yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 4/5

米国航空会社、小型機専門操縦士、裕坊と申します。こんにちは。

先週4日間のフライトを終えて、日曜日から自宅待機に入っている裕坊。凄まじい勢いのコロナウィルスによる影響は、航空業界においても甚大で、旅客数、収益とも前年同月比で平均95%減少。搭乗率は10%にも満たない状況が続いています。

 

各社とも大幅な減便措置を実施し、余剰となった機体を各主要空港に保管し、保存状態にする措置を取り始めています。

特に国際線需要は、各国の渡航制限なども影響して、旅客需要が激減していますから、

 

デルタ航空の機体もこのように大型国際線機材を中心に、保存状態での駐機を始めています。

 

かつてはデルタ航空の主力機の一部として、大活躍を遂げたマクドネル・ダグラスMD−80台、90台シリーズ。

既に機齢が最も新しい物でも20年を優に経過し、そもそもの機体デザインやエンジンの設計なども古かったことから、燃費が悪く整備上の問題も多く発生していましたので……

 

かなりスケジュールを前倒しにする形で、全機退役となってしまいました……

 

こちらはピッツバーグ空港における、アメリカン航空の大型国際線用機材の駐機措置。

ピッツバーグ空港といえば、元々現在のアメリカン航空の一部になっている、かつてのUSエアウェイズの主要基幹空港の1つ。

 

現在ではピッツバーグ空港を主要基幹空港として使う航空会社はなくなり、離着陸数もかつてに比べると激減しておりましたので、

滑走路や誘導路をこのように、駐機場がわりに使い始めています。

 

裕坊が乗務するリージョナルジェット機は、アメリカ国内では客席数は多い物でも76席。地方路線は既にかなりの減便。そして6月以降、デルタ航空本体が本来であれば運航している路線を、リージョナルジェット機による運航実績がある路線に関しては、移管作業を徐々に進める方針らしいです。(デトロイトからニューヨーク・ケネディ空港を結ぶ路線が、その一例)…

機内を主要基幹空港にて、かなりの除菌作業をすることによって、ウィルスの拡散を少しでも軽減することも継続。

 

1日3便あるいは4便だった路線については、1日1往復にするなどの対応で再編成。そして今週水曜日以降、徐々にではありますが、デルタ航空の主要基幹空港と各州の州都を結ぶ路線を中心に、裕坊自身も少しずつではありますが、フライトも入るようになりました。今週は水曜日から3日間のフライトへと出る予定。もちろん、まだ大幅な変更の可能性はあり。いつでも出られるように、準備だけは整えておきたいと思います。

 

 

なるべく外出せずに、時間を有意義に使う方法といえば………

1つは、庭作業……今日日曜日はお天気もかなり良好でしたので……

 

そろそろ蕾がつきかけるリンゴの木の下に、ウッドチップを撒く作業をしてみました……

去年は焦げ茶色のチップを撒いていたのですが、今年はちょっと趣向を変えて…………

 

買ってみたのは、赤茶色……

 

均等に広げて………

 

春らしくなった….……….

かな….….……

 

外出制限が出ているここアメリカのミシガン州。今までは近所で歩く人の姿を見ることはあまりなかったのですが、ここ最近では家族でお散歩をする人を見かけることも、本当に多くなっています。

 

あとはZoomなどグループチャットが可能なアプリなどを使って……

ネットでパーティーを開いたり、人狼ゲームを楽しんでみたり、様々なアイデアで皆さん自宅での時間を過ごしてらっしゃいます。

 

 

今、一番大切なのは、人と接する機会を少なくして、ウィルスの感染の速度を抑えること。 今日、日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区広尾)の医師の方が、現場の状況を如実に伝えるメッセージをブログ経由にて上げておられました。

原文そのままに、こちらにコピーしたいと思います。

 

 

今、東京の日赤総合病院で働いていますが、この数日でコロナウイルス感染症の患者さんが急増しています。

私の病院のコロナ病床は満床になりました。

重症者もいます。

現場ではすでに医療崩壊のシナリオも想定され始めています。

 

正直、報道よりも一般のみなさんが思っているよりも、現実は非常に厳しいです。

近い将来、本来助けられるはずの命が助けられなくなる事態になりそうだと感じています。

今までどんな人でも少しでも生きたいという思いがあるのなら全力で命を助ける医療をやってきました。

でもこのまま感染が拡大すれば「助ける命を選択する医療」にシフトしなければならなくなります。

本当に悲しい。

 

だから外出を控えてください。

人と会わないでください。

感染を食い止める方法はこれしかありません。

生きていくための最低限の外出だけにしてください。

このメッセージを出来る限りの家族や友人にシェアしてください。

時間がもうありません。

よろしくお願いします。

 

 

医療の最前線で働いていらっしゃる医師の方たちの悲痛な叫びです。裕坊のブログを読んでいただいている方の数は、ごく僅かだとは思うのですが、今日のブログをお読みいただいている方には、是非この現場の医師の方のお声を広めていただけたらと思います。今、医療現場では医療従事者の方たちは、自らのウィルス感染すら顧みずに必死で闘っていらっしゃいます。たとえどんなに微力であろうとも、大きな輪となって広がっていけば大きくなります。

 

 

日本での感染を食い止めるのに、私たちも是非協力しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 4/3

米国リージョナル航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

昨日木曜日に4日間のフライトから帰宅しました。4日間出ていたといっても、実際営業便を担当したのは1便だけ。

 

