yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 9/21

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。

昨日日曜日に5日間のフライトへと出勤して、今日月曜日が2日目になりました。

 

昨日はテネシー州メンフィスで宿泊滞在。南部を代表するこの地で、航空会社社員としての生活を始めた裕坊。デルタ航空の子会社である地域航空会社、エンデバー航空の前身の1つは、メンフィスに本社を置いていたピナクル航空。長らく空港近くの小さな事務所に本社があったのですが、

 

ちなみにかつてのピナクル航空のロゴというと、

他社のパイロットたちから、「これって山に向かって、自分から突っ込んどるやんけ」、と散々バカにされたものです……

 

 

ホント、そのまんまやし……………

 

 

その後2010年に、3社からなる地域航空会社が合併して、新ピナクル航空になり、本社をメンフィス市内のダウンタウンへと移転。

この29階建ての立派なビルの13階から最上階までを占める、メインテナントになりました。

 

こちらが入り口。パイロットだけでも最大3,000名を超えた時期もあり、本社だけでも500名前後の社員が在籍。それはそれはいつ来ても賑やかだったのですが……

既に本社はミネアポリスに移転して、過去のピナクル航空は全て撤退……こちらは昨年9月に、メンフィスダウンタウン近くで宿泊滞在した時の写真。ひっそりと静まり返っておりました……

 

昨年9月に訪れた時でも、人影をほとんど見ないくらい、静まり返っておりましたので、現在のメンフィスのダウンタウン付近の治安がどうなっているかは正直分からないですが、ダウンタウンそのものはとても綺麗で、見所も多いです。

 

色とりどりの路面電車が市内を走っておりますし、

 

馬車でのダウンタウン観光もできます。

 

メンフィスのダウンタウンを訪れるからには、是非訪れてみたいのが、こちらビールストリート(Beale St)。

 

ネオンサインが目立つお店がいくつも立ち並んでいますので、夕方にやってくると景色だけでも南部の雰囲気を味わえます。

 

ただ、こちらもコロナウィルスの影響は大きく、しばらく人が遠ざかって、閑散としているとのことでした……

 

昨年の9月には、ピナクル航空の元CEO(最高経営責任者)が、銃撃されるなどの事件も起きていますので、

 

メンフィスのダウンタウンを訪れる際は、治安に関する情報などは集めておいた方がいいかも知れません。

見所が多く南部の雰囲気を醸し出していて、裕坊もお気に入りのダウンタウンだけに、少しでも早く活気が戻って欲しいと、心から願うばかりです。

 

ピナクル航空は、3社合併の歪みが大きく、特にパイロットの機種替えに伴う訓練費用が当初の予想を大幅に上回って債務超過に陥り、2012年4月には破産法を申請……

デルタ航空の財務救援措置を受けて命からがらに生き延びる形になり、2013年5月に破産法から脱却。デルタ航空の完全子会社になって、本社を全てミネアポリスへと移転。一時は大規模なリストラも刊行。会社規模も相当縮小して、パイロットの数が1,500名を割った時期までありました(2020年9月1日現在では、1,927名が在籍)。

 

現在では、ミネアポリス空港の南西に位置する、かつてのノースウエスト航空の整備課本部のあったCタワービルに、本社機能が全て集約されています。

ちなみに、年に一度パイロットに課される年次座学研修は、本社内にある研修室で受講していたのですが、来年3月までのオンラインでの受講に対する許可が連邦航空局から出されています。裕坊の年次研修は毎年12月ですので、このままだとオンラインによる受講になる予定……

 

今日月曜日は2本のフライトを担当。最初のフライトはメンフィスからミネアポリスで、かつての本社と現在の本社を結ぶという、裕坊にとってはちょっと感慨深いフライトになりました。こちらがメンフィス空港の出発階。

 

南国のリゾートの空港と言われれば、そうかなと納得してしまいそうな装いのメンフィス空港。

 

天井が高く、太陽の光もたくさん入ってくるので、昼間は搭乗手続きカウンター付近は、とても明るいのが特徴。

 

かつてはA、B、Cの3つのコンコースから構成されていましたが、そのうちメインとなるBコンコースは工事の真っ最中。

搭乗手続きカウンター周辺と同様、天井からたくさん太陽の光が入るような設計になっていますので、乞うご期待です。

 

かつてはノースウエスト航空拠点空港の1つだったのですが、デルタ航空と合併後は拠点を閉鎖。運用になっているゲート数も激減しています。

Bコンコースが全て開業になると、古いかつてのターミナルは全て取り壊され、現在のBコンコースに全ての便が集約する予定だそうです。

 

今日の出発はA19ゲートから。かつての面影が辛うじて残るターミナル。規模はかつての面影が消え去るくらいに小さくなってしまいました。

 

飛行機から正面を見ると、新しいBコンコースの輪郭が姿を見せ始めています。

ガラス張りで覆われた新しいターミナル。工事は急ピッチで進んでいるようです。

 

こちらは古いターミナル…煉瓦で覆われた2階建ての、古き良きアメリカを思い起こさせるような造りなのが特徴。

 

ターミナル内には、サンドイッチ屋さんもあるのですが、どうやらお昼には閉店してしまうらしく、

アテが外れてしまいました……

 

有名どころのバーベキューレストランのスパイスも買って帰りたかったのですが、生憎こちらには取り扱いがなく……

 

意気消沈のまま、ミネアポリス到着……

 

サンドイッチすらなかなか買えないという、ツキのなさ……

 

