yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 9/9

アメリカの地域航空会社に勤める、裕坊といいます。

 

先日は3日間のお休みをいただき、水曜日から4日間勤務のフライトへ出発しました。

今週の勤務は午前中には終わってしまうパターン。

 

いつもならホテルから空港へと出勤する時間に、送迎シャトル乗り場へ…

初日の到着は、インディアナ州インディアナポリスでした。

 

こちらがお迎えに来てくれていた、専用シャトル

 

最近我が社ではダウンタウンでの宿泊が多くなり、ここでも20分をかけてダウンタウンまでやってきました。

途中に見えたのは、マイナーリーグの野球場。ピッツバーグ・パイレーツ傘下のチームの本拠地です。いつもの年なら、8月の終わりか9月の頭にはシーズンを終えるはずのマイナーリーグ。今年はいつもと違って、メジャーと同じく9月一杯までの開催をしています。

 

例年なら9月といえば、メジャーリーグのベンチ入り選手枠が25名から40名へと拡大される時期。最大で15名が招集されるので、マイナーリーグはそれに合わせてシーズン終了となるのですが、今季のベンチ入り拡大枠は2…

マイナー所属の選手は、今シーズンは9月も技術向上に励んでおります。ただ裕坊が宿泊した当日は、チームはケンタッキー州ルイビルへと遠征中で、インディアナポリスでの試合開催はありませんでした。

 

マイナーリーグの野球場(ビクトリア・フィールド)から通りを挟んですぐ反対側には、アメフト用の球技場が聳え立ちます。67,000名を収容できる本格派NFL用の球技場とあって規模も大きく、

フリーウェイをダウンタウンへと向けて走っていると、遠くからでも見えてきます。

 

こちらがその球技場、ルーカスオイル・スタジアム。

ルーカスオイルというのは、自動車用などの潤滑油等を供給する会社の名前。球技場の建設の際に、命名権を20年に渡って購入したらしいです。

 

屋根が全開閉式になっているのが特徴の、ルーカスオイル・スタジアム。

雪や雨が降っている時は、屋根を閉じての開催も可能。

 

屋根の開閉は、およそ10分ほどで出来てしまうらしいです。

壁が切り立った形状になっているのも特徴……

 

ここは押しも押されぬNFLの人気チーム、インディアナポリス・コルツの本拠地。

2000年代に入ってからのコルツは強豪中の強豪で、2002年から2009年まで8年連続でプレーオフに進出しており、

 

2006年にはスーパーボウル制覇をも果たしました。

ただこの時はまだルーカスオイル・スタジアムは建設中…

 

当時は、RCAドームを本拠地としておりました。

 

これがドーム内の様子。野球好きの方なら、何となく見たことがあるような錯覚を覚えるかも知れません。

実は屋根が空気吹き上げ式で、東京ドームと全く同じ仕組みを採用していました。ルーカスオイル・スタジアムのオープンとともに、RCAドームは既に取り壊しになっています。

 

NFLのシーズン公式戦は16試合。週末開催が基本なので、平日はいつも閑散……

インディアナポリス・コルツのシーズン初戦は、9月12日(日)。いよいよアメリカンフットボールのシーズンも幕開けになります。

 

 

ここ数日は秋晴れの日が多くなって、すっかり秋らしくなった中西部。そんな中、お休みの日を縫って、我が社の同僚の日本人客室乗務員さんが2人、わざわざニューヨークから裕坊を訪ねてきてくれました。

現在我が社に在籍する日本人は、合計8名。パイロットが裕坊を含めて3名で、客室乗務員5名。1年365日止まることがない業態で、しかも休日は不規則とあり、休日を合わせるのは難しいのですが、タイミングよく声をかけてきてくれました。

 

 

ただ当日は、ニューヨークを出発する便が、前日から理由不明の遅延……

なんで遅れたのか、未だによく分かりません……

 

 

まず真っ先に向かったのは、デトロイトダウンタウンにあるゼネラル・モーター社の本社ビル。

通称ルネッサンスセンター。

 

まだ通常業務にはほど遠い、デトロイトダウンタウン地区。

 

建物内は閑散としていて、 デトロイトダウンタウン内を走る電車も、運休になっているようでした。

 

ルネッサンスセンターの1階のウリは、なんといってもズラリと展示されている、ゼネラル・モーターズ社製のクルマ。

クルマ好きであれば、このコーナーはいつ来てもたまらないです。

 

アメリカ人好みの大型USVに、

 

泣く子も黙るピックアップトラック

DIYをする人が多い中西部のアメリカ人には、大人気。

 

最新型の電気自動車の展示などもありました。

 

数年前からさらに進化を遂げて、テスラのようにタブレット式のパネルなども設置されているみたいです。

 

でも裕坊的には、やっぱりこれが1番気になる…

 

いつか乗ってみたいな〜……

 

ルネッサンスセンターに来たからには、外せないのがこちら…

 

デトロイト川からの景色。

対岸にカナダの町、ウィンザーが見えます。

 