一昨日の4月1日(水)からは、ニューヨークを発着する便を中心にさらなる減便が決まって、一度は予定に入ったはずの営業便も結局は欠航になったりなど、

こちらはニューヨーク・ケネディ発のサバンナ行き、定刻30分前になっての欠航………当日のサバンナ往復便で入っていた予約の数は、往復便合計でも5名だったそうです。そのうち搭乗手続きを済ませていたのは、1名だけだったのだとか……

 

どこを見渡しても、ほとんど人影が見えない空港内……

 

空港内のレストランやコーヒーショップ、

 

ファーストフードのお店なども、軒並み暖簾を下げています。

各地で外出禁止令が発令されて、既にアメリカ国内では2億9千万人の方が家にとどまるように指示されていますから、仕方ありません。デルタ航空全体での旅客数、予約状況などをみると、前年比で9割以上という驚くような減り方だそうです。ここは手持ちの資産を極力食い潰さないように、体力温存策を取るより他に方法はありません………

 

裕坊は来週以降、本来であれば1週間に4日という周期でフライトが入っていたのですが、さらなる担当便の調整が入り、結局今のところ残っているのは、1ヶ月全体を通してみても6便だけ……合計で15日入るはずだった出勤予定日は、6日に減り、残る9日間は自宅待機となりました………トランプ政権が掲げた救済措置を、親会社であるデルタ航空は受け入れたようですので、とりあえず9月いっぱいは持ち堪えられそうですが………

 

子会社である我が社に、存続の保証はなし…………

祈る気持ちで、事態の変遷を見守るより他になくなってしまってます…………

 

しばらくはフライトも入りそうにありませんので、

裕坊も、今日から自宅で不自由なく過ごせるように準備を始めました…… 実をいうと、9年間使った冷蔵庫が3週間前に故障……

 

慌ててホームセンターへと走り、購入したのですが……

それが我が家へ搬入になったのが、実はミシガン州で外出禁止令が発令される正に前日………

 

これはギリギリセーフ……

コストコで買っていたミニ冷蔵庫で、危うく外出禁止令解除まで過ごさなければならなくなるところでした……

 

そして今日金曜日は、久しぶりに早朝に起きて、ちょっと足りなくなっていた紙製品のお買い物……

ここには若干紙製品の在庫があることが分かって、開店前から列に並びました……

 

社会的距離を、皆さん保ってらっしゃって……

ミシガン州の確認済み感染者数は、とうとうカリフォルニア州を追い越してしまい、全米3位……皆さん危機感をお持ちで、2メートルほどの距離を、すごく意識しているのが感じられます。「社会的距離」による効果は、1918年からおよそ2年間にかけて大流行したスペイン風邪(全世界でおよそ5千万人の方が死亡)の時にも、感染速度を緩やかにしたことが実証されているそうです。

 

やっと手にしたトイレットペーパー……

少しずつですが、紙製品も在庫が戻りつつあるのを感じました。

 

デトロイト周辺の日本人家族であれば、皆さんお世話になっている日本食の食材店。

こちらでもしっかりと食料を買い込んで……

 

今日の裕坊一家の夕食……

普段は愛妻ちゃんも、裕坊以上に忙しくお仕事をしておりますので、手作りの餃子などを作る時間はなかなななく……

 

もうこんなのを作ったのなんて、何年ぶり……

 

出来あがり…

手作りでしかも焼きたて…ジューシーで、めちゃウマ……

 

既にミシガン州では、2020年6月の学年度末までの休校が決定。これからはインターネットを使ったオンライン学習、或いは郵送などを利用した遠隔学習を模索することによって、各学年の履修内容を終える方策を模索するとのことでした。愛妻ちゃんが勤める幼稚園も同様、今年度の休園が決定。裕坊がフライトが入る日以外は、外出禁止令が解除になるまでの間、家族3人で過ごす毎日になりそうです。

 

せっかくできた家族と過ごせる貴重な時間、有意義に過ごしたいと思います。

 

 

いよいよ本格的に始まっている、治療薬とワクチンの開発。日本では赤ちゃんの時に摂取するのが標準になっている、BCG(カルメット・ゲラン桿菌)注射。新型コロナウィルスへの効果があるのかを検証するのに、オーストラリアのメルボルンで先月末にいよいよ研究が始まったそうです。本来の予防目的である結核に加えて、多様なウィルスやバクテリアなどから体を守ってくれる免疫系統の強化に、貢献している可能性が高いのだそうで……

京都大学iPS細胞研究所山中伸弥教授によると、「BCG接種とコロナウィルスによる死亡者数に逆相関が見えるのは確か」なのだそうです…

 

そのデータには、ちょっと注目!!

 

BCGワクチンの接種を推奨している国と接種していない国の地図に、新型コロナウィルスの死者数を重ね合わせてみると、予防接種プログラムがないイタリアの死者は1万3915名。以前に予防接種を推奨していたものの、現在は実施していないスペインで1万96名(4月2日午前6時現在)。そしてスペインのお隣で予防接種を実施しているポルトガルでは、同時刻現在、死亡者数209名。

日本では1951年から、「結核予防法」の制定とともにBCG接種が標準化。そのため日本人の場合69歳の方であれば、ほとんど接種の経験があるようです。最近までの研究で、結核予防だけでなく、ハンセン病にも一定の予防効果があることが分かっています。また膀胱がんにも一定の効果があり、特に手術後のがん再発予防に、実際に臨床でも使われるようになりました。

 

直接コロナウィルスの抗体を獲得するわけではなく、自己免疫に働きかけることによって防御力を獲得するということで、すぐに万能薬としての活躍、とまではいかないかも知れませんが、希望は少なくないのではと思います。

 

 

オーストラリアでの実験で効果が実証されることを、心から願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 4/2

