米国内で国内線の副操縦士を務める、裕坊です。
4日間の勤務を終えて、しばしの休日をいただいています。
前回の4日の勤務中はお天気がしばらく不安定で、あちこちで上がっていた入道雲。
裕坊の担当していた便も、何度となく進路変更を余儀なくされました…
4日目最終日は、ミネアポリスからセントルイスを経由してデトロイトへと戻っていたのですが、
まずはセントルイス行きの軌跡…
そしてさらに大きく影響を受けたデトロイト行きは、シカゴ上空を通過するルートへと変更…
極め付けは、2日目のフィラデルフィアからミネアポリスへと向かう軌跡…
しばらく真逆の方向へと飛んどるし……
ただし3日目は1泊ながらも、裕坊お気に入りのニューヨーク・マンハッタン宿泊滞在が入り、
ホテルから3ブロックほどの至近距離にあったラーメン屋さんでの夕食。
ご褒美でございました。
実は7月初めの有給休暇でも訪れていたニューヨーク。
マンハッタンを訪れ、タイムズスクエアの大型ビジョンを眺め、
ブルックリン橋を渡って、
橋を渡ってすぐのピザ屋さんへと立ち寄り、
生地が薄めで、なかなかの美味でございました。
ブルックリン橋と並行するマンハッタン橋には、歩道、自転車道、車道に加えて、実は地下鉄の線路も敷かれていて、一部の路線では橋上からの景色を見ることもできます。
マンハッタンへと帰るついでに乗車…
数日間滞在したニューヨークの観光名所を押さえた上で、次に向かったのはボストンだったのですが、 この時は電車移動。数少ないアメリカの都市間の列車システムの中にあって、比較的便数が多い東海岸。
ちょっとした鉄道の気分も味ってみようということで、有給中の家族旅行の中に組み込んでみました。
新幹線と同じく標準軌を採用し、新幹線とほぼ同じ車体幅。座席配置は通路を挟んで両側2座席で、けっこう快適な座り心地でした。
大規模都市間を結ぶ長距離列車は、乗車は予約制。ただアセラ・エクスプレスなどの速達列車を除くと、普通席は全席自由席になっています(ビジネスクラスは全席座席指定)。始発ですと好みの座席を選べますが、途中から乗車すると混雑する列車では、座席探しにかなりの苦労が伴うことに…
日本の列車と大きく違うのは、出発直前にならないと出発ホームが発表にならないこと…通勤電車の往来も多い駅で、出発15分前になってやっと乗車するホームが案内板で掲示されます。
一度掲示されると、民族大移動…
裕坊が乗った列車は、バージニア州の都市を出発し、ワシントン、ニューヨークを経由してボストンまで運行される特急列車。カフェカーと呼ばれる食堂車も連結されていました。
ただ売っているのは、アメリカのコンビニなどで買える電子レンジ用のホットドッグや、コーラ、コーヒーくらい…
車窓をのんびり眺めながら、時には通勤列車と擦れ違ったりしながら移動することおよそ350キロの鉄道の旅。
東海岸の各都市の様子を垣間見ることができる鉄道の旅も、なかなかの味わいでした。
有給中の旅行ではボストンに数日滞在し、そこからデトロイトへのフライトで帰宅する予定にしていたのですが、
帰宅予定当日の便が全て満席になり、翌日も全便満席…
仕方なく…
またしてもアムトラックの特急列車へと乗車しておりました…
しかもこの時は、数日前に乗っていたニューヨークを超えて、遥々9時間をかけてワシントンまで…
始発駅となるボストン・サウスステーション。
午前8時発の列車に乗車。ワシントン・ユニオンステーションには4時過ぎの到着予定だったのが、ニューヨーク付近でしばらく立ち往生して、
午後5時半過ぎの到着になりました。
古き良きアメリカが再現されたようなワシントン・ユニオンステーション。
翌日は2時台に起き上がって、ワシントンDCA空港を6時に出発。
1日遅れて、デトロイトへと到着しました。
ボストンでは、裕坊にとって初めてとなるところも数箇所訪れていたのですが、それはまた次回以降にご紹介します。
日曜日に次の4日勤務へと出発です。