こちらはC24ゲートの近くにある売店……

既に閉店してから、ほぼ半年近くが経過しています。慈善事業で経営しているわけではないですから、致し方ありません…

 

今日はC5の近くに開業したばかりのバーが開いておりましたので、

 

そこでこんなサンドイッチを購入…

今晩の夕食でした…

 

そこから、ノースダコタ州のファーゴまでやってきて、

 

こじんまりとした、のどかな小さなターミナルを抜け、

 

空飛ぶテディーベアを見ながら、

 

シャトル乗り場へと向かいました。

 

 

明日は1日で4便を担当予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 9/20

アメリカの地域航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

今日日曜日から、また次の5日間のフライトへと出発しました。 ここ数日のミシガン州は、ほとんど毎日のように快晴のお天気に恵まれて、

 

今日もポカポカ陽気。

こんな日ですと、屋外駐車場に停めていても、気持ちがいいのですが、

 

今週からは我が社の乗務員も立体駐車場へ駐車する許可が出ましたので、

そちらへ車を停めてみました。

 

エレベーターを6階まで上がって、

 

ひたすら通路を歩いていくと、

 

搭乗手続きの自動チェックインの機械が、お出迎え。

ちょっと景色の違う出勤風景となりました。ただ空港従業員、航空会社社員が全員こちらへと移るとなると、専用駐車場とターミナルを結んでいるシャトルバスの運転手さんの仕事が減ってしまう……

 

よほどの悪天候が予想される時以外は、なるべく専用駐車場に停めようと考えてます。

 

今日日曜日は、3本を担当。向かったのは、テネシー州のメンフィス。テネシー州の南西の端に位置して、ミシシッピ川を挟んで西にアーカンソー州、南にはすぐミシシッピ州と隣接しています。

平常時ですと、120名仕様の機体がほぼ満席になる路線。今日も41名の乗客が乗ってこられての出発となりました。

 

夕暮れ時のデトロイトを出発して、メンフィスに着いたのは8時過ぎ……

 

もう出発便はないとあって、サンドイッチ屋さんも閉店しておりました。

 

出口を通過して、ホテルの送迎シャトル乗り場へ向かいます。

 

昔と全く変わらないそのままの面影を残すメンフィス空港。

かつては利用客も多く、到着便が重なる時間帯は、ホテルや街へと向かう乗客の姿で賑わったものですが、今やその面影はなくなりました。

 

実をいうと、ここテネシー州メンフィスは、裕坊が航空会社に採用された当時の、本社があった町。

航空会社社員としてのスタートを、すべてメンフィスで始めましたので、今でも裕坊はメンフィスに対する特別なこだわりがあります。全米でも治安の悪さで常に一桁台に入り、実は裕坊入社した時の、当時のピナクル航空最高経営責任者、フィル・トレナリー(Phil Trenary)が市内で銃撃によって殺害されるなど、全体的にメンフィス市内の中心部はあまり治安がいいとは言えないので、散策する場合は、場所には気を付けた方がいいです。それでもなぜか、メンフィスは宿泊滞在が入るたびに、入社当時の思い出などたくさん蘇ってきてしまうという、不思議な街…

 

こちらは何の変哲もない、シャトル乗り場。世界最大の貨物航空会社フェデックス・エクスプレスへの貨物機駐機場へのシャトルが発着します。

実はフェデックスの本社は、ここテネシー州メンフィス。

 

メンフィス国際空港の北側は、フェデックスの貨物専用機の駐機場で独占されています。

ごく一部の路線を除いて、貨物専用機は週末や年末年始などの大型連休中はほとんど稼働しませんので、

 

日曜日とかにメンフィス空港のそばを通ると、すごい数の大型貨物機が並んで止まっているのが見えます。

稼働は基本的に深夜になるので、昼間も駐機場ではほとんど人影を見ることがありません。

 

本格的な稼働が始まるのは、平日の夕方から。

メンフィス近郊にて集配された荷物がまずは集まってきて、

 

夜の10時を過ぎると、全米各地から荷物を載せた貨物機も次々と到着。

 

荷物はまず集積所に集められて、

 

ここから行先別に仕分けが行われます。

 

行き先が揃ったところで、荷物はコンテナに集められた上で各機体へと搭載され、

 

各便の機長が荷物運搬搭載の責任者から、署名入りの書類を受け取ったところで、出発の許可。

そして深夜のうちに、次々と出発します。

 

フェデックスの場合は、午前2時台から3時台にかけて出発することがほとんど。

 

これだと目的地に早朝のうちに到着し、各地域の配送センターへと荷物が運ばれて、早ければその日のうちに配達をすることも可能になります。

ビジネス利用では、期日や時間の指定が入ることも少なくないので、機動力を高めるためにも深夜便が貨物航空会社にとっては貴重な時間、ということになるのでしょう。深夜に活動が1番活発になるという貨物航空会社の世界、旅客航空会社とは全く違う、独特の世界を持っています。

 

 

裕坊たちは、9時前にホテルに到着。

明日のお昼過ぎには出勤するので、今晩は外出の時間はなかったのですが、メンフィスは観光の見どころもとても多い町です。

 

メンフィスの顔といえば、エルビス・プレスリー

エルビスの大活躍があったおかげで、メンフィスはロックンロールの発祥の地とも呼ばれるようになりました。

 

そのエルビスが住んでいたという豪邸は、今では博物館(グレイスランド・英語表記はGraceland)になっていて、

 

その豪邸の様子を窺うこともできます。

 

