皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。
今日は我がリージョナル航空会社、エンデバー航空の本社があるミネソタ州のミネアポリスを出発。外のお天気はまずまず。窓からの景色もまぁまぁ。
ここは世界最大規模のモール、モールオブアメリカが近く、裕坊が泊まっていたホテルからだと、路面電車で簡単に行けてしまいます。往復5ドル。洋服もあれば電化製品もスポーツ用品も靴もカバンも何でも揃い、レストランやフードコートも充実。でも地上での滞在時間は10時間30分じゃぁ、とてもモールに遊びになんか行けねーよなー…………………………
実質ホテルにいたの10時間あったかどうか。というわけで、部屋の中では宿泊滞在のルーティンをこなすので精一杯でした。歯磨きしてシャワーに入って、朝は朝でコーヒー沸かしてチョコクロワッサン食べて……………………………眠い目をこすりながら、7時半の送迎シャトルで空港へと出発……………………
まあ、それでも以前に比べたらマシにはなりました。以前は最短だと地上の滞在時間が最短で8時間で、実質のホテルでの滞在が6時間なんてことも………………………他に何もできることはなく、ひたすら次の日に向けての準備だけ………………………2年ほど前の改訂で、最低でも10時間の地上滞在が義務付けられるようになりました。でもまだ眠い………………………………
お天気のいいミネアポリスを出発して、
目指すは鉄鋼の町ピッツバーグ。ダウンタウンの中心に川が流れていて、上空からだとその川にかかる橋がいくつも見えてきます。その橋の合計、何と400を超えるのだとか…………………
ピッツバーグは鉄鋼産業だけでなく、造船業やガラス産業、石油産業、などもかつてはとても盛んでした。南北戦争や第2次世界大戦の際には鉄鋼の需要が高まり、当時の軍需産業の一大拠点にもなったことで知られる町。アメリカ最大の製鉄会社USスチールは、今もここピッツバーグに本社があります。
鉄鋼産業など製造業の大きな斜陽によって、最盛期にはピッツバーグの市だけで70万近くまでの人が集まった鉄鋼産業の町も人口が30万人近くにまで減少。製造業に変わって、最近ではハイテク産業、観光、ロボット産業などに力が入れられるようになりました。
ただ2008年のサブプライムローンに端を欲した世界的大不景気の中においては、各地で不動産の価値が暴落しましたが、ここピッツバーグだけは例外。2006年から2011年にかけて、全米25都市の中でその間に不動産価値が上がったのはピッツバーグを含めて3つだけ。ピッツバーグの再生にかける意気込みをまさに象徴していました。
スケジュール的にはここで宿泊滞在となってもおかしくはなかったのですが、実際には空港内で次のケネディ行きまで4時間待ち………………………………何で4時間も待たなあかんの……………………………
本当はこんな景色を見たかったのに……………………………
実際に見ていたのはこんな景色……………………………………
フードコートで6ドルの野菜サラダを買って、それをつつきながら待つこと4時間………………………お天気が下り坂のニューヨークを目指して…………………………………
悪天候に見舞われる前のニューヨークに滑り込みセーフ…………
既にホテルの送迎シャトルはお迎えに来てくれていました。
ホテルに到着。今日は2本しか担当していないのに、時間が経つのが長かった…………………………
ピッツバーグのフードコートで買っていたこんなお食事をいただきながら、
窓の外を眺めてみると、既に雨が降り出してる…………………………………
ここ最近のニューヨーク地方、一旦雨が降り出すと途端にすごい遅れ…………………今日はその遅れに巻き込まれることなく、ケネディ空港までたどり着きました。やれやれ……………………
その雨で地域全体がかなりの影響を受けた西日本、JRの在来線では徐々に点検作業が始まり、復旧に向けた活動も始まり出したようです。広島県内の北部を中心とした芸備線、木次戦と福塩線、さらには瀬戸内海沿いになる呉線はかなり被害が大きく、復旧まで時間がかかりそうな感じですが、山陽本線では福山ー三原間、岩国ー柳井間などがここ1週間の間に復旧。
岡山県内においても、津山市周辺を中心とした因美線、姫新線が年内に何とか復旧しそうなスケジュールが組まれています。鉄道、道路が開通すると物資が届くようになりますから、復旧作業はかなり前進するようになります。鉄道各社の皆さん方の努力に、心から敬意を表します。
裕坊