yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 5/21

米国でリージョナルジェット機に乗っている、裕坊と申します。こんにちは。

航空需要が激減して各社とも運航便を大幅に削減する中、乗務員も勤務日数は大幅に減っています。平常時の月ですと、我が社の乗務員の場合、30日間あたりの平均休日日数は14日(実働日数平均が16日)。5月の裕坊のスケジュールは5日間のフライトが2回入り、月末から6月の初めにかかる4日間のフライトのスケジュール。休日日数は17日と、いつもより大幅に増えています。さらに直前の欠航が入って、勤務予定日が自宅待機になることもしばしば。

 

先週の土曜日から始まっていた5日間のフライトは、3日目が自宅待機になって、4日目の火曜日と昨日5日目が日帰りでのフライトでした。

空港へ出勤しても、駐車場は最近はいつもスカスカ…

 

飛行機が地上にいる時間も大幅に増えているので、デトロイト空港の最近のリージョナルジェット機の発着は、ほとんどがBターミナルから…

Aコンコースからトンネルをくぐって、Bコンコースへと抜けて出発します。

 

火曜日はコネチカット州の州都でもある、ハートフォードを往復。

 

ロブスタービスクが美味しい、フィリップス・シーフード。

休業中……

 

こちらのレストランも臨時休業中。

 

マクドナルドは、ここの空港でも通常営業中。

営業を続けるお店が少ない中での、救世主的な存在になっています。

 

もう一軒こちらのサンドイッチ屋さんも、ハートフォード空港では営業を続けておりました。

Bコンコース側にある、ダンジェロ。ただ従業員さんは1人だけ…

 

普段であればロブスターサンドイッチも買えるそうなのですが、

今はシーフードの入荷がなく、あるのは肉類と野菜サラダのみ……

 

火曜日のランチ。1番小さいサイズを注文したのですが、十分なボリュームでした。

 

そして水曜日はほぼ火曜日と同じ時間帯に出発して、

ニュージャージー州ニューアークを往復。

 

デルタ航空管轄のフライトは、全てBターミナルの1番南側手のコンコースB−1を使用します。

格安航空会社のスピリット航空と共用しているコンコースB−1。スピリット航空は現在ニューアーク発着のフライトを全便運休していて、デルタ航空管轄の運航便のみの運航……5月20日現在、1日あたりの運航便数は5。

 

乗客の方の数もかなり限られているので、

お店は全店休業中……

 

プレミアムのお客様をお迎えするスカイラウンジも、

 

休業になっておりました……

 

フライトは夕方には終了…

 

ガランとしたターミナル……

 

乗ってきた飛行機も、次のフライトまでにかなり時間が空きますので、 セキュリティー上の関係から、ボーディングブリッジを引き下げた上で、搭乗口を閉めます。

CRJシリーズは、搭乗口には乗降用の階段が備え付けになっていて、閉めるときはドアを上に向かって跳ね上げます。

 

機内からですとボタン1つで引き上げられるのですが……

 

外から閉めるときは、こうやって持ち上げなくてはいけません……

毎年一度の座学の中に、機内設備の取り扱いの訓練が入るのですが、これが結構大変だったりします。特に背が低かったりすると、手を目一杯伸ばしてやっと閉められる高さ。身長170センチの裕坊ですと、いつもギリギリ……

 

昨日水曜日は4時にフライトを終えての帰宅でした。

 

そして今日木曜日は、息子くんのテストの日。裕坊一家が住むミシガン州では、今年度(2020年6月まで)の公立校の休校は既に決定していますので、学生が直接学校の校舎まで赴いて試験を受けることはできません。そこでAP(Advanced Placement)と呼ばれる、大学の単位が取得できる高校生向けの試験としては初めて、オンラインによる実施となりました。

これらのテスト、あるいは高等教育プログラムの作成、運営を行っているのはカレッジボードと呼ばれる非営利団体で、APプログラムだけでなくアメリカにおける大学入試の標準テストの1つでもある、SATの作成にも当たっています。

 

オンラインでの試験とあって、インターネットとの安定した接続も死活問題……

集中して試験に臨むには、自分の部屋が理想だったようなのですが、ルーターの力が今一つ弱かったようで、時々切れては繋がりを繰り返していたらしく……

 

結局はパソコンに直接モデムを繋いで、臨んでおりました。

実際にニュースなどを読んでいると、10,000人ほどの学生がインターネットの切断や、プログラムの不調などで解答が送信できないなどの不具合が発生していたらしいです。他にも体調が悪かったりして受けられなかった生徒なども……そんな学生たちの救済措置として、既に再試験は6月に組まれており、今日受験できなかった生徒にも、2度目のチャンスがあるそうです。

 

既に試験の形式などはだいぶ前から分かっておりましたし、試験範囲も決まっていたとあって、ここ2週間はほぼ毎日のように、学生と先生たちがオンラインでミーティングを開いて、入念な試験対策を行なっておりました。

ちなみに今日息子くんが受けた科目は、科学系を目指す本人の興味とはちょっと違う分野の世界史。試験時間は45分。テーマを1つ与えられて、さらには試験の設問で出てくるキーワード的な文章を5つ盛り込んでの、小論文作成。オンラインによるAP試験は初めての試みだったとあって、試験問題作成側も運営も試行錯誤の繰り返しだったでしょうが、ひょっとすると今後のオンラインによる試験全般の叩き台になるかも知れません。

