yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 2/11

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマンです。

昨日はほぼ3時間遅れでニューオリンズに到着しました。雪のチラつくデトロイトを離れ、気温が摂氏24度という眩しい太陽の光がサンサンと……………………………………は降り注がないどんより雲の南部の町へと到着です。フライトを終えてホテルのシャトルに乗るのは、まさに至福のひと時。

裕坊はいつもホテルの中では大抵サナギになります。フライトの出発前にサンドイッチやらサラダなどを買い込み、部屋へ入ると食べるものにも困らないので、外へ出る用事もなくなります。ここニューオリンズも見どころ満載。ただ1人で出歩いても旅をあまり楽しめる人ではない裕坊。お出かけは愛妻との楽しみにとっておくのです。その愛妻が作ってくれたステーキ弁当をいただいて昨日も裕坊ご満悦。しかも卵焼き付き。もう完璧です。我が愛しの愛妻は料理も言うことありません。

リージョナルはメジャーに比べるとお給料は雲泥の差。機長になって、やっとサラリーマン並みのお給料にホテルのシャトル運転手に支払うチップ分が加算される程度を貰えるようになりました。シャトル運転手に払うチップは1回1ドル。つまり100円。稼ぎはあまり大したことはありません。昨日の朝、雪の上をウサギが飛び跳ねるようにピョンピョンと跳びながら走ってくれた我がセダンくん、雪道を走りすぎたせいで、シャシーはサビだらけ。既に中古で買って11年以上が経過するのですが、買い替えの予定はなし。つーか、買い替えられるメドがなし。先立つものが……

副操縦士や客室乗務員ともなると、一家の大黒柱には到底なれない雀の涙のお給料ですから、必然的に食材は全て自己供給。当然ホテルに宿泊する際の冷蔵庫と電子レンジは必須。ヒルトンだシェラトンだという高級ホテルに泊まるよりも、やつらは部屋で食材をチンできるどうかが死活問題。常宿にしていたヒルトンとの契約を解除して、各部屋に電子レンジがある超格安ホテルへ契約先を変更したこともあるほどです。

今日は早朝出発。ニューヨークを経由してテネシー州カントリーミュージックの町、ナッシュビルが最終目的地。そして天候の影響をとても受けやすいニューヨークの天気予報を見ると+RAの文字が…………航空業界では航空気象専用の気象情報を使うのですが、詳しい読み方や使い方など、また追って説明させていただきます。

その中に出てくるRAとは雨、そこに足される+や−などはその度合。つまり+RAとは豪雨を意味します。ニューヨーク地方では今日はほとんど1日ずっと。それでも遅延は今のところありません。ただ先読みの超能力を持つ裕坊には、今日何かが起こるのは既に承知。この手の予感なら、フライトクルーはノストラダムスの遥か上を行きます。航空業界に一旦入ると、誰でも身に付きます。ごく自然に。何が実際に起きたかは、明日のブログでまたお伝えします。

 

つづく

裕坊