実は小泉純一郎・元首相は、エルビスの大ファン。首相在任時代にはわざわざメンフィスまでやってきて、グレイスランドを訪れたことまでありました。

 

この時は、報道陣の前でサングラスをかけ、模擬「ラブミー・テンダー」まで披露するというサービスぶり。

 

あとメンフィスを訪れるからには、是非こちらを味わっていただきたいです。

メンフィス流の「ドライリブ・バーベキュー」。バーベキューソースを使わず、お店ご自慢のスパイスをかけていただくのがメンフィス流。ちなみにバーベキューというと、アメリカでは豚肉を指すことが多いです。

 

メンフィスのダウンタウンですと、こちらのお店、『ランデブー(Rendezvous)』が有名。あひるの家族がロビーを歩くことで有名な「ピーボディー・ホテル」からおよそ2ブロックほど行ったところ。お店は階段を地下に向かって降ります。

ランデブーには、グレイスランドでエルビスをしっかりと堪能した小泉元首相も、訪れておりました。

 

もし車があるなら、メンフィスからフリーウェイを10分ほど東へと走って、ポプラー通り(Poplar Ave)を西へと行くと、味ではランデブーにも負けないお店にも行けます。

こちらが看板。お店の名前は『コーキーズ(Corky's)』 スパイスがとにかく美味しく、炭火でじっくりと焼いているので、香ばしさに病み付きになります。

 

このコーキーズ、裕坊の大のお気に入り。

スパイスやバーベキューソースは、メンフィス空港内の売店でも買えます。

 

まだまだ他にも魅力がたくさんのメンフィス。

 

 

どうしてもこの街の魅力から離れることはできないです。 明日はお昼過ぎに出発です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 9/19

米国で地域航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

明日から次の5日間のフライトへと出発します。先週に続いて、5日間での合計の担当便数は16便。ここ最近は、昨年とほぼ同じ頻度のスケジュールへと戻ってきています。

 

コロナウィルスの感染が急拡大した当初は、アメリカでも多くの州で外出禁止令が敷かれ、航空需要はほとんど蒸発。予定していた担当便が軒並み欠航になり、自宅での待機が続いた時期もありました。 現在のアメリカの旅客航空需要は、平均して昨年比で3割くらい。昨日9月18日(金)に、全米の航空会社を利用した方の総数は81万名。昨年9月20日(金)は257万人でしたので、やはり昨年比では3割ほど。

 

国内線の旅客需要が緩い回復基調にあるアメリカの航空会社といえども、損益分岐点に達している会社は未だにないのが実情……

これはピッツバーグのDコンコースの南側にある駐機場。元々ピッツバーグ空港は、USエアウェイズ(現在のアメリカン航空)の拠点空港として使われていた経歴があり駐機場が広いので、稼働していないアメリカン航空エアバス機の駐機用のスペースに使われています。

 

アメリカの航空会社は、軒並み連邦政府からの緊急援助金を受け取っていて、その期限は9月30日(水)。

各航空会社とも、緊急支援の延長をしきりに懇願していますが、民主党共和党での隔たりが大きく、到底妥協点を両党間で見いだせていないのが現状……支援金の延長措置がなかった場合を想定して、各航空会社とも一時的解雇措置に言及しており、アメリカン航空では最大4万人規模になるとの見通しを示しています。

 

ユナイテッド航空でも同様の措置の予定。

こちらは最大で3万6千人規模……

 

国際線の需要の落ち込みが特に激しい、旅客航空業界。エンジン数が多い大型の国際線機材、特にジャンボジェット機ことボーイング747型機や、スーパージャンボことエアバス380型機、などは次々に退役が前倒しになっています。

上の写真にあるカンタス航空ボーイング747型機のは、今年中の退役が既に昨年には発表されていましたが、

 

総2階建てのスーパージャンボ機、エアバス380型機は2030年に予定していた退役の時期を前倒し。2023年ごろになるそうです。

ただし国際線の需要が非常に弱いとあって、稼働している機体はほとんどないのが実情。

 

ブリティッシュエアウェイズのボーイング747型機に、

 

エールフランスA380型機も、

今年を持って退役の方向……国際線用の大型機は、一気に活躍の場が狭まる結果になっています。

 

ドイツのルフトハンザ航空も、エアバス380型機は、ほとんどが稼働しておらず……

 

こちらは、テルアビブ郊外で保存状態に置かれているという、スーパージャンボ……

今後前倒しでのスーパージャンボを退役させるか、検討するとのことでした。

 

 

その一方で、航空会社も知恵を絞って、需要喚起のための色々なアイデアを出しています。新しい取り組みで、注目を集めているのが、ジェット旅客機を使っての周遊旅行というアイデア。『どこにも行かない(Flight to nowhere)』というキャッチコピーでの遊覧飛行というのが、企画の趣旨。

 

オーストラリアのカンタス航空の場合ですと、シドニー空港をまず飛び立って、オーストラリア大陸にある、世界で2番目に大きい一枚岩のウルル(エアーズロック)上空を通過し、

 

 

その後ゴールドコーストであったり、

 

グレートバリアリーフの上空であったり、

 

シドニー湾などの上空を通過。

7時間という、日本からだとほぼハワイまで行けてしまいそうな時間をかけてのフライトで、オーストラリア大陸を一周。予想に反して興味を引かれた方が多かったのでしょう。空の旅に飢えた方で、予約は殺到。エコノミークラスで787ドル(日本円で6万円ほど)、ビジネスクラスですと、3,787ドル(日本円でほぼ29万円)にもなる周遊航空券チケット、なんと10分ほどで完売だったそうです。

