yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 9/26

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

昨日と一昨日と大雨が降ったデトロイト地方。今日は一転穏やかなお天気になり、

ここからシンシナティまではお客さんとしてゆったり気分で乗って行きますので、サンドイッチをここで調達。

ここのトマトカプリースサンドイッチは、何度食べても美味しいです。アメリカの国内線はファーストクラスなどの一部を除くと食事が出ないので、デトロイト空港のデルタ航空が発着するマクナマラターミナルを出発して国内への旅行に行かれる時は、ここプラムマーケットのトマトカプリースサンドはオススメ。裕坊は既に病みつきになってます。

お客さんとして搭乗して、シンシナティまで。

そこから今日向かったのは、

アメリカ合衆国最古の町の一つとして知られる、メリーランド州ボルチモア。50人乗りのCRJ200型機を担当している時はよくケネディ空港から飛んでいましたが、900型機に移行してからは初めて。ほぼ4年ぶりのフライトになりました。

18世紀から工業の町として栄えたボルチモアメジャーリーグの元祖二刀流、ベーブ・ルース奴隷制度廃止の為に尽力したことで知られるフレデリック・ダグラスの生まれの地。ボストンで生まれた作家、エドガー・アラン・ボーもこのボルチモアに大きな名を残しました。

ボルチモアで特筆すべきは、アメリカ国歌「星条旗」の歌詞が生まれた場所であること。

1812年米英戦争で「ナショナルモニュメントと歴史的聖地」に指定されているマクヘンリー要塞は、このボルチモアを守り抜いたのだそうです。

第二次米英戦争の1814年にも両国は激突。英国海軍による砲撃は25時間にも及んだそうです。そのさなかワシントンDCの弁護士、フランシス・スコット・キーは戦闘に参加していない船から艦砲射撃の様子を目撃していました。

ところがその激しい砲撃にも関わらずメアリー・ピッカーズギルが塗ったというその特大サイズの星条旗が無傷で翻る様子に感動し、まさにその朝フランシス・スコット・キーは「フォートマクヘンリーの守り」という詩を作ったのだそうです。この詩が「星の煌めく旗」と名前を変えられ、アメリカ合衆国の国歌として採用されたのだそうです。

 

ボルチモアは評価がシーフードも有名。中でもウリなのは甘みのあるブルークラブ。

確かに名前の通り、青い……………………………………

でも一旦調理してしまうと、やっぱり赤くなるようです………

あと牡蠣も有名。焼いて食べるもいいでしょうし……………

生でもいけるようです。

ここのレストランでは、年に一度牡蠣フェスティバルなどもやっているようです。今年2018年は10月13日と14日の開催になるのだそうです。

今日はシンシナティからの往復でしたので、町を散策する時間はなし。今日は規模はさほど大きくはなかったものの、テキサスからほとんどメイン州にかけて細い線状になった積乱雲が発達していて………

迂回を余儀なくされます……

それでも何とかボルチモアには到着。

ただ大きな雨雲は裕坊を追いかけるようにやってきていて……………

トイレを済ませて戻ってみると………………………………

外は雨…………………………………

雷を伴った激しい雨になって、出発まで20分ほど余分な時間を待たされる羽目になりました……………

それでもシンシナティには無事到着…………

明日は午後シンシナティを出発して、テキサス州ヒューストンを経由してデトロイトへと帰ります。またなんか今日と同じような雲が湧きかけとるな〜〜…………

 

裕坊