yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 12/28

米国の航空会社で、リージョナルジェット機を操る、裕坊といいます。こんにちは。

先日金曜日まで5日間連続のフライトに月曜日から出発していた裕坊。3日目のクリスマス12月25日は、前日火曜日に裕坊が担当する便に乗ってついてきてくれていた家族と共に、ニューヨーク州のローチェスターにて1日丸々宿泊滞在。飛行機の運用の関係で、その日はフライトのない1日。ただ息子くんが今一つ本調子でなく、息子くんは1日ホテルでのんびり……

 

裕坊は愛妻ちゃんと共に、ほんの数時間ほどだけ、町を散策しておりました。

 

あまり期待していなかった町にもかかわらず、意外にも見どころは多く、 コダックの本社だったり………

 

町の中心部を流れる川にて、勢いのいい滝を眺めることができたり……

 

滝を眺める橋に夕焼け時にくると、橋自体も結構絵になっておりました………

 

19世期から営業を続けるビール工場などもあったりして………

アメリカでは、クリスマスが最大の祝日になるので、お店は全く開いておりませんでしたが、楽しい散策でした。

 

そしてその翌日の4日目木曜日、裕坊は午前6時15分のミネアポリス行きを担当。

家族より一足早く、空港入り。妻と息子くんは、午前10時発のデトロイト行きに乗って、裕坊より1日早く帰宅…

 

 

 

の予定…………………………………………

 

 

 

ところが、前日まで10席の空席があったはずの午前10時発の便は、急に当日になって満席になり、空港に置きざりになり……

次の便は、午後1時発……………………前日までの空席は9。

 

またしても満席…………………………

 

困った………………

どうしよう………………………

 

ニューヨーク経由、アトランタ経由など、他にもいろいろと検索をしてみたのですが、あいにくどの便も満席…………

 

航空会社の従業員の特典でもある、福利厚生での自社便の利用の際は、空席がある場合にのみ乗れる仕組みですので、

満席になると、取り残されて、次の便を待つ仕組み。もう今まで何度この悲哀を味わってきたことか…………

 

愛妻ちゃんと息子くん2人だけで、ローチェスター空港に足止めになって、

正直、5日間のフライトが終了したあと、自らハンドルを握って、陸路遥々デトロイトからローチェスターまでを運転し、2人を拾うことまで頭に思い浮かびました………

 

その日は、まだ4日目の木曜日でしたので、最悪ローチェスターで夜まで足止めになった場合は、前日まで宿泊していたホテルに1晩泊めさせることまで考えて………スマホのアプリに入っている宿泊代を検索しても、1晩で140ドルほど……払えない金額じゃない………

 

数年ほど前、ハワイ行きを計画していた時などは、どの便にも乗れず、3日間西海岸で足止めになった経験をしたことすらある裕坊一家……

ある意味、これは従業員特典を使うときの宿命…………

 

どうしよう………………

裕坊は、木曜日は2便を担当。ミネアポリスを経由して、カナダ最大の都市トロントまで。午後1時前には1日の予定も終了。

 

ところがその時間になっても、まだ2人はローチェスター空港にて、乗れそうな便を探りながら待ちぼうけ………………

 

 

そんな時、トロントでの入国手続きを済ませてホテルへと向かう送迎シャトルを待っている間に、愛妻ちゃんから1つメッセージが入りました……

アトランタ着が遅れて、たくさんの予定外の人数が動いたらしい…」との内容…………

 

ひょっとして、アトランタ行きの飛行機が故障して、振り替えでもあったんだろうか??………………………………

 

 

 

早速始発の午前6時発のローチェスター発アトランタ行きを検索してみると……………

 

 

 

えっ?今、搭乗中???………………………………もう午後1時なのに???………………………………

 

これはチャンスがある…………………………

 

早速本来6時にアトランタに向かって出発するはずだった、始発の便のゲートへと向かわせました。

 

早速空席数を検索してみると、32席の空席。

しかもアトランタからデトロイトまでは、かなりの空席。便数もかなり残っていて、しかも最終便などは100以上の空席。もしアトランタにまで辿り着ければ、まだ出発していない始発便にスタンバイの予約を入れることが出来さえすれば、アトランタ経由で帰らせられる………

 

問題は、その6時発の始発便への予約入力でした……デルタ航空の系列の便にスタンバイで予約を入れる場合、予定出発時刻を過ぎていると、インターネットでは予約の入力を入れることができないのです。可能性としては、最終便(午後6時30分発)に予約を入れてゲートで予約を変更してもらうか、ゲート係員に直接予約を発行してもらうか、のどちらか………

 

急いで最終便に予約を入れ、愛妻ちゃんにメッセージを送ります。 「出発ゲートはB3。そこへ急いで」……………………

実際には、息子くんがゲート係員に直接交渉して、予約を発行してもらうことができたようでした……

 

そこからもうほんの10分ほどで搭乗も開始……

 

搭乗に漕ぎ着けることができました………

 

