裕坊思うに、トランプ大統領の振る舞い、言動は何もトランプ大統領に固有のものではなく、

現在の「典型的なアメリカ人」を代表するものに裕坊の目には映っています。「典型的なアメリカ人」が普段から持っている思いを率先して実行してくれる人物だったからこそ、これだけの人気を博したのでしょう。

 

ただ現場でそんな「典型的なアメリカ人」をお迎えする客室乗務員の方にとっては、そうした乗客は脅威でしかなかったようで……

議事堂占拠事件が発生した時点から、客室乗務員の組合団体が早くから懸念を表明していました。いくつかの航空会社では、実際に特定の乗客を搭乗拒否リストにまで載せざるを得ない事態になる始末……(具体的には、アラスカ航空が12名の乗客を、今後の搭乗拒否リストに載せることになったそうです)

 

航空会社の運営にまで、支障をきたす事態にまでなってしまったトランプ現象。

任期が残りわずかとなった中で、どんな振る舞いをするのか、まだまだ目が離せそうにないです。

 

 

 

 

もう1日、お休みをいただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 1/12

アメリカの小型旅客機専門の航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

昨日月曜日からの2日間勤務、合計で4本の担当便をこなして帰宅しました。

 

ちなみに、この2日間は早朝のフライトが伴うパターン。今朝は久しぶりに3時台の目覚ましでした。実際には3時台の目覚ましのはずが、実はかなり早くに目が覚めていたりして……

年齢的なものもあるのか、夕方6時や7時ごろに眠気が来た時などは、最近では体の要求には逆らえず……どうせ次の日早く起きないといけない時は、これ幸いばかりと横になるのですが……

 

 

スッキリ気分で目を覚まして、時計に目をやってみると………

まだ日付け変わっとらんやん………………

 

 

そんな時は、目覚ましの時間まで「寝るフリ」をして、しばし「休憩」……こんな時は、目を瞑って脳の中をカラッポにするだけでも、けっこうな休養の効果があるそうですので、全身の力を抜いて、ベッドの上でひたすらダラリとするのが、裕坊流……

それでも眠れんもんは眠れん……

 

2時起床……

6時台、5時台(以前は4時台のフライトを担当したこともありました…)の出発便を担当する時の起床は、大なり小なり何らかの苦労が伴っています……

 

 

2時台、3時台ですとホテルの朝食などもまだ準備がされていないので、そんな時は持参の食料で朝食。

今日はパネトーネをいただきました。元々はイタリアのミラノが発祥という、クリスマスの伝統菓子で、イースト菌の代わりに「パネトーネ種」という酵母を使ってるんだそうです。

 

中身はこんな感じ。ミシガン州ではトレイダー・ジョーズというお店で買えるのが、1番代表的。

でもこの写真だけ見ると、ただの茶色がかった石に見える………電子レンジで30秒ほどチンとすると、もちもち感が最高だったりします。これとコーヒーの組み合わせがバツグン……昨年末はアレルギー持ちの方のために、グルテンフリーのパネトーネも発売になっておりました。

 

今日火曜日の空港出勤時刻は、5時45分。宿泊していたのは、空港から道路を挟んで反対側と、その気になれば十分歩いてでも行ける距離のホテル。

アメリカでは、地方空港近くにあるホテルは早朝に出発する宿泊客のことを想定して、早いうちから朝食の提供をしているところが多いです。

 

昨年春頃のコロナ感染初期にはレストランは休業になり、ホテルでも朝食の提供を中断したところがほとんどでしたが……

昨年の秋頃までには、ほとんどのところで朝食の提供は再開しました。ただコロナ禍前までですと当たり前のように提供されていたスクランブルエッグやベーコンなどの選択肢はほとんどなくなり…

 

袋詰めにされたマフィンだったり、

 

箱詰めになったシリアルだったり、

 

フルーツや水の入ったペットボトルなど。

 

冷蔵庫の中からは、

 

ゆで卵やヨーグルトなんかも無料で提供になっているところが多いです。

 

