yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 6/24

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

2018年ワールドカップロシア杯、日本代表第2戦対セネガル戦、今日は引き分けでしたね。

それでも乾選手、そして本田選手、いずれも1点ビハインドの状態で本当によく決めてくれました。ユーチューブでビデオ動画を見ましたが、2人ともあの狭いスペースのせめぎ合いでよく決めましたね。シビれました。

1本目の柴崎選手からの左へのフィードパス、さらにそれを受けた長友選手への完璧なライトタッチパス、そこへ絶妙の位置への乾選手のシュート、流れるようなセットプレー、全部見ました。いや〜〜痺れた。流れはいいです。シュートも数打っているようですし、日本代表のこのコンビネーションサッカーを是非ポーランド戦へと持ち込んでください。

昨日は午前様で我が家へと帰ってきた裕坊一家、遅い朝食をいただいての裕坊の休日ルーティン…………………………芝刈り……………………………


それが終わってアイロンがけを済ませて、いよいよ明日からは再び怒涛の6日連続のフライト。自動化の波に押されていずれは消えゆく運命にあるパイロットという職業。人間が操縦桿を握って飛べる間はパイロットというお仕事をしっかり満喫したいと思います。しかも明日、明後日は両日ともフライトは1本だけ……

昨夜はトヨタ自動車の米国本社、テキサス州プレイノへの転勤が決まって近日中にミシガン州からお引っ越しの日本人家族の送別会。トヨタの北米本社機能強化、集約に伴うご栄転、おめでとうございます、の言葉を送らさせていただきました。北米トヨタの本社がカリフォルニア州のトーレンスから移転して数年、本社機能をさらに強化集約していると解釈していいのでしょう。

テキサス州プレイノ市はカウボーイの町ダラスからから車で北へで約30分ほどの距離。2ヶ月に1度くらいの割合で裕坊もダラスには宿泊滞在があるので、長時間の宿泊滞在が入ったときには押しかけちゃおうかな…………日本を代表する企業が入ってきて、日本人の数もこれから増えていく、おそらくトレンドの町になることでしょう。



ダラス近郊にはアメリカを代表する航空会社も2つ顔を揃えます。

一つは格安型航空会社の先駆けになったサウスウエスト航空

一昨年まではアメリカ国内線の旅客数のほぼ20パーセントを占めて、国内線シェア最強の座にほぼ10年以上に渡って君臨していました。離着陸料が安いところを選択するなど、コストパフォーマンスを重視するサウスウエスト航空の本拠はダラス・ラブフィールド空港。ダラスのダウンタウンまで車で10分ほどと利便性の高さも誇ります。

元々はダラス、ヒューストン、オースティンというテキサス州を代表する3地点を結ぶ格安航空会社として立ち上がったサウスウエスト航空。会社創設当初は機内食が国内線といえども当たり前だった時代。そこへピーナッツだけを提供することによってコストを大幅に下げ、一般庶民に空の旅を持ち込み、アメリカ国内の航空業界に革命を起こしました。設立当初からの会社の運営の基礎にもなった従業員最優先のポリシーを今でも保ち、現在でもパイロットの間で人気の高い企業の一つです。

そしてもう一つが世界最大規模の旅客数を誇るアメリカン航空

USエアウェイズとの合併終了後、国内線旅客数でも第1の座を2017年サウスウエスト航空から僅差ながら奪還して、一位の座に返り咲きました。お膝元はこちらは世界最大規模の敷地面積を誇るダラス・フォートワース空港。南北に平行滑走路5本、更には北東、南西方向への滑走路2本と合計7本の滑走路にひっきりなしにジェット機が発着。その離着陸数の多さでも常に上位に食い込んできます。世界ランキングでは12位。アメリカ国内で比較した場合は第4位。

テキサス州は全米でも数少ない、州による所得税課税のない州の一つ。またタックスインセンティブを法人向けにも提供することによって、世界を代表する企業が名を連ねるテキサス州にはまだまだ人が集まってきています。2010年から2017年における人口増加では人口増加率でこそ首都ワシントンに次ぐ2位に位置しながら、人口増加絶対数では300万人以上。2位のカリフォルニア州の230万人を大きく離して堂々の1位。熱いテキサス州が今注目です。

 

裕坊