 

実はカンタス航空の販売履歴を振り返ってみても、1つのフライトが10分で完売したケースは、過去に全くないのだとか……需要によっては、今後も同様のフライトを企画する予定だそうです。今後こういった企画ものは、増えてくるかも知れません。航空需要の回復への貢献に期待してしまいます。ちなみにフライトは、10月10日(土)の予定だそうです。

 

 

3日間のお休みの最後の日となった土曜日は、ミシガン大学の町アナーバーで、外食のちょっとささやかな贅沢で、再充電。

 

レストラン内での感染を極力避けるために、屋外飲食のスペースを増やして対応しているようです。

一部が歩行者天国になって、道路にテーブルや椅子などが並べられておりました。

 

映画館は、州条例により未だに上映ができないので、一部では灯りをつけたままにしていますが、

 

中には夜は消灯したままのところも……

 

やってきていたのは、行きつけの日本食レストラン。日本人の方が調理場主任をされていらっしゃるので、味に間違いがないです。

スラーピングタートルという、毎月お世話になっているレストラン。裕坊のオススメは、塩ラーメンに豚肉バオに、炙りサーモンのお寿司。 入店の際には、

 

マスク着用がここでも義務付けられているので、

カメさんもマスクをしておりました…

 

土曜日の夜とあって、待ち時間が長かったので、その間ちょっと周りも散策。

 

いつの間にか、近くにはポケ丼が買えるお店まで開店しておりました。

 

ミシガン大メインキャンパスの向かいには、ビルとビルの間を利用して作られたアーケード街もあり、

 

クラシックなテイストの洋服のお店があったり、

 

iPhoneを修理してくれるお店まで……

 

昔ながらの装いの店構えなのに、置いてあるのがiPhoneというのが、なかなかにミスマッチで面白い組み合わせ…

 

このご時世に合わせて、ファッションマスクを取り扱うお店までがあります。

 

40分待ってやっと回ってきた順番でしたが、店内は思った以上に混んでいたので、凍えながらも外での飲食を決めた裕坊一家……

外の気温7度の中で食べるのは、なかなか勇気がいります…箸を持つ手も、ややかじかんでおりました……

 

実は今日は、お昼から友人家族としこたま食べてばかりいたので、もう既にお腹はパンパン……

土曜日の晩は、お寿司3貫だけをいただきました。

 

実をいいますと、今日土曜日は長らく調理場主任を担当されてきたTさんにとって、ここアナーバー店での最後の日だったのですが、そんな日にレストランへ行くという偶然が重なりました。

オハイオ州コロンバスに新規のお店が開店になるらしく、そちらの立ち上げのために、既にオハイオ州へ転勤されていたそうです。

 

コロンバスのダウンタウンからですと北東の方向、ポート・コロンバス国際空港からですと、ほぼ北へ車で10分ほどの距離にある、イーストンモール内で新規開店。メーシーズの駐車場に隣接する位置への開業になるそうです。今のところ、開業予定は11月中とのことでした。

コロンバスで、是非また美味しいラーメンとお寿司を食べに行きたいです。

 

 

明日から5日間のフライトへ、出発します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 9/18

アメリカの小型機専門の航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

今日はフライトとフライトの間の3日間のお休みの中日。日曜日に始まる5日間のフライトまでの間の骨休め…ただ、アメリカ国内だけでも、既に閉鎖を決めた地域航空会社も数社出るというこのご時世の中、なんとか仕事が保てていることには、心から感謝しかありません。

 

裕坊が勤める地域航空会社の親会社になるデルタ航空は、今現在でも赤字が続いてはいるものの、現金をそれなりに確保でき、さらには早期退職への応募、一時的な無給休暇への応募者がそれなりに出るなどで、当初の予想よりも財政状況は改善していて、なんとか大幅な雇用凍結は避けられそうな情勢になっています。ごく一部のパイロットを除くと、デルタ航空での強制的な一時解雇などの予定はなし。

 

子会社になる我がエンデバー航空でも、今のところは本社勤務社員の勤務時間の短縮にとどめる模様。ただ乗務員向けの無給休暇の募集は、半年以上続いています。最近では、1年以上に渡る一時自主解雇の募集もありました。1,927名いるパイロットのうちの19名が一時自主解雇に応募し、11月1日付で1年間の休暇に入ることに……まだまだ予断を許さない状況は続くことになりそうです。

 

 

裕坊が住んでいるのは、ミシガン州デトロイト郊外。8月の終わり頃は、気温もちょうどよく、窓を開けてコオロギが鳴く声などを聞いておりましたが、9月も中旬に差し掛かり、夜になると気温は一桁台で、夜の10時の時点で9度。

今晩の予想最低気温、4度…………夜になると、完全に窓は閉め切っております……我が家の植木にも、色がつき始めました。

 

秋のイベントの代表といえば、ハロウィン。愛妻ちゃんは既に11年勤めた幼稚園を退社して、家を飾る時間的な余裕も持てるようになりましたので、

早いうちから、ハロウィンものを飾っていたりします。

 

ジャコランタンに、

 

ガイコツさん……

 

ここ2日はすっきりと晴れ渡る秋晴れを拝むこともできましたので、

ちょっとお出かけ。昨日は、デトロイト空港ターミナル横の、立体駐車場の従業員用スペースへの入り方などを観察してきました。

 

