yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 8/11

米国リージョナル航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

今週月曜日から次の3日間のフライトに出かけました。2日間飛んで、一旦我が家のあるデトロイトまで帰ってきて、明日水曜日は日帰り。全てデトロイト空港からの行ったり来たりのフライト。

 

2日間のパートナーとなった副操縦士は、裕坊と同世代ののマイク氏。50を過ぎて白髪がかなり目立っていましたが、

裕坊も負けとらん……しかもおでこがやや寂しい……

 

マイク氏はニューヨーク在住。息子さんが大学へ行っているらしく、少しでも休日を返上して余分なお金を稼がないと、学費がすごいことになっているらしいです……本人に聞くところによると、法律に抵触しないギリギリまで休日を返上してフライトを自ら入れまくり。なんでもほぼ毎週6日勤務、1日休暇、のパターンを過ごしているそうです……体、壊さんようにね……

 

 

裕坊一家では、息子が現在高校1年生(4年制の高校)を終えて夏休み中。とは言っても、学年の後半はほとんど学校お休みでしたが……今はサマースクールと呼ばれる特別講義を受けていて、大学の入学の有利になるように、ガッツリ単位を取得中。 息子は昨年も同様にサマースクールを受講していましたが、1番違うのは講義の内容もさることながら、昨年までは学校まで赴いて授業を受けていたのに対し、今年は全てがオンラインにて行われていること。

ただアプリなどを使っての講義というわけではなく、課題を与えられて、それを期間内に済ませて、最後にテストを受けて基準点を取ることができれば、晴れて単位を獲得、という流れだそうです。

 

ということは、家にいなくても、インターネットの環境さえ整っていれば……

こういった勉強の仕方をしても……

 

こんな場所でも……

 

こんな環境でも、全く問題なし……

そういえば先日のニュースでは、1ヶ月間ホテルに泊まり込みで、仕事や勉強とバケーションを両立、並行させるパッケージなどの話題も取り上げられておりました。それを名付けて、最近ではワーケーションと呼ぶのだそうですね。ちなみに日本ではお馴染みの高級ホテルが、そのコンセプトを取り込んだ1ヶ月連泊の企画を販売。丸々1ヶ月間ほどで39万円なのだそうです。

 

ビジネスの場面で考えてみると、工場の設営やら機械系の技術指導などは、現場に赴く必要もあるでしょうが、契約交渉やら生産数の調整などは、お互いが連絡さえ取り合えさえすれば、メール交換やオンラインでの交渉などでも済んでしまう話。ワーケーション等の企画ものが今後増えてくるのは、間違いないでしょう。コロナがきっかけになったとはいえ、ある意味これも時代の流れ……

 

今までは多くの企業では、頻繁に出張をすることで、他社との交渉ごとを進めたり、社内の重要会議などを行なってきたようですが、コロナ自粛のためにリモートワーク、在宅勤務などをこなしているうちに、オンラインでも十分に仕事がこなせることに多くの企業や人が気付いてしまいました。

出張や長距離移動は、ビジネスをする以上、ゼロにするわけにはいかないのでしょうが、

 

頻度を減らすことができれば、 ともすれば人混みの中をかき分けるようにして、搭乗手続きをする必要が減り、

 

搭乗時刻まで長い時間を待った挙句、混雑した機内に長時間押し込められるストレスも減り、

 

時には悪天候に影響を受けて搭乗予定の便が欠航になり、計画の変更を余儀なくされるという悩みを抱えることも、減らすことができます。

 

裕坊であれば、一度長距離の移動をこなした後は、こんな時間をゆったりとたくさん過ごしたい……

それが、某製薬企業の営業として勤務した経験がある、裕坊の本音。短距離の移動ならまだしも、一旦長距離を移動した以上、ゆっくりと現地で過ごそうよ、というのはずっと本音として持っていました。この考えは、裕坊1人のものじゃない気がするんだけどな〜……

 

ここ数ヶ月は、明らかなビジネス目的で利用している人の姿をほとんど見かけていません。もちろん、コロナ禍でビジネス自体が停滞していることが主たる理由なのでしょうが、出張の重要性が低いことに気づいた企業が、費用のかかる出張を、今後もコロナ禍以前と同じ頻度でこなしていくとは、到底考えにくいです。あくまでも裕坊の想像でしかありませんが……

となると、今後デルタ航空のような老舗の大手航空会社が、昨年度規模(昨年2019年は、総収益が470億ドル、純利益が47.7億ドルで、デルタ航空創設以来、過去最高益を記録)の収益、利益を確保するためには、新たなビジネスモデルを模索する必要が出てくるでしょう。

 

現在では航空会社同士が提携を組んで、共同運航便などを運航したり、乗り換えなどをスムーズに行えるような配慮をしていますが、

それをさらに拡大した提携を模索することも必要になるでしょう。特に老舗の大手航空会社にとって、利益の核をなすビジネス利用、ビジネス移動が減るとなると、航空会社同士の提携だけで生き残りを図るのは、現実的ではない気がする……

 

それを補うために、航空会社がどんな知恵を出してくるのか、腕の見せどころ……

 

特定の航空会社と特定のホテルのチェーンなどが提携、あるいは飛躍した見方をするなら、企業合併といった可能性まで模索することも十分あり得るのではないか、と見ています。

実は我が社では最近になって、今後コロナによる影響は最低9ヶ月、あるいは1年以上続くだろうという社内報を出しました。まだ親会社であるデルタ航空全体で、1日平均で2,700万ドル(日本円でおよそ28億円強)の赤字を出しているので、まずは損益分岐点への回帰が先決にはなりますが、2年後、3年後を見据えてどんなビジネスモデルを確立できるのか、ここは大いに注目しています。

 

 

昨日月曜日はまずはモントリオールを往復。

アメリカからカナダの主要都市を往復する場合、地上での待機時間が1時間30分を超えない限り、入国管理局は通らなくていいのが普通。ただし、飛行機を降りてはいけない、という制限がつくので、ずっと到着後は飛行機の中にこもったまま……

 

デトロイトまで戻ってきて、

 

飛行機乗り換えまで、時間経ったの45分……

 

ところが慌てて準備したところで、搭乗ゲートへと戻ってみると……

1時間遅れの発表……

 

実はこんな大型の積乱雲が上がっていて、

嵐が通り過ぎるのを、待つハメに……

 

それでも今朝は、定刻通りの出発……

 

3時過ぎには、今日火曜日の3本の担当便をこなして終了しました。

 

 

もう1日頑張ってきます。