米国リージョナル航空会社、操縦担当の裕坊と申します。こんにちは。

今月に入ってコロナウィルスの爆発的な感染が広がってしまっているアメリカ。裕坊が住居を構えているミシガン州だけでも、確認されている感染者数は、とうとう4月2日(木)時点で1万名を超えてしまいました。カリフォルニア州を抜いて、現在全米でも3位になってしまっているそうです。

 

4月2日(木)現在、既に38州にて外出禁止令が発令中。スーパーや医療関係者、警察官、消防士、運輸関係など、生活基幹産業の就業者以外の方の場合、外出してもいいのは食料品など必需品の買い出し、近所への散歩などに限られていますので、当然のことながら空港内で見られる光景も、人が写らないものばかり………

 

ここ2日間の裕坊の動きを、写真にてご紹介すると………

4日間のフライトの3日目となった昨日4月1日(水)は、ニューヨークからシンシナティへの客席に搭乗しての移動。

 

まずはこちらケネディ空港。 搭乗手続きカウンター。

渡航制限があちこちでかかっていますので、移動をする方の数もかなり限定的…

 

人がすっかりいなくなって、食事を調達できるお店は、ケネディ空港のような大空港といえども、かなり制限されています。

 

閉店のお知らせと共に、今でも営業を続けるお店を羅列した張り紙が、掲げられておりました。

 

営業最後の日となった先週の売れ残りのお寿司が、今もパックされたまま陳列されている状態……

 

やっと買えたのは、こちらサンドイッチ屋さんのパニーニ。

ケネディ空港内で、今も営業を続けているカムデンフードで購入できます。モッツァレラチーズにビネガレットソースをかけてパニーニにしてくれる、カプリースパニーニ。お昼に量的にもちょうどいいです。第4ターミナルの保安検査場を過ぎて、デルタターミナル(Bコンコース)に向かう途中に、すぐあります。

 

既に運航便数調整が入って、激減した出発便の案内板。その中からも既に欠航便が出ていて、結果的に1日10便ほどに運航便数は減便されておりました。

アトランタ行きも、結局運航されたのは裕坊が搭乗した1便のみ……

 

本来4便予定されていたのが、1便だけになったとあって、ここ最近にしてはまずまずの搭乗客数……

それでも……

 

やっと半分埋まったかな、といった印象………

4月1日(水)の目的地はシンシナティだったのですが、直行便は全便欠航。実をいいますと、裕坊が勤めるリージョナルジェット機の便は、ニューヨーク発着便は4月1日(水)から4月3日(金)まで全便欠航が決まりましたので、

 

どこへ行くにもアトランタ経由にせざるを得ない1日でした……

 

アトランタ空港ではBターミナルの到着になり、シンシナティ行きはTコンコースからの出発。

地下鉄にて移動……

 

Tターミナルでは、まだレストランも営業を続けておりました。

ただしジョージア州も、今日4月2日(木)から外出禁止令が発令されることになり、恐らくこのレストランも休業を余儀なくされているのではないか、と思います。

 

シンシナティ行き搭乗。ニューヨークからアトランタまで運航されたのと同型機のボーイング737型機……

もう本当にこちらはガラガラ………

 

手荷物受け取りカウンターにも、乗客の姿はなし……

 

ファーストフードのお店が軒並み閉店していて、夕食を買う機会を逃してしまい……

持参していた食材を使っての、昨夜の裕坊の夕食……………

 

 

そして今朝4月2日(木)。中西部地方は概ね晴れで、気温も15度まで上がって、気持ちのいい1日。

午前中はホテル待機で、フライトが入るのを待ったのですが、会社の乗務員管理課からアプリ経由での連絡が入り、4日間のフライトはその時点で終了……

 

この4日間を通して本来8便を担当するはずだったのですが、その4日間を通じて営業便を担当したのは、結局1便だけ……………

お届けした乗客の方は、合計で17名でした……………

 

家路へと着きます……

シンシナティ空港の、搭乗手続き窓口……

 

保安検査場付近にも、人影はなし……

 

スターバックスですら、暖簾を下ろしておりました………

 

フードコートでも開店しているのは、マクドナルド1軒のみ……

そしてデトロイト行き搭乗。

 

乗客は14名だったそうなのですが、そのうち制服を着た航空会社の乗務員が8名を占めておりました。

離陸から着陸までの飛行時間は、45分。

 

最近では衛生面の関係から、通常のドリンクサービスではなく、ビニール袋に入れられた機内サービスの詰め合わせが配られるようになっています。

 

中を広げてみると、こんな感じ……

小さな水のボトルに、スナック菓子が2種類。そして衛生ナプキン。

 

そして帰ってきたデトロイト空港。

スターバックス、閉店………

 

ハンバーガーのファーストフードのお店も……………

閉店………………………

 

そして旅客便の運用を一時停止することになったCコンコース。

既にロープが張り巡らされて、一般の方が入れないようになっています。

 

関係者以外は立ち入り禁止、の張り紙……

実は我がエンデバー航空社員用の休憩室が、Cコンコースにあるための措置。ですが今は営業便自体がほとんど飛んでいない状態ですので、我が社の乗務員といえども、行く用事がほとんどなくなってしまっています……

 

休憩室も、多分ほとんど空なんやろな………

 

デトロイト空港からの出発便案内……

これは減便調整後の、出発予定案内。そこからさらに減便が出ているというのが、現状………

 

通るたびに人が少なくなるのを実感………

 

こちらは従業員駐車場。主に地上職員が使用するスペースなのですが、人員を絞って出勤させているせいか、従業員駐車場ですら閑散としておりました………

 

快晴の中のお天気の中を、帰宅……

先月末から今月頭にかけて出ずっぱりになったスケジュールは、とりあえず終了。ただ今後は、営業便の欠航が今も続いていてスケジュールはまだ確定しておりませんので、次のフライトがいつになるのか、まだ流動的……

 

トランプ大統領が発表した、航空会社向けの救済援助助成金を、親会社であるデルタ航空は受け取る予定にしているようですので、本体のデルタ航空は少なくとも9月まではまずまず安泰なのでしょうが………

 

子会社のエンデバー航空は……………??