 

オンラインでの受験やクラスの受講ができるようになると、人気講師の人気授業や、大学の講義などを受講することも可能になるでしょうし、

通学の手間が省けるようにもなりますし、これからはオンラインによる教育はどんどん普及していくようになる気がしました。ちなみに試験の結果は早ければ来月にも分かるそうですので、乞うご期待です。

 

 

一時期は落ち着きあったかのようにも見えた、コロナウィルスの新規感染者数、死者数、ここにきて若干またぶり返してきているようですね。暖かい季節が近づいていながら、まだまだ油断は禁物のようです。そんな中、ミシガン州の中部ではダムの決壊が起きて、一部の都市で洪水が起こってしまっています。

ここまでコロナウィルスの大きな影響下に置かれていたアメリカ。幸いここまでは自然災害等による脅威には晒されていなかったのですが、疫病に加えて洪水というダブルパンチに見舞われることになってしまいました……

 

5月21日現在で11,000人が避難中。さらには4万2千人が住むエリアが約3メートルの浸水の恐れに晒されてしまっています……

他人との距離を保つ社会的距離措置、いわゆるソーシャルディスタンシングをアメリカでは声高に叫んでいるのですが、これが避難活動の足枷になってしまっています。

 

比較的自然災害が少ないミシガン州でも、竜巻などは発生しますし、冬になると豪雪による被害も起こります。

疫病と共に、自然災害が同時発生した場合などの対策なども考慮しておかなくてはいけないことを痛感した1日でもありました。裕坊は10月以降に、コロナウィルスの大きな第2波がやってくることをほぼ確信していますし、自ら様々な脅威に対応できるよう、自分なりの対策を考えてみようと思います。

 

 

裕坊、しばらくまたお休みです。

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 5/18

米国リージョナル航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

コロナウィルスの影響で需要が激減する中、航空会社の乗務員も担当するフライトは半分以上が削減されています。出勤予定日に欠航が出るのも稀ではなく、フライト待ちの状態で自宅待機することもザラ。今日月曜日は本来であれば、5日間のフライトの中日だったのですが、昨日最初の2日間のフライトを終えて、帰宅しておりました…

 

出勤したのは土曜日。アメリカでは土曜日の午後になると需要はかなり減るので、平常時でも旅客便はそう多くありません。

国際線の土曜日に通常運航されるアムステルダム行き、ロンドン行きがない以外は、出発案内板も平常時とあまり変わらなかったのですが、

 

違うといえば、お店がとにかく開いていないこと。ここ最近はAコンコースをデルタ航空の本体の運用に集中させていて、裕坊が乗務するリージョナルジェット機による運航は、ほとんどがBコンコース……マクナマラターミナルのトンネルを抜けてBコンコースへと出ると、今は本当に昼食も夕食も手に入らないです……

 

Bコンコースにはファーストフードのお店が数軒。1つはポットベリーと呼ばれるサンドイッチ屋さん。

こちらは既に3月の中旬からお休みに入っていて……

 

お客さんの数が減ってきていた4月もまだ開けていた、ハンバーガー屋さんのウェンディーズ……

こちらも4月中旬から臨時休業……

 

Bコンコースには、レストランも1軒。こちらでは運が良ければ、お持ち帰りができるのですが、土曜日の夕方には既に閉店……

 

土曜日はデトロイト空港の一番端の出発ゲートになる、B21からの出発だったのですが、

そのお隣にあるサンドイッチ屋さんでは、商品ごと全て撤去になっておりました……

 

1便あたりの利用者数の数は、徐々に回復基調……ただ運航便数をかなり絞って上での利用者数…

 

当面9月までは現行体制で臨むことになりそうです。

最近ではボーディングブリッジにも、新しいステッカーが貼られるようになり、

 

よく目を凝らして見ると、

他のお客様と距離を保つように、但し書きも加えられておりました…

 

 

土曜日は1便だけを担当して、まずはインディアナポリスまで。

 

翌朝の日曜日は8時過ぎに空港へとショーアップ。

保安検査場を通ると、レーシングカーの展示がしてあります。

 

本来であれば、5月といえばインディ500レースの開催月。月初めからインディアナ州全体で大いに盛り上がり始め、

104回目となる今年のレースの決勝は、5月24日(日)に開催されるはずだったのですが……

 

既に8月23日(日)への延期も決まっています……

 

決勝の日ともなると、すごい数の観客でレース場(インディアナポリス・モーター・スピードウェイインディアナポリス国際空港から、やや北東へと上がったところにあります)は埋め尽くされ、

周辺のフリーウェイなどは、レース場を行き来する車が埋め尽くし、渋滞もとんでもないことになるのですが、今年はまだレースによる渋滞は起きておりません……

 

 

2日目の行き先は、まずはミネアポリス…こちらもリージョナルジェット機が発着するCコンコースのフードコートは全店閉店中ですので、Dコンコースまで歩いて、マクドナルドに立ち寄ります。

従業員の皆さんは大変でしょうが、マクドナルドはほぼ全店通常営業中。軒並み他のお店が閉店している中、本当に助かっています。

 

ミネアポリスからは、さらに1往復を担当。

向かったのはスペリオール湖の辺にある、ミネソタ州ダルース。

 