ただ関東出身には、隅田川に見えてしまうらしい…

そうかも知れん…

 

その“”隅田川“”をバックに、3人でセルフィー。

 

今度はルネッサンスセンターをバックに、セルフィー…

実はこちらの男性フライトアテンダントさん、3万人超の登録者数を持つ有名ユーチューバーさんなので、ご存知の方も多いかも。『リキリシャス』さんです。

 

テニスの全米オープンがニューヨークで開催されている週とあって、ニューヨーク行きのフライトはどれも軒並み満席。帰りの足が夕方に限られていたので、そのあとは先を急ぎました。

こちらはミシガン大学の町、アナーバーのダウンタウン

 

カフェに立ち寄って、

 

昼食。

またも3人でセルフィー。

 

そのあとは裕坊一家御用達のアップルサイダーミルで、アップルジュースにドーナツを買い込み、

 

駆け足でデトロイト空港へと舞い戻り、

お二方は、辛うじて空席があるフライトの搭乗ゲートへと駆けていきました。リキリシャスさん、Cさん、当日は早朝からどうもありがとう。

 

 

 

 

裕坊は4日勤務の2日目を終了。翌日は恐怖の午前4時45分の空港出勤です…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 8/29

アメリカのリージョナル航空会社に勤める、裕坊といいます。

先日は4日勤務のフライトを始める予定だったのが、急に微熱を出して、結果的には4日とも全休する羽目になってしまいました。

 

ひょっとして……

陽性だったらどうしよう……

 

例え微熱といえども感染していたとしたら、ウィルスを広めるわけにはいきませんので、この4日間は病欠……

早速コロナ検査をオンラインで予約、病欠の翌日に出かけてきました。

 

立ち寄ったのは、近くのドラッグストアのドライブスルー型検査。

 

ただ昨年の春頃の蔓延拡大初期のような、こんな物々しい検査体制ではなく、

 

ドライブスルー処方箋の車の列に並んで、検査を受けるというもの…

 

検査の絶対数が落ち着いていたのか、順番待ちもほとんどありませんでした。

 

順番が回ってきて、予約番号を伝えると、

 

検査に必要なセットを、その場で渡されます。

 

綿棒を自ら鼻の穴に差し込んで、綿棒は試薬の入った試験管に入れて封筒を閉じ、

 

ドライブスルー窓口の横にあるポストに投函して、検査完了。

 

検査結果は2日で届いたのですが、

陰性……とりあえずはホッとしました。

 

本来であれば、短期的には重症化を防ぐ効果があるとされるワクチン接種が望ましいのかも知れませんが……

裕坊がどうしても引っかかっているのが、大阪大学微生物病研究所が発見した、感染を増強する抗体。

 

大阪大学の荒瀬教授が中心になり、微生物病研究所だけでなく、蛋白質研究所、免疫学フロンティア研究センター、感染症総合研究拠点などで構成される研究グループがあるのですが、

コロナウィルスに感染すると、抗コロナウィルスの中和抗体だけでなく、感染性を高める抗体をも発現しているのを発見しています。これは2016年にフィリピンで行われたデング熱ワクチンの公的接種後における児童の大量重症化が起こったのと同じ原理。裕坊的には、コロナワクチンで同様のことが起こらないのかどうかを見極めたいので、未だにワクチン接種を決断しておりません…

 

ただコロナウィルスに関していうと、光を見出せそうな情報も入ってくるようになりました。その1つは、全ての変異型を逃さないコロナウィルス治療薬候補の開発が行われていること。京都府立大学循環器内科学の星野教授、大阪大学タンパク質研究所の高木教授、高等共創研究員の岡本教授などから構成されるグループによって、行われています。

 

コロナウィルスに私たちが感染する際の受容体は、ACE2タンパク質。血圧をコントロールするアンジオテンシンの変換などに関わる酵素の1つなのですが、

コロナウィルスがここに結合することによって、コロナウィルスへの感染が成立します。研究グループは、コロナウィルス感染の受容体となるACE2タンパク質を改変してウィルスとの結合力を100倍にまで高め、抗体製剤と同等の治療効果を持つウィルス中和タンパク質(改変ACE2受容体)の開発に成功したんだそうです。

 

既にアルファ株(イギリス株)、日本やアメリカにおける蔓延拡大の原因になっているデルタ株(インド株)に対しても効果があることも確認されています。次なる変異が起こってもACE2受容体へのウィルスの結合はできなくなり、変異ウィルスによる細胞侵入が果たせなくなりますから、将来に渡り逃避変異株に対する心配もなく、新型コロナウィルス終息まで使い続けることも可能なようですから、そちらの開発に是非期待したいです。

 

 

コロナ検査の結果が分かるまでの間、裕坊は家で大人しくしたまま、スポーツ情報などをずっと追っておりました。

裕坊が目につけていたのは、2つのニュース。1つ目はサッカー界のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド選手の、12年ぶりのマンチェスター・ユナイテッドへの復帰。ユベントスのユニホーム姿も悪くはなかったですが、