まだまだ航空界も、動向を見守る必要がありそうです………

 

 

そんな中、今日4月2日(木)になって、2019年−2020年の学年度一杯、授業が再開されないことが、決定されたようです。

今後、授業出来なかった部分の穴埋めについての具体的な議論が進められることになるようです。私立の学校では既にオンライン学習が進められているところもあるようですが、ミシガン州にはまだ2割から3割前後の家庭でインターネットが引かれていないなどの事情もあるらしく、立ちはだかる壁は思った以上に大きいようです。

 

 

さて、次にお客さんを乗せて飛ぶことができるのは、いつになるのだろう……

しばらくお仕事待ちの日が、続くことになります………

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 3/31

米国リージョナル航空会社の操縦士、裕坊と申します。こんにちは。

アメリカの国全体の半分以上の各州で、コロナウィルスの拡散を最小限に食い止めるために発令されている外出禁止令。既に3月30日(月)時点で、30州以上に外出禁止令が出されています。

 

外出してもいい状況といえば、食料品などの買い物だったり、近所での散歩だったりジョギングだったりくらい……外でのストレス発散にと一時は開放されていた公園やら屋外スポーツ施設なども、最近では軒並み閉められるようになってしまっているようです。外出禁止を徹底するためには、やむを得ません…………

 

医療関係者、食料品を扱うスーパーや医薬品などを扱うドラッグストア、或いは流通関係などの業務への例外も適用されていて、航空業もそれらと同じく基幹業種に位置付けられておりますので、裕坊など航空機乗務員も通常通りの勤務が続いております……

 

昨日3月30日(月)に、シンシナティを基点とする4日間のフライトへと出かけていた裕坊。

既にデトロイトを発着するフライトも、6割の便の欠航が決まっていて、必要とされる従業員の数も減っているのか、従業員専用の駐車場も、かなり閑散としておりました。

 

従業員駐車場の専用シャトルは、国際線到着階に乗り場があるのですが、国際線もほとんど欠航になっているとあって、お迎えの車の姿もなし………

国内線は、現在デトロイト発着便の欠航は、約6割ほど。

 

それでも各便軒並み搭乗してこられるお客様の数が一桁だったり、2桁でも20名以下だったりですので、国内線の荷物受け取りカウンターも、最近は閑散としています。

 

ここ最近は出勤する度に、乗客の方の数が減り方が顕著……

 

こちらが出発便の案内板。運航便よりも欠航便の数が徐々に多くなっているのが、これを見ても分かります……

この減便の影響は、ターミナルの運用にも影響が出始めていて、デトロイト空港のマクナマラターミナルは、3つあるコンコースのうち、Aコンコース、Bコンコースに発着をしばらくは集中させて、

 

Cコンコースは夜間、或いは長期の駐機のためのスペースの運用になり、しばらく旅客便の発着が見送られることになりました。

上の地図ですと、上の右側の部分がCコンコース。ただ我が社の事務所や、乗務員の休憩室などはCコンコースにあるので、アクセスそのものは完全には制限されないそうです。

 

自然素材をふんだんに活用したサンドイッチやお惣菜などで人気の、プラムマーケット。トマトカプリースサンドイッチなど、裕坊自身かなりお世話になっています。先々週までは一部で営業を続けていたのですが、

先週末から、こちらも完全に休業。マクドナルドなどのファーストフードなどは今も営業を続けていますが、それもお客さんの数次第かも知れません。

 

ちなみに、Aコンコースのほぼ中央にある日本食レストラン「空」では、今もお寿司のお持ち帰りはできるようです。

 

昨日月曜日は、州外へ飛行機での出勤。客席に乗っていたのは、ほとんどが航空会社のクルーたちでした………

 

シンシナティは、減便の影響がさらに大きく、フードコートの主力3店のうち、今も営業を続けているのはマクドナルドだけ………

チキンバーガー、チリドッグでお馴染みの2つのお店は、しばらく休業することを決めたようです……

 

こちらがシンシナティの発着便の案内板。

既に地方への路線は、半分以上が欠航。シンシナティ空港は、オハイオ川の南に位置していますので、所在地自体はケンタッキー州ケンタッキー州は他州への移動もかなり制限しておりますので、さらに乗客の方が少なくなっている印象を受けました。

 

裕坊の担当1便目は、我が社の本社がある、ミネソタ州ミネアポリス行き。快晴で気温が16度と、季節外れに暖かくなったそのミネアポリスに到着したのは夕刻。

このあと3時間ほど待機の後、本来であればニューヨーク州バッファローまで行く予定になっておりました……しかし、待てど暮らせど、乗客の方は1名たりとも姿を見せず………

 

結局バッファロー行き、欠航…………

 

スケジュールの変更を1時間待った挙句入ってきたのは、客席に搭乗してのニューヨーク・ケネディ空港への移動でした……

バッファロー行きの出発予定ゲートだったミネアポリス空港のCコンコースから、ケネディ行きの出発ゲートのGコンコースへと移動………渡り廊下に、人影は全く見えず……

 

既にGコンコースの、売店も軒並み閉店……

 