アメリカの旅客航空需要は、平均すると昨年の3割ほど。ちなみに、9月16日(水)に全米の空港ターミナルで保安検査場を通過した方の合計は577,847名で、昨年同週の同じ曜日の実績を見ると、2,146,857名。昨日9月17日(木)で同様の比較をすると、今年が784,746名に対し、昨年が2,455,410名。需要の上下動を逐一見守りながら、航空会社も増便減便に対処できる態勢を固めています。

ただ航空会社も空港も、昨年並みの需要が短期間で戻るとは到底考えていないのでしょう。空港ターミナルに隣接する立体駐車場も、ここ最近はずっとガラガラ……乗客の皆さんから治安の悪化を懸念する声が上がっていたことは、想像に難くないです。

 

どうせ空いているのであれば、従業員にそのスペースを使わせて、セキュリティーの不安も解決してしまおう、という案だったのでしょう。我が社の乗務員にも、一般の立体駐車場へ停めてもいいという通知が来ることに。

 

秋晴れの中を、 デトロイト空港の敷地へと入り、

国際線到着口へと回ります。

 

ちなみに、空港南にある従業員専用駐車場への送迎シャトルバスは、この階に乗り場があります。

 

1番右のレーンへ入ると、従業員専用、という表示。

 

入り口こそ違いますが、駐車スペース自体は、一般の利用客の方と同じ場所を共有します。

 

出口も専用のゲートを通って通過。従業員には専用駐車場への入場用のカードがあるので、それをスキャン。

この措置は、他の拠点となる空港では、数ヶ月前から既に始まっておりました。

 

アトランタミネアポリスシンシナティに続いて、デトロイトでもやっと同様の措置が発動。

今の時期は屋根がなくても大きな影響はないのですが、冬場はデトロイトには雪が多く降ります。降り積もった雪を払ったり、窓にへばりついた氷を除去したり……それがなくなるのは助かります。

 

ただお客さんが戻ってきて、立体駐車場が一般利用で埋まるようになり、従業員が専用駐車場へと追い出されるのであれば、そちらの方が何倍もいいですが……

 

 

今日も同様にかなりの秋晴れでしたので、またもお出かけしてきました。秋のミシガン州の風物詩といえば、リンゴ農園などで販売されるリンゴ絞りジュースにドーナツ。

今日目指したのは、ノースビルという古い町にある販売所。

 

サイダーミルと呼ばれるリンゴジュース販売所は、ダウンタウンから車だと2分ほど。

この芝生の上に立てられた、小さなリンゴのマークが目印。

 

今年はコロナの影響で、販売所の建物の中に入って買うことができないので、ドライブスルーで購入します。

 

金曜日だというのに、かなり並んでおりました。

 

こちらがリンゴを絞ったり、ドーナツを揚げている建物。こちらではサイダーミル(Cider Mill)と呼んでます。

 

オンライン注文をしておりましたので、名前を告げるとドーナツを入れた袋をすぐに持ってきてくれました。

 

 

そして午後には、息子が高校の放課後活動で参加している、テニスの練習へと送り迎え。

 

最近は大学を目指す学生たちにも、多様性が求められる時代です。

昭和の頃の、塾通いして学力を上げて偏差値を上げ、一発勝負をしていた頃とは様変わり。特にアメリカの大学では、求めるものが大きく変わってきているようです。

 

学力は学校の授業でこなせるものを身に付け、学力以外の得意分野やスキル、人間力を磨くことによって大学入試を突破するんだそうです。カリフォルニア州では、大学共通学力テストの点数を、大学入学の選考基準に使うことを禁止するという、仮差し止めまで出てしまいました。 ですので我が家では、

 

息子のやりたいものはなるべく自由にやらせています。テニスだけでなく、ピアノにアフリカ太鼓にマリンバなどの楽器類、

最近ではドラムセットまで借りてきて、早速今日組み立てて練習をしていましたが、 正直、家にいる時くらいは静かな環境で落ち着いていたい裕坊には、あの重低音が直接響いてくるのだけはちょっとムリでした。

 

ですので、息子がドラムを叩くのは、裕坊がフライトへ出ている時だけになりそうです。

 

 

次は日曜日に出発の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 9/17

アメリカの地域航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

昨日水曜日に5日間のフライトを終えて帰宅して、3日間のお休みをいただいています。ここ数日はデトロイト地方も、靄が深くかかってすっきりとしないお天気でしたが、今日になってやっと秋晴れになりました。

 

裕坊が勤めるのは、アメリカの大手航空会社の子会社となる、地域航空会社。主に担当する路線というと、一部メキシコやバハマ、カナダなどの近距離国際線を除いて、基本的には全て国内線。地方空港から主要拠点となる大規模な空港への乗り継ぎのお客様をお届けするのが主な役割になります。

裕坊が入社したのは、14年前の2006年。当時はテネシー州のメンフィスに本社があり、メンフィス空港から車で約5分ほどのところに小さな事業所があり、そこが本社でした(現在はミネソタ州ミネアポリス)。かつて日本にもよく国際線が運航されていた、ノースウエスト航空の地方路線を請け負うのが、当時の主な役目。ちなみにノースウエスト航空は、2010年にデルタ航空と合併し、名前もロゴも全てデルタ航空となって、ノースウエストカラーは完全に消え去っています。

 

当時は50名乗りの、全エコノミークラスの機体ばかり。拠点はデトロイト空港、ミネアポリス空港、さらにメンフィス空港の3空港。

新旧塗装さまざま入り混じり、最大で141機を抱えていたこともありました。現在全てデルタ航空塗装に塗り替えられ、50名仕様で稼働しているのは、26機になっています。