担当の機体は、機齢30年を超える、MD−90型機。実をいうと、今はなきマクドネルダグラス社の最終型の旅客機で、旅客型のMD−90型機を所有する航空会社は、2019年現在デルタ航空のみなのだそうです。

機齢が古く、少々故障しがちなこのMD−90型機、案の定クリスマスの翌日に故障が発生して7時間半の遅延が発生。座席に空きがあった他の便へ、たくさんの乗客を振り替えていて、デトロイト行きも満席になってしまっていたようでした……

 

ということで、2人は少々遠回りながらも、アトランタ経由でデトロイトへと帰ることに……

年間の利用客が1億人を超えるという、世界の旅客数ランキング1位を10年以上継続しているアトランタ・ハーツフィールド・ジャクソン国際空港。

 

レストランも各種揃い、2人にどのレストランを勧めようか、と思案していたのですが、予約を入れていたデトロイト行きの出発ゲートを検索してみると、裕坊が普段からよく発着しているDコンコースのゲート……

 

ならば、シーフード屋が1番のオススメ……

ということで、こちらを案内しておきました。Dコンコースのほぼ中央にあるフィリップス・シーフード(Phillip‘s Seafood)。

地下からエスカレーターを上がると、フードコートと反対側にあります。

 

こんな景色を見ながら、2人はお食事をしていたようです。

 

ここのオススメは、何といってもロブスタービスク。

裕坊もアトランタにて、3時間以上の地上待機が入る時に、時々立ち寄るシーフード屋さんのオススメのロブスタースープ。

 

最悪のケースを想定せざるを得ないバタバタの1日でしたが、終わり良ければ全てよし……………

予定より少々遅くなったものの、2人は無事夜10時前には、帰宅しました……

 

やれやれ………

 

 

裕坊、この週末は2日間のお休みです。

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 12/25

米国リージョナル航空会社に勤める裕坊といいます。こんにちは。

アメリカの航空会社のスケジュールは、社歴順による入札制。社歴が長ければ長いほど、各自が要求するスケジュールを取りやすくなります。普段であれば、週末のお休み、各祝日での休日取得など……

 

各種ある祝日の中でも、クリスマスがアメリカ国内では最大の休日になり、多くの企業はクリスマスの数日前からおよそ1週間お休みを取った上で、ほとんどのところが元旦の翌日が始業。日本の企業、官公庁で12月27日、28日辺りが仕事納め、御用納めになり、1月3日までお休みになるのに比べて、数日ほど早い計算。 年間ほとんど休みがないウォルマートですら休業になってしまうクリスマス当日の12月25日。

アメリカ人の多くは、家族や親戚同士で集まり、食事を並べてテーブルを囲んだり、プレゼントを交換し合ったり……

 

ですからアメリカの航空会社では、乗務員に限らず、整備員、運航管理担当者、乗務員配置担当など、皆こぞってクリスマスのお休みを申請………

ですが、クリスマスの移動の時期ともなれば、航空会社にとっては掻き入れ時。各従業員の希望など聞き入れられるはずもなく…………

 

クリスマス当日の休日取得は、一部の社歴が長い「特権階級のみに与えられる権利」となります………

 

社歴の浅い従業員がクリスマスに休日を取る方法としては、アメリカの航空業界で「リザーブ」と呼ばれる、交代要員としてのスケジュールの取得の方法があります。「リザーブ」になると、一定日数の休日を取得(我が社の場合は、月当たり11日)。その他の日はスタンバイ要員として、会社からの電話を待ちます。

一旦病欠などが発生して交代要員が必要になった時に、スタンバイ要員を使って「穴埋め」。航空機の運航に当たっては、法律で定められた一定数の乗務員を配置しなければ、飛行機は飛ばせませんから、欠員が出たときには、交代要員で空いた部分を埋めることに……「リザーブ」で待機している乗務員には、電話で仕事が入った旨が通知され、そこからお出かけ………

リザーブ」としてスタンバイ待機する場合、一部の例外を除いて(デルタ航空の客室乗務員は、その例外中の一つ)、丸々1ヶ月を交代要員として過ごすことになり、大抵の場合休日日数は、契約上の最低保障日数………フライトをこなしているうちに、新たなスケジュール変更が入って、延長を通達されたりなどすることも多く、かなりの制約を受けることになるので、ほとんどの乗務員は敬遠するのです……

 

ですから、「リザーブ」は入社して間もない社歴の浅い乗務員の「任務」の1つ……

乗務員リストの中で1番下での入札ともなると、まず選択肢はありません……大抵残り物をもらうだけ。お相撲の世界でいうなら序の口、序二段とほぼ同じ扱い……ちゃんこを準備していながら、自分が食べる頃には何も残らない厳しい世界……

 

でももしこれが真ん中辺りともなると………

裕坊の場合、デトロイト所属の機長の中で120人中56番目。ほぼ中間。通常のスケジュールのパターンを取得するか、敢えて「リザーブ」を選択するか……… 「リザーブ」であれば、クリスマスのお休みがほぼ確実に取得できるところを、通常のパターンを選択して、

