皆さんこんにちは、航空会社サラリーマン、裕坊です。
先日土曜日に元々入っていた4日間のフライトを終え、
日曜日に入っていたフライトは、休日を返上して、アトランタ発でニューヨークまで。土曜日の晩は自費にて宿泊。ハリケーン並みに発達していた低気圧の影響で、風が強く雨も強く降っていて、ジメジメ……
翌朝日曜日に出発する時も、まだ外はどんより曇り空……
空港への送迎シャトルに乗って、出発。
日曜日は、NFLの試合も開催されていたのか、試合観戦に向かうファンの方も何名か乗っておりました。
アトランタ空港には、地下鉄も乗り入れているので、空港近辺のホテルからダウンタウンに向かうのも、まずまず便利です。
昨日日曜日にまず最初に向かったのは、フロリダ半島の西側にある、リゾートもあるフォートマイヤーズ。
着いてみると、天井が高くて日光も差し込んでくる、明るい建物のフォートマイヤーズ空港のターミナル。
規模は大きくはないですが、ここにもリゾートビーチがあり、この時期から春にかけては、避寒地を求めるお客さんたちで賑わうようになります。
そしてフォートマイヤーズといえば、とある有名人が別荘地を持っていたことでも知られているのですが、
その有名人とは、発明家・トーマス・エジソンに、アメリカの自動車会社、フォード社の創業者、ヘンリー・フォード。
訴訟合戦をあちこちで繰り広げていた偉大な発明家エジソンは、同じ研究分野の人たちとは今一つ馬が合わず、当時は孤高の発明家として知られていたそうですが、フォード氏とは生涯親友としてのお付き合いがあったそうです。
エジソンは、少年の頃から好奇心旺盛。物が燃える仕組みを自ら探ろうとして、納屋の藁に火をつけて、自宅の納屋を全焼させてみたり、算数の授業で「1+1=2」という答えに納得がいかず、「粘土を2つ合わせると、またそれも1つになるじゃないか」と発言して、先生を困らせてみたり……
好奇心旺盛なエジソン少年は、大人になってもその好奇心が衰えることはなく、ストイックに研究を重ね、1日の睡眠時間は3時間ほどで、ほぼ24時間体制で研究に没頭していたそうです。そのストイックさを表すエピソードで有名なのが、こちら。
研究室にたまたま入ってきた奥様に対して、エジソン氏……
「君は誰だ?」
エジソンさん、さすがにそれはいけません………
奥様も大激怒だったそうです………………
そのエジソンが避寒地の別荘を持っていたフォートマイヤーズからニューヨークへは、夕方の出発。
リゾート地には立ち寄ることなく、コックピットの中からこんなのを見ながらの出発でした。
巡航中のお天気には恵まれて、まずまず順調なフライト……
しかし目的地であるニューヨーク地方はあいにくの雨で、
ほんのしばらくではありましたが、上空待機も課せられました……
それでも奇跡的に、ほぼ定時でニューヨーク・ラガーディア空港には到着。ここで裕坊担当の5日間に渡る任務は全て完了……
ここからデトロイトにある自宅まで帰るには、『飛行機にて』通勤……これがアメリカの航空業界で呼ばれるところの、『コミュート』。本日のデトロイト行きは、満席でスタンバイではとても座れそうにありませんでしたので……
デトロイト行き担当の機長さんにお願いして、操縦室内に備え付けのジャンプシートに乗せていただくことに。
これも『コミュート』の手段の1つ。アメリカ国内ですと、各航空会社間での申し合わせで、通勤時などの必要時に自社、他社問わずジャンプシートを利用させてもらえる仕組みになっていて、満席の時などは、とても助かります。
但し、客席に空席がある場合は、そちらに座席指定を受けて座ることがほとんど……
乗り心地も、そちらの方が断然上……
ジャンプシートは操縦室だけでなく、客室内にもあり、客室乗務員さんが座る座席も「ジャンプシート」。
座席部分が跳ね上げ式になっていて、通常は畳み込むことができ、
通路の邪魔にならないように工夫が施されています。
折り畳み式ですので、リクライニングなどは通常はなく、肘掛などもついていないことがほとんど。
お世辞にも、乗り心地はいいとは言えません……ただ座席は確保できるので、『飛行機通勤』などの時には、とても助かります。
日曜日の晩は、エアバスのA320型機の操縦室にお邪魔しての、帰宅となりました。
デトロイトには深夜の到着。
それでも帰ってこれた。
本日月曜日は、2連休の初日。午前中は何もせず、久々の「羽休め」。午後には愛妻ちゃんを連れてのお買い物。 町には至るところに、ハロウィンの飾りで彩られています。
倒れているガイコツを助ける消防士さんも、ガイコツさん……
オバケの舞いもあります。
一部では既に歩行者天国になっているところも……
自宅をお化け屋敷にしているところも、今の時期は多く見られます。
明日は定期身体検査の予定。
令和天皇が、本日10月22日に即位宣言をされましたね。台風一過、各地でこれから復旧作業が始まりますが、是非令和が日本にとって、いい時代になりますように。