 

このユニホーム姿のイメージも強いかも…

世界で最も尊敬されている人物ランキングで、男性部門で6位に選ばれたこともあるロナウド選手(アスリート、サッカー選手としては、1位だったんだそうです)。是非また華麗なプレーでゴールを量産してほしいです。

 

2つ目は、裕坊的にここ最近の注目の選手。

筒香嘉智選手(現ピッツバーグ・パイレーツ)です。2017年度のワールドベースボールクラシックでは堂々の4番を務め、一次予選ではMVPにまで選ばれたほどの選手。 日本のプロ野球では、DeNAベイスターズに在籍、主軸として活躍していました。

 

ところがその後移籍したメジャーリーグでなかなか思うような結果を残せず、タンパベイ・レイズを実質解雇になり、

次に移籍したドジャースでも思うように結果が出ず……一時はマイナー落ちを経験する苦労まで味わいました。

 

 

そして8月16日(月)……勝率3割台に低迷するピッツバーグ・パイレーツと契約。

 

 

ところがパイレーツ入団後は、急に覚醒したかのように、代打で3連続ホームランを放ちます。

そして今日8月29日(日)のセントルイス・カージナルス戦。

 

9回裏パイレーツの攻撃で3−1とリードされた場面、2人ランナーを出した状態で4打席目に立った筒香選手。

なんとなんと、起死回生の逆転サヨナラとなる3ランホームラン。打球は場外へと消えていきました。 この日のパイレーツの4得点を、全て1人で叩き出す大活躍。

 

パイレーツ加入後の2週間の成績は、なんと27打数9安打(打率.333)5本塁打、11打点)。

頑張れ、筒香選手。大谷選手に肩を並べる日本人プレーヤーを代表する打者として、是非パイレーツの顔になってください。応援しています。

 

 

 

 

裕坊は、水曜日から復帰の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 8/23

アメリカの地域航空会社に勤める、小型旅客機の操縦士、裕坊です。

 

1週間の有給を含む10日間のお休みをいただいて、2日間のフライトへと出かけておりました。

デルタ株による影響で新規感染が多いとされるアメリカ。それでも昨年同期に比べると、遥かに忙しいデトロイトの空港ターミナル内。

 

米運輸保安省によると空港内の保安検査場を通過した人の合計は、6月1ヶ月間で5,720万人だったんだそうです。

昨年同期と比較するとおよそ3倍らしいです。それでもコロナ禍前の2019年と比較すると、まだ22%減。ちなみに内訳を見ると、国内線では2019年度比17%減で、国際線では45%減という結果でした。

 

ただサウスウエスト航空によると、デルタ株の蔓延とともに予約数に減少傾向が見られ、9月以降の運航便数の調整が必要になるかも知れない、とのこと……

強気な予測を発表していた我が社にも、何らかの影響があるかも知れません…

 

新規に陽性と診断となる件数の増加を受けて、アメリカの旅客機搭乗の際に義務付けられているマスク着用の期限が、2022年1月18日まで延長されることになりました。

 

アメリカのみならず、各国の政府や企業、各種団体などが総じて接種の推奨を続けているコロナワクチン。

今日8月23日(月)、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)より、正式承認が発行されました。

 

裕坊の願いといえば、本当に本当に安全なワクチンであって欲しい……

RNAウィルスワクチンと聞いて、どうしても思い出さずにいられないのが、5年ほど前に行われたデング熱ワクチンのフィリピンでの公的接種…

 

デング熱とはネッタイシマカなどによる蚊を媒介して感染する、RNAウィルスによる感染症。(ただし、感染経路は蚊による媒介のみで、人から人への感染はありません)

デング熱は4種類の血清型があり、4種類のうちの1つに感染すると、その血清型に対しては終生免疫を得られるのですが、他の血清型に感染すると却ってウィルスの体内での増殖を引き起こすリスクがあることで知られています。

 

そのデング熱に対しては、フランスのサノフィ社が長年の時間をかけてワクチンの開発に当たっておりました。2016年4月からはフィリピンが世界に先駆けて、サノフィ社製のワクチンを小学生を対象に公的接種……

ところがデング熱に感染したことがなかった小学生での副反応が強いことが判明……一部では重症化し、2017年11月には正式に接種プログラムが中止されるまでに至りました。

 

一部では死に至る、悲痛な結果になっています。

 

2019年にはフィリピンにおいて、デング熱が再び大流行。全国的流行が宣言されたにもかかわらず、ワクチンによる悲痛な経験をしたフィリピンは、デング熱ワクチンの使用禁止方針を堅持することを決断しています。

 

今も一部の熱帯、亜熱帯地方においては、コロナウィルスとほぼ同様の脅威になっているデング熱

サノフィ社製のワクチンが使用中止になって以来、現在に至ってもデング熱に有効なワクチンは存在していません。

 

対ウィルス(特にRNA型ウィルス)のワクチン開発の難しさを、如実に物語っています。

この事実を裕坊は鮮明に覚えているので、対RNAウィルスのワクチンというものに対しては未だに懐疑的……そのため、まだ裕坊自身はワクチン接種には至っておりません…

 