港町であるダルースで有名なものといえば、これ。空港から行くと急傾斜の坂を下って、ダウンタウンへと入るのですが、

坂を下り始めると、この街のシンボルでもあるエアリアル・リフト橋が見えてきます。大型船の通行がある川などに架ける橋といえば、アメリカでは大半が跳ね上げ式なのですが、こちらダルースにある橋は川の両側にあるエレベーターにて吊り上げる方式。

 

冬の真っ只中にもなると、スペリオール湖に厚みのある霧が出ることも少なくなく、(俗に霧の津波と呼ばれるそうです)

その中に浮かび上がるエアリアル・リフト橋は、とても絵になるようです。但し湖の水が暖かく、周辺の大気の気温が氷点下20度といった、厳しい寒さになることが条件ですので、霧の津波が観測できるときは、厚着の準備はしておいた方がいいです。

 

フライトの折り返しの際には、必ず消毒作業が最近では入りますので、裕坊が乗務するリージョナルジェット機でも洗浄作業に30分を要して、昨日は1時間20分で折り返し、

ミネアポリスに再び戻ってからは、通路を走るようにデトロイト行きのフライトの搭乗ゲートへと向かいました…

 

日曜日の夕方だったとあって、既にスターバックスも閉店……

 

ゲートに到着した時には、既に搭乗が始まっておりました……

見た目換算で、およそ3割ほどの搭乗率。

 

デトロイトには、7時半ごろの到着。

明日火曜日と明後日水曜日に、2日連続で日帰りのフライトが急遽入り、この5日間では合計で8便を担当です。

 

 

そして今日月曜日になって、また1つニュース……

デルタ航空では、近距離路線を中心に運航されていたボーイング717型機の一部の運用を、長期間に渡って中断するそうです。 現在ある91機のうち6割ほどの機体の運用を、今後2年間に渡って中断するのだとか……

 

ちなみに現在デルタ航空で使用されているボーイング717型機は、そのほぼ全機が元々エアトランという、格安航空会社で使用されていた機体です。

 

デルタ航空と同じくジョージア州アトランタを、最大主要基幹空港として使っていたエアトラン(本社は、フロリダ州オーランド)。

保有機の1番の主力だったのが、ボーイング717型機。当時は88機を保有

 

ボーイング737型機も52機保有していた航空会社だったのですが、 今からおよそ9年前の2011年5月に、サウスウエスト航空がエアトランの買収を発表。

 

サウスウエスト航空は、創業時から使用する機材をボーイング737型機に限定しておりましたので、

エアトラン保有ボーイング737型機は、全機サウスウエストへ移管され、

 

100名前後の座席を積む旅客機を探していたデルタ航空のニーズに一致したボーイング717型機は、ほぼ全機がデルタ航空へと移管されました。

ほとんどの機体をこれまで自社名義で保有してきたデルタ航空にあって、このボーイング717型機は導入当初からリースで運用されていたのですが、サウスウエスト航空が実は今も所有者……デルタ航空にとって、ちょっと異色の機体です。

 

ハワイアン航空も、ボーイング717型機を現役で使っている航空会社の1つ。

最新鋭の機体に比べて航続距離がやや短いという欠点こそあるものの、

 

導入から20年たった今でも、ランニングコストは最新の旅客機と比べても大きく見劣りはしておらず、

ハワイアン航空では、ハワイの各諸島を結ぶ路線用として、現役バリバリの活躍をしています。

 

こちらがハワイアン航空ボーイング717型機の機内。ちなみにハワイ諸島間のフライトですと、最長でも40分ほどにしかならないので、ハワイアン航空ボーイング717型機には、機体前方には化粧室がありません。

 

機動力に非常に優れる機体ですので、ボーイング717型機の未来は、個人的にはまだまだ明るいと考えています。



 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 5/15

アメリカの小型機専門航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

10日連続のお休みをいただいて、明日からフライトへ出かけます。出勤は夕方。

 

本来であれば5日間連続のフライトへと出かけて、合計で14便を担当するはずが、欠航が相次いで、残ったのは結局4便だけ……

担当予定便が全便欠航になったわけではないのですが、飛行機の運用の関係から、担当便をかなり外されることに……

 

このままのスケジュールでいくと、2日目に一旦フライトを終えて自宅へと帰り、その後2日間自宅待機………水曜日に再び出勤して、デトロイトからニュージャージー州ニューアークへの往復便を担当することになります。

 

実はニュージャージー州も、お隣ニューヨーク州の影にこそ隠れてはいたものの、確認済みコロナウィルス感染者数、死者数とも全米ワースト2位となっておりました……

 

死者は今日5月15日統計で、1万名を超える惨憺たる状況……

 

ニューヨーク州における感染爆発がいつもニュースの一面に取り上げられて、ほとんど話題になることがなかったニュージャージー州ですが、お世辞にも決していいとは言えない状況が続いておりました……

 

それでも3月中旬から4月中旬にかけて広がっていた爆発的な感染は、ここに来てやっと落ち着きを見せ始め……

(写真は、ニュージャージー州知事、フィル・マーフィー氏)

一部の公園や海岸が再開になったり、病院における通常治療ならびに緊急性のない手術治療(がんの腫瘍細胞の摘出や、腹膜炎等を伴わない盲腸の摘出など…)も再開になるなど、徐々に規制解除の動きが始まっています。