 

 

結果は「末吉」………………………………

 

 

クリスマス当日の休日取得は叶わず、23日から5日間のフライトへとお出かけするパターンが入ることになりました………家族や親戚の元へと向かうお客様の移動のお手伝いをする「黒子」に徹していた12月……

 

実は23日から始まっていたその5日間のフライト。時々航空機の運用の関係で、2夜続けて滞在先で過ごすことがあるのですが、クリスマス当日12月25日は、ニューヨーク州のローチェスターにて、1日丸々宿泊滞在。そこに、我が愛妻ちゃんと息子くんが、家族で一緒に滞在しようと、裕坊の担当便(デトロイト発ローチェスター行き)にスタンバイでリストを入れておりました……福利厚生のスタンバイによるフライトで、座席に空きがあれば乗れる仕組み………

 

そしてその便の空席状況、76席ある座席のうち、空席は1………

 

本当に出発間際まで乗れるかどうか分からず、最後までドキドキ………

 

ところが、

実は入社後のパイロット研修の締めとなる実機研修をこなし終えて、実家へと戻ろうとしていた我が社の新人パイロットも1人、搭乗券を持って控えておりました。そのコーディ君、コックピット備え付けのジャンプシートに座ってくれることに……

 

どうやらゲート係員が、コーディ君にジャンプシートに座ってもらえないか、と尋ねてくれていたそうです。

お陰で空席が1つ増えて、結果的に2席の空席………愛妻ちゃん、息子君ともども搭乗することができ、家族で一緒に過ごすことができるようになりました。

 

ニューヨーク州ローチェスター到着は、夜遅くになってから……

 

既に乗客は出口を通り過ぎて、ターミナルに人影はなし…

 

そんな中、ローチェスター空港では、空港送迎のシャトル乗り場で、

 

緑色と赤色のライトが交互に入れ替わって、クリスマスムードを演出しておりました…

 

落ち着いた佇まいのホテルには、深夜の到着……

 

愛妻ちゃんと息子くんが買ってくれていたステーキに舌鼓……

 

実はクリスマスイブの晩の宿泊の乗務員のために、ホテルまでが軽食を準備してくれているという心遣い……

 

お腹が少し痛いといいながらも、今日は息子くんが頑張ってロールケーキまで作ってきてくれておりました……

スケジュールが上がってきた時には、諦めムードだった裕坊。

 

 

思いがけずに家族と過ごすことができる「末吉」となりました。

 

 

ただ息子くんは、お腹の調子がまだ今一つ思わしくないようで、今日12月25日はホテルの部屋で「寝クリスマス」…… こちらはホテルからの景色……

各種博物館がある、ここニューヨーク州ローチェスターですが、クリスマス当日はどこもお休み……

 

コダック本社も、部屋の窓越しに見ることができます。

 

今日は1日ゆっくり家族との時間を過ごし、残りのフライトは2日です。

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 12/23

米系航空会社、小型機担当の裕坊といいます。こんにちは。

アメリカ合衆国を初めとする、キリスト教国家の最大の祝日といえば、クリスマス。元々多神教神道が深く根ざし、仏教こそ根付いたものの、キリスト教が根付かなかった日本人にとって(これは当然のことながら、戦国時代から江戸時代にかけての戦国武将の施策による影響が大きいといえば大きいですが、日本人の精神的支柱とは相反する宗教であるが故に根付かなかったと書かれた書籍も多く発行されています)、普段は週末、休日であっても閉店しないスーパーまでもが、クリスマスに閉店してしまう、というのは文化の違いを感じてしまいます。

 

但し面白いもので、そのクリスマスも年末年始の時期に重なり、日本の企業もアメリカの企業も、これからしばらくはお休みモード……もしイエスキリストの生誕の日が、5月末とかだったら、その時期が最大のホリデーになっとったんやろか、と考えるのはゲスの勘繰りというもの…………

 

ここ数年の裕坊の年末年始はスケジュールにも恵まれて、クリスマス、お正月ともどもお休みを頂いていたのですが、昨年などはクリスマスの時期のハワイを満喫してしまいましたが、今年は我が社の12月度のスケジュールが変則式になって、半分以上の乗務員がクリスマス前後出勤………裕坊も今年は『黒子』に徹します。

 

航空業界のみならず、鉄道会社、バス会社、タクシー会社、船舶会社などなど、運輸業といえば、ビジネス移動のお手伝いをしたり、旅行や観光などでの移動をお手伝いをする、縁の下の力持ち。この時期はお休みの間の観光や旅行などの移動が増えますから、特に運送旅客業にとっては大いなる掻き入れ時。昨年ハワイまで移動できたのも、同業仲間の協力があってこそ。今年はその恩返しを、しっかりとしたいと思います。

 

ただ機材の運用の関係で、クリスマス当日は、ニューヨーク州のある都市に1日滞在。『東のグランドキャニオン』とも呼ばれる「レッチワース州立公園」が近くにあり、

 