ミネアポリス空港の国際線発着は、カナダ便などの一部を除くと、ほぼ例外なくGコンコースに集約されていますので、普段ですとGコンコースには外国へと出発するお客様で賑わうのですが……

主要国際線は、ほぼ全便が欠航していますので、月曜日は本当に閑散としておりました……

 

既に売店、コーヒーショップの類も全て閉店……

 

普段は、サラダバーで賑わうフードコートなども閉店になっていて、ひっそり………

そしてニューヨーク・ケネディ行き搭乗……

 

前を見ても……

 

後ろを振り返ってみても、ガラガラの客席……

搭乗していたのは、合計で15名にも満たなかったようです…

 

 

そして今日3月31日(火)。スケジュールが二転三転する中で急遽入ってきたのが、ジョージア州のサバンナへの往復便。

夕方4時40分発の便で、空港へは3時前にショーアップ。

 

先週ケネディ空港を訪れたときには、まだ開いていたサンドイッチ屋さん……

ハンバーガーやパニーニ、ベーグルなど、様々な種類が選べるお店なのですが、こちらも完全にシャッターを下ろしておりました…

 

裕坊が普段よくお世話になっている、お寿司のパック詰のお店も、今日はご覧の通り…………

閑散としたターミナル内にあって、今も営業を続けているのは、ごくわずか……

 

第4ターミナル内で営業を続けているのは、3月31日(火)時点では、こちらセキュリティーを通ってすぐのところにある、カムデン・フードに、

 

ただそのカムデン・フードもサラダバーは先々週から閉鎖になっています。

 

買えるのは、パック済みのサンドイッチであったり、野菜サラダであったりなど、一部のみ……

 

こちらは日本でもお馴染みのシェイクシャック。ケネディ空港第4ターミナルの、デルタ航空が発着するBコンコース側には、2軒のシェイクシャックがあるのですが、そのうちゲートB24付近にあるお店の方は、閉店になっていますので、ご注意を……

 

パニーニを作ってもらったり、サラダをその場で作ってもらったりすることができる、ベーカリーのお店もまだ開いておりました。

ということで、今日はこちらのお店から夕食用に、

 

パニーニと野菜サラダ購入……

現在ケネディ空港のような発着便数が多い空港といえども、調達できる食事はかなり限られていますので、買える機会がある時は、逃さず買っておくことをお勧めします。

 

便数が少なくなって、半分ほどしか埋まっていない出発便案内板…

そこからも、さらに欠航便が発生……

 

この閑散としたターミナルの中で、予約が入っているのは2名だけというジョージア州サバンナ行き……

 

それでも出発の準備は、滞りなく進めていたのですが……

定刻30分前になって、欠航が発表……………

 

普段であれば、南端に位置するBコンコースの50番台のゲートからですと、到着ロビーに近いB18へと出る連絡バスがあるのですが、それも休止になっておりますので、

徒歩で閑散としたターミナルを、到着口まで戻ります。

 

ほぼ1週間に渡って駐機場に停泊していた全日空機が、今日は第4ターミナルへと移動してきておりました。

恐らく駐機場の運用の関係だと思います。ひょっとすると、整備上の問題でもあったのかも知れません。全日空ケネディ空港での旅客便の発着は、ほぼ例外なく第7ターミナルですので、お乗りの際はご確認ください。現在全日空のニューヨーク線は、成田便に限定しての運用になっているようです。

 

出口へと向かう途中で、全日空機を間近に見て、ホテルの送迎シャトル乗り場へ……

 

国際線の発着がめっきりと減って、すっかりと人気がなくなっている、ケネディ空港第4ターミナルの搭乗手続きカウンター……

 

普段ですと、ケネディ空港は夕刻のヨーロッパ各方面へ向けての出発客で賑わうのですが……

今日はこちらもひっそりと、静まり返っておりました……

 

そして明日の4月1日(水)の、我が社のケネディ空港発着便…………

既に全便欠航…………

 

シンシナティ行きも残っていた2便が、両便欠航となり、客席に搭乗した上でアトランタ経由でシンシナティへと移動することになりました…… あと残り明日を含めて2日間。ここまで営業便を運航したのは1便だけ。明日以降も営業便担当の予定はゼロ………

 

 

明るいネタで満載のブログを書ける日が、1日でも早く帰ってくることを願う日々が、しばらく続きそうです………

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 3/29

米国航空会社で、小型機を専門に乗っている裕坊と申します。こんにちは。

昨日土曜日に6日間のフライト終えて帰宅。日曜日1日お休みをいただいて、月曜日から次の4日間のフライトへと出発。元々4月末に予定されていた大学の同窓会への出席を予定していて、少しばかり資金を貯めるのに休日を返上して入れていたフライトでしたので、今回の4日間はデトロイトではなく、シンシナティを基点とするフライト。

 

普通なら、シンシナティまで飛行機に乗って州外通勤をすれば済む話なのですが、乗れそうなフライト2便のうち、既に1便は欠航………

最悪残った1便が欠航になった場合に備え、車でシンシナティまで行くことまで想定して、ナビのデータを更新中。しかも4日間の担当予定便のうち、今も欠航にならずに残っているのは1日目の2便のみ………2日目以降は、担当するはずだった6便は既に全便欠航…… 一旦シンシナティへと帰ってきてからは、ホテルにて待機……

 

しばらく足止めになる可能性もあり……

着替えには余裕を持たせて、普段着もちょっと多めに詰めています……フライトのスケジュールは今も二転三転。出発当日になっての欠航も頻繁に起こっていますので、航空便をご利用になる際は、運航状況をお確かめになることをお薦めします。

 

 

