yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 6/15

アメリカ地域航空会社に勤める操縦士、裕坊といいます。

先週の木曜日から今週の月曜日まで、5日間、合計で16本のフライトをこなし切りました。

 

春先はアトランタを中心に、飛行時間が1時間前後の短距離路線を多く担当していましたが、6月に入ってアトランタ発着便はごくわずか……変わって、東海岸沿いを飛ぶ機会が多くなりました。

アメリカは多くのところで学校が終わって夏休みに入っていることもあり、乗客の数も激増…

 

4日目の日曜日は、リージョナルジェット機としては比較的長い、1,600キロの中距離路線も担当(ノースカロライナ州ローリーからミネアポリスまで)。

久しぶりに離陸から着陸までの飛行時間が2時間を超えるフライトでした。

 

急激な客足の戻りに対して従業員の数が追いつかず、

着陸後、到着ゲート前までやってきて、15分待つなんてことも……ゲートへと誘導してくれる地上係員さんをずっと待っていたのですが、

 

地上係員さんは責められないです…

地上の係員さんは、黄色の蛍光のベストを羽織って、 飛行機がゲート付近までやってくると、

 

機首の車輪が黄色で敷かれた中央線を保ったまま到着するように誘導。

 

停止線までやってくると、指揮棒を交差させて飛行機を停止させます。

 

そして停止線へと誘導する時の係員さんは1人だけではなく、 もう2名が必要。

飛行機の場合は主翼が横方向に長く伸びていますので、羽が地上設備などに衝突しないように確認する従業員が、両側に必要になるのです。よって、一機の飛行機が到着する際に必要になる係員さんの数は、最低3名(空港によっては、例外的に2名で駐機できるところもありますが…)

 

しかも地上係員さんの仕事は、それだけには留まらず…

出発時の飛行機のゲートからの押し下げだったり、

 

実は荷物の積み下ろしも、地上係員さんの業務内容の1つ…

雨が降ろうが雪が降ろうが風が吹こうが、お天気に関係なくこれらの作業に追われる、実はとても過酷なお仕事…

 

ただ雷鳴が鳴っている時、稲妻が光っている時などは安全を考慮して、全ての地上の作業は中止されます。

 

そんな時は、従業員の控室へと一時的に避難……

 

かなり体力的にも環境的にも過酷なことに加え、リージョナルジェット機の誘導をするのは大手航空会社の下請けの会社であることが多く、お給料も福利厚生なども大手本体に比べると見劣りすることが多いので、

辞めていく人も多いのも事実。コロナ禍前ですら入れ替わりが早い職業の1つで、コロナ禍でさらに従業員は多くが離職…客足の戻りに必要人員が全く追いついていないので、特に主要空港でゲート到着前に待たされることが多くなりました。

 

フライトの数だけコロナ禍前とほとんど変わらないくらいの水準には戻っているものの、人手不足は深刻…地上係員さんが姿を見せてくれるだけで、今はとてもありがたい毎日です。

 

そして今回の5日間出勤のフライトのハイライトといえば…

1年ぶり以上となったボストンへの担当便が入っていたこと。

 

到着となったAコンコースから目の前に見えるのは、空港隣接のヒルトンホテル。

もちろん泊まったことは、一度もございません…

 

空港から南へと顔を向けると、遠くに見えるのはボストンのダウンタウン

 

ターミナル内も、1年以上ぶりとなりました。

 

コロナ禍の中で休業が続いていたシーフードレストランも再開。

ただ自慢のシーフードが入ったロブスターサラダやカニ入りのパスタサラダなどは、まだメニューに入っておりません…

 

再開になったといえば、コロナ禍の中でしばらく就航が中断になっていて、その後就航を再開した空港もあります。

メイン州のバンゴー空港が、その1つ。

 

アフガニスタン戦争時の真っ最中には、民間航空会社のチャーター機も忙しく出入りし、米軍兵士の輸送基地にもなっていたバンゴー空港。

秋の時期はロブスターなどの海鮮物がとてもオススメのメイン州、バンゴーはそのほぼ最北端に位置します。

 

そのバンゴー空港では、空港隣接のホテルに宿泊。

 

翌日は、ニューヨークのケネディ空港へとやってきて、1時間半ほどの地上待機が入りましたので、

ちょっと空港内探検…

 

ここは新鮮な野菜サラダがウリのお店。野菜のトッピングを自分で選ぶことができます。

 

ニューヨークの空港といえども、再開になっていないお店もあり、

こちらのベーカリーはまだお休み…

 

日本でもお馴染み、シェイクシャックなども未だ休業中のまま…

 

裕坊のお目当ては、バッファロー・ワイルドウィングス横にある、パック寿司のお店。こちらは再開しておりました。

お寿司だけではなく、照り焼きチキン丼、すき焼き丼なども注文できます。

 

休業中はパック詰めされたお寿司が放置されたまま、シャッターが閉められていた、『Bento Box(という名前のお店です)』。

実は新しいメニューが加わっていました。

 

なんと……

サーモンがたっぷり入った、ポケ丼…

 

これは当たりでした。

17ドルで、税金を含めると20ドル近くにもなるシロモノですが、これはオススメです。味付けもよく買い……ケネディ空港、第4ターミナル、出発ゲートB24付近にあります。

 

そしてこちらもコロナ禍から就航が復活した、ロードアイランド州プロビデンス

 

コロナ禍では就航が一時停止になっていた空港ですので、裕坊にとってもやってきたのは久しぶり。

最終日、5日目の月曜日はここから1便だけを担当して、

 

裕坊にとっての拠点であるデトロイトまで……

5日間、合計16便をこなし切りました。

 

 

 

今朝、火曜日は快晴…

 

木曜日まで、お休みをいただいています。