 

ただ、猛威を振るうとされるデルタ株、それに続くラムダ株の影響を未然に対する防衛手段に出る航空会社も、徐々に増えつつあり、

 

 

アメリカ国内では、ユナイテッド航空がその先駆けになりました。

 

そしてフロンティア航空(本社、コロラド州デンバー)がそれに続き、

 

海外の航空会社でも、オーストラリアのカンタス航空

 

香港のキャセイパシフィック航空なども、全従業員への接種を義務付けることになりました。

 

短期的には効果があるデータが集まり、重症化を防ぐ効果も高いことが分かってきているとされるワクチン。

 

ただしワクチン接種を完了したからといって、必ずしも感染が防げるわけではなく、重症化も完全には防げていないのも事実。

イスラエルでは国民のうちの70%が接種を完了しているにもかかわらず、ここに来てデルタ株による感染が拡大。

 

重症化している患者も必ずしもワクチン未接種者ばかりではなく、ワクチン接種済みの人でも相当数を占めているらしいです…

最近メディアなどでも取り上げられている、抗体依存性免疫増強症(通称ADE:Antibody Dependent Enhansement)への影響がどの程度なのかもすごく気になりますので、裕坊はもうしばらく時間を稼ぎます。

 

 

先日は金曜日から、2日間のフライトでした。

夏休みも終わりに近づき、家族づれの旅行客よりビジネスマン風の人を見ることが多くなった空港ターミナル。

 

遅くになってのホテル到着でしたが、

 

お天気にはまずまず恵まれて、快適なフライトを過ごせる、休日明けには助かるフライトでした。

 

2日目はアイオワ州の州都、デモインから1便だけを担当。

 

デトロイトに帰ってくる頃には、既に夕暮れ時。

 

休日には、息子くんに譲ることに決めている18年もののセダンの化粧直しに奮闘しています…

 

エンジン周りのサビは、かなり落としました。

次はペイントを少し直して、次はライト類……

 

 

 

しばらく「化粧直し」の日々が続きそうです…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 8/19

アメリカのリージョナル航空会社に勤める、裕坊といいます。

この木曜日まで、1週間の有給休暇をいただいておりました。

 

裕坊にとっての夏休みの最後のイベントとなったのが、大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスが訪れていたコメリカパークでのメジャーリーグ観戦…実を言いますと、その前日には住宅街で野生の鹿の親子(または兄弟)の姿なども目撃しておりました…

 

デトロイトダウンタウン内にあるコメリカパーク。タイガースの本拠地は、デトロイトダウンタウン内のほぼ真ん中。

お向かいには、NFLデトロイト・ライオンズの本拠地、フォード・フィールドもあります。

 

家族とともに久しぶりにやってきた野球観戦。実は最後に野球観戦に来たのが2017年でしたので、裕坊にとっては4年ぶりでした。

4年間の間に、周辺はかなり整備されていました。

 

立派な立体駐車場も出来上がっていて、駐車料も10ドルとリーズナブル。

 

他の球場と違って、グラウンドがやや地面より低く掘られて作られているので、階段の昇り降りが少なくて済むのが、コメリカパークのウリ…

 

天然芝を使っているので、見た目もきれいです。

 

メジャーリーグといえば、バックネット裏以外はネットがなく、選手とファンの間に壁がないのが特徴だったのですが、安全を考慮してネットが新しく張られていました。

 

ただ今日のチケットは、たまたま最前列だったとあって、選手が間近に見られたのはよかった…

試合前の様子の一枚…

 

こちらは先発バッテリー。先発投手はマット・マンニング(25番)。今季エンゼルスタジアムでメジャーデビューを果たしたばかりの新人投手です。

 

26名ロースターに入っている選手を全員詳しく追っているコアなタイガースファンである裕坊にとっては、お目当ての選手がたくさん生で見られたとあって、満足度がとても高い試合でした。

レフトを守ったのは、今年からタイガースに加入したロビー・グロスマン。

 

投げるのは左でありながら、打席は左、右ともこなす両打ちの選手。

今シーズンはずっと1番で打率こそ2割4分台ながら、3割6分台の高い出塁率を誇り、自身初の2桁盗塁も達成しています(8月19日現在で13)。

 

さらには2塁、1塁守備をそつなくこなし、3割近い打率も残せるジョナサン・スコープ(写真の右側の選手)。

若い選手が多いタイガースにあって、リーダー役を買って出ていることも高く評価されたのでしょう。

 

この度タイガースとの2年の契約延長が決まりました。

これはタイガースファンにとって嬉しいニュース。

 

ただこの試合の1番の裕坊一家のお目当てといえば、もちろんこの選手です。

大谷翔平選手。

 

昨日水曜日の試合では、先発して8回を1失点。90球で8回を投げ切るなかなかの好投でした。

 

そして8回の第4打席では、ライトへのホームラン。

この試合を見たかったなぁ〜…

 