そして世界を代表するカメラの会社「コダック」社の本社もある

ニューヨーク州、ローチェスターで、クリスマスを過ごす予定。クリスマス当日12月25日は、アメリカ人の多くは家族とともにゆっくりとした時間を過ごすため、移動する人の数も極端に減り、航空便数もほぼ半減。ローチェスター到着が夜遅くになる便の担当とあって、裕坊自身はそこでクリスマス当日を、ローチェスターにて1日過ごすスケジュールとなりました。

 

ただそんな時でも、航空機は運用を見計らって、常に準備をしておかないといけませんので、整備点検を担当する整備員はフル稼働。大型機でも2機は入る大きな整備庫に、小さなリージョナルジェット機を5機ほど詰め込み、

 

運用がなくなる夜間に、徹底して点検整備を進めて、翌日朝から始まる運用へと整備が続きます。

クリスマス当日を除いては、航空機の稼働も最大になるので、整備課もそれに合わせるようにほぼフル稼働体制……

 

ちなみに、各旅客航空会社では、整備課こそ主要基幹空港に配置しているものの、空港によっては運用可能敷地面積の関係から、主要空港によっては整備庫が持てないところもあり、ニューヨークのラガーディア空港などがその一例。その代わりに、人口が少なく、空港の敷地面積を多いに活用できる小規模空港に、大きな整備庫を配置する例もたくさんあります。我が社の場合、アイオワ州のデモイン空港、テネシー州のノックスビルなどが、その例の1つ。

 

旅客機を運航には、客室乗務員の乗務は絶対欠かすことはできませんし………

ちなみに旅客機では、実際の搭乗のお客様の数にかかわらず、旅客便運航に当たっては、客席50席あたり最低1名の客室乗務員を搭乗させることが義務付けられています。

 

他にも、各便の飛行計画から燃料計画、運航路や出発地、目的地などの天候を調査したり、航空機と離陸滑走路、着陸滑走路あるいは巡航路などとの性能対比を一括して請け負ってくれる、運航課担当者も、旅客便の運航には必要になります。

こちらは1人当たり、通常15便前後が随時割り当てられているそうです。

 

他にも地上担当者であったり、

 

ゲート係員などなど………

 

航空機の離着陸を管理する業務を一手に請け負う、航空管制官の協力も欠かせません……

 

実は航空管制業務は、各主要空港のタワーだけでなく、

実は上の写真のように、航空巡航路を管轄する、巡航路管轄センターの業務も重要。巡航中の各航空機の軌跡を追い、衝突の可能性がある場合は、航空機の針路を変えさせたり、高度を変えさせたりして、未然に事故を防ぐ、とても大事な任務を請け負ってくれています。

 

航空機1機を運航するだけでも、かなりの人たちの協力が必要。皆家族との時間を犠牲にして、家族の元へと帰る乗客の皆様の移動のお手伝い。「黒子」は裕坊だけではありません………

 

運送業に関わる者の、ある意味宿命………

 

 

裕坊は、月曜日から5日間のフライトです。

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 12/21

米系航空会社で、小さな飛行機に乗っている裕坊です。こんにちは。

航空会社での乗務員は、パイロットも客室乗務員も、1年おきの研修。裕坊が現在の会社に入社したのは、今から13年前。まだ各自が所有するパソコンやタブレットなどを使うという前提はなく、座学もほぼ1週間がかり……それが今では、各自が持つタブレットで自らのペースでオンライン学習をすることが前提になり………

座学に費やされる時間もうんと短縮されて、今では実質2日間分の研修を終えて、筆記試験に合格すると、座学は終了………

 

 

時代の流れです………

 

 

本社があるミネソタ州ミネアポリスを水曜日に経って、デトロイトには夕方には戻ってきて………また翌日の木曜日に、次の2日間のフライトへと出発……

 

裕坊が勤める会社の前身でもある航空会社の本社があった、テネシー州メンフィスをまずは往復。

 

どこを見渡しても、雲一つない快晴……

久しぶりに、揺れ一つないすこぶる乗り心地のいい日でもありました。

 

到着したあと、ボーディングブリッジのドアを開けて、Aターミナルのすぐ隣にある滑走路を見渡してみると、

サウスウエスト航空ボーイング737型機が2機止まっていて、フェデックスの貨物機が次々に滑走路18Rから出発。メンフィスといえば、世界最大の貨物航空会社フェデラルエクスプレス航空の本家お膝元。貨物航空会社の主要就航時間といえば、基本的には深夜ですが、ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市に向けては、昼間便も就航。

 

メンフィスといえば、かつてのノースウエスト航空(2010年1月、デルタ航空との完全合併により、ノースウエスト航空の名前は、完全になくなりました)の主要基幹空港の一つ。その後2015年には、デルタ航空の主要基幹空港から外れることになり、それに合わせるようにサウスウエスト航空が就航するように。デンバーに本社を置くフロンティア航空も、サウスウエスト航空に続いての就航を始めています。

 

 

これも時代の流れです……

 

 

かつてはもっと大規模だった、空港構内の売店

 

