yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 3/13

皆さんこんにちは、リージョナル航空会社飛び職人、裕坊です。

昨日は1日ミネアポリスでの座学を受けていた裕坊。数年前に受けたデルタ航空での面接には不合格していて、はっきりとデルタ航空から、永久に勤務資格なしの三行半まで突きつけられておりました。が、昨日の座学によって、取りあえず一回限りの面接の権利は復活……

もし面接へと行くとなると、これが生涯最後のチャンスになりますので、かなり入念に準備をしなければならないのですが………

 

まずその前に、今週末には、シミュレーターによる訓練。先日の座学と同じ建物へと戻ることになります……

 

数日間の『リザーブ』シフトもありますので、

とりあえず、座学の後はデトロイトまで戻ってきました。

 

2年に一度更新をしなければならない、飛行教官免許の更新も今年は控えているので……

そちらの勉強もしなくてはなりません……

 

もしデルタ航空の、一生で最後のチャンスとなる面接を受けるとしても、準備を始めるのはいつのことになるやら……………

 

アメリカ合衆国におけるパイロットの世界とは、ある意味弱肉強食の世界。アメリカ国内においては、社内における優先権は、全てが社歴順。これを『シニオリティ』と呼ぶのですが、入社からの会社所属歴が長ければ長いほど、スケジュールだけに限らず、機種選択、所属先空港、機長もしくは副操縦士の肩書きの選択まで、全て選択権利が高くなります。

その『シニオリティ』を求めて、まずはパイロット達は、必要な資格を取得すると、まずはリージョナル航空会社を目指します。

 

リージョナル航空会社も大手航空会社と同じく、いくつかの合併がここ10年の間で行われましたので、裕坊が入社した13年前に比べると数は半分ほど減ってはしまいましたが、それでも10社ほどがまだ健在……

 

デルタ航空との契約がある会社で見てみると、

 

こちらが、インディアナ州インディアナポリスに本社がある、リパブリック航空。

 

スカイウェスト航空(本社:ユタ州ソルトレイクシティ

 

我がエンデバー航空(本社:ミネソタ州ミネアポリス

 

他にも、

 

トランステイツ航空(本社・ミズーリ州セイントルイス)

 

アンボイ航空(本社:テキサス州ダラス近郊のアービング

 

PSA航空(本社:オハイオ州デイトン近郊のバンダリア)

 

ピードモント航空(本社:メリーランド州・ソールズベリー)

 

コミュートエア(本社:オハイオ州クリーブランド近郊のノースオルムステッド)

まだ数社ありますが、ここでは省略…………リージョナル航空会社には、本当に様々な選択肢があります。ただ以前はハードルがかなり高かったリージョナル航空会社は、必要条件を満たしさえすれば、大抵どこかで、就職には漕ぎ着けることができるようにはなりました……

 

本当の競争は、ここから…………

 

リージョナル航空会社で、数年間の経験を積んだパイロット達が、アメリカン航空

 

ユナイテッド航空などの大手を目指して、ひしめき合うことになります……

同じような塗装が施してあろうとも、大手は大手、リージョナル航空会社はリージョナル航空会社。待遇は雲泥の差………

 

さらにライバルは、リージョナル航空会社のパイロットだけでなく、

 

企業お抱えの、自社用機専属のパイロットや……

 

チャーター専門の会社のパイロット達も、大手航空会社のパイロット職を虎視眈眈と狙うことに……

 

米空軍のパイロットも、引退後は大手航空会社を目指すことが多く………

しかも空軍出身は、大手航空会社の大のお気に入り……リージョナル航空会社を飛び越して、引退直後に直接大手に採用されることも珍しくありません………

 

ただ大手に限らず、他にも航空会社の採用口は最近では広がっています。

 

例えばそれは格安航空会社の先駆け的存在にもなった、サウスウェスト航空であったり(本社:テキサス州ダラス)

 

ジェットブルー(本社:ニューヨーク州ロングアイランド)であったり、

 

スピリット航空(本社:フロリダ州マイアミ近郊のミラマー)などの選択肢も、

 

或いは貨物専門の航空会社という選択肢もあります。下の写真はフェデックスエクスプレス(本社:テネシー州メンフィス)

 

UPS航空(ケンタッキー州ルイビル

あと15年残されたエアラインパイロット生活。残りをエンデバー航空でそのまま過ごすのか、他社を目指すのか、勉強が一通り落ち着いた時に、よく考えてみたいと思います。

 

今日は本来なら3日間の『リザーブ』シフトのうちの1日目だったのですが、連邦航空法の規定により、30時間の休息を義務付けられる日に割り当てられましたので、裕坊は電話を待つことすらなく、1日ひたすらお勉強……

連邦航空法に新たに加わった、航空力学に関するオンラインの座学を受講しておりました………

 

勉強すること、多いわ………

 

お昼過ぎに愛妻ちゃんがお仕事から戻ってきた後は、お買い物にもお出かけ。

 

今週末には、聖パトリックデーが控えていることもあって、

 

お店の中も、緑色の洋服やら飾りやらが、しっかりと並んでおりました……

3月17日は、アイルランドキリスト教を広めたという、聖パトリックの命日。

 

聖パトリックデー当日には、町の至る所が緑色に染まってしまいます。

 

ビールまで緑色…………

 

川まで緑色に染まってしまいます………

元々アイルランドの祝日だったという聖パトリックデー。それを緑色に町中を染めて、この日の名を広めたのはアメリカだったのだとか…………

凝る時の凝りよう、アメリカというところは、ハンパではないです……

 

明日と明後日、裕坊は『リザーブ』です。