 

(ちなみにお隣ニューヨーク州では、外出規制の6月13日(土)までの延長が決まり、今日クオモ知事から発表になりました)

 

通常の手術医療までが規制対象になるという異常事態……いかにコロナ治療に医療機関がいっぱいいっぱいになっていたかを、如実に物語っています………

今月末の戦没将兵追悼記念日(通称メモリアルデー、今年は5月25日になります)の週末をめどに、徐々に規制解除へと動くことになるそうです。

 

フロリダ州では早くから規制解除に向けて動き出していて、批判の声が上がりながらも海岸では多くの人で賑わいました。

 

ジョージア州でも、規制をほぼ全面撤廃。

ただここまでの感染数を追っている限り、規制解除による感染拡大は見られていないようです。少しずつ各州とも、規制解除へと動き始めることになりそうです。

 

我が社では毎週末になると、社長からのビデオメッセージが配信されるのですが、

(写真はエンデバー航空、最高経営責任者、デイビッド・ギャリソン)

現在、デルタ航空の下請けであるエンデバー航空の1日あたりの旅客便数はおよそ300。かなりゆっくりペースではありながらも需要は回復基調にあり、来月は1日平均の便数を、350ほどで見込んでいるようです。(ちなみに通常時の運航便数平均は、1日あたりおよそ900)

 

ちなみに感染爆発の中心地になってしまっていたニューヨーク地方は、3主要全空港にて未だに大減便を実施中……

マンハッタンに1番近い位置にあるラガーディア空港からは、5月15日現在リージョナルジェット機による運航はありません……路線もデルタ航空管轄内では、アトランタ行き、デトロイト行き、ミネアポリス行きの3路線に限定されています。

 

お隣ケネディ空港では…

5月15日現在、リージョナルジェット機による運航があるのは、4都市だけ(デトロイト、ボストン、メイン州バンゴー、トロント)……需要の回復具合によりますが、少しずつ運航便数、運航都市を回復させていくものと思われます。まだ第2波、第3波への警戒は必要ですが、少しずつビジネス再開への兆しは見えるようになってきました。

 

 

今日金曜日のデトロイト地方は、朝は大雨……

部屋の中が明るくなるほどの鋭い稲妻も時々見えていて、屋根を叩きつける激しい雨が降っていたのですが……午後になると、雲の間から日差しも見えてくるようになって……

 

ふと裏庭に目をやってみると………

まだ羽に斑点が残ったままの、巣立ったばかりのロビン3兄弟が、裏庭で元気に仲良く遊んでおりました。

 

 

また姿を見せてね〜〜

 

 

今日は夕方になってのお散歩…

 

近くにある小学校の校庭まで歩いていくと、

たんぽぽの綿が、一面に広がっているのが見えます。

 

ただアメリカではたんぽぽは雑草として扱われるので(しかもアメリカで咲いている西洋たんぽぽは、恐るべきほどに繁殖力が強く、芝生に入り込むとあっという間に、その面積を広げてしまいます)芝生を入念に手入れしている人からすると、これだけ広がっているのを見ると、気絶してしまうかも知れませんが……

 

日本人的には見た目には、絵になります……

ちょうど夕暮れ時で、日が沈んでいるのも、よく見えておりました。

 

温暖前線が通過して、急に気温が高くなってきたデトロイト地方。

裏庭で焚き火を焚いたり、コーヒーを飲みながら寛ぐ人の姿も……しばらく続いた寒さがやっと峠を越えて、やっと本格的な春……

 

クラブアップルと呼ばれるリンゴの木にも、花が咲き始めているのですが……

 

我が家の木は、いつもスタートが一歩遅れます……

 

 

植物まで、家主の性格を引き継いでしまっているようです………

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 5/14

アメリカの小型機専門航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

コロナウィルス渦で旅客需要激減の航空業界。

 

疫病蔓延への最大限の努力もしないといけませんので、現在運航されてされている便は、ほぼ例外なく出発前に入念な消毒作業が行われています。

そのため各旅客便の折り返しまでの出発時間も、長く取られるようになりました。

 

裕坊が乗務しているCRJシリーズですと、従来の最短折り返し時間が、地方都市で35分だったのが現在では55分に、基幹空港での折り返しは40分だったのが1時間。デルタ航空本体の機体になると、1番小さい機体でも座席数が109になるので、最短折り返しは1時間20分ほどになっているものと思います。

 

座席販売数も、現在はかなり限定されています……航空会社の本音としては、少しでも収益を回復させるために満席の乗客をお迎えしたいところでしょうが……

こちらの写真は、先日感染爆発で医療体制が崩壊していたニューヨークのとある病院で医療活動に参加されていたカリフォルニア州の医師の方が、感染が落ち着いてきたため医療活動を終え、自宅があるサンディエゴに帰る際に搭乗していたユナイテッド航空のフライトで撮影したというもの……

 

大陸横断のフライトで、6時間を要するフライトだったらしいです………怖かったやろな………

 

便数をかなり減らして対応していますので、稀にこういったことも起こり得ますが、デルタ航空では販売数をかなり限定していて、少なくとも3人がけの列では、真ん中に位置する座席を販売しないなどの工夫は凝らしています。ですから、こういったことは起こらないものと願いたい……

 

