yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 4/5

アメリカの地域航空会社に勤めている、裕坊といいます。こんにちは。

春になりました。気温も暖かくなってきました。

 

この冬は、とても凌ぎやすかったミシガン州。いつもの年であれば、この時期はまだ根雪が残っているデトロイト地方にも、雪はなく…

 

今年はいつもより早めに、庭の手入れ… 我が家の場合は、春先は芝生の栄養剤蒔きから始まります。

こちらは、芝生専用の除草剤も入った栄養剤。

 

この手押しカートにたくさんの栄養剤を入れて、

 

家の周りをグルリと一周して完了…

リンゴの木に花が咲く頃から芝も伸び始めるので、その頃からは機械を使っての芝刈りも始まります。いよいよそんな季節になってきました。

 

この春のアメリカは、空港ターミナルも例年に負けず劣らずの人出になっています。先日4月2日(金)は、全米で158万人が空港ターミナルの保安検査場を通過。コロナ禍以降の過去最高を、ほぼ3週続けて更新することになりました。

昨年の同時期の閑散とした様子は、微塵もなく…

 

コロナ禍の真っ只中とは到底思えない混雑ぶり…

昨年のこの時期は都市封鎖などでお出かけできなかったこともあってか、その鬱憤を晴らすかのような活気……デルタ航空管轄下の旅客便は、現在でも総客席数に対して75%を目安とする上限を設けての運航を続けています。本当であれば、4月末まで継続する予定になっていたのですが……

 

どうもそれも雲行きが怪しくなってきて……全客席が開放になる日も、近そうです……裕坊が勤めるデルタの子会社のエンデバー航空でも、今月まで続いていた1ヶ月ごとの無給休暇のオファーがなくなり、全社員が呼び戻しの対象になりました。

 

ただコロナウィルスの感染拡大は、収まってはおりません……むしろ、それには程遠い状況……

特にミシガン州の状況が酷くなっていて……ミシガン州はこの地図でいうと、一番上のやや右の州。右手にはめる手袋のような形をしているのですが、そこの色が他に比べてかなり濃いめ……

 

ただ集中治療室の占有率が、現在は77%ということで、病院にはまだ若干の受け入れの余裕が残っているらしいです。 現在の感染拡大における年齢層の分布を見ていると、今までは影響が少なかった30代、40代への感染拡大が大きくなっているということらしいです。

 

そのミシガン州、来週4月12日以降は、16歳以上であれば誰でもワクチン接種の予約ができるようになるそうですが……

ワクチン接種に関しては、裕坊は今も検討中……

 

実は航空会社は、アメリカ国内における重要基幹作業の1つに位置付けられているので、ワクチン接種は希望すれば優先的に受けることは可能になっています。

 

アトランタ空港やミネアポリス空港でも、航空業界における従事者を対象に、優先的なワクチン接種を行っていたのですが、 デトロイト空港においても、同様の優先接種が始まりました。

エンデバー航空のデトロイト事務所があるCコンコースに、それが設置されるようになり、接種が次々に進んでいます。

 

ただエンデバー航空においては、ワクチン接種はあくまで個人の判断…

メッセンジャーRNAからの転写によるDNAへの逆転写現象が原因で、遺伝子への影響が残る可能性が懸念されていて……日本では厚生労働省がそれを躍起になって否定していますが……

 

現在市場に出回っているワクチンがファイザー製薬やジョンソン&ジョンソン、アストラゼネカなど、外国の製薬会社による製品であることを考えれば、厚労省がDNAへの逆転写を否定したくなるのは、容易に想像できます。有効性が今一つ確認されていなかったレムデシビルをコロナ治療薬として緊急承認しておきながら、国内外における有用性の実例が取り上げられているにもかかわらず、未だにイベルメクチンやフィビピラビル(アビガン)などの国内発の医薬品がコロナ治療薬として承認されていないことからも、外国の製薬会社への忖度は明らか……そんな訳で、厚労省の言い分は裕坊は全く信用していません……

 

裕坊自身は、mRNAワクチンによるDNAへの逆転写の可能性と、その影響というのをしっかりと自ら勉強した上で、ワクチン接種を検討したいと思っています。それまではマスク着用、頻繁な手洗いの励行、人混みを避けて人との距離を保ちながら、コロナ感染予防に最大限気をつけます。

 

 

今年は当初の予定通り始まった大リーグ。エンゼルスの大谷選手、すごいです…とうとう真の二刀流。4月4日(日)のホワイトソックス戦で、2番ピッチャー大谷、背番号17で先発出場し、

投げては160キロを超える球をいくつも投げ、

 

第一打席では、アナウンサーが球がひちゃげた(crushed)といったのがピッタリな豪快なホームラン。

YouTubeでその動画を見ましたが、スゴカッタ……打球音の凄さが圧巻でした。大谷選手が大リーグにデビュー当時、元ヤンキースアレックス・ロドリゲス氏が、大谷選手を見ていると大リーグが高校野球を見ているみたいに思えてしまうと言っていましたが、ほんとそんな感じがしてしまいます。大谷選手がダイヤモンドを一周しているのを見ると、野球場が小さく見えてしまうのは裕坊だけではないはず…

 

ロドリゲス氏と同じ元ヤンキースのCC・サバシア氏は、その大谷選手を指して、「今まで見た中で間違いなく1番の野球選手だ」と言ってくれたのは、嬉しかったです。野手と投手とでは、つける筋肉が違っていたり、コンディションの整え方なども違うそうなので、体調の維持は大変だとは思いますが、是非いい一年にしてほしい。野球の楽しみがまた1つ増えました。

 

ちなみに、そのCC・サバシア氏。現役時代はユニホームを着ていても分かるお腹の出具合でしたが……

最近ではすっかりお腹が痩せて……

 

完全に別人になっとる……

こりゃ、街ですれ違っても分からんやろな……現役時代はボールの力を落とさないために、『敢えて』体重を維持していた、とは聞いていましたが、現役引退とともにまさに「有言実行」……現役引退後にお腹が大きくなる元野球選手が多いのに比べて、模範となる引退後の過ごし方……

 

 

 

 

裕坊も見習います…