アメリカの地方路線を中心に、小型旅客機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。
ここ数日はお天気が安定して秋晴れのデトロイト地方。
ハロウィンの飾り付けも本格的になってきました。今年はトリック・オア・トリートができるかまでは微妙ではありますが……ただミシガン州では、今のところ州によるハロウィンに関する制限などは一切出されていません。
車を運転していても、気持ちがいいです。
ただ秋といえば、台風の季節。台風14号の動きが、気になっています……週末に関東に差し掛かると聞きました…
皆様には、あまり無理な外出はせず、情報をできるだけたくさん集めて、必要に応じて避難をし、とにかく命を第一優先でお願いしたいです。
アメリカでもハリケーン・デルタが発達中……アメリカ中部時間で10月8日(木)午後10時現在で、カテゴリー3、最大瞬間風速が60メートル超えというかなり強力なハリケーン・デルタ。
ルイジアナ州に9日(金)にも上陸しそうな勢いになっていて、
ルイジアナ州の各都市をアトランタから結ぶ路線は、現在天候調査中。
お天気の状況によっては、欠航になるそうです……
とにかく被害が広がりませんように………
今日木曜日は、息子くんの参加しているテニスの今シーズン最後の試合。珍しく時間通りに準備ができて、親が支度をするのを待っている間に、ピアノの練習までやっちゃう優秀さ……やればできるやん………
しかし、ユニフォームを持ってくるのをしっかり忘れて、親は家まで取りに戻ったのでありました………
血は争えんわ〜〜…………
そのあとは郵便局までやってきていた裕坊…
実は操縦席で使うヘッドセットが故障……
使えなくはない状態だったのですが、騒音カットの機能が故障して、しかもマイクからの音声の拾い方が悪くなっていたので、修理に出すことに……
こちらが裕坊愛用のヘッドセット。デイビッドクラーク社製の、プロ−X。コンパクトでバックパックで持ち運べる機動性を持ちながら、しっかりと操縦室内の騒音を軽減してくれます。
お値段は700ドルほど。日本円でおよそ77,000円ほどで、初期投資としてはちょっと高め。
裕坊が乗務しているCRJシリーズは、各計器画面が、昔のテレビの標準だったブラウン管画面。
裏側には冷却用の空調装置が付いているので、コックピット内の騒音は、最新の旅客機に比べるとやや高め…なので騒音軽減の機能は、本当に助かります。
こちらの装置に単3の乾電池を2つ入れて電源を入れると、騒音が軽減される仕組み。
購入してから既に6年が経つのですが、電源を入れると左側からほとんど音が聞こえなくなってしまい、あえなく2回目の修理となりました…
装置からはコードが2本伸びて、それを壁側にあるジャックへと挿しこみます。
1つは音声受信用で1つは音声送信用。小型機と同じ仕様になっています。エアバス機ですと、1個のジャックに小さなピンが5本ついた専用の形式で挿しこむ仕組み。
騒音軽減装置をオンにすると、風切り音や換気装置などから発される騒音とともに、ヘッドセット内の騒音を軽減してくれます。航空管制官や副操縦士とのやり取りが全てヘッドセット1つでできてしまう、なかなかのスグレモノ。なので一旦出発すると、フライトが終わるまではヘッドセットはずっとつけっ放しにすることがほとんど…
出発の際、ゲートから飛行機を押し下げてくれる地上の係員さんとも、ヘッドセットを通じて会話をします。
デイビッドクラーク社は、質の高いヘッドセットを作るメーカーで知られていて、
エンブラエル製の50人乗りのリージョナルジェット機に乗っていたパイロット仲間の多くが、耳をすっぽりと覆ってくれる大きめのヘッドセットを使っていました。騒音軽減装置が付いていなければ、300ドルから400ドルほどで購入可能。
ヘッドフォンで名高いボウズも、実は航空機用のヘッドセットを作っていたりします。
代表的なのはこちらA20シリーズ。ブルートゥース機能付きと機能なしの2モデルがあり、ブルートゥース付きですと、お値段1,100ドル(およそ12万円)。
けっこうな出費になりますが、本当に外の騒音を見事なほどかき消してくれるので、騒音が高いプロペラ機での人気機種のうちの1つ。
ただ騒音をほとんどかき消してしまうので、ジェット機ですとエンジン音などはほとんど聞こえなくなってしまいます。静かな環境が大好きだというパイロットにオススメ。
こちらが裕坊のスペア。ドイツのセンハイザー社製。以前はこちらを裕坊の愛用ヘッドセットとして使っていたのですが、数年前にセンハイザー社は、突如操縦室用のヘッドセットの製造をやめてしまいました……
数年間は保証体制も整っていたのですが、今後のことが不安でしたので、裕坊も今ではデイビッドクラーク社製に変えています。騒音軽減機能は、デイビッドクラーク社製にも全然負けてません。お気に入りだったのに、今でも腑に落ちないです……
デイビッドクラーク社製に比べると、コード類が細く、切れやすいのが難点……お願いだから、壊れないでね……
先日の4日間のフライトの最終日は、
金融の街、ノースカロライナ州シャーロットからの出発でした。
大きなフードコート。選択肢が多く、質の高いお店がとても多いです。
こちらのお寿司屋さんが、裕坊のお気に入り。
出発まであまり時間がなかったので、
お持ち帰りコーナーで、パック済みのお寿司を購入。
天かすがたっぷりとかかったエビフライ巻き。
ちょっと贅沢して、こんな物まで……
サンドイッチばっかりで我慢してきたんやし、これくらい買ってもバチは当たらんやろ……
2年ほどの改装工事を終えて、シャーロット空港ターミナル内は見違えるほど清潔で明るくなっています。
一旦デトロイトに立ち寄って、
次にやってきたのは、ニューヨーク州の州都、アルバニー。
こちらは夕方ということもあって、かなり閑散としておりました…
午前には開店しているというスタバも、既に閉店…
人気のチキンバーガー屋さんだけが、夕方もお店を開けておりました。
4日間の締めとなった、折り返しのデトロイト行き。
夕日が沈むのを正面に見ながらデトロイトへと帰るフライトでした。
既に日が暮れたデトロイトには、7時半ごろの到着。
しばらくお休みをいただいています。
10月6日(火)担当便
デルタ5109便(EDV 5109)シャーロット(CLT)−デトロイト(DTW)
デルタ4843便(EDV 4843)デトロイト(DTW)−アルバニー(ALB)
デルタ4843便(EDV 4843)アルバニー(ALB)−デトロイト(DTW)