yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 9/20

アメリカの地域航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

今日日曜日から、また次の5日間のフライトへと出発しました。 ここ数日のミシガン州は、ほとんど毎日のように快晴のお天気に恵まれて、

 

今日もポカポカ陽気。

こんな日ですと、屋外駐車場に停めていても、気持ちがいいのですが、

 

今週からは我が社の乗務員も立体駐車場へ駐車する許可が出ましたので、

そちらへ車を停めてみました。

 

エレベーターを6階まで上がって、

 

ひたすら通路を歩いていくと、

 

搭乗手続きの自動チェックインの機械が、お出迎え。

ちょっと景色の違う出勤風景となりました。ただ空港従業員、航空会社社員が全員こちらへと移るとなると、専用駐車場とターミナルを結んでいるシャトルバスの運転手さんの仕事が減ってしまう……

 

よほどの悪天候が予想される時以外は、なるべく専用駐車場に停めようと考えてます。

 

今日日曜日は、3本を担当。向かったのは、テネシー州のメンフィス。テネシー州の南西の端に位置して、ミシシッピ川を挟んで西にアーカンソー州、南にはすぐミシシッピ州と隣接しています。

平常時ですと、120名仕様の機体がほぼ満席になる路線。今日も41名の乗客が乗ってこられての出発となりました。

 

夕暮れ時のデトロイトを出発して、メンフィスに着いたのは8時過ぎ……

 

もう出発便はないとあって、サンドイッチ屋さんも閉店しておりました。

 

出口を通過して、ホテルの送迎シャトル乗り場へ向かいます。

 

昔と全く変わらないそのままの面影を残すメンフィス空港。

かつては利用客も多く、到着便が重なる時間帯は、ホテルや街へと向かう乗客の姿で賑わったものですが、今やその面影はなくなりました。

 

実をいうと、ここテネシー州メンフィスは、裕坊が航空会社に採用された当時の、本社があった町。

航空会社社員としてのスタートを、すべてメンフィスで始めましたので、今でも裕坊はメンフィスに対する特別なこだわりがあります。全米でも治安の悪さで常に一桁台に入り、実は裕坊入社した時の、当時のピナクル航空最高経営責任者、フィル・トレナリー(Phil Trenary)が市内で銃撃によって殺害されるなど、全体的にメンフィス市内の中心部はあまり治安がいいとは言えないので、散策する場合は、場所には気を付けた方がいいです。それでもなぜか、メンフィスは宿泊滞在が入るたびに、入社当時の思い出などたくさん蘇ってきてしまうという、不思議な街…

 

こちらは何の変哲もない、シャトル乗り場。世界最大の貨物航空会社フェデックス・エクスプレスへの貨物機駐機場へのシャトルが発着します。

実はフェデックスの本社は、ここテネシー州メンフィス。

 

メンフィス国際空港の北側は、フェデックスの貨物専用機の駐機場で独占されています。

ごく一部の路線を除いて、貨物専用機は週末や年末年始などの大型連休中はほとんど稼働しませんので、

 

日曜日とかにメンフィス空港のそばを通ると、すごい数の大型貨物機が並んで止まっているのが見えます。

稼働は基本的に深夜になるので、昼間も駐機場ではほとんど人影を見ることがありません。

 

本格的な稼働が始まるのは、平日の夕方から。

メンフィス近郊にて集配された荷物がまずは集まってきて、

 

夜の10時を過ぎると、全米各地から荷物を載せた貨物機も次々と到着。

 

荷物はまず集積所に集められて、

 

ここから行先別に仕分けが行われます。

 

行き先が揃ったところで、荷物はコンテナに集められた上で各機体へと搭載され、

 

各便の機長が荷物運搬搭載の責任者から、署名入りの書類を受け取ったところで、出発の許可。

そして深夜のうちに、次々と出発します。

 

フェデックスの場合は、午前2時台から3時台にかけて出発することがほとんど。

 

これだと目的地に早朝のうちに到着し、各地域の配送センターへと荷物が運ばれて、早ければその日のうちに配達をすることも可能になります。

ビジネス利用では、期日や時間の指定が入ることも少なくないので、機動力を高めるためにも深夜便が貨物航空会社にとっては貴重な時間、ということになるのでしょう。深夜に活動が1番活発になるという貨物航空会社の世界、旅客航空会社とは全く違う、独特の世界を持っています。

 

 

裕坊たちは、9時前にホテルに到着。

明日のお昼過ぎには出勤するので、今晩は外出の時間はなかったのですが、メンフィスは観光の見どころもとても多い町です。

 

メンフィスの顔といえば、エルビス・プレスリー

エルビスの大活躍があったおかげで、メンフィスはロックンロールの発祥の地とも呼ばれるようになりました。

 

そのエルビスが住んでいたという豪邸は、今では博物館(グレイスランド・英語表記はGraceland)になっていて、

 

その豪邸の様子を窺うこともできます。

 

実は小泉純一郎・元首相は、エルビスの大ファン。首相在任時代にはわざわざメンフィスまでやってきて、グレイスランドを訪れたことまでありました。

 

この時は、報道陣の前でサングラスをかけ、模擬「ラブミー・テンダー」まで披露するというサービスぶり。

 

あとメンフィスを訪れるからには、是非こちらを味わっていただきたいです。

メンフィス流の「ドライリブ・バーベキュー」。バーベキューソースを使わず、お店ご自慢のスパイスをかけていただくのがメンフィス流。ちなみにバーベキューというと、アメリカでは豚肉を指すことが多いです。

 

メンフィスのダウンタウンですと、こちらのお店、『ランデブー(Rendezvous)』が有名。あひるの家族がロビーを歩くことで有名な「ピーボディー・ホテル」からおよそ2ブロックほど行ったところ。お店は階段を地下に向かって降ります。

ランデブーには、グレイスランドでエルビスをしっかりと堪能した小泉元首相も、訪れておりました。

 

もし車があるなら、メンフィスからフリーウェイを10分ほど東へと走って、ポプラー通り(Poplar Ave)を西へと行くと、味ではランデブーにも負けないお店にも行けます。

こちらが看板。お店の名前は『コーキーズ(Corky's)』 スパイスがとにかく美味しく、炭火でじっくりと焼いているので、香ばしさに病み付きになります。

 

このコーキーズ、裕坊の大のお気に入り。

スパイスやバーベキューソースは、メンフィス空港内の売店でも買えます。

 

まだまだ他にも魅力がたくさんのメンフィス。

 

 

どうしてもこの街の魅力から離れることはできないです。 明日はお昼過ぎに出発です。