ただ前日あれだけの投球をしながら、今日も指名打者で先発出場。2安打に2四球で4回出塁して、2得点。

最後の打席では犠牲フライも打ち上げて1打点と、なかなかの活躍でした。

 

ちなみにレフト側の外野寄りの席に座っていた裕坊。この角度で、試合を観戦しておりました。

 

もう1人の注目といえば、かつて三冠王の偉業も成し遂げたことがあるミゲル・カブレラ

 

通算500本塁打まで、残り1本に迫っている中での試合だったとあって、打席ごとに観客が総立ちになっての応援となりました。

 

結果的には本塁打こそ出なかったものの、初回にいきなりタイムリーヒット。2回には1死満塁から走者一掃のタイムリーツーベースを放って、この日4打点。

 

外野のバックスクリーン横には、カブレラ選手の通算安打数と本塁打数を示すボードが掲げられ、この試合で2本のヒットを放って数字を2954にまで伸ばしておりました。

500本塁打達成まで、残り1。明日以降の試合に期待です。

 

試合は先発投手が両チームとも5回持たずに降板して、その後はリリーフが入れ替わり立ち替わり。

 

こちらは2016年度新人王のマイケル・フォルマー。2017年にはオールスターにも出場している投手です。

今日の試合では、8回に逆転2点本塁打を許して敗戦投手になってしまいました。

 

ただタイガースは前日水曜日にナイターで10時近くまで試合を行い、木曜日はデーゲームで1時試合開始……大抵本拠地のチームは、4時間前には球場入りしますから、かなりコンディションを整えるのが難しかったはず……ただでさえ最高峰のパフォーマンスが求められる上に、時間的制約もかなり大きいので、こればかりは致し方ない面もありました。

 

試合はタイガースが、前半で10−2と大量リードしていたにもかかわらず、6回に打者一巡の猛攻を許して6失点……

結果は両軍合計30安打が飛び出し、両チームで合計5本の本塁打が飛び交う乱打線…4時間近くかかった試合をエンゼルスが13−10で制しました。結果的にタイガースをこの3連戦スイープ。 前回のアナハイムでの対戦と同じ結果となりました。

 

エンゼルスはこれで、1つの貯金…

エンゼルスマイク・トラウトの復帰待ち。打線の迫力は間違いなく本物、と感じました。

 

ちょっとがっかりモードのタイガースファン。

 

裕坊的には、試合観戦できたことが大満足。

 

芝生が綺麗ですし、どの角度で写真を撮っても絵になります。

 

次はいつ来れるかなぁ〜……

 

 

 

 

金曜日から有休後の初のフライト。2日間のフライトの予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 8/17

米国の地域航空会社で小型機操縦を担当する、裕坊です。

 

昨年のコロナ禍の影響による旅客数激減から一転して、大賑わいを見せているアメリカの旅客航空業界。

こちらはアトランタ空港での、とある日の様子。

 

デトロイト空港も、アトランタに負けず劣らずの賑わいぶり…

長らく運休していた空港内のターミナル内の電車も、既に再開しました。

 

そんな中にあって、秋以降の旅客需要予測が社内にて発表。

例年であれば秋になるにつれて旅客数も一段落し、それに伴って旅客便数もやや落ち着くのですが、今年度は夏とほぼ変わらない便数の運航を予定している、とのことでした。ちなみに6月以降のこれまでの搭乗率の平均は、およそ84%。多くの便で90%を超える搭乗率を記録し、乗客を乗せきれずに、搭乗便を振り替えざるを得なくなった方もかなりの数に上ったそうです。

 

コロナウィルスがまだ終息に至っていないとされる中で、これだけの人が動けば陽性と診断されるケースが増えるのも致し方ありません…多くの場合は、ほぼ無症状か軽い症状のままのようですが、

重症化して入院を余儀なくされる方も増えてきているようで、全米における入院患者数は8月17日(火)現在で、83,000名を超える事態になっている、とのこと…

 

ここで注目すべきなのは、CDC(アメリカ疾病管理予防センター:The Center of Desease Control and Prevention)が年内にてPCRテストを廃止の方向である、ということ。7月21日(水)に「PCR検査は推奨しない」という新たなガイドラインが発表され、アメリカでは今年いっぱいでPCR検査による陽性診断が廃止される方向となりました。

検査器内で温度を上げたり下げたりのサイクルを繰り返すことで、目標物となるウィルスの数を増やし、値が一定以上になると陽性と診断されてきたPCR検査法。サイクル数に世界統一基準などがなく、そもそも導入当時から偽陽性偽陰性など問題が多いと指摘されてきた検査法でした。

 

さらに付け加えるならば、8月17日(火)現在、緊急承認下で接種が進んでいるコロナワクチンとほぼ同様、『緊急使用許可申請』下で使用されていた、ということ。同じRNAウィルスであるインフルエンザでも、コロナ陽性と診断されていたケースが相当数含まれていたのではないか、ということらしいです……WHOですら、PCR検査は診断の補助であるという見解を表明しました。

