アメリカの小型旅客機専門の航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。
昨日月曜日からの2日間勤務、合計で4本の担当便をこなして帰宅しました。
ちなみに、この2日間は早朝のフライトが伴うパターン。今朝は久しぶりに3時台の目覚ましでした。実際には3時台の目覚ましのはずが、実はかなり早くに目が覚めていたりして……
年齢的なものもあるのか、夕方6時や7時ごろに眠気が来た時などは、最近では体の要求には逆らえず……どうせ次の日早く起きないといけない時は、これ幸いばかりと横になるのですが……
スッキリ気分で目を覚まして、時計に目をやってみると………
まだ日付け変わっとらんやん………………
そんな時は、目覚ましの時間まで「寝るフリ」をして、しばし「休憩」……こんな時は、目を瞑って脳の中をカラッポにするだけでも、けっこうな休養の効果があるそうですので、全身の力を抜いて、ベッドの上でひたすらダラリとするのが、裕坊流……
それでも眠れんもんは眠れん……
2時起床……
6時台、5時台(以前は4時台のフライトを担当したこともありました…)の出発便を担当する時の起床は、大なり小なり何らかの苦労が伴っています……
2時台、3時台ですとホテルの朝食などもまだ準備がされていないので、そんな時は持参の食料で朝食。
今日はパネトーネをいただきました。元々はイタリアのミラノが発祥という、クリスマスの伝統菓子で、イースト菌の代わりに「パネトーネ種」という酵母を使ってるんだそうです。
中身はこんな感じ。ミシガン州ではトレイダー・ジョーズというお店で買えるのが、1番代表的。
でもこの写真だけ見ると、ただの茶色がかった石に見える………電子レンジで30秒ほどチンとすると、もちもち感が最高だったりします。これとコーヒーの組み合わせがバツグン……昨年末はアレルギー持ちの方のために、グルテンフリーのパネトーネも発売になっておりました。
今日火曜日の空港出勤時刻は、5時45分。宿泊していたのは、空港から道路を挟んで反対側と、その気になれば十分歩いてでも行ける距離のホテル。
アメリカでは、地方空港近くにあるホテルは早朝に出発する宿泊客のことを想定して、早いうちから朝食の提供をしているところが多いです。
昨年春頃のコロナ感染初期にはレストランは休業になり、ホテルでも朝食の提供を中断したところがほとんどでしたが……
昨年の秋頃までには、ほとんどのところで朝食の提供は再開しました。ただコロナ禍前までですと当たり前のように提供されていたスクランブルエッグやベーコンなどの選択肢はほとんどなくなり…
袋詰めにされたマフィンだったり、
箱詰めになったシリアルだったり、
フルーツや水の入ったペットボトルなど。
冷蔵庫の中からは、
ゆで卵やヨーグルトなんかも無料で提供になっているところが多いです。
今朝の空港入り口の様子。
コロナ禍前までですと、ややラフな格好でありながらも明らかにビジネス目的で利用する方も多く、早朝便でもかなり賑わっていましたが、 やはりリモート式のビジネスが浸透してきているのでしょう。
裕坊が見る限り、明らかなビジネスマン風の利用客はほとんど見ることがなくなりました。
そんなわけで、今朝の始発便の乗客数は、現在45名(本来の座席数は70席)の定員に対して18名…空港内もやや閑散とした印象でした。
デトロイト到着。コロナ禍以降変わったのは、折り返し時間。裕坊が乗務するCRJ−900型機の機体ですと、最短35分で折り返していたのが、
現在ではどんなに短くても55分。デルタ航空管轄内の旅客便では、各便が出発する前に例外なく消毒作業が行われるようになり、20分が消毒作業に充てられるようになっています。
折り返しでやってきたのは、首都ワシントン近郊の国際空港、ダレス空港。
アメリカ首都ワシントンの国際玄関口となる空港で、本来であれば国際線機材の往来が多い空港です。
アメリカの国内線の搭乗者数の回復率は、コロナ禍前と比較すると最近は平均でおよそ4割ほど。裕坊が拠点としているデトロイト空港や、エンデバー航空の本社があるミネアポリスなどの場合国内線が大半を占めるので、ターミナル内の様子などを観察しているとコロナ禍以前の賑わいを航空業界も取り戻したかのような錯覚に陥ることもあるのですが…
まだまだ国際線需要が回復軌道に乗っていないのが、このような空港に来るとよく分かります。
今日の日中の運航便案内…
国際線の出発は、カイロ行きのエジプト航空と、ジェッダ行きのサウジアラビア航空の2便だけ…平常時であれば毎日1便運航されている全日空の羽田行きも、運休しておりました…
BコンコースとAコンコースのちょうど中央にある免税店こそ営業はしていたものの、
店内は閑散…
他のお店は、軒並み休業中…
張り紙を出したまま、休業したままのところがまだまだ多いです。
ひょっとすると午前中は営業しているのかも知れませんが、
裕坊が着いた頃には、スタバも閉店……
人気のない出発ゲート……
そんな中カイロ行きのエジプト航空だけが、搭乗しておりました。
ワシントン・ダレス空港は、平常時であればレストランやファーストフードのお店もとても充実しているのですが、 全米で人気のハンバーガー屋さんですら、休業中。
結局は全米チェーンのファーストフードが、今日のお昼…
デトロイトには、夕方には帰ってまいりました。
2日間のお休みをいただいて、金曜日から5日勤務のフライトです。
1月12日(火)担当終了便
デルタ4915便(EDV 4915)デモイン(DSM)− デトロイト(DTW)
デルタ4694便(EDV 4694)デトロイト(DTW)− ワシントン・ダレス(IAD)
デルタ4694便(EDV 4694)ワシントン・ダレス(IAD)− デトロイト(DTW)