 

実をいうと、裕坊が乗務しているCRJ(Canadian Regional Jet)シリーズは、元々は社用機、あるいはチャーター機などでアメリカでは頻繁に使われている、チャレンジャーという小型ジェット機の派生型。カナダにあるボンバルディエ社によって、開発されました。

 

大抵社用機やチャーター機として使われる時は、座席はせいぜい10ほどしかなく、革張りの豪華な内装にしていることが多いです。

本来は社用機などで使われる前提で作られた機体に、無理やり50もの座席を押し込めると、当然のことながら………

 

狭いです………

出張が多かったご近所さんにも、評判が悪かった飛行機でした。

 

ご近所さん:あの50人乗りの飛行機、狭くて乗るのが憂鬱なんだよな〜〜。で、裕坊、お前はどんな飛行機に乗っているんだい

裕坊:その50人乗りの飛行機なの……

ご近所さん:…………………………………

 

まだ身長が170センチほどの裕坊であれば、なんとか自分に見合った位置を確保できるのですが……

 

体が大きい方、特に足が長い方ですと、

こうなることもあります………

 

ただし通路を挟んで、片側2列ずつしか座席がないので、こうなる心配はありません……

 

最近では、地方路線でもファーストクラスの需要が増えておりましたので、

全長を長くした機体が多く投入されるようになりました。座席が76席配置されたCRJ−900型機。我がエンデバー航空では、現在109機が導入されています。

 

内装にも多くの改良が施されて、床が少し下げられて天井が高く感じるようになりましたので、快適度がかなり増しました。

 

最近では、内装やライトなどにまで改良が加えられて、客席内の雰囲気作りに工夫が施された機体も搭乗しています。

担当するのは、離陸から着陸までが1時間ほどの短距離路線がほとんど。1日平均で3便ほどをこなし、4日から5日の間にフライトをギッシリと詰め込んだスケジュールが作成され、各パイロットに宛てがわれます。

 

アメリカは何をするにも契約の社会。一部の会社を除くと、アメリカの航空会社にはパイロット組合が存在し、立派な会社−パイロット間の契約も存在します。

我が社の場合、一度の出勤で組まれるのは、最大で5日連続。5日連続でフライトが組まれる時は、初日の拠点先の空港出勤は早くても午後12時、最終日となる5日目は遅くとも夕方5時には全て終了する契約。

 

これは遠くから通っているパイロットたちに対する配慮のため。

アメリカでは、地方都市に住居を構えて、州外から『飛行機通勤』をする者も少なくなく、このパターンでスケジュールを組むと『出勤当日に自宅を出発して、通勤用の飛行機に乗り』、フライトのスケジュールを全てこなし終わると『通勤用の飛行機に最終日当日に乗り込んで、当日のうちに帰宅する』ことも可能になります。

 

ただこのパターンの場合、前半は深夜にかかるフライトを担当して、後半になるにつれて空港へと出勤する時間が早くなり、最終日の5日目は早朝になるのがお約束……前回の5日間のフライトでは、3日目、4日目の宿泊滞在が短かった上に、最終日に至っては夜が暗いうちの空港への出勤でしたので、

年齢が50台ということもあり、帰宅する頃には疲れもピークに達しておりました。

 

今日の午前中は起きることすらできず、

ほとんど何もせず、ぐっすり……

 

5日間のパートナーだったマイクくんは、アリゾナ州から2つの時間帯を超えて(アリゾナ州は夏時間が採用されていない州なので、夏期の間はデトロイトとの時差は3時間にもなります)『飛行機通勤』をしてきておりましたので、 帰りの飛行機の中では、

きっとこうなっていたことでしょう……

 

来週は日曜日からまた5日間に渡るフライトです。あと2日間、こんな感じで過ごしているかも知れません……

体力の温存に勤める2日間にしたいと思います。

 

 

ただこのご時世ですので、お仕事が続けられることに心から感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 9/16

デルタ航空の子会社で、リージョナルジェット機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。

先週の土曜日に出勤して始まった5日間のフライトが終わり、今日水曜日に帰宅しました。

 

5日目となった水曜日は、早朝暗いうちから、前日から泊まっていたテネシー州のノックスビルに空港出勤。

こちらは到着階なのですが、ホテルのシャトルはいつもこちらに回って、裕坊たち乗務員も下車します。

 

担当はデトロイト行きでした。ほぼ同時刻の出発となったアトランタ行きの乗務員と、呉越同舟

普段ですと、各大手航空会社系のフライトが6時から7時の間に大挙して出発するとあって、保安検査場へと続く通路は活気に溢れるのですが、今朝は今一つ閑散…

 

ちなみに、ノックスビル空港からは、デンソーの北米最大の工場となる、デンソー・マニュファクチャリング・テネシーDenso Manufacturing Tennessee)があるメアリービルまで、車でおよそ10分ほどとかなりの至近距離にあります。

朝一番のデトロイト行きは、コロナ禍前ですと、名古屋行きや東京行きへの接続にとても便利とあって、ビジネススーツ姿に身を固めた日本人の方を必ず数名はお見かけしていたのですが、ここ最近はビジネス利用の方すら見かけなくなってしまいました…

 

定刻は7時40分。出発の頃になると少し夜も明けて…

操縦席の窓に目をやると、我が社の整備課のピックアップトラックが一台……大抵運転席には整備員の1人が座っていて、スマホをしきりにいじっています。これが夜間の整備点検を終えた後の、整備員たちにとっての憩いのひと時……