 

PCR検査に変わって新たに導入されることになったのは、『マルチプレックスアッセイ検査法』。

米CDCによると、感染症の急性期にある患者の上気道、または下気道から採取した検体で、コロナウィルス、インフルエンザA型、インフルエンザB型などのRNAを識別できるようになるんだそうです。

 

しかも最大12検体を一度に検出できるというスグレモノなのだそうで…

 

ただ1つだけ引っかかることがあるとすれば、PCR検査廃止の方向への発表があったのが、7月21日(水)で、その2日前の7月19日(月)には、投資家であるジョージ・ソロス氏と元マイクロソフト社会長であるビル・ゲイツ氏が、「10分検査」の開発に当たっていた英国のコロナ検査会社であるモロジック社を買収することを発表していた、ということ…

 

 

 

なんか不穏な匂いがする……悪い予感は、なるべくであれば外れていて欲しいです。

 

 

 

ただどんな経緯があったにせよ、コロナウィルスの診断に関していうなら、正確性が上がることにはなりそうなので、乞うご期待です。

 

 

我が家のあるミシガン州。学校によっては、既に新学年が始まっているところもあるそうです。息子くんは、9月から新学年。高校生活残り2年となり、夏休みを利用して様々な活動に取り組んでいるのですが、たまには息抜きも必要…

 

ということで、晴れた日などは、お散歩へと出掛けて、

 

テニスなどをしてみたり、

 

先日は遥々お隣オハイオ州まで出掛けて、

 

レストランへお食事に行ったりもしました。

立ち寄ったのは、日本人の謙吾さんが経営されていて、お店の名前もそのまま「謙吾」という本格日本食屋さん。

 

予約までに時間があったので、ちょっと近くも散策…

週末とあって、夕方近くになりながらもファーマーズマーケットなども開催されておりました。

 

ここではとうもろこしと黄桃などを購入…

 

「謙吾」には、6時に予約を入れておりました。おまかせコース(1人当たりのお値段、95ドル)であれば、予約も受け付けてくれます。

 

最初のお題目は、オーナーさんが腕を振るう創作料理。

数品目出された中でも、裕坊のお気に入りだったのが、ウナギ豆腐。ウナギのタレにやや硬めの豆腐との相性がバツグン。

 

こちらは焼きアボカド。お醤油の味がとても染みていて、味にもキレがありました。

 

さらに、ここ「謙吾」のご自慢といえば、焼き鳥…

こちらはハラミ。

 

お寿司もイケます。トロは特にオススメ。

もちろんお値段はそれなりに張りますが、一度トライしてみて損はないです。

 

ホタテも炭火の上でじっくりと焼かれた後で、香ばしさが抜群でした。

 

裕坊の寿司ネタでのお気に入りは、ハマチ系。

 

カンパチと共に、裕坊大満足でした。

 

締めはネギトロだったのですが、

 

こちらも外すわけにはいかず、サーモンを追加注文。

 

お腹いっぱいで、大満足しての家路となりました。

「謙吾」は、オハイオ州トリードのダウンタウン内、マイナーリーグの野球場からほぼ1ブロックのところにあります。

 

 

裕坊はもう3日ほど有給を残しているのですが、

息子くんに譲ることに決めている15年もののセダンを、“お化粧直し“中……

 

 

 

 

 

どこまで「元の綺麗な姿を取り戻せる」か、奮闘中でございます……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 8/12

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機を操縦している、裕坊といいます。

米航空業界での客足の強い戻りに呼応するかのように忙しいスケジュールをこなしています。

 

先日5日勤務のフライトをこなし終えて、次の3日勤務のフライトに備えて準備をしていると、本社の乗務員管理課から電話……2日間の休日だというのに人が足りなくなっているのか、と電話に出てみると…

担当者:「明日からの3日間のフライト、事情があって乗務員が変わったから、裕坊はお休みな……」

 

アイロンを当てようと気合満々だった所に、降って沸いたような予期せぬお休みの通知…

アイロンがけ、やめました…

 

急にヒマになってしまった…ゲームでもして遊ぼうかな…

ところが、裕坊はゲーム機というものを持っておりません…

 

 

遊べんやん……

 

 

ここは休養が一番…

実は来週は久しぶりの有給休暇。しばらく過密気味のスケジュールをこなしておりましたので、ちょっと休養をいただくことに決めました。

 

ちょっと気を緩めて、ニュースなどに目を通していると……

えっ、ウソ……

 

メッシがバルセロナを退団???