今朝の空港入り口の様子。

コロナ禍前までですと、ややラフな格好でありながらも明らかにビジネス目的で利用する方も多く、早朝便でもかなり賑わっていましたが、 やはりリモート式のビジネスが浸透してきているのでしょう。

 

裕坊が見る限り、明らかなビジネスマン風の利用客はほとんど見ることがなくなりました。

そんなわけで、今朝の始発便の乗客数は、現在45名(本来の座席数は70席)の定員に対して18名…空港内もやや閑散とした印象でした。

 

デトロイト到着。コロナ禍以降変わったのは、折り返し時間。裕坊が乗務するCRJ−900型機の機体ですと、最短35分で折り返していたのが、

現在ではどんなに短くても55分。デルタ航空管轄内の旅客便では、各便が出発する前に例外なく消毒作業が行われるようになり、20分が消毒作業に充てられるようになっています。

 

折り返しでやってきたのは、首都ワシントン近郊の国際空港、ダレス空港。

アメリカ首都ワシントンの国際玄関口となる空港で、本来であれば国際線機材の往来が多い空港です。

 

アメリカの国内線の搭乗者数の回復率は、コロナ禍前と比較すると最近は平均でおよそ4割ほど。裕坊が拠点としているデトロイト空港や、エンデバー航空の本社があるミネアポリスなどの場合国内線が大半を占めるので、ターミナル内の様子などを観察しているとコロナ禍以前の賑わいを航空業界も取り戻したかのような錯覚に陥ることもあるのですが…

まだまだ国際線需要が回復軌道に乗っていないのが、このような空港に来るとよく分かります。

 

今日の日中の運航便案内…

国際線の出発は、カイロ行きのエジプト航空と、ジェッダ行きのサウジアラビア航空の2便だけ…平常時であれば毎日1便運航されている全日空の羽田行きも、運休しておりました…

 

BコンコースとAコンコースのちょうど中央にある免税店こそ営業はしていたものの、

店内は閑散…

 

他のお店は、軒並み休業中…

 

張り紙を出したまま、休業したままのところがまだまだ多いです。

 

ひょっとすると午前中は営業しているのかも知れませんが、

裕坊が着いた頃には、スタバも閉店……

 

人気のない出発ゲート……

 

そんな中カイロ行きのエジプト航空だけが、搭乗しておりました。

 

ワシントン・ダレス空港は、平常時であればレストランやファーストフードのお店もとても充実しているのですが、 全米で人気のハンバーガー屋さんですら、休業中。

 

結局は全米チェーンのファーストフードが、今日のお昼…

 

デトロイトには、夕方には帰ってまいりました。

 

 

 

 

2日間のお休みをいただいて、金曜日から5日勤務のフライトです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月12日(火)担当終了便

デルタ4915便(EDV 4915)デモイン(DSM)−  デトロイト(DTW)

デルタ4694便(EDV 4694)デトロイト(DTW)−  ワシントン・ダレス(IAD)

デルタ4694便(EDV 4694)ワシントン・ダレス(IAD)−  デトロイト(DTW)

裕坊パイロット日記 1/10

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。

週末に2日間のお休みをいただいて、月曜日から2日間のフライトへ出勤します。

 

この週末は、ひたすら北陸の大雪のニュースに釘付けになっていました。各家庭の除雪、雪降ろしは、雪国の方ですら経験したことがないほどの量になっているようですし、北陸道でも大渋滞が未だに完全には解消していないようです。そんな中、除雪作業や物資配給などに当たっている関係者の方々の努力には、心から頭が下がる思いです。1日も早く日常が戻りますように…

 

先週は、定期エアラインパイロットに一年に一度課される座学研修を、リモート式にて終了。そのあとといえば、日帰りのフライトを1日こなした以外は、ほとんどずっと家に篭りっきり……

長らく日本人向け幼稚園に勤めていた愛妻ちゃんは昨年に退職。高校2年生(ミシガン州では、高校は4年制が採用されています)となる息子くんは、今年度1年間を全てリモート授業を受講することを選択しているので、今年はずっと部屋に篭ったまま、猛勉強に励んでおります。3人とも家を出る機会が、なかなかありません…

 

