yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 10/7

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。

先週土曜日に出勤した4日間のフライト、昨日火曜日に帰宅しておりました。

 

ここ最近は裕坊の所属先である拠点空港デトロイトを出発すると、2日目、3日目はほとんどミネアポリスを基点とするフライトを担当するパターンが多くなっています。 ミネアポリスからですと、平常時であればテキサス州東海岸へのフライトもたくさん入っていたのですが、コロナの影響が残る現在では、地域航空会社の担当便の行き先は、州内のミネソタ州だったり、お隣ウィスコンシンノースダコタサウスダコタの各州、あるいはアイオワ州など近隣の中西部の都市が中心。飛行時間は40分前後のところがほとんど……

 

水平飛行に入る前から着陸の準備をしていたりします…

そんな時に活躍するのが、操縦室備え付けのこのコンピューター。

 

航法装置と本社との連絡機能を兼ね備えたスグレモノで、目的地のお天気や使用中の滑走路の情報なども手に入るので、こちらのキーボードを忙しく叩いて着陸の準備……このコンピューターは、大抵パイロットの足元に設置されています。

 

空港への到着経路や滑走路への進入経路などを打ち合わせして……

 

一旦下降を始めると、それぞれの局面に応じてチェックリストの読み上げを行い……

 

ちなみに地域航空会社になると、担当便数も多くなるので、操縦は便ごとにパイロット同士で交代します。

機長が1便を操縦して、次の便は副操縦士が操縦の担当といった具合……機長が5本を担当すれば、副操縦士も5本のフライトを担当。ですので、副操縦士が操縦桿を握ったり、スラストレバーを触るのは、珍しいことではありません…

 

滑走路が見えてくると、

 

着地直前でスラストレバーをアイドリングの位置へと持ってきて、

着陸……

 

滑走路を空けると、誘導路をゆっくりと進みながら、到着ゲートまで。

 

大抵地上係員が、蛍光棒を持って待ってくれています。 ゲート到着。駐機用のブレーキをセットして、フライト完了。

 

あ〜〜、忙しいフライトやったなぁ〜……

安堵のひと時………

 

 

ミネアポリスからの近距離便ですと、到着地の人口が10万人前後なんてこともザラ……

それでも立派な産業を抱えている町も多いです。

 

ミネソタ州内で見てみると、例えばミネアポリスからだと車ででも十分行けてしまうローチェスターなどは、質の高い診察治療をすることで名高いメイヨー・クリニックの本家本元だったり、

 

その人気の高さ故、近隣のホテルからの送迎シャトル便が運行されているくらいです…

ローチェスターは、ちなみにミネソタ州では、ミネアポリスセントポールに次ぐ人口3番目の規模の都市。

 

人口規模では、4番目にくるのがダルース。

規模は小さいですが、改装になって間がない真新しいターミナル。

 

スペリオール湖の最西端に位置するダルース。

こちらはダルースのダウンタウンの観光の目玉、エアリアル橋。大型船の通行を可能にするために、道路部分が大きく持ち上げられる仕組み。

 

夜の橋はライトアップされて、とても絵になります。

 

スペリオール湖沿いをドライブすることも可能。

新緑の時期でもいいですし、紅葉の時期ももちろん絵になります。真夏の時期も湖の水が深い青に染まるので、夏の時期もオススメ。 実をいいますと、

 

2日目はミネアポリスから到着後、こちらダルースで3時間の待機などが入っておりました。

まだほとんど出発客が入ってきておらず、ガラガラのターミナル。

 

ダルース空港を行き来するのはリージョナルジェット機のみで、合計でも1日6便……

さすがにお店の方も慈善事業というわけにはいかないので、お休みしておりました……

 

こちらダルースには、小型プロペラ機市場で、最近シェアを拡大中のシラス航空機の本社があったりします。

写真は、シラス航空機社の主力機、SR−22型機。

 

シラスSR−22型機のコックピットは、最新型の旅客機を思い起こさせる充実ぶり。

大きなグラスコックピットを備え、訓練生にとって、大型スクリーンが標準装備になりつつある旅客機への対応もしやすい計器画面になっているのがウリ。 ダルース空港の旅客ターミナルは、主滑走路の南東側にあるのですが、シラス航空機は大きな整備工場を空港のダルース空港の西側に保有していて、近隣からやってくる顧客の飛行機の、整備点検なども請け負っているようです。

 

裕坊が通っていたフロリダ州の母校でも、主力の訓練機はこちらシラスSR−22型機に置き換わりました。

エアバス機と同様、サイドスティックを使っての操縦で、大きな操縦桿が姿を消しています。飛行機の操縦桿は、速い速度で飛んでいる分、非常に反応が鋭いことが多く、小さなスティックの方が扱いやすいのかも知れません。

 

ちなみに裕坊が訓練していたのは、ほとんどがセスナでした。こちらが昔からお馴染みのセスナ…

 

切り立った計器画面に小さな昔ながらの計器がたくさん並んでいたのが、かつてのセスナの標準型。

ただ最近ではシラスと同様の、大きなグラスコックピットを備えたモデルも登場しているようです。

 

 

2日目、3日目はミネアポリスを何度も経由…

 

そして3日目の最終便出発はBコンコースから…

 

ミネアポリス空港の北東端にあるAコンコースから、 トンネルをくぐって、小さな島型のコンコースへと抜けると、Bコンコースがあります。

 

小型機専用のターミナルなので、本当にこじんまり……

現在は北側のゲート8つだけ(偶数側のみ)が運用になっています。

 

かつては、南側の奇数側のゲートも運用されておりました。

 

ノースウエスト航空時代に、地方路線の主力機の1つだったサーブ340型機。真っ赤に染まった塗装が特徴のプロペラ機が、がかなり忙しく行き来しておりました。

アメリカ国内では、ほんのごく一部を除くと、ほぼ全機退役しています。

 

3日目にやってきたのは、金融の町、ノースカロライナ州のシャーロット。

 

ほぼ日付が変わりそうな時間帯の到着でした。

 

 

次回は、昨日4日目の様子などをご紹介してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月5日担当便

デルタ4995便(EDV 4995)アップルトン(ATW)−ミネアポリス(MSP)

デルタ4640便(EDV 4640)ミネアポリス(MSP)−シャーロット(CLT)