yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 3/29

米国航空会社で、小型機を専門に乗っている裕坊と申します。こんにちは。

昨日土曜日に6日間のフライト終えて帰宅。日曜日1日お休みをいただいて、月曜日から次の4日間のフライトへと出発。元々4月末に予定されていた大学の同窓会への出席を予定していて、少しばかり資金を貯めるのに休日を返上して入れていたフライトでしたので、今回の4日間はデトロイトではなく、シンシナティを基点とするフライト。

 

普通なら、シンシナティまで飛行機に乗って州外通勤をすれば済む話なのですが、乗れそうなフライト2便のうち、既に1便は欠航………

最悪残った1便が欠航になった場合に備え、車でシンシナティまで行くことまで想定して、ナビのデータを更新中。しかも4日間の担当予定便のうち、今も欠航にならずに残っているのは1日目の2便のみ………2日目以降は、担当するはずだった6便は既に全便欠航…… 一旦シンシナティへと帰ってきてからは、ホテルにて待機……

 

しばらく足止めになる可能性もあり……

着替えには余裕を持たせて、普段着もちょっと多めに詰めています……フライトのスケジュールは今も二転三転。出発当日になっての欠航も頻繁に起こっていますので、航空便をご利用になる際は、運航状況をお確かめになることをお薦めします。

 

 

コロナウィルスの流行を完全に収束させるためには、やはり治療薬とワクチンの開発は欠かせません。裕坊もその開発の状況が気になって気になって仕方がなく、時間が空いてはニュースサイトをハシゴして、開発状況をチェックする日々が続いています。

 

 

そんな中にあって、気になる薬品が2つ。

 

1つ目は、抗インフルエンザ薬の『アビガン』(一般名:フィビピラビル、富士フィルム富山化学工業)。

安倍首相はつい最近になって、薬事承認を示す考えを表明したそうですね。動物実験において胎児の催奇形性が見られたことから、妊婦への投与はできないそうです。一般にはまだ投入はなっていない、政府が備蓄をしている備蓄薬。ただ緊急時に備えて、常時200万人分の備蓄はあるそうです。現在ではインフルエンザに対して、他の抗インフルエンザ薬の効果が見られない場合に限り使用される、限定のお薬……

 

ウィルスは元々タンパク質の膜でできた外殻と、RNAやDNAなどの塩基を含んだ内殻だけを持った単細胞。生物の条件を満たすとされる代謝能力はなく、自力では増殖することはできません。他の生物に寄生することによって、初めて自己複製ができるのがウィルス。コロナウィルスは、内殻の中にRNAを持つ「RNAウィルス」に分類され、RNAウィルスが自分自身を複製する際に必要となる「RNA依存性RNAポリメラーゼ」という酵素を必要とするのですが、アビガンはこの酵素を阻害する働きがあります。

既に中国政府は、3月17日にアビガンの有用性を発表し、今後の治療薬として正式承認する意向を固めているようです。中国では既に、成分が同じ後発薬の製造体制を徐々に整えつつあるとの情報もあります。日本でも治験が進んで、治療投薬にゴーサインが出されることを祈っています。

 

 

もう1つの希望のお薬は、こちら。ナファモスタット(商品名:フサン、日医工)。既に日本では、30年以上にも渡って急性膵炎に使用されている実績のあるお薬。

東京大学医科学研究所と国立国際医療研究センターが連携して、4月初旬にも臨床治験を開始するそうです。

 

コロナウィルスがヒトに感染する際、ウィルス表面のタンパク質とヒト細胞の膜が融合して、コロナウィルスの遺伝情報であるリボ核酸RNA)がヒト細胞の中に入り、ウィルスが増殖。ナファモスタットは、ウィルスの外膜とヒトの細胞膜の融合を阻害し、ウィルスの侵入を阻止する働きがあることが見られるのだそうです。新型コロナウィルスだけでなく、2000年代初期に流行したSARS重症急性呼吸器症候群)にも、感染拡大抑止効果があると期待されたお薬だったのだとか。

 

アビガンが治療薬であるとするなら、こちらは予防効果が高いお薬としての期待が高いそうです。

コロナウィルスにかかっていない人や、かかっていても発症していない人に使える、ワクチン代わりとしての期待が高いのだとか。ワクチン開発までには、最低でも1年から1年半がかかるとされていますので、それまでの間の「つなぎ」としての期待が高そうですね。

 

ただナファモスタットは半減期が短いという特徴があるらしく、内服薬である「カモスタット」が予防薬として使いやすいとの投稿をされている内科医の方もいらっしゃいました。

東京を中心に、ここ最近感染者数は増加傾向。一部の国会議員からは適用外処方、予防投薬を始められるように「カモスタット」を厚生大臣宛に緊急要望書を提出したそうです。こちらも迅速な対応をお願いしたいですね。

 

 

そんな中、残念なニュースが1つ飛び込んできてしまいましたね。コロナウィルス陽性と診断されていた志村けんさん。闘病も敵わず、今日お亡くなりになってしまいました……

幼少の頃からドリフを見て育ち、「志村けんのだいじょうぶだぁ」は、ほぼ毎週欠かさず見ていました。入念に練られたコントに、いつもテレビにかじりつくように見入っておりました。芸能界の巨匠でありながら、後輩思いの逸話も何度も耳にしました。もう数々の笑いを提供してくれた、志村さんのコントが見られないのかと思うと、言葉が出てきません…

 

心よりご冥福をお祈りいたします。