yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 6/23

アメリカの国内短距離路線中心の航空会社に勤める、裕坊といいます。

先週は金曜日から月曜日までのフライトをこなし、2日間のお休みをいただいています。

 

この4日勤務のフライトでは、久しぶりに4日間を通じて早朝のパターンをこなしました。

宿泊滞在先の1つは、サウスカロライナ州チャールストン。 旅客ターミナルがあるのは、空港の南側。

 

同じ空港の北西側には、米空軍基地もあって、

 

空軍所属の貨物機がたくさん停泊しています。

 

そして300年の歴史があるダウンタウンは、アメリカで人気の観光地の1つ。

初夏は気候も良く、多くの観光客で賑わいます。

 

そんな観光地を抱えるチャールストン空港では、アメリカでもなかなか見かけることがない旅客機を見かけることも…

先日到着時に窓から目に入ったのは、就航が始まったばかりの新格安航空会社、ブリーズ航空(本社:ユタ州コットンウッズハイツ)の機体でした。

 

社長は、ブラジル出身の辣腕ビジネスマン、デイビッド・ニールマン(David Neeleman)。

2018年に会社そのものは設立されていたのですが、コロナ禍の影響で就航開始は結果的に1年遅れることになりました。

 

ニールマン氏は、既に格安航空会社としての地位を確立しているジェットブルー航空最高経営責任者をしばらく務め、その後は母国ブラジルで格安航空会社(アズールブラジル航空)の立ち上げに関わり、

 

これはアズールブラジル航空立ち上げの際の、記者会見での一コマ…

 

ニールマン氏の母国のブラジル産の旅客機、エンブラエル製の飛行機を大量に投入して、ブラジルの各地方都市間の路線確立に尽力しています。

2008年12月に初就航して既に12年以上の実績を持つアズールブラジル航空。

 

現在では国際線にまで進出するようになって、大型のエアバス機なども投入されています。

ちなみにヨーロッパでの就航があるのは、ブラジルの公用語であるポルトガル語を話す、ポルトガル。首都であるリスボンを結んでいます。

 

ニールマン氏の立ち上げた新航空会社ブリーズエアは、今年5月27日に初就航を果たしました。

当面は4都市のみを結ぶ地方路線が中心。今後、次々に路線を拡大する予定になっています。

 

チャールストンといえば、旅客ターミナルのすぐ南側にはボーイング社の工場もあり、

 

ドリームライナーことボーイング787型機の最終過程となる組み立ては、ここで行われるようになりました。

ただボーイング787型機が多く投入される国際航空路線は、まだやっと回復軌道に乗り始めたばかり…

 

完成した大型旅客機は、駐機場に止まったまま雨ざらし

国際線航空需要の回復をしばらくは待つことになりそうです…

 

3日目の宿泊滞在はこちらでした。裕坊がほぼ毎週のように訪れている、ニューヨーク州の地方都市アルマイラ。

トム・ソーヤの冒険』の著者、マーク・トウェインがこよなく愛した、山に囲まれたのどかな町。

 

夜遅い到着の担当ばかりだったのが、久しぶりにお昼過ぎの到着でした。

滑走路を真横に見ながら、ホテルへと向かい、

 

翌朝は、早朝7時前の送迎シャトル

初夏の日の出を拝みながらの、出勤となりました。

 

マーク・トウェインがこの地をこよなく愛したのが、よく分かる…

 

日の出と反対の方向に目を向けると、山には霞がかかる絶景。

 

空港の周りを一周するように空港へと向かい、

 

滑走路の先端の近くにある交差点を、

 

右折すると…

空港到着。

 

昨日もご挨拶したばかりの、マーク・トウェイン

ちなみにアルマイラ空港へと就航しているのは2社のみで、毎日運航があるのは、我が社エンデバー航空のみ…1日2往復になっています。

 

のどかな空港を出発して、裕坊の所属先であるデトロイト空港へと帰ってきて、

激混み…アメリカでは、国内線需要はコロナ禍前と比較しても遜色ないくらいの水準にまで回復しています。

 

そんな訳で親会社であるデルタ航空でも、需要の大幅増を見込んで、来年末までに1,000名のパイロットを募集すると発表。

ただし旅客機の操縦席が現在の2名体制から将来的に少なくなることも、今後は起こってくるかも知れません…

 

今月に入って、香港に本社を置くキャセイパシフィック航空が、長距離路線の機材を対象に、1名体制による飛行での安全性に関する調査を行うと発表。

キャセイパシフィック航空は、ほぼ例外なく国際線に収益を依存していますから、コロナ禍による影響が甚大だったことは想像に難くないです。少しでも人件費を節約する苦肉の策だった感は否めませんが、裕坊的には旅客機操縦の省力化は、最早時間の問題。

 

使用されるのは、エアバスの最新大型国際線用機材、A350型機。

旅客機の自動化はさらに進化して、現在では少々の不具合であれば機体搭載のコンピューターで修正ができるほどにまでなっています。このキャセイ航空の試験を皮切りに、旅客機パイロット削減が実現する日も遠くないかも…実験の推移に、要注目です。

 

お休みの日は、晴れて気持ちがいい日も多くなったミシガン州

 

民家を離れた田舎にある園芸屋さんに立ち寄るのも楽しい季節になりました。

ただここ2日間は最高気温がやっと20度にまでしか上がらない、ちょっと肌寒い日が続いたミシガン州

 

11年勤めた幼稚園を退職して、最近はお庭の手入れに余念がない愛妻ちゃんにお付き合い。

 

玄関前の花壇にお花を植えるのを夢見ていたようで、先日多年生のお花を数鉢購入しました。

 

どんな風になるのか、乞うご期待です。

 

 

 

 

 

木曜日から、5日勤務です。