コロナウィルスの流行を完全に収束させるためには、やはり治療薬とワクチンの開発は欠かせません。裕坊もその開発の状況が気になって気になって仕方がなく、時間が空いてはニュースサイトをハシゴして、開発状況をチェックする日々が続いています。

 

 

そんな中にあって、気になる薬品が2つ。

 

1つ目は、抗インフルエンザ薬の『アビガン』(一般名:フィビピラビル、富士フィルム富山化学工業)。

安倍首相はつい最近になって、薬事承認を示す考えを表明したそうですね。動物実験において胎児の催奇形性が見られたことから、妊婦への投与はできないそうです。一般にはまだ投入はなっていない、政府が備蓄をしている備蓄薬。ただ緊急時に備えて、常時200万人分の備蓄はあるそうです。現在ではインフルエンザに対して、他の抗インフルエンザ薬の効果が見られない場合に限り使用される、限定のお薬……

 

ウィルスは元々タンパク質の膜でできた外殻と、RNAやDNAなどの塩基を含んだ内殻だけを持った単細胞。生物の条件を満たすとされる代謝能力はなく、自力では増殖することはできません。他の生物に寄生することによって、初めて自己複製ができるのがウィルス。コロナウィルスは、内殻の中にRNAを持つ「RNAウィルス」に分類され、RNAウィルスが自分自身を複製する際に必要となる「RNA依存性RNAポリメラーゼ」という酵素を必要とするのですが、アビガンはこの酵素を阻害する働きがあります。

既に中国政府は、3月17日にアビガンの有用性を発表し、今後の治療薬として正式承認する意向を固めているようです。中国では既に、成分が同じ後発薬の製造体制を徐々に整えつつあるとの情報もあります。日本でも治験が進んで、治療投薬にゴーサインが出されることを祈っています。

 

 

もう1つの希望のお薬は、こちら。ナファモスタット(商品名:フサン、日医工)。既に日本では、30年以上にも渡って急性膵炎に使用されている実績のあるお薬。

東京大学医科学研究所と国立国際医療研究センターが連携して、4月初旬にも臨床治験を開始するそうです。

 

コロナウィルスがヒトに感染する際、ウィルス表面のタンパク質とヒト細胞の膜が融合して、コロナウィルスの遺伝情報であるリボ核酸RNA)がヒト細胞の中に入り、ウィルスが増殖。ナファモスタットは、ウィルスの外膜とヒトの細胞膜の融合を阻害し、ウィルスの侵入を阻止する働きがあることが見られるのだそうです。新型コロナウィルスだけでなく、2000年代初期に流行したSARS重症急性呼吸器症候群)にも、感染拡大抑止効果があると期待されたお薬だったのだとか。

 

アビガンが治療薬であるとするなら、こちらは予防効果が高いお薬としての期待が高いそうです。

コロナウィルスにかかっていない人や、かかっていても発症していない人に使える、ワクチン代わりとしての期待が高いのだとか。ワクチン開発までには、最低でも1年から1年半がかかるとされていますので、それまでの間の「つなぎ」としての期待が高そうですね。

 

ただナファモスタットは半減期が短いという特徴があるらしく、内服薬である「カモスタット」が予防薬として使いやすいとの投稿をされている内科医の方もいらっしゃいました。

東京を中心に、ここ最近感染者数は増加傾向。一部の国会議員からは適用外処方、予防投薬を始められるように「カモスタット」を厚生大臣宛に緊急要望書を提出したそうです。こちらも迅速な対応をお願いしたいですね。

 

 

そんな中、残念なニュースが1つ飛び込んできてしまいましたね。コロナウィルス陽性と診断されていた志村けんさん。闘病も敵わず、今日お亡くなりになってしまいました……

幼少の頃からドリフを見て育ち、「志村けんのだいじょうぶだぁ」は、ほぼ毎週欠かさず見ていました。入念に練られたコントに、いつもテレビにかじりつくように見入っておりました。芸能界の巨匠でありながら、後輩思いの逸話も何度も耳にしました。もう数々の笑いを提供してくれた、志村さんのコントが見られないのかと思うと、言葉が出てきません…

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 3/28

米国のリージョナル航空会社に勤める、裕坊と申します。

今週の土曜日は、月曜日から続いた合計で6日連続のフライトの締めくくりの日でした。大量の欠航便の影響を受けて、スケジュールは目まぐるしく変わり、最後は全く予定に入っていなかったフロリダ州ジャクソンビルを早朝に出発する便を担当。

 

ジャクソンビル空港の、保安検査場へと向かう通路………

お客さんの姿は、ほとんど見ることができません……… ゲートの係員の方によると、元々は14名分の予約が入っていたそうなのですが、結局搭乗されたのはわずか8名でした……

 

着いたのは、ニューヨーク・ケネディ空港。第4ターミナルのB43が今朝の到着ゲート。

後方に、全日空の国際線主力機、ボーイング777型機が止まっているのが見えます。

 

こちらは3日前の水曜日の撮影した写真。恐らく東京からニューヨークへの太平洋越えの路線も、実質運休状態になっているのでしょう………

全日空は、ニューヨーク・ケネディ空港では第7ターミナルからの発着。デルタ航空とその系列が主に使う第4ターミナルからはけっこう離れていて、普段はこれだけの至近距離で白と青帯の機体を見ることはないのですが…………各空港会社の国際線減便の影響を、こんなところでも垣間見ることになってしまっています………

 

お昼前には、デトロイトにも到着。東京行きデルタ275便の出発前だったとあって、裕坊がデトロイトへと帰ってきた時間帯は、ターミナル内もそこそこ混雑しておりました。

ちなみに、先日成田空港からのデルタ航空の発着は全て終了し、東京発着のデルタ航空便は全て羽田空港発着になっています。

 