ただ全体の需要自体がまだ回復している訳ではなく、昨年並みの旅客需要が戻るまでにはおそらく数年はかかるものと、各航空会社は見込んでいるものと思います。

現在は手持ち現金を少しでも長く保持し、コロナ渦を乗り切った後の戦略についても検討中。そのうちの核の1つになるのが、使用機材の選定作業。燃費効率の点から、なるべく新しい機材を残して燃費を抑え、保有する機体の種類を絞り込んで、整備点検の費用を抑えるというのが各社の目論見…

 

デルタ航空では、機齢が既に30年を超える機材から退役させる作業を進めています。

機体後方にエンジンが据えられたマクドネル・ダグラス社が開発したMD−88、MD−90機は、既に全機引退が決まっていたのですが……

 

今日改めて、長らくデルタ航空の洋上飛行の旗艦役を担ってきたボーイング777型機の全機退役も発表されました。

1999年に初号機が納入になり、2008年には航続距離が伸びたLR型(Long−Range)が導入されて、アトランタヨハネスブルグ(南アフリカ)線、ロサンゼルスーシドニー(オーストラリア)線などの超長距離路線を結ぶなど、デルタ航空の国際線の中核を担ってきました。ノースウエスト航空との合併前は、唯一の日本路線(アトランター成田)を担当するなど、華々しい活躍を続けてきた機体だったのですが……

 

初号機が既に機齢30年を超えていたこと、

 

さらに現在の国際線機材は、エアバス330型機、エアバス350型機など、エアバス中心へと国際線機材がシフトしていた、という現状がありました。

写真は最新鋭のエアバス350型機。 5月14日現在休止にはなっているものの、デトロイトから羽田を結ぶ路線にも投入されている機体です。ボーイング777型機に比べて燃費効率において21%優れていることから、国際線用大型機材をエアバス社の機体に集約することになりました。

 

今までの常識ですと一般的にはボーイングの機体の方が、若干航続距離が長いと言われていて、ボーイング777型機ですとおよそ15,000キロを給油なしで飛べることが1つの売りだったのですが……

エアバス350型機では燃費効率が著しく向上して、航続距離でも全く見劣りはしなくなりました。デルタ航空が所有するA350−900型の航続距離も、ボーイング777型機に匹敵する15,000キロ。

 

コロナ渦に呼応するために機材選定作業を行なう上で、保有する機体の種類も絞り込まなければならず、苦肉の策としての退役となったようです。

納入された18機はいずれも現役として飛んでいましたが、今年度中に全機退役することになりました。既に何機かは保管体制に入っておりますので、今後見られる機会はそう多くないかも知れないのが、ちょっと残念です…

 

余談になりますが、今後デルタ航空における国際線の主力機材となるエアバス350型機には、もう1つの大きな特徴があり、機体の胴体に炭素繊維素材が使われていて、胴体の伸縮性に優れるので機内の気圧と湿度を高く保つことができるようになり、巡航中の機内の快適性が飛躍的に向上しています。

そのおかげで、長距離飛行でも疲れにくくなりました。

 

実はその機体胴体の炭素繊維素材の53%にあたる部分の製造を手掛けているのが、繊維事業大手の帝人(本社:大阪市北区中之島)。

コロナウィルス治療薬候補の1つに上がっている、喘息治療薬「オルべスコ(成分名:シクレソニド)」を生産する帝人ファーマ(本社:東京都千代田区霞ヶ関)を傘下に置いています。現在の炭素繊維素材のシェアは、ほぼ日本が圧倒的な強さを誇っていますが、最近では中国の追い上げも非常に激しいので、現在の優位性を、是非日本の各企業には保っていただきたいです。

 

 

明日もう1日お休みをいただいた上で、土曜日に出発。ただまた担当予定だった便に欠航が入り、スケジュールが変わることになりました…このままですと、5日のうちの数日は自宅待機、ということになりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 5/13

アメリカの小型機専門航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

コロナウィルスの影響を、深刻なレベルにまで受けているアメリカの航空業界。アメリカの航空会社は株主配当を最優先してきたことが影響して、内部留保が元々極端に少なく、手持ち現金は枯渇しかかって各航空会社とも青色吐息……ただここ最近の減収は、経営努力でどうにかなるレベルを完全に超えてしまってはいますが……

 

そんな中、昨日5月12日(火)には、アメリカでは新たなコロナウィルス緊急助成金の草案が提案されました。第1回目の助成金がCares Act(Coronavirus Aid, Relief and Economy Security Act)と呼ばれたのに対し,第2回目はHeroes Act 2020(the Health and Economic Recovery Omnibus Emergency Solutions Act)と呼ばれます。1回目のCares Actが2兆ドル(日本円で約220兆円)だったのに対し,Heroes Actでは3兆ドル(330兆円)を準備したいとのこと。

提案を発表したのは,民主党議員で合衆国連邦議会の下院議長、ナンシー・ペロシ氏。ただ連邦議会では上院が、共和党によって過半数を占められており、その内容はどうやら手が加えられる可能性が大きいそうです。

 

共和党トランプ大統領同様、各州、各自治体の外出規制の解除、撤廃へと向けて動いていて、一度経済が動き出せば収入を得られる人が多くなるため、助成金民主党の草案ほどには必要ない、というのが共和党の立場……

(写真は、共和党上院多数党院内総務、ミッチ・マコーネル氏)