こちらではあまり見かけることがない予備校のような授業まで受講して、ひたすら大学を目指す息子くん。勉強に忙しすぎてエネルギーが切れると、

たまにこんな風になっていることも……

 

 

束の間のご愛嬌…

 

 

息子くんは、ゲーム用途に充分耐えられるハイスペックのパソコンにモニターを数台繋げて、プリンターまでを接続して自らの部屋を『マイオフィス』化させています。

オンライン授業が始まってからしばらくの間は、対面式の授業の利点を口にしている時期もありましたが、最近ではリモート式にすっかり馴染んでしまったのか、リモート授業に対する苦言を一切口にしなくなりました。

 

裕坊も先週のリモート授業で、その恩恵を享受したばかり……

ビジネスでも、多くの場面でリモート式が採用されているのは容易に想像ができます。

 

とある自動車会社に勤める友人も、昨年のコロナ感染拡大当初は、リモート式における仕事の苦労を訴えていた時期もありましたが、最近では週5日のうち、4日間がリモート式。すっかり板についてきているらしいです。

 

 

ただリモート式の最大のデメリットの1つといえば、 体を動かす量が、極端に減ってしまうこと……

 

 

ミシガン州では、在宅勤務が可能であれば在宅勤務を各企業に要請していますし、レストラン内での飲食は今もって不可能。(写真は、ミシガン州知事、グレッチェン・ウィトマー氏)

クラブ活動なども今は制限されているので、自ら体を動かさないと動くことがありません……

 

家の中ですることがあるとすれば、食べることくらい……

 

明日からは、裕坊は勤務。たぶん、制服姿はこんな感じなんやろな………

ヤバい…

 

 

幸いほとんど降雪がなく、外は歩ける状態でしたので、今日日曜日は家族3人でほんのちょっとだけお散歩してまいりました。

ちゃんと目的を持って体を動かすのなんて、ほとんど半年ぶり……

 

昨年のコロナウィルス感染拡大初期には、ほとんどどこも開いておりませんでしたので、できることといえばお散歩くらい…

その頃は、ほぼ毎日散歩をしていましたが、それ以来となりました……

 

この時期にしては珍しく、雪がほとんどないデトロイト地区。今日の最高気温は2度で、最低は氷点下5度。

ひょっとすると、いつもの冬に比べるとやや気温は高めかも知れません…

 

我が家はすぐ裏が小学校なので、その裏側の敷地を通り抜けると、

 

小さな川の上を渡る橋がかかり、

 

それを渡ると広大な敷地へと出てきます…

この公園は、周辺の家の持ち主が集まって管理しています。ただ周辺といっても、その数は300軒以上……

 

日本でいうところの町内会のような集まりで、こちらではサブディビジョン(Subdivision)と呼んでいます。一年に一度、共同管理費も徴収して公園の整備やプール、テニスコートなどを管理。除雪が必要な時には、除雪トラックまで手配してくれます。

共同管理費は、我が家もちゃんと支払っております…

 

奥に見える建物が、サブディビジョンの事務所。プールが併設になっています。もちろんこの時期に入ろうとする勇気のある者は、1人もおりません…

 

その横にはテニスコートも一面あって、夏は解放されるのですが、

本来なら雪が降っているはずのこの時期は、管理はできなくなるので…

 

南京錠がかけられます…

 

事務所の表側。

 

小さなポストがついているので、共同管理費を入れた封筒をポン…

ただ郵便受けはないので、実際には床に落ちるだけです……落ちた時の音も、ちゃんと聞こえてきます……

 

コロナの感染拡大防止策として、2021年1月現在、事務所従業員以外の立ち入りは禁止。

その旨の張り紙までがされていました。

 

再びテニスコート横を通って、

 

歩いたのは、およそ23分で、

ちょうど2キロを歩いておりました…

 

まだまだ歩かんといかんなぁ〜〜…

 

 

 

 

明日朝に、2日勤務のフライトへ出勤します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月11日(月)担当予定便

デルタ2372便 (客席搭乗で移動)デトロイトアトランタ

デルタ5064便(EDV 5064)アトランタ(ATL)−  デモイン(DSM