yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 8/7

米国でリージョナルジェット機に乗っている、裕坊と申します。こんにちは。

今月度8月は、1カ月間の担当便が既に決まっている、アメリカの航空業界で通称「ライン」と呼ばれるスケジュールを、こなしています。2週目となった水曜日からの4日間のフライトのうちの、3日目を終えました。泊まっているのは、テネシー州のノックスビル。デンソー・マニュファクチャリング・テネシーと呼ばれる、デンソー系の大きな工場もすぐ近くにあり(テネシー州メアリービル)、空港から車で南へと10分ほどの所にあります。

 

昨日夜は、カナダのモントリオールへと行くはずだった便が欠航になって、急遽デトロイトに宿泊することに…

空港直結のホテルに優雅に宿泊して、まずまずの寝起き……

 

ホテルのロビーからターミナルへと繋がる保安検査場は、今も閉鎖中。

ターミナル内はそこそこ賑わいを取り戻しているようにも感じられるのですが、時間帯はかなり限られている、というのが実情なようです。

 

昨夜からのモントリオール宿泊から変わって入ったのが、トロント往復。往路は早朝の便に客席に搭乗して、夕方にデトロイトに戻る便を担当するというスケジュール。搭乗券を発券機で発行してみようと試みると、パスポートの情報登録などが必要になるのですが、

ゲート係員にお願いしてくれ、だそうです。

 

ハイ…………

分かりました………………

 

カナダに出発するときは、乗客乗員全員が受けなければいけない検温が、搭乗前に今は課せられるようになりました。

最新式のおでこでの検温タイプ。ボタンを一度押すと、あっという間に検温してくれます。係員によると、普通にお店で40ドルほどで売っているらしい……冬に備えて、我が家でも一個準備しておこうかな………

 

本格的な渡航制限が始まるまでは往来も多かったカナダの空港。コロナウィルスの感染急拡大とともに、ほとんどの便の乗客数が一桁台になる中で、トロントからのフライトだけほぼ満席なんてこともありましたが……

今日はお迎えの人を、全く見かけませんでした……渡航制限は今でも厳しくかけられていて、アメリカからカナダへと入国すると、2週間の自己隔離を義務付けられます。

 

到着後、なんと折り返しのデトロイト行きまでに6時間も待機が入ったので、ホテルで数時間を過ごすことに……

荷物を荷台に預けて、バスのドアが開くのを待つ我が社のパイロットのクリスくんとキーガンくん……

 

こら、そこの2人、ドア壊そうとしとるやろ……………

 

ちなみに最近のホテルでは、ドアにこんな張り紙がしていることがあります。

 

消毒作業をちゃんとしてくれた、ということらしいです。

 

お部屋は広々……

 

ベッドも大きくて、快適そうなのですが……

ここでの滞在は2時間ほどだけ……

 

電子レンジも冷蔵庫もあるというのに………

 

数時間後には、ガラガラのトロント・ピアソン空港へトンボ帰り……

カナダの東側の都市から米国へ出発する場合、乗客は早朝朝一便に集中する傾向があるので、午後になると空港は平常時でも閑散とはなるのですが…… 今日は輪をかけて閑散としていた印象を受けました。

 

カナダから米国へと出発する国際線は、ほとんどの場合、カナダ側で米国の入国管理局も通過します。

 

通過後は、免税店を例外なく通過… 目立つのはメープルシロップ

裕坊のお気に入りは、メープルバター。

 

毎朝のトーストにつけて食べるのが、大の好みなのですが……

モントリオールでは取り扱いもあるのに、なぜかトロントだと見つからないです……

 

商品の取り揃えが違うんやろか……

 

デトロイト行きの出発ゲートへと到着。

出発ゲートはA10。 アメリカとカナダの間では、長らく渡航制限、さらには自己隔離の義務づけなどが徹底されていて、国同士の往来も少なくなっていたのでしょう……

 

ゲートを共用するウェストジェット航空の運航便数が極端に減っていたせいか、米国路線出発用に使われるゲートが、一部を除いて完全に閉鎖になっていて、

出発ゲートA10より先へは行けなくなっておりました……

 

飛行機はケネディ空港からやってきた機体。ケネディ空港も徐々に運航便が再開。リージョナルジェット機による運航が、一時は4つしかなかった就航都市が最近になって徐々に復活。その路線の1つに、トロントが加わっています。

昨日ピッツバーグからデトロイトまで乗ってきていた飛行機そのもの……

 

実をいうと、飛行時間をメモするログブックを機内に忘れてしまっていたのですが………

1日ぶりの再会でした……… 見つかってよかった……どうやら補助翼操作に使う足ペダルの下に落ちていたらしいです。

 

今日の澄み渡ったお天気のように晴れた気分で、トロントを出発。

 

そこそこの賑わいのデトロイト空港。

出発便が重なっているせいというのもありますが、出発便ラッシュの前ですと、今はそこそこ人の往来もあります。 あとは地方空港に、どれだけ人が戻ってくるか……

 

現在裕坊が勤めるエンデバー航空の運航便数も、1日あたり600前後でここしばらくは留まったままになっています。 それを示すかのように、到着先のテネシー州・ノックスビルでは、我が社保有の69名仕様のCRJ−700型機が、エンジンにカバーを被せられて、佇んでおりました。機首の付近に見える赤のマークは、高度や対気速度などを計算するのに必要となる、外気圧などを測定する管に被せられたカバーの色を示しています。

感染拡大がアメリカで始まってから、CRJ−700型機は全機が保存状態に……既に18機全機とも、地上待機になっていて、ここ4カ月は全く稼働しておりません……この700型機が本格的に運用に再投入されるのは、航空需要がはっきりと目に見えて復活を見せた時になるものと思います……

 

いつになるかな〜〜

 

裕坊は、個人的にあと最低で8カ月かかるのではないか、と勝手に想像しています。来年の春に少しでも終息の兆しが見えてくれたら、700型機も再び日の目を浴びることになると思います。

 

 

明日は今のところ、1便だけの予定になっています。