あまり普段は詳しくサッカーを追っていない裕坊でしたが、さすがにこのニュースには食いつきました。(裕坊自身は小学校時代、ひたすらサッカーに明け暮れていたのですが…)

 

アルゼンチンの英雄でもある、リオネル・メッシ。小学校の成長期に成長ホルモン分泌障害による低身長症を患っていて、その治療費用を全額負担したのがFCバルセロナだったというのは、サッカーをちょっと知っている人の間ではあまりにも有名なエピソード。

メッシ自身もバルサには恩義を感じていたでしょうし、当たり前にバルサ一環で現役を貫くものだと思っていました。そこに降って湧いたバルサの資金難。ユース時代から21年間、ひたすらプレーし続けていたバルサを、まさかこんな形で去ることになるなんて…

 

第2期政権に就いたばかりのラポルタ会長にとっても、不本意だったことでしょう。

コロナによる影響は、サッカー界といえども例外ではなかったようです。

 

バルサファンは辛いやろなぁ〜…

第1期ラポルタ政権時代には、全盛期のロナウジーニョに、現ヴィッセル神戸アンドレス・イニエスタ、地元バルセロナ出身の英雄シャビ……バルトメウ会長時代も、メッシ、スアレスネイマールで形成したラ・リーガきっての最強前線MSN。サッカーにはあまり詳しくない裕坊ですら、スラスラと口をついて出てくる有名どころが全てチームを去ることになってしまいました。

 

そもそもは、欧州各国のリーグの中でも唯一ラ・リーガのみで採用されていたというサラリーキャップ制度、さらにはスペイン特有の会計方式の犠牲に、どうやらメッシはなってしまったらしいです。

 

ただパリ・サンジェルマンのファンにとっては朗報かも……バルサ時代に最強前線を形成していたうちの1人、ネイマールにまさかの形で再合流。

加入するチームでどんな前線を築くのか、ちょっと注目してみたいです。

 

 

航空会社関連のニュースでは、再開や回復といったキーワードが目立つようになってきました。

コロナ禍以前から財政難に悩まされ続けてきた、インド系の格安航空ジェットエアウェイズ。しばらく破産状態が続いていましたが、ここに来て裁判所からのお墨付きをもらって、運航再開を決断。2,500名のパイロットが採用されることになったそうです。

 

国境が事実上閉鎖になったままのオーストラリアの旗艦航空会社、カンタス航空

2,500の職員が無給状態のままだそうですが、解雇等の予定はなく、コロナ禍からの脱却のタイミングを見て、全員を職場復帰させる計画らしいです。

 

そしてここ最近の都市封鎖解除とともに、新規の格安航空会社の参入計画にも進展が見られるようになり、

その代表格といえば、ノルウェーオスロに本社を置く、ノースアトランティック航空。この度、機体の塗装が発表になりました。今年の暮れから、来年の頭にかけての運航開始を目指すそうです。

 

勢いがあるのは、やっぱり貨物系の航空会社。

中でも飛ぶ鳥を落とす勢いなのが、アマゾンエア。

 

かつてはアマゾン・プライムエアという呼称を使っていて、現在でもプライムエアという文字が施された機体を使っています。

 

現在ではミネアポリスに本社がある格安旅客航空会社のサンカントリー航空との契約も締結して、

ボーイング737型機による運航も実施中。

 

そのアマゾン社が15億ドル(日本円でおよそ1,600億円)を注ぎ込んで建設していた、北ケンタッキー総合配送事業所の一部が完成。

この度8月11日からの運用開始となりました。

 

全てが完成すると、その事業所の規模は面積にして7万4千平方メートル…

これは東京ドームで換算すると、およそ1.6個分の大きさ。

 

回転が早い商品の倉庫としても機能し、配送センターの機能をも兼ね備えた、アマゾン社の新しい中継拠点の1つになりました。2,000名以上の新規採用があったそうです。

 

ただ航空事業へ目を向けてみると、アマゾン社名義の機体を10機ほど所有してはいるものの、

航空事業そのものは、今も契約先への委託のみ。

 

一部では、貨物航空会社の株買い付けなども行ってはいますが、

当面は委託業務を続けるみたいです。

 

ただ今も拡張を続けるアマゾン社。

いずれは自社で航空部門も扱う日が来るかも知れません。こちらもまだまだ目が離せないです。

 

 

ここ数日のデトロイト地方は、しばらく大雨続きでした。

 

先日などは、お昼の3時だというのに、

この暗さ…

 

そのあと、しばらく豪雨が続きました。

その影響で、一部で停電が起き…

 

デトロイト近辺で52万戸の停電になっているらしいです…

一刻も早く復旧しますように…

 

 

 

 

 

しばらくお休みをいただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊パイロット日記 8/9

アメリカの地域航空会社で、小型旅客機操縦を担当している、裕坊といいます。

 

東京オリンピックの終了、インターネット上のニュースを通じて、映像で拝見しました。

日本にとって金メダル27個を含む合計58個のメダル。パフォーマンスを最大限に発揮した選手の皆さん方、また大会を支えた多くの関係者の皆さん方に、大いに頭が下がる思いです。

 

ただ日本での開催であったにも関わらず、外国からの日本への入国の制限が今も続いていて日本が遠いと感じていたせいか、どこか遠いよその国で開催されているような感覚で映像を見ている自分がいました。

 

