アメリカのリージョナル航空の、操縦担当をしている裕坊のブログへとようこそ。
本日木曜日はフライト4日目。実は昨夜は一旦デトロイトで担当を終えて、我が家まで帰ってきていて、
今日木曜日は空港へのショーアップがお昼過ぎと、ゆったりのスタートだったのですが…………
遂にやってきてしまった………………………………
いつもなら、雪降らせ担当のお天道様は、12月まで『夏眠』を取っているのですが、今年は例年ほどには夏が暑くならず、きっと寝心地がよくて、グッスリと寝ていたのでしょう。ずいぶんとお早いお目覚めやなぁ〜〜………
まぁまだこの時期は、降ってもお昼には雪も溶けてしまいますから、そこだけはちょっと助かります……
本日は3本のフライトを担当。鉄鋼の町ピッツバーグを経由してやってきたのは、ニューヨーク・ラガーディア空港。空港ターミナルビルの老朽化が激しく、数年前から本格的な建て替え工事が急ピッチで進んでいて、デルタ航空とその系列の下請け航空会社が利用するターミナルの一部が完成。
下の2枚の写真は、外観を先月に撮ったもの。既にフェンスはほとんど取り外されていましたが、まだその手前にある駐機スポットを、かなりの頻度で使用していましたので、備品がかなり散らかっていて、周辺がちょっと雑………ただ、建物自体はこの時点で完成間近……
パイロットに各機体の行き先が見えるボードも、とてもモダンになっています。
今日はピッツバーグから到着したあと、次の折り返しの担当便まで1時間ほどしかなかったのですが、
どうしても一目新しいターミナルの姿を見てみたかった裕坊、頑張ってちょっと足を伸ばしてみました。
11月7日現在、使用されているのは2ゲートだけ。Dターミナルの一部の扱いになり、
コンピューターの据え付けなどの設定などが終わると、新しい建物では7ゲートが使用されるようになるらしいです。駐機スペースが狭く、メインターミナルから少々離れることになるため、リージョナルジェット機、エアバス220型機などの小型機が中心の運用になるそうです。出発がD90番台のゲートになった場合、メインターミナルからはけっこう距離がありますので、時間には余裕を持っておいた方がいいかも…………
Dターミナルのフードコートからここまで5分ほど歩いた上で、建物の突き当たりまでくると、そこを左へ曲がって……
通路に、『新時代幕開けのラガーディア空港』という宣伝も目に入ってきます…
ようやく新しくなった建物の中へと入り、まずはデルタ航空の大きな三角形のロゴがお出迎え。
そのすぐ横には、レストランが一軒。
向かい側にあるこちらのお店は、ベーグルやピザなどが買えるお店。
乗り継ぎ便に乗り遅れた場合などに、振り替えをしてくれる受付なども、完備されています。
そして大きな売店を通り過ぎると、
真新しいゲートが目に入ってきます。今使用されているのは、D92、D93の2ゲートだけ(2019年11月7日現在)
コンピューターの据え付け、オペレーションとのホットラインを繋ぐ電話線などが設置され次第、残り5つのゲートもいよいよ供用開始。
座席がたくさん設置されていますので、座るには十分なスペース。最近の待合用の椅子らしく、充電器が各席に設置されています。
カメラでゲート付近の写真を撮ったあとは、次のフライトの出発が控えていましたので、
踵を返すように、担当便の出発ゲートへと急ぎます。
こちらの案内板には、各出発ゲートの見取り図なども設置されるようになりました。
行く場所を把握するのに、これは便利かも…
3本目の担当は、アイオワ州のデモイン行き、出発ゲートはC20。
これが今のラガーディア空港の現実の姿……
これも今のラガーディア空港の現実の姿……
現在のCターミナルは、C15からC24と、C26からC42と2つに大きく分かれているのですが、
一旦D90番台のゲートが全て完成し、年末年始の繁忙期が一通り落ち着いたあとは、
C15からC24の部分の建物の建て替えが始まり、2年以内の工事完了を済ませるのが目標なようですので、乞うご期待……
ここに写っている部分も、完全に取り壊されるようになります。
既にC15からC24の建物の中にあった売店は、閉店……
工事開始の準備も、既に整っているようです。
明日は1便だけの担当。そのあと1日お休みをいただく予定です。