yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 1/25

米国小型機専門航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

年末年始に体調を崩して、やっとのことで体調が戻って、月曜日から5日間のフライトへと出かけ、金曜日は早朝の空港ショーアップで5日間のフライトを無事「完走」………

 

4日目は、空港に行くことすらしない、到着先での宿泊滞在……

2018年から2019年にかけての冬では、最も積雪量が多かったバーモント州の州都、バーリントンの町を、ほんのちょっとだけ散策……

 

開店時に日本人シェフがやってきて指導までしていたという、本格的ラーメン屋さん、ガク・ラーメンまでやってきて……

 

こんなラーメンをお昼にいただいておりました。

細麺はお店に任せっきりだと、かなり柔らかい状態で出てくるので、カタ麺派の方は、お店にその旨を伝えておいた方がいいです。ただしスープの味やコクはお墨付き。

 

そしてこちらのラーメン屋さんには、肉まん生地に豚肉の角煮のスライスを挟んだ、「ポークバン」なるものも売っていて、

これがまた病みつきになるのです……………

ヤバいくらいに、病みつきになってしまうのです…………

 

ミシガン大学のキャンパスのすぐ近くにも、日本人シェフが味の管理をしているラーメン屋さんがあり、そこでも同じものをいつも頂いているのですが………………

あまりの美味しさに、「アナーバー」の街まで行くと、そのお店の横を通り過ぎようとしても、勝手に足が向いてしまいます。

 

 

その昔、ブギー・マンという人が歌った「パチンコマン」の歌の冒頭の部分に、「9時になったら勝手に目が覚める、行く気がないフリしても、足が向く」というのがありましたが、裕坊に言わせると…………………

 

分かる、分かる〜〜〜

 

実は2週間後には、またバーリントンでの、1日宿泊滞在、というのが入っていて…………

 

「パチンコマン」の歌では、「仕事しろ、仕事しろ、女房、子供が泣いてるぜい」という部分もありましたが、裕坊の場合は、「仕事をしなくては」そこへは行けませんので、『仕事をすること』によって、またそのお店を訪れたいと思います。

 

 

翌日金曜日は、5時に空港にショーアップ。

暗いうちからの出発だったのですが、係員の数が決定的に不足している中を、裕坊が担当するニューヨーク・ケネディ行き、さらにはアトランタ行き、デトロイト行き、さらにニューヨークの別の空港であるラガーディア空港へと向かう定期便が、35分以内に4便が出発するスケジュール…………

 

しかし地上係員の数が決定的に足りず、搭乗口こそ閉めたものの、離陸までに1時間以上を要するていたらく………………

 

実は裕坊が乗るようなリージョナルジェット機が中心の運航になっている地方の空港では、地上の係員はデルタ航空による直接の雇用ではなく、あくまで下請けであるデルタ・グラウンド・サービシズ(Delta Ground Services)という会社による運営に委ねられているのですが………

お給料がデルタ航空に直接雇われている地上係員などと比べると、お給料は平均で3割ほど安く、しかも福利厚生もデルタ航空採用と比較するとかなり限られているので、新しく入社してきても3割ほどは3ヶ月以内に辞めていくのだとかで………

 

そういうわけで、地方の空港は、いつも人員が不足がち…………

 

或いは主要の空港基幹空港ですら、リージョナルジェット機しか発着がない搭乗ゲートだと、担当はデルタ・グラウンド・サービシズの担当となり、人員の入れ替わりは激しいらしく、ほぼ3ヶ月おきに新しい蛍光色の安全ベストを着た新人さんを見かけます。

 

昨日金曜日のバーリントン空港は、旅客ターミナル周辺の駐機場がとても狭いところで出発便が重なった上に、 霜が窓ガラスにまでビッシリと張る、寒空の中での出発……

主翼や尾翼に霜や氷、雪などが張り付いたままだと、必要な揚力が得られず、安全に飛行できなくなるので、離陸前にそれを完全に除去しておく必要があるのですが……

 

そんな時に、こんな除氷作業のトラックが来てくれて、グリコール液などで霜を振り落としてくれます

4機一度にそれが重なる形になり、除氷作業も順番待ち……

そんな状況で、4便の出発のために忙しなく作業をしてくれた地上係員の皆さんには、感謝以外にはありませんでした…

 

本当に心から頭が下がる思いです。

 

地方の空港を出発する場合、こういった事情が重なって離陸までに1時間以上かかることはザラにあるので、途中乗り換えが必要となる場合は、この時間を考慮して乗り換え便を選択しておいた方がいいです。

特にアトランタのように規模が大きい空港での乗り換えにもなれば、地方路線と主要幹線路線とでは、到着コンコースと出発コースがかなり離れていて、移動に空港内の地下鉄に乗らないといけなかったりするので、それだけで20分近くかかることもザラ……アトランタでの乗り換えには、所要時間に最低1時間、できれば2時間は確保しておいた方がベター………

 

オンラインでチケットを購入すると、時々アトランタでの乗り換え時間が35分なんてのが出てくることがありますが、裕坊的には有り得ません。だいたい、35分って搭乗開始時間そのものやし……………乗り換えには、どんなに短くても1時間は確保しておくのをオススメします。

 

ちなみに昨日金曜日は、到着地のニューヨークでも同じような状況になっておりました……

ケネディ空港で夜を明かしていた機体には、ビッシリと霜が張り付いていたらしく、その除去作業にかなり手間取っていたようで、着陸後のゲート入りまで、20分ほど順番待ち…………

 

これはまだゲート入りを待っている時の光景………

かつてはデトロイト空港でも見かけることができた、イギリスのバージン・アトランティック航空のエアバス340型機が出発していくのを、お見送り……

 

定刻到着7時35分のところ、8時7分の到着となりました……

朝は2時台から起きていたとあって、疲れがドッと押し寄せる形となり………………

 

もう1便シンシナティ行きを担当した後、最後は客席に座って、デトロイトまで帰宅便への搭乗だったのですが……

着席した途端、前列に座っていたベンくんは、あっという間に夢の世界へと旅立っておりました……………

 

 

ところで、裕坊が今とても注目している、三菱航空機製の新型リージョナルジェット機、スペースジェット、またしても納入延期だそうですね。それでも裕坊はまだ希望を捨てていません……

 

日本の未来の鍵の一つにもなり得る日本製での旅客機。戦後のGHQによる制限でしばらく航空機を製造できず、ゼロ戦などを作り上げた航空機製造のノウハウを活かし切れないという「後遺症」は、大きく響きました。でも最後まで諦めずに、大きな目標である「型式証明取得」を、ぜひとも成し遂げていただきたいです。