オイル交換で車の整備屋さんを訪れた時には、テレビで時間潰し。その時チャンネルでは、オリンピックが中継されていたのですが、

米国における視聴者数は、ロンドンオリンピック時に比較すると半分程だったんだそうです…メダルの数では、アメリカは今回も群を抜いて多かったのですが…

 

裕坊にとって画像から日本開催を感じたといえば、野球の開催地となった横浜スタジアム

外野席越しに見る夕焼けは、記者の方にとって、とても印象的だったそうです。ただ全体的には、日本での開催をほとんど実感することがなかった2週間…あっという間に終わってしまった感が残るオリンピックでした。

 

 

その間も、アメリカの航空業界における『狂騒曲』状態は続いていて、

行くところ行くところ、あちこちで大混雑…こちらはアトランタ空港の、Bコンコース。

 

こちらの写真は、イリノイ州のブルーミントン空港。周辺に風車がたくさん並んでいるのが見える空港です。

ビジネス需要もそれなりに回復しつつはあるのでしょうが、大半は旅行での利用の皆さん。

 

昼食や夕食を買うのですら最近は一苦労で、

 

先日は人気のチキンバーガー屋さん「Chick Fil-A」というお店の列に並んで…

 

やっとのことで、チキンバーガーをゲット…

人員不足は航空会社だけの問題ではないようで、飲食店でも人手不足の影響は出ているそうです。ですので、空港内の飲食店の開業状態もまちまち…

 

いつも同じ時間まで営業しているとは限らず、開いているお店に長い行列を見るのが、最近では日常になってしまいました。

 

一時は航空会社を利用する方が蒸発するかのようにいなくなり、

 

各航空会社とも旅客便を軒並み欠航し、早期退職を募集することによって生き残りを図っていた、昨年のアメリカの航空業界…

状況はまさに180度反転して、現在では乗務員が確保できないことによる欠航が、各社とも軒並み相次いでいます。

 

その「乗務員不足を補う」ために、各社とも「過剰なほどの」採用数を発表。

例えばアメリカン航空を例に挙げると、今後1年半ほどの間にパイロットだけでも1,500名ほどを外部採用するんだそうです。

 

ユナイテッド航空は、さらに積極的に採用を進める計画のようで、

今後2年間の間に、3,000名を採用すると発表…

 

単純に24ヶ月間でこの数のパイロットを育成するとなると、1ヶ月あたりでなんと125名。1週間あたりで換算すると、ほぼ30名。 ちなみに、新しく航空会社に入社したパイロットは最低限2ヶ月ほどの座学が課され、さらには飛行訓練にほぼ1ヶ月近くが必要になり、その間にも、現役のパイロットたちが航空法上課される座学研修、飛行訓練なども並行して進めていかなくてはならないので、それらを全て考慮すると……

 

 

現実的ではない……正直お手並み拝見ということになりそうです…

 

 

というよりデルタ株による感染を中心に、新規に陽性と診断される人の数が増えているアメリカ。今後のこと自体がまだまだ流動的で、秋以降のことですらまだ分かりませんから、状況がまたしてもガラリと反転する可能性も大いにあり……

特定の州では、コロナウィルスでの陽性診断が激増中なのですが、その中でも顕著なのがフロリダ州。先週の金曜日には、21,683件の新規陽性の診断があったんだそうです。

 

免疫の力が落ちてくる秋から冬にかけて、デルタ株やラムダ株などがどんな影響を及ぼすのかは、未知数… 州や各自治体などによっては、マスク着用義務の法律の再施行を実施し始めたところもあり、こちらも流動的。コロナウィルスによる影響は、まだしばらく続きそうです。

 

月曜日に終えたばかりの5日勤務でのフライトは、アトランタを起点にする旅客便を担当するのがほとんどでした。

こちらは、エアバス機の工場がすぐ至近距離にある、アラバマ州モービル。

 

北米向けの1列通路型のエアバス機は、ほとんどここモービルにある工場で最終組み立てが行われていて、

 

空港内にも、エアバス社による広告が大きく目につきます。

 

3日目には、ペンシルベニア州の州都、ハリスバーグに宿泊滞在。

 

翌日は夕方の便の担当だったのですが、

76名の乗客が乗ってこられて、満席での出発でした。

 

ちなみに日曜日にはカナダの最大都市、トロントでの宿泊が入っていたのですが、

 

しばらくは閑散としていた国際線にも、徐々に客足が戻りつつあるのを実感するフライトでした。

国際到着での荷物受け取りでも、結構な人の数。

 

最終日となった月曜日は、トロントからのデトロイト行きを担当したのですが、

 

一時は閉鎖されていたBコンコースの出発ゲートの運用が再開になっていました。

 

一部で入国条件などが緩和されていることもあって、外国からの航空機も飛来するようになっています。

写真はブリティッシュ・エアウェイズのドリームライナーこと、ボーイング787型機。まだまだ本格的な制限緩和には時間がかかるかも知れませんが、カナダでは都市再開の兆しは見せ始めています。

 

デトロイトに戻ってきてゆっくりできるのは、

正味1日…

 

 

 

 

次回は水曜日に出勤の予定です。