 

旅客機は、3日おきに安全に飛行機が飛べることを証明する整備員による署名が必要になるのですが、

その点検を終えての、お見送り。

 

こちらが、各機体ごとに搭載される整備記録簿。

不具合がある時には、左の空欄に記入して、点検や整備などをしてもらって、フライトに差し支えがない場合は、整備員の署名をもらいます。3日おきの点検の修了の署名は、右上の黄色の空欄。

 

ノックスビルには、我がエンデバー航空の整備課の支社(他にアイオワ州のデモインとウィスコンシン州のセントラル・ウィスコンシン空港にも、支社があります)の1つがあり、飛行機を数機格納できる大きな整備庫もあるので、夜間停泊の飛行機の点検整備の他にも、操作系などの重要な整備も可能。始発のアトランタ行きとデトロイト行きを見送ると、夜間のシフトに入っていた整備士たちは帰宅するのだそうです。

出発待ちの間のスマホタイムは、けっこうな息抜きらしく、大抵はゲームにハマっているそうな…

 

デトロイトに到着したのは、朝の9時過ぎ。

そこから次のクリーブランド往復まで、3時間の地上待機が入っておりました。 到着していたのは、デトロイト空港のBコンコース。

 

まだ旅客航空需要の回復が、前年度の3割ほどとあって、コンコース内では建物の端に行くほど売店の休業が続いているのですが、

中には、完全に看板を外してしまったところも……

 

こちらは4月に閉店になった直後の、ハンバーガー屋さん。

Bコンコースの比較的中央に位置していて、コロナ禍の影響前は比較的流行っていたお店だったのですが、休業から半年が経過……再開の目処は残念なことに立たなかったようです……

 

ただコンコース中央に位置するレストランは、既に再開して数ヶ月が経過しています。

全米にあるチェーン店のレストラン、チリーズに、

 

ポットベリー・サンドイッチも2ヶ月ほど前に再開。

リーズナブルなお値段のサンドイッチが買えます。

 

今日は前日に買っていたマフィンなどが残っていたので、そちらで簡単に小腹を満たして、

人がほとんどいないCコンコースの橋にて、しばらくゆっくり……

 

ちなみにCコンコースの出発ゲートからご搭乗の際は、お店は一軒たりとも開いておりませんので、お昼や昼食はなるべく早めに調達しておいた方がいいです。

 

そのあとは、一旦飛び上がると、飛行時間が30分にも満たない、オハイオ州クリーブランドを往復。

かつてはコンチネンタル航空(現在のユナイテッド航空)の大型拠点空港として存在感がありました。

 

ビジネス需要も昨年までは高かった、クリーブランド・ホプキンス国際空港。こちらは去年のほぼ同時期に撮った写真……

実はこれは同じ出発ゲートB6から、デトロイトへと向かう便の搭乗前を撮ったもの。この時は裕坊はミネアポリス行きを担当で、通路を挟んで反対側からの搭乗ゲートからの出発でした。

 

今回の5日間の最後の担当便となったデトロイト行き。搭乗ゲートはB6。

76席ある客席に搭乗されて来られたのは、18名でした……

 

 

これが今の実情です……

 

 

やっと空が青くなってきた頃に、デトロイト到着。

 

今は人の波を来たり、波が急に消えてしまったりの繰り返し……

 

従業員が駐車するスペースも、空港横にある立体駐車場にスペースが確保されるようになって、

車の数は、さらに減っています……

 

B、Cコンコースへと直接到着する従業員専用バスは運休中。専用乗り場がある側の駐車場には、止まっている車が一台もなくなり、

今は稼働していない専用シャトルバスが、ずっと止まったままになっています。

 

 

そんな中、今日新たに会社から、一通の全社員向けの通知。デイビッド・ギャリソン最高経営責任者からの、今後の雇用の見通しに関するものでした。それによると、本社勤務の社員が年末まで労働時間を2割ほど削減して、人件費を節約。乗務員に関しては、『今のところ』一時雇用凍結などの措置はないとのこと。ただあくまでも、現在での見通しでのことですので、今後のことはどうなるか、確定したものではありません……

 

ただ親会社であるデルタ航空は、今日新たにマイレージプログラム「スカイマイル」を担保に、90億ドル(およそ9,400億円)分の現金を調達するに至ったそうです。これは6月に同様の担保での現金調達額が68億ドル(7,100億円)に至ったユナイテッド航空を、金額でも大幅に上回ることになりました。ただ一時は年末には損益分岐点の回帰を目論んでいたのですが、目論見は外れて、今現在も日計算あたりの赤字額は2,700万ドル(およそ28億円)。まだまだ余談を許さない時期は続きます。

 

 

裕坊、明日より3日間お休みをいただくことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 9/14

アメリカの小型旅客機専門の航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

先週の土曜日に出勤して、5日間のフライトに出かけています。裕坊が勤める地域航空会社は、アメリカの大手の航空会社の拠点空港まで、地方都市からのお客様の乗り継ぎをお助けするのが主な役割。アトランタ・ハーツフィールド・ジャクソン空港だったり、デトロイト・メトロポリタン空港といった空港を行ったり来たり。ただ最近では、需要が少なくなっている路線を、大手航空会社本体の中型機に変わって、隙間を埋めることも多くなりました。

 

初日の土曜日はデトロイトを拠点に、翌日の日曜日はミネソタ州ミネアポリス空港が拠点となるフライトを担当。土曜日の晩に泊まっていたフィラデルフィアを出発して、およそ2時間半の道のりをかけてミネアポリスまで。