かつてはお店に入ってすぐの棚にたくさん並んでいた、メンフィスに本社を置くバーベキューレストランの自慢のスパイスにバーベキューソース。

一時期、棚から外れていたこの商品、最近になってお客さんからの要望でもあったのか、片隅に小さいスペースながらも、復活しておりました………よかった………

 

アメリカのバーベキューといえば、レストランではポークリブが主流。

メンフィスといえば、スパイスをたくさんのせて焼いた、『ドライリブ』の本場。その中でも裕坊イチオシは、市内から若干東へといったポプラー通り沿いにある「コーキーズ(Corky‘s)」。メンフィス空港の売店でもスパイスやバーベキューソースは買えますので、是非試していただきたいです。

 

そのメンフィス空港。現在の供用はAターミナル、Cターミナルのみになっていて、Bターミナルは急ピッチで大改装中。2階ある建物の上の階の部分の取り壊し工事がほぼ終了。天井が高く日光も燦々と降り注ぐ構造の新ターミナルビルの建築が、いよいよ始まります(供用は2021年開始の予定)。

 

デルタ航空サウスウエスト航空は、Aターミナルに集約しての運用を続けていますが、それもBターミナルの運用開始までの一時的な措置。

かつてノースウエスト・エアリンク(Northwest Airlink)として、基幹ハブの事務所もあった部分のAターミナル(ゲートA11付近)は既になくなり、 Aターミナルで運用されているゲートの数も、かつての25から9へと激減してしまいました。(2019年12月現在、奇数のみでA17からA33までが運用中)

新Bターミナルが完成すると、現在Cターミナルを運用されている航空会社ともども、Bターミナルに集約され、かつての面影を残しているAターミナル、Cターミナルは完全に取り壊しになるそうです………

 

 

これも時代の流れです………

 

 

デトロイトにその後戻ってきて、

 

これから本格的にクリスマスシーズンを迎えて、デトロイト空港でもホリデーシーズンへ向けた催し物が、いろいろと披露されています。

木曜日の夕方は、近くの教会からのボランティアが集まって、クリスマスベルによる幻想的な演奏が披露されておりました。

 

その後、もう1便を担当。

深夜になって、モントリオールに到着……

 

そのモントリオール、昨晩水曜日はけっこうな量の雪が降ったらしいです。

ちなみに外の気温、マイナス16度………

 

華氏ですら、一桁台の強烈な寒さ………

 

そして翌朝は、ニューヨーク行き。アメリカの入国管理局は、カナダの主要空港ですとカナダ側にありますので、アメリカ入国手続きをまずは済ませて、そのあと「例外なく」免税店を通ります……

 

ここの免税店での、裕坊のイチオシはというと、

 

このメープルバター……

 

メープルシロップとバターをたっぷり混ぜて食べる、朝食のトースト、これだけでも食が進んでしまいます。

ただ入れていた鞄の中で、いつの間にかお互いの瓶同士で「お相撲」でも取っていたのでしょうか、瓶のフタが、ちょっと曲がっておりました…………

 

 

土曜日、日曜日は2連休。その間、息子くんの剣道の大会に向けてのボランティアをしてみたり……

 

クッキー作りのお手伝いをしてみたり……

 

日曜日にもう1日お休みをいただいて、月曜日から5日間のフライトへとお出かけです。



 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 12/18

リージョナル航空会社の操縦担当の裕坊といいます。こんにちは。

先週末に3連休をいただいていた裕坊。航空会社では、パイロットに限らず、客室乗務員、運航管理担当者は、毎年12ヶ月に一度の割合で、年次研修を受講する必要があります。パイロットの場合は、まずは座学を受けて筆記試験。筆記が通ると、今度は飛行訓練。裕坊が勤めるリージョナル航空会社の本社は、ミネソタ州にあるミネアポリスですので、一部を除いて研修は全てミネアポリスにて。

 

そしてミネアポリスがあるミネソタ州といえば、12月の外の平均最低気温は、だいたいマイナス15度からマイナス20度………………

 

 

熊さんなら、しっかり「ハチミツ」食べて、しっかり冬眠してます…………………………

 

 

人間の世界、特にアメリカでは、これからクリスマス、年明けのカウントダウンに向けてますます人の移動が多くなる時期ですので、もちろん休むわけにはいかず………………

 

極寒の地へと出発する前には、しっかり『脂肪を蓄え』ておかないといけません…………

 

先月は、かなりお仕事を頑張ったこともあって、今月は普段の月より「ほんのちょっと」お給料が多かったので、ご褒美も兼ねて、友人家族とともにお食事にお出かけ…………

焼き鳥に揚げ出し豆腐に、唐揚げ………この辺りの一品料理もかなりいけるのですが……

 

ここのお店でのお目当ては、カモ鍋……

ミシガン州デトロイト近郊にお住まいの日本人の方であれば誰もが知っている、出汁がとてもよく効いたスープの定番料理。裕坊家族も、この時期はここの常連になって、いつもお世話になっております。何度来ても、やめられん…………