欠航便が目立つ、出発便の案内板。

当面は元々の予定から7割削減しての運航になるそうですので、ご利用の際は運航状況を確認されることをオススメします。

 

その削減の影響は、パイロットの各自のスケジュールの発表にも影響が及んでいて、普段よりも1週間遅い昨日3月27日(金)になって、やっと4月のスケジュールが発表。ただそれもまだ確定したわけではなく………

この上の表が4月の裕坊の最初の予定表だったのですが……

 

一晩のうちにかなり担当便が削減され………

 

4月23日(木)で、上の表と比較してみると…………

全便欠航………………

 

ちなみみその週は4日間全て担当する予定だった便が全て欠航になり、4日間自宅待機となりました…

 

 

ただ航空会社の状況を見ていると、エミレーツ航空のように数ヶ月に渡って全面運休を決めた会社もありますし、中には会社の閉鎖を決めてしまったところも………

 

ユナイテッド航空の下請け会社として飛んでいたトランスステイツ航空に続いて……… コンパス航空も、会社の閉鎖を発表………………

 

今年一杯にて運航を終了すると発表していたトランスステイツ航空とは、実は同じ親会社(トランスステイツ・ホールディングス)。

 

元々はデルタ航空との合併前の、ノースウエスト航空デルタ航空と2010年に合併)のパイロット用に、不景気などによる一時解雇時の失業保険的な存在として立ち上げられた会社でした。

立ち上げ当初こそ、ボンバルディエ製CRJを暫定的に2機保有していましたが、すぐに主力の機体もエンブラエル製の、当時としては最新の技術を誇ったE175型機が導入され、しかもリージョナル航空会社としては当時は破格の労働条件だったこともあり、リージョナル航空会社に勤めるパイロットの間では、大人気の会社でした。

 

その後親会社だったノースウエスト航空は、デルタ航空との合併により……

 

ノースウエスト航空の塗装は完全に消え去り、名前もデルタ航空へと変遷……

 

それに伴い、コンパス航空もデルタ航空の下請けを担うようになったのですが………

その後数年してコンパス航空は、リージョナル航空会社を経営するトランスステイツ・ホールディングスへと売却されます……デルタ航空は下請け先の航空会社の絞り込みに追われ、コンパス航空は元々の親会社であったデルタ航空との契約の打ち切りを通告されることに……

 

その後ビジネス機会を窺ったトランスステイツ・ホールディングスは、アメリカン航空を新しい契約先として締結。西海岸を中心にまずまず需要もあり、ビジネスはそれなりに軌道に乗っていたようなのですが………

そこへ持ってきて、今回のコロナウィルスの大流行………アメリカン航空といえども、デルタ航空同様、旅客座席供給数を大幅に削減する必要に迫られ、4月でもって契約を打ち切ることになり、4月7日(火)がコンパス航空最後の運航日となってしまいました…………

 

一時はリージョナル航空会社のパイロットたちの憧れの的だったコンパス航空。大変残念な結果になってしまいました。各社とも軒並み採用凍結状態になり、しばらくはコンパス航空のパイロットも忍耐を強いられるでしょうが、また景気が回復してきた暁には、旅客機のコックピットへと戻ってきていただきたいです。

 

 

各製薬会社、医療機関では治療薬、ワクチンの開発への取り組みが始まっていますが、少しでも早い明るい兆しを見出すためにも、一刻も早く治療薬、もしくはワクチンの完成を祈りたいですね。 そんな中で今日裕坊が見つけた明るいニュースが1つ。

 

日本は中国から早い段階でコロナウィルスが入ってきていたにもかかわらず、感染の速度が遅く、死者の数の増え方も現在の欧米諸国に比べるとかなり穏やかで、その理由に注目されていましたが…… ひょっとすると、私たち日本人が子供の頃に受けたBCGワクチンが功を奏しているかもしれない、との情報。

科学的検証はこれからしていかなくてはいけないようですが、これまでの研究で、BCGを使うことで新型コロナに似たウィルスに感染した人の割合が減ったというデータが出ているのだそうです。BCGワクチンは、元々人間が持つ免疫機能を強化する作用があるとされ、近いうちに臨床試験も開始されるとのこと。

 

さらに注目なのは、BCGワクチンに使用される株について。日本での接種に当たっては、BCGワクチン株はロシアや東欧、さらにはポルトガルが使用されるものと共通していて、その地域ではコロナウィルスの感染拡大が非常に緩やかなんだそうです。

近々、オーストラリア南部メルボルンにある小児医療研究所「マードック・チルドレンズ・リサーチ・インスチチュート」にて、臨床試験が開始されるそうです。コロナウィルスの感染が拡大しているアメリカ、イタリア、スペイン、オーストラリアなどは、BCG接種を実施していないとのこと。もしこれが科学的に根拠があるものと解明されれば、コロナウィルス撲滅の1つのきっかけになるかも知れません。

 

大いに注目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 3/27

米国小型機専門の航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

コロナウィルスの猛威は、アメリカでも相当な勢いでとどまる所を知らず、とうとうアメリカにおける感染者は4万名を超えてしまいましたね。日本もここまでなんとか持ち堪えていたのが、ここ数日東京での感染者の数が40名越えになっていると聞きました。

 