ただ共和党でも、1回目の助成金額では到底経済を再生するには十分な金額とは言えないという意見を持つ議員が多く、2回目の助成金給付が必要となる点では一致しているようで、あとはどこが落とし所になるのか、というところになるでしょう。

 

草案通りに可決されたとなると、17歳以上で一定の条件を満たすアメリカ納税者に対し、1人当たり上限2,000ドルの給付を、最大で1年間に渡って支給、ということになるそうです。

あと2回目の助成金には、医療機関や疫病研究所などへの助成金なども、明文化されているのが特徴。コロナウィルス感染者の治療を行う医療機関への助成金が、合計で1,000億ドル、PCR検査並びに感染追跡に750億ドル、アメリ国立衛生研究所(NIH:National Institute of Health)へ47億ドル、アメリカ疾病予防管理センター(CDC:Centers for Disease and Prevention)へ21億ドル、などなど……

 

157億ドルが公共交通機関向けの助成金として、草案には盛り込まれていますが、このうちのどれだけが航空会社への給付金となるかは、明文化された文書を見つけることは、現段階ではできませんでした。まずはこのHeroes Actがどのような形で決着するのか、注目しておきたいと思います。

 

 

今日の裕坊は、お昼からお買い物…日本食用の食材が切れかけていたので、向かったのは我が家から20分ほど北へと上がった、日本人家族が皆さんお世話になっている、スーパーマーケットだったのですが…

 

実は着いた先で、こんな飛行機の編隊を見ることができました。

コロナウィルスの治療の最前線で日夜活躍している医療機関と医療従事者への敬意を込めて、米空軍や沿岸警備隊国境警備隊の軍用機が、各病院の上空を通過する催し物。各州で行われており、ミシガン州では、ミシガン・ストロング・フライオーバー(Michigan Strong Flyover)と呼ばれています。

 

昨日12日(火)は、ミシガン州中央部から出発して、州の西側のグランドラピッズなどを経由して、デトロイトダウンタウンへと向かうルート。

 

ブルーエンジェルスによる上空通過だったらしく、

 

地上からこんな感じの通過が拝めるか、と期待して、時間に合わせてお散歩に出かけましたが……

 

待てど暮らせど、飛行機は姿を見せず……

 

今日のお買い物ついでに、やっと編隊を見ることができました。

 

先頭を飛んでいたのは、空中給油機のKC−135型機。

 

かつてパンナムなどで活躍した、ボーイング707型機とほぼ同型機です。

エンジン効率をよくするために、最新型のターボファンエンジンを積んでいますので、騒音は初期型と比べると比較にならないくらいに、静かな機体になっています。今日もビックリするくらいに、静かに上空を飛んでおりました。

 

元々旅客機として開発された機体を、軍用に転用した機体ですので、コックピットのレイアウト自体は旅客機そのもの……

裕坊が今まで同乗した副操縦士の中に、このKC−135型機に搭乗していたという元沿岸警備隊所属のパイロットが1名いるのですが、彼の話がとにかく面白い…

 

元々はソビエト連邦との冷戦に備えて急開発された機体で、エンジンの燃焼室に吹き込む気体の見た目の体積を上げるために、初期型のエンジンでは水滴をエンジン内に噴霧していたとか、核攻撃を受けて電子機器が使えなくなった場合に備え、空に広がる星座を頼りに方角を定めるために、かつてはナビゲーターが乗務していたり、とエピソードには事欠かない機体だったそうです。

 

最近では操縦室のグラスコックピット化も進んでいて、既に全機とも最新型のグラスコックピットに置き換わったんだそうです。

操縦特性自体は、元々が旅客機用だったこともあり、とても素直なんだとか……

 

今日の飛行編隊の空中給油機を追っていた後続機は、

A−10サンダーボルトIIという、戦車や装甲車などを攻撃できる能力を持つ、単座の近接航空支援の機体でした。ただ肉眼で見た時にすぐに判別ができず、しばらく時間をかけてやっと答えに辿り着きました。

 

音速の戦闘機では遂行するのが困難な、近接の航空支援の必要性から開発された機体だったらしいです。 KC−135型機と同じく、冷戦時の機体……元々かなり頑丈に作られていた機体だったようで、最近になって耐用年数が大幅に延長され、1993年に生産が終了した機体でありながら、かなりの数が現役で残っているようです。イスラム国攻撃時の戦果が著しかったのだとか。

最低でも2030年代まで、運用延長が決まっています。軍事費削減も影響しているのでしょうが……まだまだお目にかかる機会がある機体になりそうです。

 

 

あと2日お休みをいただいて、土曜日に出勤の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 5/12

米国リージョナル航空会社に勤める、裕坊と申します。こんにちは。

 

コロナウィルスによる影響で、アメリカの航空会社も旅客便数が激減……普段は休日を返上してお小遣い稼ぎに勤しむ裕坊も、ここ最近は家にいる時間の方が、圧倒的に多くなっています。

そんな中、来月のスケジュールの入札期間がまた始まりました。アメリカの航空会社は、スケジュールだけでなく配属先の選択、乗務する機種の選別から有給休暇の取得日の指定に至るまで、全て入社歴順での入札によって決まります。これがアメリカの航空業界で俗に呼ばれるシニオリティ(Seniority)。

 