 

残りのスープを使って、おじやや、うどんを入れてもらうと、お腹も一杯………

 

そしてデザートにやってきてしまったのが、こちらのお店。

 

中は女性が喜びそうなキャラクターものが並んでいて……

 

アイスクリームは、自分で好きなのを選べる仕組み…

実際には、冷凍ヨーグルト状になっていて、レバーを下げると、ソフトクリームのような形で出てきます。

 

トッピングも、チョコレートものから……

 

フルーツのスライスなど、いろいろ……

 

それをカップに入れて、軽量してもらって支払い……

 

裕坊は、甘さ控えめのバニラアイスたっぷりに、ブルーベリーやパイナップルのスライスをたくさん入れて、美味しくいただきました。

実はここのお店、我が家から徒歩3分……ところが近くにあるとなかなかやってこないのが、人の常……やってきたのは、もう実に2年ぶりでした……気軽にこれて、値段も非常にリーズナブルなので、濃いものや油物を食べたあとの口直しには、是非オススメです。MenchiesとGoogleで検索すると、簡単にヒット。CantonのCanton Center StとHanford Stの交差点の、ごく小さなモール内にあります。デトロイト近郊にお住まいの方は、是非検索してみてください。

 

研修には月曜日の朝の出発。

最近も行ったり来たりが多かったミネアポリス空港でしたが、

 

出口の外に出るのは久しぶり……

 

工事があちこちで進むミネアポリス空港。

出口も場所が変わっておりました。メインコンコースの西側にあった出口は封鎖され、GコンコースのゲートG5付近に出口が移動しているので、要注意。Fコンコースで飛行機を降りた場合は、メインコンコースへと向かわず、Gコンコースへと抜ける通路を通った方が近道です。(2019年12月現在)

 

研修は月曜日の午後から始まり、水曜日のお昼頃に終わる、実質2日間の研修。水曜日は朝から、全てマークシート方式による100問の筆記試験。試験時間は2時間30分。iPadに入っているマニュアルは、自由に閲覧できる仕組みで、合格基準は80点。

 

成績は、到底満足できるものではありませんでしたが………

 

 

取りあえず合格……

 

 

研修に集中するのに、しばらくはブログは書かずに頑張っておりました…………

 

次の飛行訓練は、シミュレーターを使っての3日間に渡る研修…… 今のところ、2月に入る予定になっているのですが………

 

ミネアポリスの2月といえば……………… 最低気温マイナス30度の世界………………………

 

また研修日程が決まったら、考えることにしよう…………

 

 

デルタ航空ミネアポリスの整備課と、建物を共有する、通称「Cタワー」にある、我がエンデバー航空本社を後にし……

 

シャトル乗り場から、ミネアポリス空港の第1ターミナルまで……

 

昼食を探しにウロウロ……

 

人気のシェイクシャックも、既に完全にオープン。

ただニューヨーク・ケネディ空港のような長い行列はまだここでは見ることはありませんので、新鮮なアンガス牛ハンバーガーを試したい方には、狙い目かも……

 

結局はGコンコースにある、サラダバーで適当にお昼を済ませて……

今日のデトロイト行きは、ゲートF6からの出発。

 

実はそのお隣には、お菓子の専門店があるので、久しぶりに入ってみたのですが……

 

定番のお菓子が、たくさん並んでいて…

 

チョコレートの種類も豊富……

 

スターウォーズや、ミネソタのロゴが入ったチョコレートなども、たくさん並んでいます…

 

以前は日本のポッキーや、グミなどもたくさん並んでいたので、できればまた取り扱って欲しいです……

 

そしてデトロイトには、夕方5時前の到着でした…

 

 

間髪置かずに、また明日から2日間のフライトです。

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 12/14

米系リージョナル航空会社に勤める裕坊といいます。こんにちは。

先日木曜日に4日間のフライトを終えて、深夜遅くに帰ってきた裕坊。今月は4日間フライトに出かけては、数日の連休をいただくパターンを2週間連続でこなし、来週月曜日には年次研修の座学に出席するために、我が本社のあるミネアポリスまで。

 

先週のミネアポリスの最低気温、マイナス15度…………

来週も、この極寒の気温が続くんやろか………………

 

冬に向けて『体力をつけるため』に、ちょっと炭水化物を多めに摂取して、『楽しい冬籠り』の準備……

ちなみに上の写真のサンドイッチは、ポットベリーというサンドイッチ屋から。

 

ミシガン州で気軽に安く食べられるお店として展開中。

デトロイト空港ですと、セキュリティーからトンネルをくぐって、B、Cコンコースへと出るエスカレーターを昇ったすぐのところにあります。

 

20センチほどの長さのサンドイッチで、お値段6ドルほどと、値段もおトク。

ハマスを入れたメディトリニアン・サンドイッチ(地中海サンドイッチとでも訳しておきます)に、チキンを組み合わせるのが、裕坊のお気に入り。

 

イタリアンブレッドにハマスを挟んで、チキンを挟んで、

オーブントースターに1分通されて、

 