国民全体が免疫を獲得して、ウィルスの蔓延が広がりにくくなるとされるのは、国民全体の7割程度が免疫を獲得してからとされます。それにはまだまだ程遠いですし、ここまでは感染のピークを抑えこめてこれただけであって、今後の爆発的な感染の可能性が完全に排除されたわけではありませんので、日頃からの感染予防への対策を、くれぐれもお願いします。不要不急の外出も、今の時期はお控えいただけると、爆発的な感染の可能性を少なくすることができます。是非皆さんのご協力を、薬剤師である裕坊もお願いしたいです。

 

外出制限が出されているミシガン州では、先週から学校もお休み。インターネットが繋がっていない家庭を考慮して、今でも期日を定める宿題というのは出されていないという、息子くんのお話。ただオンライン学習を早くから取り入れているこちらアメリカでは、自らの選択でインターネットによる学習が積極的に受けられる環境は整っています。

息子くん本人は、大学に向けての単位を取れないのがちょっと不満ではあるようですが……この辺りは、インターネットをまだ家庭に引けていない生徒たちへの配慮などもあるのでしょう。

 

ただ息子くんの通う高校でも、来週は休校3週目。まだ学校再開の目処すら立っていませんから、学校としても家庭にいながら授業の一部を履修できるように、何らかの対策は立てているようです。

あくまで受講は生徒の選択とし、必須とはならないようですが、休校中の選択肢として取り入れることができる準備は始まっているようです。

 

あとこちらならではのサービスとして、学校の敷地内での昼食の供給なども始まっています。

元々は低収入の家庭支援が目的で、通常時は行われているこのサービス。

 

休校中は学区内の学校に通っている児童であれば、学年を問わず、また家庭の収入の高低も一切関係なく、供給が行われているようです。

休校中も、様々な形で学生を応援する体制は続いています。

 

 

そして裕坊。航空業界は日常生活を支える基幹ビジネスの1つとして指定されており、各州で外出制限が課されている中でも、我々の業務は通常通り。ただ定期便の大幅削減が急激に進んでいて、スケジュールが大幅に変更になっていることが影響し、本来は既に発表になっているはずの翌月(4月分)の個人ごとのスケジュールは、まだ発表になっておりませんでした…… 普段であれば、毎月20日には発表される翌月のスケジュール。

 

今日3月27日(金)になって、やっとのことで来月のスケジュールが発表…

3月中旬に発表されていた、当初の予定から17%の客席供給数削減を考慮したスケジュールなのだそうですが…………

 

実際にはその後、親会社であるデルタ航空より、全体で70%が削減されることが決まり(デルタ航空本体、さらには下請けを含めて、全部で1,300機ある旅客機のうちの600機を、使用停止することも決まっています)、さらなる欠航が発生することが決まっていて、ここからまだまだ調整が入ることになり、最終のスケジュールとはならないそうで……… 最終的なスケジュールが確定するのは、早くても数日後……… 恐らく本社の乗務員管理課は、今頃てんてこまいになっていることだと思われます。

 

実を言いますと、本来であれば翌月のスケジュールの正式発表直後から、各自のスケジュール変更希望の申請ができる仕組みになっているのですが、会社の意向でそれが今できない状態になっていて、パイロット組合がそれは契約違反であるとして、会社に抗議を申請中…………………しかもその組合の意向に同意するパイロットも一部いたりして……………

でもそれって、裕坊に言わせると………

 

船縁が損傷して浸水が始まっている大型客船で、乗組員が沈没を防ぐ処置に大童になっている時に、予約を入れていて既に支払いも済ませているからと、レストランでの食事を要求しているようなものと思えて仕方ないのは、裕坊だけなのか??そんな状況であれば、まずは船の沈没を防ぐ手立てを考えて、乗客の側からも協力できることがあれば協力を申し出るってもんだろうに……………そういう考えが浮かんでこないんやろか……………

 

エミレーツ航空エティハド航空、或いはライアン航空などは、既に数ヶ月の運航完全中止を発表。

各航空会社とも軒並み運航削減率は80%、90%など、想像を超える影響を受けている中で、未だに仕事を失っていないという事実。少し組合も冷静な判断をしてほしい、というのが、裕坊個人の独り言………

 

日本人感覚といえば日本人感覚なのかも知れませんが……………

 

 

水曜日から始まっていたこの4日間のフライトを見ただけでも、実は12回もスケジュールの変更があり……

本来であれば、今日は昨夜来ていたフロリダ州のジャクソンビルから、ニューヨークのケネディ空港まで客席に搭乗して移動するはずだったのですが、昨日の夜にまたしてもそれが変更になり、今日金曜日は1日担当便はなく、そのままフロリダ州で宿泊滞在……

 

同じことが来月のスケジュールでも起こるのは確実。飛ぶ日数自体がかなり削減される可能性も大………最終のスケジュールが確定するまでは、しばらくこのまま待機です…

 

そのジャクソンビルには、昨夜木曜日の夜遅くにやってきておりました。

乗客は10名。

 

そして滞在先のホテルには、一般の方の姿はなし。

ここ最近、ホテルの稼働率は20%もあればいい方だそうです。

 

フロリダ州にはまだ外出禁止令は、出されておりませんので、

外出はとりあえず自由……

 

それでもニューヨーク、あるいはその周辺の空港から出発してフロリダ州へとやってきた方は、自己隔離を2週間要請していますので、散歩は最小限にとどめて… …

 

ホテル近くにあるこちらのお店にだけ、やってきておりました……

 

店内では、他のお客さんから最低2メートルの距離を保つように、張り紙がされていて……

 

レストラン内での飲食も控えるように、椅子などには座れないようになっておりました……

 

部屋へ戻ってきての、1人での夕食………

明日土曜日は早朝の出発。ケネディ空港までを担当して、そのあとは客席に搭乗して、この6日間を締めくくる予定になっています。