我が社の場合は、まずは毎月4日になると年次研修(航空会社の乗務員に課される、年に一度の座学講習、ならびにシミュレーターを使った飛行訓練)の日程の選択から始まります。 通常ですと、3日間に渡る座学を受講して、シミュレーターによる飛行訓練という運びなのですが、狭い教室に大人数を押し込めることを防ぐために、座学は今も中断中……

ミネアポリスにあるエンデバー航空本社の5階に、年次研修用の教室があります。5月12日現在、閉鎖中……

 

それに代わる座学受講のための手段として、各乗務員のスケジュールを知らせるアプリを開発した会社とともに、オンライン研修が可能となるアプリが開発できるかを、模索中なのだとか。

通常の座学研修では、3日目の最後に100問のテストも課されるのですが、それをアプリに組み込めるのか、ちょっと注目……

 

さらに座学研修のカリキュラムの中には、非常用設備の扱いをおさらいする時間も割かれているのですが、

大抵はその復習は1日目。消火器の扱い方から、救命胴着の使用法、酸素マスクの使い方などのおさらい……

 

非常用ドアの扱いなども、復習します…

 

裕坊が乗務しているCRJシリーズは、搭乗口が乗降用の階段を兼ねているので、緊急脱出用スライドは付いていないのですが……

搭乗用の開閉ドアは、通常の旅客機のドアと同じようなプラグ式(プラスチックシールドによって、ドアを機体に完全に密着させることにより、空気の漏れを防ぐタイプ)ではなく、8箇所を機械的に金具でロックし、ドアを固定する金具固定方式。そのため、8箇所あるロック確認(緑色の線で表示させる方式になっています)の場所を覚えておくことがとても重要。

 

もしオンラインによる座学講習が実現したとすると、非常用設備のおさらいはシミュレーターによる訓練の時間の一部を割いて、という流れになると思われます。

そしてまずは座学受講に先立って、シミュレーターのある訓練施設が再開となる運びになりました…

 

ただシミュレーターでの訓練を受けるに当たっても、熱や咳などの風邪のような症状が出ていないことが絶対条件にはなるようです。

そして年次研修の訓練日程の入札が終わる(各月8日に締め切っています)と、今度はいよいよ翌月のスケジュールの入札。

 

それが始まるのが毎月11日。 こんな冊子が毎月11日に発行されて、スケジュールの入札に関する要項が載っていて、

 

具体的にどんなパターンのフライトが組まれているのかも、一目見ることが可能……

このパターンを例に取ると、5日間組まれているフライトで、ひたすらデトロイトを起点に地方都市を何度も往復。1日目はワシントン・ダレスに宿泊して、2日目は4便を担当して、夜はミシガン州のグランドラピッズに宿泊、などなど……この例のパターンでいくと、5日間での担当便は合計で12。

 

こういった既に組まれているフライトのパターンが、各乗務員の希望に応じて、入社歴の長い順から振り分けられて決まるのが、アメリカの航空会社の乗務員のスケジュール。 通常であれば、7割の乗務員は既に担当便が確定したスケジュールを割り当てられるのですが、ここ最近の需要減に対応する形で、担当便もフライトパターンも激減。裕坊が所属するデトロイトの場合、通常の月はおよそ300のパターンが組まれ、11月の感謝祭や12月のクリスマス、或いは夏休みシーズンなど、移動客が増える時期になると400ものパターンが組まれるのですが、来月はデトロイトでのパターン数は111。

 

最繁忙期と比べると、およそ4分の1………

そのため、乗務員の過半数デトロイトでも6割のパイロットが自宅待機に相当するリザーブと呼ばれるスタンバイシフトになりました。ニューヨークに至っては、8割の乗務員がスタンバイシフトになることに…… 通常の月ですと、スタンバイシフトでの稼働日数は平均で15日(現在はスタンバイでの平均稼働日数は、およそ1人あたり6日)。

 

待機している間は、空港までが通勤圏でない場合、ホテルなり間借りしている宿舎なりで過ごさないといけないのですが、ニューヨークの間借りの宿舎などになると、2段ベッドを一つの寝室に2つも3つも置いているケースも珍しくないため、感染を広げる可能性が拭いきれません。

特にフライトが激減しているニューヨークでは、スタンバイシフトでの呼び出しからフライトの出発までの時間を、通常の12時間から24時間に余裕を持たせるなどの対応策を取ってはいるものの、車での通勤圏の者にはスタンバイシフトを選択してもらうことによって、感染へのリスクを最小限に留めるように、会社から要請が来ることになりました。 裕坊も来月はスタンバイシフトを選択せざるを得ない状況になってきています……

 

今月のスタンバイシフトの乗務員の、平均飛行時間は、月末までの予測も含めて10時間前後(通常の月だと、スタンバイでも平均40時間)…… 来月は今月以上に自宅待機の時間が増えることになりそうです……

 

 

昨日月曜日はどんより曇り空で、気温もかなり冷え込んでいたのですが、今日はまずまずのお天気…

3羽いたうち、最後まで残っていた我が家のロビンくんの雛。

 

既に2羽は巣立っていって、残っていたのがこの1羽。

最後の1羽は甘えん坊で、まだまだ巣立つことはないかな、と思っていたのですが………

 

普段は全く見かけることがない真鴨が急に裏庭にやってきて、親鳥たちが大騒ぎ……

それにさすがに面食らったのか、最後の1羽も巣立っていってしまいました……

 

