アメリカの小型リージョナルジェット機に乗る、裕坊と申します。こんにちは。
3日間のお休みをいただいて、今日土曜日に5日間のフライトへと出発しました。
土曜日の朝は、至る所で土曜の市が開催されるミシガン州。自然がいっぱいとあって、大きな規模の家庭菜園を営んでいる人も多いのか、様々な野菜市なども開催されています。
息子くんたちは、野菜市の会場の一部を借りて、音楽演奏。昨日までマリンバにピアノにといろいろと練習に励んでおりました。無理をすれば裕坊もほんのちょこっとくらい見学に行けなくもなかったのですが、会場が我が家からですと、空港とは反対方向……子供たちの練習風景を何度か見学しておりましたので、今日は申し訳なく思いつつも断念……
真っ直ぐ空港へと向かいました。
どうやら愛妻ちゃんによると、送り迎えをしている最中に、車の異常を示す警告灯が点灯したらしい……
5日間のお休みが終わると、3連休が入るのですが、どうやらまた次の用事が入ったようです……どうやらトラクションコントロールの異常、ということで、普通に走るには問題はないのが不幸中の幸いでした……
休み中はヒマになってしまう人なので、少しは家族に貢献しなさい、というお告げかなのかも知れません……
出勤する時は、デトロイト空港のマクナマラターミナル(デルタ航空がほぼ独占運用しているターミナルで、他社はほぼ全社とも、北ターミナルを使用しています)が、遠く目に見える駐車場を普段は利用します。
ところが最近では、防犯面も考慮してのことなのでしょう。空港ターミナル横にある、立体型一般駐車場にも、従業員が駐車することができるスペースが設けられるようになり、
従業員専用駐車場は、以前にも増してガラガラ……
ターミナルと従業員用駐車場を結ぶ、専用のシャトルバス……
このバスも、一時期は立錐の余地もないくらいに混んでいたのですが、今では数名が乗ってくる程度になっています。
そして今日から、5日間のフライト。合計で16便を担当。
カナダやメキシコなどのごく一部の国際線を除くと、ほとんどが国内路線で占められるアメリカの地域航空会社の旅客便。コロナ禍の前には、バハマへと飛ぶフライトや、キューバとアメリカの国交回復後に、キューバの首都ハバナへのフライトを担当していた時期もありました。
現在は需要が高いデトロイトから日本へと向かう国際便ですら、東京羽田行きでやっと週に数便という程度……自動車の町同士を行き交うということで、名古屋セントレア空港への直行便もあったのですが、そちらに至っては再開の目処すら立っておりません……
そんなわけで激減している国際線。9月12日(土)現在では、我が社においては辛うじて、デトロイトからトロント、モントリオール行きだけが残っています。初日はまずモントリオールへの往復便でした。
こちらがコックピットから見える看板。到着時に指定のゲートへと入れるように、各ゲートごとに大きな識別板がターミナルの壁に設置されています。
操縦席からの風景としては、出発前にこんなものまで……
預かり荷物を運んでくるミニコンテナ車が大混雑して、ひしめき合います。搭乗手続きカウンターから運ばれてくる荷物も一部にはあるのですが、リージョナルジェット機を利用する方は、乗り継いで来られる方がほとんどなので、
荷物も乗り継いでやってきます。様々な出発地から荷物もやってくるので、出発前は大混雑……これを地上係員が、次々と行先に応じて貨物室へと載せていくのですが、ここ最近行き先の間違いはほとんどなくなっているらしいです。
貨物室に積み込む前に、荷物につけられたタグを、こんな機械を使ってスキャン。
このスキャナー、航空会社のメインのコンピューターとも直接繋がっていて、各貨物室ごとの荷物の数などが瞬時に表示されますし、行き先が違う飛行機に載せようとすると、エラーが表示されるようになり、今は荷物の行き先間違いがかなり減っているそうです。
ちなみに裕坊が乗るCRJシリーズは、客室の荷物棚がボーイングやエアバス機に比べると遥かに小さいので、機内持ち込み可能な荷物でも、スーツケースなどはゲートにてお預かり。
こんなピンク色の簡易のタグをつけて、
飛行機に乗る前に、ボーディングブリッジにあるこの表示の場所へと置いておくと、
大抵前方にある貨物室に、地上の係員が乗せてくれます。
CRJ−900型機だと、2つ貨物室があり、機内持ち込み可能なスーツケースですと、およそ40個くらいであれば載せられるだけの容量があります。
そしてやってきたのが、ケベック州のモントリオール。ちなみにデルタ航空の管轄内でのモントリオール発着便は、9月12日現在、この1往復のみ……
往路のモントリオール行きは26名、折り返しのデトロイト行きで30名の方が乗ってこられました。
デトロイト到着…
2時間ほどして、飛行機を乗り換えた上で、今度向かったのはペンシルベニア州のフィラデルフィア。
夜遅く10時ごろの到着でしたので、もう出発便はなく、ターミナル内はガラガラ…
ホテルへと向かう送迎シャトルを待つこと、約10分。
最近は送迎用のシャトルに使われているワゴン車も背が高いものが標準になり、
かなり快適に乗れるようになりました。
明日は4便を担当。ミネアポリスが明日の拠点になります。