yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 6/16

皆さんこんにちは、航空会社サラリーマン、裕坊です。

 

一昨日金曜日に4日間のフライトから帰宅して、既に次のフライトへと出かける裕坊。

なんか亡き父親の姿、そのまんま……

 

父親は、薬屋一家の血筋に生まれ育っていていながら、某国立大の工学部に入り、大学在籍中は授業にほとんど出席することなくテニスに明け暮れ、試験の時には教室の場所さえ知らなったそうな……………

 

ただ本人曰く、数学の才能にはかなり長けていたのか、テスト問題の勉強ではいつも教える側に立っていたらしい………

真相のほどは、本人のみぞ知る…………

 

その父親、卒業後は当時飛ぶ鳥を落とす勢いがあった電機メーカーで、開発部に所属しておりました。当時、画期的なテレビ画像の質向上に貢献した『トリニトロン』の開発部にいたことは、生涯に渡って自身の思い出になっていたようです。

 

けれどもその電機メーカーを、その後退社。結局本来自分では縁がなかったはずの薬屋家業を、引き継ぐ役目を請け負っておりました……

家族の中では、かなりの異端児的存在………

 

薬学部を卒業しておりませんでしたから、薬剤師になることもありませんでしたが…

 

父親は経理関係を引き受け、脂が乗り切った50代では、年中1日たりとて休みを取らない、「必殺仕事人」…………

そんなわけで、裕坊は父親の姿を見たのは、いつも朝夕のほんのちょっとの時間だけ………

 

裕坊は周りのススメもあり、親戚がほとんど薬剤師をやっていたこともあって、何の疑いもなく薬剤師にはなったものの……………

実は薬学部においては、かなりの苦学生………

成績は父親とは似ても似つかず、到底成績優秀からは程遠く、追試に次ぐ追試を受けまくって、留年を逃れて卒業するのがやっと……………

薬剤師の免許を取得しながら、しばらくは某製薬会社で営業として勤めること、ほぼ5年……

 

九州は福岡に長くいたのですが、市の中心部からあまり遠くない福岡・板付空港の近くを通ることも少なくなく、

何度も近くを通っては離着陸する旅客機の姿を眺め………

 

一大決心をして全く違う職種へと転職し、製薬会社を退社して、紆余曲折を経ながらこんな所まで来てしまった………

気づいてみれば、想像すらしていなかったアメリカでのマイホーム……

 

でも父親の、休まず働く所は脈々と受け継がれているのか、連邦航空法ギリギリのところで30時間の休息を取った後は、すぐに次の5日間のフライトへと出発…………

薬屋一家の中における異端児ぶりも、父親譲り…………

 

昨日土曜日は、束の間の休日でしたが、家族とともにお出かけ。

 

まずはスーパーへと立ち寄ります。 7月4日はこちらアメリカ合衆国独立記念日

アメリカの国旗を模ったグッズが、この時期はとても豊富。

 

そしてアメリカの独立記念日の風物詩といえば、花火。

敷地が広いアメリカ、特に中西部において人気なのは、やっぱり打ち上げ花火で、こちらで売っている花火といえば、打ち上げ式がほとんど…

 

食料品は、昨日はこちらで買い足しました。

 

アメリカのスーパーの特徴といえば、生鮮コーナーの見た目の鮮やかさ。

 

野菜や果物を重ねるように陳列して、見た目の豪華さを演出するのがアメリカ流…

 

そしてお買い物の後は、お友達家族のお誘いで、焼肉屋へとお食事にお出かけ……

こちらには、韓国式のバーベキューのお店が日本に負けないくらいの数が点在しているのですが、 今日やってきたのは、デトロイトからだとおよそ30キロほど北西にあるサウスフィールドと呼ばれる町のちょっと外れにある、ディーバックと呼ばれるレストラン。

ジンジという、小さなバーも横にある複合のお店。

 

こちらがバーベキュー、焼肉が食べられるレストランの入り口。

 

日本でも増えてきた煙吸い取り用の大きな吸気口も、テーブルの上に伸びています。

 

こちらの韓国系レストランは、かなりの前菜が焼肉とともに出されます。

 

裕坊は、バブル経済後期に製薬会社入社だったこともあって、製薬会社の所属部署では後輩が結局退社の年まで入ることがなく………

焼肉の調理は、裕坊の専門でした……

 

もうお腹いっぱい……………

 

お隣はカフェ。

 

ベーカリーもある、落ち着けるカフェコーナーです。

 

ここでのお目当ては、氷のキメがとても細かいかき氷。

 

オススメのベリーたっぷりのかき氷を、練乳付きでいただきました。

 

もうさすがに、何も入らん………

 

そして昨夜の裕坊一家のオチはというと……………

 

どんだけ〜〜………………

そういえば、かつて福留功男さんが、かつてやっていた「アメリカ横断ウルトラクイズ」という番組で、貨物列車が横を通過中に問題を出して、通過中に正解できた人だけ次のステージへと進めるシーンがあり……

その時のエピソードして、貨物列車が来るのにひたすら6時間ほど待っていたのだそうですが、ミシガン州でも貨物列車に遭遇するのは、ほとんど同じ確率……

 

それで貨物列車に遭遇する裕坊一家って一体………………

しかもこちらの貨物列車は長い上に、速度が遅い…………

 

我が家に着く頃には、愛妻ちゃんはあくびを大連発でした……………

 

 

裕坊、これから出勤です…