まだまだよちよち歩くのがやっとのロビンくん……

 

お隣のお家の納屋の後ろへと歩いていって、そのまま姿が見えなくなってしまいました……

 

3羽とも巣立っていって、すっかり空になってしまったロビンくん兄弟の巣……

 

ただロビンくんたちは、巣立ったあとしばらくは育った巣の近くをウロウロしているらしく、

今日はまだ小さいロビンが、木の枝に止まって、親鳥に餌をもらっている姿も見かけました。写真で捉えたかったのですが、捉えられなかったのが残念……

 

 

しばらく、ロビンの雛の姿を追う日々が続きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 5/10

米国航空会社で、小型機に乗る裕坊と申します。こんにちは。

現在勤めている航空会社に勤務し始めてほぼ14年。勤務日数はめっきり減って、先週のフライトが終わってからは、今日が5日目の休日。今回は連続して10日間の休日をいただいています。今の会社に入社して、有給休暇以外で10日連続で休みなんて、初めてかも……

 

例え少人数といえども、今は友人家族と会ったりすることすらできませんので、最近では週末になるとzoomパーティーなどをやったりしていますが、

裕坊は愛妻ちゃんとともに、zoomパーティーの最初の数分間にちょっとだけ顔出し……

 

最初の10分間ほどご挨拶して、そのあとはフェードアウト…………

そのあとは、最近ブームの(??)人狼ゲームに皆んなハマります…

 

裕坊も取りあえず、人狼ゲームの基本的なルールくらいならわかるのですが……

 

基本的なルールとしては、人狼チームと村人チームに分かれて……

村人が会話の中で人狼を見つけ出して、人狼を村から追い出し切れれば、村人チームの勝ち。

 

それくらいまでなら、まだ分かる……

しかし、ここ最近は……

 

ゲームの中の役職があまりにも増えすぎて………

狐に、裏切り者に、他にもいろいろ役職が増えてきて………

 

もうよう分からん…………

 

ですので、zoomで10分ほどご挨拶したあとは、

大抵フェードアウトしてしまいます……

 

ただ息子の方はというと、かなりハマりまくり。この手の推理ゲームが大好きなようで、すっかりハマってしまって、100以上はある役職を事細かに研究までしてしまう熱心さ……毎週末を心から楽しみにしているようです。

 

方や裕坊は、一旦ゲームが始まってしまうと、あとはコーヒーなどをいただきながら、

 

皆んなの会話を、横で聞いております。

会話の内容を聞いていると、外国にでも来た気分……ただ楽しそうな会話を横で聞くのは、とても心地がいいです。このひとときが、今の裕坊の楽しみの1つ。ちなみに、昨日は夜の8時に始まって、終わるのは夜中を過ぎておりました。

 

ただ、息子くんも自粛生活が続いているせいか、運動不足気味……昨日は朝の気温が氷点下になるくらいに冷え込んで、1日外に出ることなく、家の中でぬくぬくと過ごしておりましたが、今日はまずまず気温も上がりましたので、ほんのちょっとだけお散歩…

 

我が家には、写真の一番手前の植木の下に、野生のウサギくん家族が住んでおりまして……

 

一歩外へ出ると、茂みの中から姿を見せて、あっという間に走り去ってしまいます。

 

今日もいつものように、お見送り… そのあとは、すぐ近くの小学校の横まで、散歩…

 

外の気温は、13度でした。

ちょっとどんより曇り空……

 

学校の校庭から、橋を渡って、

 

あとは住宅の間にある大きな公園を、グルリと一周。

 

芝生はしっかり手入れがされています。

 

我が家にも巣が出来ている、アメリカンロビン。

実は、ミシガン州の州鳥だったりします。本当にどこに行っても、よく見かけます。ただ野鳥なので、人間にはちっともなつきません…

 

住宅所有者の会の事務所のすぐ裏まで来て、

 

再び橋へと向かって引き返し、

 

学校横を通ると、我が家が見えてきます。

20分ほどの散歩でした。

 

そして今日は、我が家にとって特別な1日。

先月末に卵から孵って、スクスクと育っていたロビンくん3兄弟。そのうちの2羽が、とうとう巣立ちました。

 

1羽はもうすでにかなり前に巣立っていたのか、姿が見えず……

恐らく裕坊が見ていたのは、2羽目……

 

初めて体験する外の世界に、なんとなく戸惑っているようでした。

 

そのあとは桜の木の上に止まって、しばらく羽休め…

 

生態を調べていると、巣立ってから4週間ほどは、育った巣の近くで過ごすんだそうです。

ということは、もうしばらく元気な姿を見られるのかな〜〜……

 

もう1羽残った最後のロビンくんの雛。

1羽だけになって、今は巣を独り占め。それでもかなり手狭……

 

時々親の真似をして羽を広げては、飛び立つ練習もしていたようでしたが……

今日は結局最後まで巣立つことなく、巣の中でぬくぬく…

 

親鳥がやってくると、

自ら体を伸ばして、餌を加えておりました。でももう明日には、いなくなってしまうのかな〜〜………

 

ちなみに、茂みに住んでいるウサギさん家族にも、

 

子供がいつの間にか生まれていたようで、

 

元気よく、庭を駆けておりました。

 

 

次のフライトは、今週末の土曜日の予定。それまでお休みです。