yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 9/2

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

昨日は6日間連続のフライトの2日目。担当便は1便だけの珍しいのんびりの1日。アメリカの第1週目の週末は、こちらの勤労感謝の日。月曜日が休日になって3連休。ミシガン州では裕坊の息子くんが通う学校も含めて、多くのところでこの3連休明けに学校が始まります。夏休みもいよいよ終わり……………
その2日目の宿泊滞在、ホテルでの滞在の時間があまりに短くて、とてもブログまで手が回りませんでした………………昨夜寝るときの裕坊の姿はこんな感じ………………………………


今日は早朝から3便を担当して……………………

ニューヨーク州バッファローまで。別名としてナイアガラという名がつけられるくらい、距離的にナイアガラの滝からの距離が近い、ここニューヨーク州バッファローエリー湖オンタリオ湖の70メートルの標高差が作る滝を一目見ようと、季節を問わず多くの観光客が訪れます。バッファロー空港からだと、1時間とかからずナイアガラの滝まで到着してしまうほどの至近距離。

ここナイアガラの滝では、カナダ側とアメリカ側とそれぞれの景色を楽しむことができます。壮大な景色を楽しみたいのであれば、カナダ側から水しぶきが激しく上がる様子を楽しむのがオススメだそうです。そしてその落ちてくる水の大迫力を楽しみたいのであれば、アメリカ側から見るのが裕坊的にはオススメ。ツアーで間近に水が落ちてくる様子を体験することもできます。

霧の乙女号に乗って、滝つぼまでを回遊する遊覧船ツアーなどもあります。これならアメリカ側、カナダ側からのどちらからでも乗船可能。


そしてせっかくここバッファローまで来たのであれば、是非食べておきたいのがバッファローウィング

元々はここバッファローにあるアンカーバーという小さなレストランで、テレサ・ベリシモという女性が始めたことから広まったといわれる、手羽のフライ。

夫のフランクとともに1964年にお店で初めて出したのが元々のきっかけだったと言われています。実際のところ、どれが本当に大きな発祥になったのかは諸説あるようですが、よくここバッファローで伝えられているのが、ベリシモ夫妻の息子、ドミニックが連れて来ていた友人に振る舞う料理として、あまり高価でなくスナックがわりになるものはないか、としてテレサが思いついたのがフライドチキン。当時は煮込み用、あるいはスープ用として使われていた手羽をさっとフライにしてしまったのが、きっかけだったのだとか。

それからしばらくして、アンカーバーを経営していたベリシモ夫妻、美味しく安価に提供できるフライドチキンを広めるために、毎年7月29日をチキンウィングデーとして定め、その後1970年代から1980年代にかけて、その味が徐々にアメリカ国内、カナダで前菜用のメニューとして定着していったのだそうです。

ただそれを爆発的に人気メニューとして全米に広めたのは、大手のレストランだったようです。
何といっても影響力が大きかったのが、アメリカ国内に在住の皆さんであればお馴染みのバッファロー・ワイルド・ウィング。1982年に創立されたこのレストラン、黄色地に黒い牛の絵が施されたロゴが全米でお馴染み。

さらにはホットパンツを履いたウェイトレスの女性がお店中にいるフーターズ、あるいはマクドナルドなどでも1990年にメニューの一つとして加えられ、人気の後押しになったようです。

実はこの3連休中、バッファローウィングフェスティバルがあるというのを、裕坊と今回の5日間のフライトで一緒になっているカイルのコンビに途中から合流した客室乗務員から耳にして、バッファローダウンタウンにあるフェスティバル会場へと行ってきました。
実は今晩はちょっとクラシックな趣のホテルに泊まっていて…………


建物の中の作りもかなり趣があります…………



お部屋の中も調度品が揃っていて、ちょっとクラシックな雰囲気………


でも着替えをサッと済ませて、裕坊を含めた4人でタクシーへと乗り込み…………着いたのはマイナーリーグの野球の試合が行われる球場……………既にあちこちにテントが立っていました………

5ドルを払って入場チケットを購入。

どこから来たのか、と聞かれ、日本だと答えると、是非出身地をピンで押さえてくれ、というので………………

黄色いピンを指して、岡山付近を押さえます……

そして肝心のチキンウィングを買うために必要なチケットをここで購入。

1枚1ドルで、好きなだけ購入することが可能。取りあえず10枚ほど買ってみました…………………

ここがバッファローウィングの元祖・アンカーバー。前から気になっていたので、ちょっと立ち寄って………

こちらで5本のウィングを購入……………

オリジナルを名乗るだけあって、味は裕坊的にめちゃウマ。辛くてスパイシーというイメージが先行しそうなバッファローウィングですが、ここのソースはかなりマイルド。裕坊的にはチポレーバーベキューがかなりのお気に入り。3本ほどお代わりをしてしまいました…………
こちらにもけっこうな行列…………

本当にありとあらゆるバッファローウィングのお店が出店していて、どれを選ぶのかは迷ってしまいます………………

あと裕坊的に、本物のお店に実際に行ってみたいなと思ったのがこちら、イート・ダーティー。


ここのシラチャーという、照り焼きに近いソースをかけたメニュー、辛いのが苦手な日本人には是非オススメしたい一品です。

アメリカ在住の方にはとてもお馴染みのバッファローワイルドウィングも出店していました。

見ただけで、めちゃ辛そうやし…………………

こちらのお店にはかなりの行列ができたので、あえて並んでみたのですが、あまりに長く待たされるのでさすがにこちらは断念…………………


こういったイベントには付き物の、大食い大会も開催しておりました………………

レイバーデーのある9月の第1週目の3連休中の土曜日・日曜日、毎年開催されているそうです。夏休みが終わる前の最後のひと時に、もしナイアガラの滝にお立ち寄りの際は、こちらのフェスティバルに訪れてみるのも面白いかも知れません。

明日も今日に続いて3便を担当。シンシナティを目指します。

裕坊