皆さんこんにちは、リージョナルジェット機運転手、裕坊です。
昨日月曜日は3本のフライトを担当。デルタ航空が基幹空港として使っている空港から出発するときは、リージョナル航空会社で飛んでいる裕坊が担当するのは、地方路線がほとんど。地方空港から、あるいは地方空港への乗り換え接続のための乗客の皆さんを運びます。
そのため、空港出発は5時台だったり、到着が12時前後なんてこともザラ……閑散期になると、これ以外のフライトがなくなり、乗務員運用の関係で30時間の宿泊滞在が入ることもしばしば………このパターンが先週に続いて2週間続き、今週も長時間宿泊滞在が入ることになりました。
やってきたのは先週に続いて、ケンタッキー州のレキシントン。隣町にはトヨタのケンタッキー工場もあり、日本人の乗客の方も時々お見かけする路線。
レキシントンといえば、競馬用のサラブレッドの生産地で有名だそうで、いたるところに牧場が点在……
レキシントン空港の入口横には、キーンランド競馬場があり、5月のケンタッキーダービーへの前哨戦となるブルーグラスステークスが行われる場所にもなります。
4月、10月が、ここキーンランド競馬場での競馬シーズンなんだそうで、
春の季節のいい時期にやってくると、桜やリンゴの花を見ながら競馬観戦なんてのも可能なんだとか……
ダウンタウンからは、車で15分ほどの距離。裕坊は足がないので、今日は先週に続いて、ダウンタウン付近をまたも散策……
先週はあいにくの雨で、ほとんど観光らしい観光もできませんでしたが、
今日はまずまずのお天気……
外の気温も27度ほどにまで上がって、散策するにはちょうどいいお天気でした。
実はここレキシントンは、バーボンウィスキーの生産地としても有名なのだそうで、
90パーセント以上がこの周辺の醸造所で生産されているんだそうです。
せっかくなので、醸造所までやってきて、
ビジターセンターを訪問……
製造行程が似ているせいか、バーボンウィスキーだけでなく、ビールもここで生産されているということでした。
工場の醸造行程を見学できるツアーもあり、しかも格安のお値段で、試飲までできるということで、入ってみると………
もう入った瞬間から、バーボンウィスキーの匂いが、かなり充満………
普段全くアルコール類を口にしない裕坊、5分といただけで、酔いで目が回りそうでした………
こちらは蒸留用の蒸留器。
そして熟成用に使用されている樽……
バーボンウィスキー熟成に使われている木は、ホワイトオークという木に限定されるんだそうです。
樽の中の様子も見ることができます。一旦火を起こして、焼き焦がした上で、熟成に使えるようになるのだとか……
バーボンウィスキーの主原材料は、トウモロコシ。世界でも圧倒的にトウモロコシの生産が盛んなアメリカならでは。トウモロコシが主原料として51パーセントを超えて、初めてバーボンウィスキーと呼ぶのだと、強調しておりました。
こちらは試飲のコーナー。4種類の試飲で、お値段は8ドルとリーズナブル………
ただ試飲は全てロック………ちょっとキツすぎて、2つ試飲しただけでギブアップ……
様々な種類のバーボンウィスキー。
ビジターセンターには、お土産コーナーもあり、お土産類も充実しています。
お土産コーナーで、裕坊は普段は全く飲むことがなく、醸造所に入っただけで酔いそうになっていたことを伝えると………
わざわざこんなものを作ってきてくれました………
アルコールが入らない、アイリッシュ風のホワイトクリームたっぷりのコーヒー………
これでやっと歩いて帰れる…………
ごちそうさまでした…………
19世紀に、バージニア州の都市として始まった、ここレキシントン。
ダウンタウン周辺の建物からは、その歴史を感じることもできます。
そしてこちらが、メアリー・トッド・リンカーンの館。
第16代アメリカ大統領のアブラハム・リンカーンの奥様、メアリー・トッドが13歳の時から暮らしていた家なのだそうです。
14部屋もある、当時としてはかなり広い邸宅だったようで、
メアリーが21歳の時に、イリノイ州に移住するまでは、ここの邸宅で暮らしていたそうです。
ケンタッキー州の様々な歴史的建築物を保存する団体によって、現在はこの建物も保存されている、とのことでした。
奴隷を抱える、当時としてはかなりの裕福な家庭だったらしく、
立派なお庭もあり、紫陽花が咲き乱れておりました。
19世紀にはバージニア州の都市として、既に確立していたというレキシントン。
古い町並みの情緒を掻き立てるように、
あちこちに、バプテスト系の教会もたくさん並んでおりました。
ホテル近くまで戻ってきて……
今日はレストラン風でありながら、実際はファーストフードのようなお店で……
こんなお食事……
日本に一時帰国するまでの間に、ちょっとお腹周りを落とさんといかん…………
明日はまた3時起き……
先月から続いた「ほんのちょっとだけ過密な」なスケジュール。いよいよ明日が締めになります。