yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 8/29

アメリカのリージョナル航空会社に勤める、裕坊といいます。

先日は4日勤務のフライトを始める予定だったのが、急に微熱を出して、結果的には4日とも全休する羽目になってしまいました。

 

ひょっとして……

陽性だったらどうしよう……

 

例え微熱といえども感染していたとしたら、ウィルスを広めるわけにはいきませんので、この4日間は病欠……

早速コロナ検査をオンラインで予約、病欠の翌日に出かけてきました。

 

立ち寄ったのは、近くのドラッグストアのドライブスルー型検査。

 

ただ昨年の春頃の蔓延拡大初期のような、こんな物々しい検査体制ではなく、

 

ドライブスルー処方箋の車の列に並んで、検査を受けるというもの…

 

検査の絶対数が落ち着いていたのか、順番待ちもほとんどありませんでした。

 

順番が回ってきて、予約番号を伝えると、

 

検査に必要なセットを、その場で渡されます。

 

綿棒を自ら鼻の穴に差し込んで、綿棒は試薬の入った試験管に入れて封筒を閉じ、

 

ドライブスルー窓口の横にあるポストに投函して、検査完了。

 

検査結果は2日で届いたのですが、

陰性……とりあえずはホッとしました。

 

本来であれば、短期的には重症化を防ぐ効果があるとされるワクチン接種が望ましいのかも知れませんが……

裕坊がどうしても引っかかっているのが、大阪大学微生物病研究所が発見した、感染を増強する抗体。

 

大阪大学の荒瀬教授が中心になり、微生物病研究所だけでなく、蛋白質研究所、免疫学フロンティア研究センター、感染症総合研究拠点などで構成される研究グループがあるのですが、

コロナウィルスに感染すると、抗コロナウィルスの中和抗体だけでなく、感染性を高める抗体をも発現しているのを発見しています。これは2016年にフィリピンで行われたデング熱ワクチンの公的接種後における児童の大量重症化が起こったのと同じ原理。裕坊的には、コロナワクチンで同様のことが起こらないのかどうかを見極めたいので、未だにワクチン接種を決断しておりません…

 

ただコロナウィルスに関していうと、光を見出せそうな情報も入ってくるようになりました。その1つは、全ての変異型を逃さないコロナウィルス治療薬候補の開発が行われていること。京都府立大学循環器内科学の星野教授、大阪大学タンパク質研究所の高木教授、高等共創研究員の岡本教授などから構成されるグループによって、行われています。

 

コロナウィルスに私たちが感染する際の受容体は、ACE2タンパク質。血圧をコントロールするアンジオテンシンの変換などに関わる酵素の1つなのですが、

コロナウィルスがここに結合することによって、コロナウィルスへの感染が成立します。研究グループは、コロナウィルス感染の受容体となるACE2タンパク質を改変してウィルスとの結合力を100倍にまで高め、抗体製剤と同等の治療効果を持つウィルス中和タンパク質(改変ACE2受容体)の開発に成功したんだそうです。

 

既にアルファ株(イギリス株)、日本やアメリカにおける蔓延拡大の原因になっているデルタ株(インド株)に対しても効果があることも確認されています。次なる変異が起こってもACE2受容体へのウィルスの結合はできなくなり、変異ウィルスによる細胞侵入が果たせなくなりますから、将来に渡り逃避変異株に対する心配もなく、新型コロナウィルス終息まで使い続けることも可能なようですから、そちらの開発に是非期待したいです。

 

 

コロナ検査の結果が分かるまでの間、裕坊は家で大人しくしたまま、スポーツ情報などをずっと追っておりました。

裕坊が目につけていたのは、2つのニュース。1つ目はサッカー界のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド選手の、12年ぶりのマンチェスター・ユナイテッドへの復帰。ユベントスのユニホーム姿も悪くはなかったですが、

 

このユニホーム姿のイメージも強いかも…

世界で最も尊敬されている人物ランキングで、男性部門で6位に選ばれたこともあるロナウド選手(アスリート、サッカー選手としては、1位だったんだそうです)。是非また華麗なプレーでゴールを量産してほしいです。

 

2つ目は、裕坊的にここ最近の注目の選手。

筒香嘉智選手(現ピッツバーグ・パイレーツ)です。2017年度のワールドベースボールクラシックでは堂々の4番を務め、一次予選ではMVPにまで選ばれたほどの選手。 日本のプロ野球では、DeNAベイスターズに在籍、主軸として活躍していました。

 

ところがその後移籍したメジャーリーグでなかなか思うような結果を残せず、タンパベイ・レイズを実質解雇になり、

次に移籍したドジャースでも思うように結果が出ず……一時はマイナー落ちを経験する苦労まで味わいました。

 

 

そして8月16日(月)……勝率3割台に低迷するピッツバーグ・パイレーツと契約。

 

 

ところがパイレーツ入団後は、急に覚醒したかのように、代打で3連続ホームランを放ちます。

そして今日8月29日(日)のセントルイス・カージナルス戦。

 

9回裏パイレーツの攻撃で3−1とリードされた場面、2人ランナーを出した状態で4打席目に立った筒香選手。

なんとなんと、起死回生の逆転サヨナラとなる3ランホームラン。打球は場外へと消えていきました。 この日のパイレーツの4得点を、全て1人で叩き出す大活躍。

 

パイレーツ加入後の2週間の成績は、なんと27打数9安打(打率.333)5本塁打、11打点)。

頑張れ、筒香選手。大谷選手に肩を並べる日本人プレーヤーを代表する打者として、是非パイレーツの顔になってください。応援しています。

 

 

 

 

裕坊は、水曜日から復帰の予定です。