フィラデルフィア空港では、デルタ航空管轄のフライトが出発するのは、6つあるターミナルのうち、Dターミナル。日曜日のお昼過ぎということもあったのか、空港はかなり閑散としていました。

 

フィラデルフィアといえば、アメリカの独立宣言が採択された町でもあり、独立宣言後はアメリカの首都だった時期もあります。アメリカでも歴史があるゆかりの町なのですが、最近では観光で訪れる人もかなり限られているようです。

昨年度比で需要7割減の状態が続いているアメリカの航空業界。

 

ターミナル内のファーストフードのお店も、半分ほどは今も閉店したままで、

こちらのフードコートも、シャッターを下ろしたままになっておりました……

 

辛うじて開いているのは、ドーナツ屋さんくらい……

ただこちらのドーナツ屋さん(ダンキンドーナツ(Dunkin Dunuts))のコーヒー。さすがにドーナツ屋さんだけあって、とても美味しいと評判。裕坊もここのコーヒー豆をいつも大量買いして、毎朝いただいています。ドーナツとの相性はバツグン。

 

本来フィラデルフィアからミネアポリスまでは、デルタ航空本体の120名仕様の機体が担当していた路線。隙間を埋めるフライトの1つになりました。元々の需要は高い路線ですので、ほぼ満席の乗客の方が乗ってこられます。9月13日現在デルタ航空では、乗客の方同士の距離を確保するため、客席数の6割ほどを上限にしての運航を続けていて、76席あるリージョナルジェット機の上限は、現在45。そのフライトに45名が乗ってこられて、乗り過ごしの方も1名いらっしゃいました。

 

そのうちの2人は、保護者を伴わない未成年の乗客。

子供たちが乗ってきた時には、時間に余裕がある時には、裕坊は大抵鶴を折ります。フィラデルフィアからミネアポリスまでは、2時間半と時間的には十分な余裕があったので、2羽を作成。心細い思いで乗ってくる子供たちも多いので、ささやかなお土産です…

 

ちなみに保護者が伴わない子供だけでのフライトを、未成年者旅行プログラム(英語では、Unaccompanied Minor Programといいます)といい、5歳から7歳までは一部の直行便のみの受け付け、8歳以上になると乗り継ぎ便も可能。ただし15歳になるまでは選択できる便は限られるようです。航空券代とは別途、1人につき、片道あたり150ドルの手数料がかかるそうです。

 

ミネアポリス到着。

到着ゲートは、C16。

 

デルタ航空本体が保有する機体は、最低でも110名仕様。リージョナルジェット機は最大でも客席数76で、機体の大きさがかなり違うので、

当然のことながら、使用するゲートは分けられます。ミネアポリス空港は、大きなコの字のような形になっているのですが、リージョナルジェット機は、写真では右の上になるCコンコースからA、Bコンコースを使用。

 

Cコンコースの到着後の写真。

 

お客様の数も、機体の大きさに比例するように、やや少なめになるので、

一部の空港施設は、需要が少なくなると閉鎖される運命……

 

おトイレも、一部で使えなくなります……

 

裕坊たちにとって1番困るのが、昼食や夕食の調達……

フードコート自体はそれなりに充実しているのですが、9月13日(日)現在、CターミナルとAターミナルでフードコートで営業をしているお店は、一軒たりともございません……

 

人気の中華料理のファーストフード、パンダエクスプレスも休業中……

実はこちらは、今年になって改装を終えたばかり。まだ一度もこちらのお店は営業をしていなかったりします。

 

仕方なくメインコンコースを結ぶトラムに乗り込んだのですが、

 

実はそういえば、メインコンコースまで行っても、今はお店は開いてなかったことを思い出し、

 

途中下車…

レストランは辛うじて数件営業しておりますが、

 

他には、こんな普通の売店くらいしか開いていないので、長距離便にお乗りになる際には、買えるところでサンドイッチなどは早めに調達しておいた方がいいです。

 

こういったお店でも、何とかサンドイッチくらいなら買えます。

但し選択肢がかなり限られてしまうのが難……

 

こちらが、裕坊の昼食でした。

イタリアンサンドに、ピスタチオ。

 

そして昨日日曜日は、ミネアポリスからノースダコタ州のファーゴを往復。

これが普段の地域航空会社の主役となる路線。昨日は往路が40名。折り返しに26名が搭乗してこられました。

 

多くの空港が改装をしてターミナルも新しくなる中、ファーゴ空港は昔のアメリカの雰囲気が色濃く漂う、クラシックなターミナル。

 

ターミナル内にも売店が残り、

 

こんな自動販売機まであります。アメリカでは、スナック類の自動販売機は、実物が見えるのが特徴。

 

再びミネアポリスへと戻ってきて、

ゲートA4への到着となったのですが、

 

狭い敷地に無理やり飛行機を押し込むように停めているゲートとあり、

ボーディングブリッジの運転台が、横向きだったりします…

 

日曜日の最終目的地は、オハイオ州の州都、コロンバス。

 

こちらも45名と、現在の上限いっぱいのお客様が乗ってこられたのですが、

空港の到着ロビー階も、昨日は閑散…

 

ホテルに着いたのは、11時過ぎとなりました。

3日目月曜日は2便を担当して、今回の5日間のフライトでは、後半2日間が午前中のパターンへとシフトします。

 

 

あと2時間ほどで、ホテルを出発です。