yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 8/12

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機を操縦している、裕坊といいます。

米航空業界での客足の強い戻りに呼応するかのように忙しいスケジュールをこなしています。

 

先日5日勤務のフライトをこなし終えて、次の3日勤務のフライトに備えて準備をしていると、本社の乗務員管理課から電話……2日間の休日だというのに人が足りなくなっているのか、と電話に出てみると…

担当者:「明日からの3日間のフライト、事情があって乗務員が変わったから、裕坊はお休みな……」

 

アイロンを当てようと気合満々だった所に、降って沸いたような予期せぬお休みの通知…

アイロンがけ、やめました…

 

急にヒマになってしまった…ゲームでもして遊ぼうかな…

ところが、裕坊はゲーム機というものを持っておりません…

 

 

遊べんやん……

 

 

ここは休養が一番…

実は来週は久しぶりの有給休暇。しばらく過密気味のスケジュールをこなしておりましたので、ちょっと休養をいただくことに決めました。

 

ちょっと気を緩めて、ニュースなどに目を通していると……

えっ、ウソ……

 

メッシがバルセロナを退団???

あまり普段は詳しくサッカーを追っていない裕坊でしたが、さすがにこのニュースには食いつきました。(裕坊自身は小学校時代、ひたすらサッカーに明け暮れていたのですが…)

 

アルゼンチンの英雄でもある、リオネル・メッシ。小学校の成長期に成長ホルモン分泌障害による低身長症を患っていて、その治療費用を全額負担したのがFCバルセロナだったというのは、サッカーをちょっと知っている人の間ではあまりにも有名なエピソード。

メッシ自身もバルサには恩義を感じていたでしょうし、当たり前にバルサ一環で現役を貫くものだと思っていました。そこに降って湧いたバルサの資金難。ユース時代から21年間、ひたすらプレーし続けていたバルサを、まさかこんな形で去ることになるなんて…

 

第2期政権に就いたばかりのラポルタ会長にとっても、不本意だったことでしょう。

コロナによる影響は、サッカー界といえども例外ではなかったようです。

 

バルサファンは辛いやろなぁ〜…

第1期ラポルタ政権時代には、全盛期のロナウジーニョに、現ヴィッセル神戸アンドレス・イニエスタ、地元バルセロナ出身の英雄シャビ……バルトメウ会長時代も、メッシ、スアレスネイマールで形成したラ・リーガきっての最強前線MSN。サッカーにはあまり詳しくない裕坊ですら、スラスラと口をついて出てくる有名どころが全てチームを去ることになってしまいました。

 

そもそもは、欧州各国のリーグの中でも唯一ラ・リーガのみで採用されていたというサラリーキャップ制度、さらにはスペイン特有の会計方式の犠牲に、どうやらメッシはなってしまったらしいです。

 

ただパリ・サンジェルマンのファンにとっては朗報かも……バルサ時代に最強前線を形成していたうちの1人、ネイマールにまさかの形で再合流。

加入するチームでどんな前線を築くのか、ちょっと注目してみたいです。

 

 

航空会社関連のニュースでは、再開や回復といったキーワードが目立つようになってきました。

コロナ禍以前から財政難に悩まされ続けてきた、インド系の格安航空ジェットエアウェイズ。しばらく破産状態が続いていましたが、ここに来て裁判所からのお墨付きをもらって、運航再開を決断。2,500名のパイロットが採用されることになったそうです。

 

国境が事実上閉鎖になったままのオーストラリアの旗艦航空会社、カンタス航空

2,500の職員が無給状態のままだそうですが、解雇等の予定はなく、コロナ禍からの脱却のタイミングを見て、全員を職場復帰させる計画らしいです。

 

そしてここ最近の都市封鎖解除とともに、新規の格安航空会社の参入計画にも進展が見られるようになり、

その代表格といえば、ノルウェーオスロに本社を置く、ノースアトランティック航空。この度、機体の塗装が発表になりました。今年の暮れから、来年の頭にかけての運航開始を目指すそうです。

 

勢いがあるのは、やっぱり貨物系の航空会社。

中でも飛ぶ鳥を落とす勢いなのが、アマゾンエア。

 

かつてはアマゾン・プライムエアという呼称を使っていて、現在でもプライムエアという文字が施された機体を使っています。

 

現在ではミネアポリスに本社がある格安旅客航空会社のサンカントリー航空との契約も締結して、

ボーイング737型機による運航も実施中。

 

そのアマゾン社が15億ドル(日本円でおよそ1,600億円)を注ぎ込んで建設していた、北ケンタッキー総合配送事業所の一部が完成。

この度8月11日からの運用開始となりました。

 

全てが完成すると、その事業所の規模は面積にして7万4千平方メートル…

これは東京ドームで換算すると、およそ1.6個分の大きさ。

 

回転が早い商品の倉庫としても機能し、配送センターの機能をも兼ね備えた、アマゾン社の新しい中継拠点の1つになりました。2,000名以上の新規採用があったそうです。

 

ただ航空事業へ目を向けてみると、アマゾン社名義の機体を10機ほど所有してはいるものの、

航空事業そのものは、今も契約先への委託のみ。

 

一部では、貨物航空会社の株買い付けなども行ってはいますが、

当面は委託業務を続けるみたいです。

 

ただ今も拡張を続けるアマゾン社。

いずれは自社で航空部門も扱う日が来るかも知れません。こちらもまだまだ目が離せないです。

 

 

ここ数日のデトロイト地方は、しばらく大雨続きでした。

 

先日などは、お昼の3時だというのに、

この暗さ…

 

そのあと、しばらく豪雨が続きました。

その影響で、一部で停電が起き…

 

デトロイト近辺で52万戸の停電になっているらしいです…

一刻も早く復旧しますように…

 

 

 

 

 

しばらくお休みをいただきます。