あとはレタス、トマトなどお気に入りの野菜を挟んでもらって、出来上がり。

 

こちらは日本でもお馴染みのサブウェイ。

実は外食産業では、世界一の店舗数を誇るこのサンドイッチ屋の老舗、全世界における店舗数は2019年12月現在、41,000にもなるそうです。そのうちの2店は、デトロイト空港マクナマラターミナル内…

 

Aターミナル、Cターミナルでそれぞれ1軒ずつを展開中。

急ぎの時には、Aターミナルの店舗に裕坊も仕方なく並びますが、時間に余裕がある時は、裕坊は大抵Cターミナルまで運動がてらカバンを引きずって歩いて行ってしまいます。Cコンコースでは、C25のゲート横に展開。列がかなり短いので、あっという間に買えてしまいます。

 

こんなものばかり食べているうちに、一時はダイエットがうまくいって67キロ台を保っていたのが、「冬籠り」に向けて、また1キロ戻ってしまいました……去年の冬は、本当に家の中に『籠っており』ましたが、体重も70キロ台後半………

 

今年の冬は『冬眠しないリス』になって、お仕事頑張りたいと思います……

 

 

先日終わったばかりの4日間のフライトの最終日は、客席に座っての移動……ファーストクラス座席のない、50人乗りの機体への搭乗でした……

実は本来は操縦を担当するはずだったのが、急に予定が変更になって、お客さんとともに客席に座っての移動になることに………… 木曜日の朝になって、急な予定変更。

 

運航課の担当者に理由を尋ねてみると、どうやら我が社の機体のうちの1機に故障が発生したらしく、76人乗りの機体が足りなくなって、急遽予約が少なかった便が76人乗りの機体から、50人乗りへと機材変更になったとのことでした…… デトロイトまで帰ってきて、たまたま出くわした整備員に尋ねてみると…… どうやら油圧系の故障だったらしいです…

 

何やら油圧系というと、難しい言葉のように聞こえますが、理論自体はとても単純。細い管と太い管とが液体の入った管で繋がっていて、細い管を押し込むと、押し込んだ分と同じ量の液体が反対側の太い方の管でも動く仕組み。

実はこの原理を使うと、何トンもあるような機械を小さな力で動かすことが可能になるので、航空機のみならず、自動車、重機といった機械の世界ではほとんど使われているという、スグレモノ。自動車では、ハンドル、ブレーキにはほぼ例外なく使われていますし、航空機でも操縦翼面、補助翼の作動、あるいは車輪のついた降着装置(着陸脚)の作動には例外なく装備されています。

 

ただし原理自体は単純でも、装置内の負荷は相当なもの。

裕坊が乗っているような、定員が100人にも満たない小型ジェット機といえども、最大離陸重量は42トン。飛行機が最大速度に達している時は、地上を最大で時速550キロで移動している時と同じ風圧を受けています。その空気圧を受けながら最大で42トンにもなる機体の操縦翼面を、旋回、或いは上昇下降といった局面においては動かさなければいけませんので、それに耐えうる強度を保っておくことも必要。離陸、着陸時など、操縦系の動作が激しい場面における負荷は大きく、しかも高温度にもなりがち… 油圧系に使われる油圧液の漏れなどは、どうしても起こってしまいます……

 

最近の旅客機では、スカイドロールと呼ばれる、熱変化への耐性が高い(特に高温域において)油圧用液が使用されるようになり、

油圧系内における油圧液の供給こそ、安定するようにはなりました。

 

ただ一方で、金属やホースの腐食、金属疲労などが起こることはあり……

 

特に極寒地域を頻繁に行き来する機体の場合、飛行中の負荷が高く高温になるのに対し、

急激に低温になって、金属の収縮膨張などが激しくなり、接合部分の金属疲労や腐食が原因で、液漏れを起こしたりすることも………

 

油圧系統の液体は、回転数が高い主エンジンの回転を利用することが多く、油圧用のポンプなどはエンジン横に直結していたりするので、一度故障などが発生するとエンジンカバーを開けることも必要となるなど、手間も時間もかかりますから、大抵数日はフライトもできなくなります。

 

裕坊も3年前に、カナダのサスカトゥーン州レジャイナ(現在では、デルタ航空系における就航がなくなってしまった都市の一つです)に滞在した際に、同じ故障に悩まされて、3日間立ち往生したことがありました。

写真のように、緑が青々とした暖かい時期であれば、まだよかったのですが……

 

実際には故障が発生したのは、2月の中旬………冬の真っ只中とあって、外の気温はマイナス25度前後………

 

外を歩く方は、皆さんこの状態…………

そら、飛行機も壊れるわな……………………

 

先日木曜日は、76人乗りの機体のスペアがなくなり、50人乗りに置き換えざるを得なくなったとのことでした。我が社では補助翼のシステムが全く違う50人乗りと76人乗りの機体を相互で乗務することができないので、裕坊は客席にてお客さんとして移動することに………

 

