yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 12/18

アメリカの地域航空会社に勤める、裕坊といいます。

これは今朝、我が家で撮った樹氷の一コマ…午前中は雨氷と呼ばれるものが降っておりました。

 

英語ではフリージングレイン(Freezing Rain)と呼ばれます。下の図の左から3番目。

雲の下で一部だけ空気の層の温度が高くなり、それが地表面に近づいてくるにつれて再び氷点下になるために起こる現象で、

 

厄介なのが、地面などに当たった瞬間に氷になってしまうこと…

 

道路などでは一瞬で氷となって張り付いてしまうため、実は雪よりも厄介なのです…

 

大型トラックに除雪用のシャベルを取り付けて、豪快に除雪をしてくれるデトロイト空港専属の除雪隊といえども、地表面の着氷にはかなり手を焼きます。

10年ほど前には雨氷にさらされ続けて、デトロイト空港が2日続けて完全封鎖になったことまでありました…

 

幸いなことに、今朝はほんのちょっと芝生の上が白くなる程度…

愛妻ちゃんは今年最後となる、日本語教室のお仕事に出かけておりました。一度だけスリップする場面があったそうな…

 

教鞭を取っているのは、継承日本語。町中にある日本語教室とは趣旨が違っていて、元々日本人の血を引いていながら日本語を話す機会が少ない子供たちが主な対象。

クラスはほとんどの子が、日本人とアメリカ人のハーフだそうです。

 

坂がやはり滑りやすくなっているみたいでした。それでも今年最後の教室を終えて、お昼過ぎには帰宅。

もう2021年も終わりなんや……

 

息子くんは、金曜日で今年の授業が全て終了しています。ただ、リモート授業を選択しているので、授業終了の境界線がかなり曖昧ではありました…

その息子、高校生活もあと残すところ1年半……

 

来年には、大学への入学願書提出なんかも始まります…月日が経つのは早い…

いろんな大学から学校の宣伝のダイレクトメールなんかも次々に届いたりしています。大学からの宣伝というのが、いかにもアメリカらしい…

 

アメリカらしいといえば…

つい先日学校からメールが届いたのですが、

 

それを開けてみると…

卒業用のガウンの「購入手続き」…… アメリカの高校や大学卒業の時によく見かける、例のアレです…

 

学校によって、それぞれカラーも違うそうです。息子くんの学校のカラーは、やや深めの青色。

ところが、これは学校から支給されるものでは決してなく……

 

自費購入……

義務教育ではないので、仕方ないといえば仕方ないのかも知れませんが…

 

ガウンだけでなく、その他もろもろの備品等も合わせて購入すると…

 

けっこうな金額になったりします…

日本の大学を卒業した裕坊にとっては、新鮮なことだらけ……

 

本当は画質が格段に良くなってる最新版のiPhoneに、そろそろアップグレードしたいんやけどなぁ〜……

 

 

 

しばらく見送り……

 

 

 

高校生ながら、大学の授業でも受講可能なクラスなどがあるらしく、

先日は大学の講堂などを訪れたりしてみました。

 

オンラインで受講申し込みなどは済ませていたので、当日は学生証の作成で訪れておりました。

 

場所の確認も含めて、大学の校舎まで家族で訪問…

 

ちなみに本人の運転でした…車に乗り始めてからほぼ2ヶ月になりますが、加減速や右左折などは十分安心できるレベルに達しています。

裕坊が15年乗り続けてきたセダンを、大事に大事に乗っています。今では本当に少なくなった自然吸気エンジンを積む旧式セダン。3,800ccという、今ではほとんど見かけなくなった大きめの排気量。アクセルに素直に反応してくれるエンジンなので、本人はとても乗りやすそうにしています。

 

ガソリンも自らの手で給油。

親がカードで支払って、自らの手で給油…

 

 

『財を残すは三流、名を残すは二流、人を残すのが一流』。昨年お亡くなりになった故野村克也監督の有名な座右の銘の1つですが、裕坊も1人だけでも立派な若者を育てて羽ばたいてもらえるよう、日々奮闘しております。

 

 

最近はお休みを利用して、野村さんが生前書かれていた本をたくさん読むようになりました。そして先日は野村さんをしのぶ会を、ウェブサイトというウェブサイトをハシゴして閲覧。

改めて野村さんの遺されたものの大きさを感じる会でした。

 

その中でもやっぱり目を奪われたのはこの方。日ハム新監督に就任された新庄ビッグボス。

野村監督が生前愛用されていたというベルサーチのジャケットに身を纏っていた新庄さん。元々見た目のイメージとは全く正反対で、義理堅い方だという印象は持っていたのですが、ここ最近の新庄さんの一言一言が、とても心に響いてくるのを感じるのは裕坊だけでしょうか。

 

主砲の中田翔選手がシーズン中に巨人へと移籍し、他にも主力だった3選手が自由契約になってしまうなど、戦力の大幅ダウンは否めない日本ハム

それでもチームの若手が躍動する姿が、既に裕坊の頭に浮かんできたりしています。

 

弱小チームをいくつも率いてきた野村さんならではの、座右の銘といえば、

「1年目には種を蒔き、2年目には水をやり、3年目には花を咲かせましょう」

 

その野村さんの教えが骨の髄にまで染みている新庄ビッグボス。ここ最近は、改めて野村さんの考えをインプットされていると聞きました。現役時代の外野守備の緻密さを見ていても、元々新庄さんが持っている野球脳は間違いなく高いはず…

その新庄さんの頭の中にあるのは、きっと来季へ向けての『種蒔き』作業なのではないでしょうか。そして3年目にいかにして花を咲かせるのか、その絵を今はしっかりと描いているはず。新庄さんなら必ずや目に見える成果に結びつけてくれるものと確信しています。来シーズンが今から楽しみで仕方がないです。

 

 

 

 

 

明日から2日間のフライトで、その翌日は日帰りの研修でミネアポリスまで。裕坊の今年最後の追い込みです。