トロントで故障していたという機体、1日がかりで修理を何とか終えて、デトロイトまで戻ってきたようです。

 

 

来週月曜日から、3日間お勉強をしてまいります。

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 12/11

リージョナル航空会社で、操縦担当をしている裕坊です。こんにちは。

一昨日月曜日に4日間のフライトへ出発して、今日水曜日が3日目のフライト。国内線を主に担当するリージョナル航空会社の乗務員は、一旦フライトへと出発すると、大抵4日間、5日間連続してのフライトで、一旦帰宅すると2連休、3連休をいただくのが通常のパターン。主な役割といえば、地方の小さな都市から乗り換え便もたくさん出ているアトランタやニューヨークなどの主要基幹空港へとお客様をお届けすることですから、時間帯も極端になることはザラ……昨日火曜日の晩も、最終目的地であるケンタッキー州レキシントン到着は、深夜過ぎ12時10分………

 

昨日は夕方5時発、アーカンソー州の北西部にある田舎町を出発してニューヨーク・ラガーディア空港までが担当の1便目。前日から宿泊していたホテルは、空港に近いこともありましたが、英語で言うところの「In the middle of nowhere(周りに何にもねぇ〜じゃん)」という表現がピッタリの超ど田舎……………

子供を連れて、野球やサッカーなどをするのなら、とても快適な環境ではあります。思う存分遊べること、間違いナシ……

 

昨日は雲一つない、快晴のお天気の中を出発。

 

こちらが空港の看板….…周りには麦藁で作られた束が、いくつも転がっておりました……

 

空港の近くだというのに、牛さんが佇んでいる光景も拝むことができます。

しかし実は何を隠そう、ここアーカンソー州には大きなビジネスの拠点がいくつか控えていて、

 

その中でも代表する企業といえば……

世界最大の小売業、ウォルマートの本家本元なのであります。

 

売り上げだけで見ると、単体企業としては世界最大。低賃金で劣悪な労働条件で知られ、今も従業員とのいざこざが絶えず、新入社員の70%が1年以内に退社してしまうというウォルマート。 ただ銃撃事件が起こるたびに、共和党の有力議員の脅しにも屈することなく、徹底した銃器類の販売抑制を実施して米国をリードする世界最大の小売業。何かと話題を提供してくれるので、本当に話題に事欠きません……

 

ウォルマートの発祥のお店でもある、アーカンソー州のベントンビルにあるウォルトンストア。

今では博物館として公開されているらしく、当時の姿を観察することができるそうです。

 

そのアーカンソー州フェイエッテビルを夕方に出発。こちらが実際に裕坊の乗った機体。CRJ−700型機。

主翼の上にある非常用口の窓が1つしかありませんので、2つある900型機とはすぐに見分けが付きます。76人乗りの900型機と比べると、エンジンはほとんど同じ推力を備えている上で、機重が明らかに軽く、ブレーキの効きがかなりいいので、パイロットの視点からすると、とても扱いやすいのが大きな特徴。

 

ただ操縦席備え付けのコンピューターが1つしかなく、副操縦士はそのコンピューターを使うために、機長側に体を乗り出さないといけないので、副操縦士には不人気のジェット機。あと69人乗れる機体にも関わらず、トイレが1つしか備わっていませんので、2時間を超える中距離のフライトの時には、搭乗前にトイレは絶対に済ませておくことをオススメします。

 

 

昨日は大の野球ファンである裕坊注目の、野球のニュースがまたしても1つ。アリゾナダイヤモンドバックスからフリーエージェントになっていた、アダム・ジョーンズ選手が、正式にオリックス・バファローズと2年契約。アダム・ジョーンズ選手といえば、オリオールズの顔をして長年活躍を続けてきた、バリバリのメジャーリーガー。

2019年のシーズンこそ、打率が2割6分にとどまったものの、137試合に出場し、本塁打も16本を記録。十分チームの要としての活躍ができる能力を保ったままの日本球界入り。彼こそ本物のメジャーリーガー。

 

恐らくシーズン初めこそ、日本の投手の変化球攻めに苦労するでしょうが、真摯に日本の野球に取り組みさえすれば、十分に中軸を任せられる活躍をしてくれるものと、期待してしまいます。

アダム・ジョーンズ選手といえば、2019年シーズンからパドレス入りしたマニー・マチャド選手とともに、長年ボルチモア・オリオールズの顔として、活躍してきた選手。打撃もさることながら、注目すべきは守備。

 

強肩ぶりはハンパなく、YouTubeなどで大リーグ選手強肩、外野手守備などと入力して検索すると、大抵ジョーンズ選手の守備が上がってきます。

 

ダイビングキャッチなどももちろん……

 

ホームラン性の打球を、フェンスを乗り越えて、キャッチした姿は、枚挙に暇がなし。

是非本物の大リーグのプレーを、存分に披露してもらいたいです。

 

 

3日目の水曜日、今日も夕方遅くの出発。アメリカ人家庭が夕食を取る頃の出発。到着は今日も深夜近くです。