yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 1/15

米国リージョナル航空会社の、運転担当、裕坊といいます。こんにちは。

 

今年の裕坊の新年は、年明け早々から微熱と胸の炎症に2週間以上も悩まされ、先週の5日間のフライトでは、2日目でリタイア…………

1週間ほど静養の時間を頂き、症状がここにきてようやく治まって、まずは2日間のフライトへの復帰に目処が立ちました。

 

皆さんには、大変ご心配おかけいたしました。ただ風邪やインフルエンザのウイルスにとっては、活発でありやすい環境は、今後も数ヶ月くらいは続きますから、今後も体調は注意した上で、しっかりと整えておきます………

 

 

明日からの2日間は、両日とも担当便は1つだけ。復帰する身には、うってつけのスケジュール。普段、飛行時間1時間から2時間程度の、中・短距離路線を担当することが多い小型機のパイロットの役割のスケジュールは、1日3本前後の担当便が入るのが普通。主要都市空港での乗り換えのお客様をお届けすることが多いので、スケジュールも早朝、深夜など、ちょっと極端になりがち………

大抵カバンには4日間分、5日間分の着替えを詰めていくことが多いです。天候での影響で、最終日に本拠地空港まで帰ることができず、1日延長滞在なんてことも稀にありますから、2日分の余分な着替えも詰めることになるので、カバンはいつもパンパン………まして金属フレームでできた頑丈なカバンとあって、いつも荷物棚に乗せるのは、けっこうな腕の筋肉の運動……

大手航空会社が使用している機体であれば、国内線用といえども、コックピット内にはそれなりにスペースがあるので、自らのスーツケースも持ち込み可能ですが、リージョナルジェット機には、せいぜいバックパックを入れられるスペースが辛うじて1つだけ………

 

ですからスーツケースなどは、客室の荷物棚にしまうのですが…………

20キロはある金属フレームのカバンを持ち上げますので…………

 

 

腕力はつきます…………………

 

 

日本に帰って友人に会うたびに、「おぉ、裕坊、体しっかり鍛えとんな〜〜」と言われるのには、ちゃんとした理由があるのです…………

 

ちなみに裕坊は、小学校の頃には水泳教室には通っておりましたが、実を言いますと生まれてこのかた、未だにジムというところには、一度も行ったことがありません……………

 

 

明日のフライトにて、デトロイト空港から向かうのは、サウスカロライナ州のグリーンビル・スパータンバーグBMWSUV版の工場がある、サウスカロライナ州グリア市の目と鼻の先。BMWお抱えの工場としては世界最大で、1日なんと1,500台もの車を生産する能力があるらしいです。北米の需要に合わせるかのように、北米工場で生産されているのは、

SUVが中心。

 

昨年工場に訪れる機会があったのですが、未来志向の電気自動車の展示などもありました。

 

このインパネのセンスのよさは、さすがBMWならでは……

まだ航続距離が短い上に、充電用の設備が十分に揃ってないこと、充電速度もまだまだ理想からは程遠いなど、解決しなければならない問題は多いですが、今後の電気自動車の技術の発展は、大いに注目の価値がありそうですね。

 

そんな中、トヨタも未来志向の車の開発を強化しているようです。米カリフォルニア州に4億ドル近い投資をして、「電動垂直離着陸機(eVTOL)」の提携開発を正式に発表。

ここでいう「VTOL(Vertical Take Off and Landing)」とは、英語が示すとおり、垂直離陸着陸のこと。

 

既にドローンの世界では実現している垂直での離陸着陸を、旅客輸送の世界に実現し、都市部での渋滞や環境負荷の低減、過疎地の輸送手段確保などに繋げる狙いがあるようですね。 現段階の電池の技術ですと、1度当たりの輸送での航続距離は、およそ200キロほど。都市間輸送となると法律の絡みなど、他の障壁を乗り越える必要は出てきますが、東京からだと静岡くらいまでが輸送可能な範囲に入る、ということになるでしょうか。

 

既に昨年12月には、ベンチャー企業が手がける『スカイドライブ』が、日本での「空飛ぶクルマ」の有人実験飛行も始めているようです。

既にこちらスカイドライブは、30キロまでの重量物運搬に特化した、貨物専用のドローン「カーゴドローン」の2023年までの発売を視野に入れているのだとか。 これらの『完全自動操縦』の移動媒体が、現在の航空機が必要とする長距離滑走路を不要にし、ピンポイントでの移動を可能にするとなると、都市内における移動、或いは近距離都市間の移動の輸送形態を大きく変える可能性がありますね。

 

もしそうなると、アメリカのリージョナル航空会社にとっては、影響は必至………10年後の空路による輸送形態は、今とは全く様変わりしたものになっているかも知れません………

 

 

航空業界の話題をもう1つ……

 

先日、デルタ航空の機体(ロサンゼルス発上海行き、DL89便)が、エンジンの異常発生で、離陸した空港(ロサンゼルス国際空港(LAX))へと引き返しましたが、着陸時の重量を下げるために搭載していた燃料を投棄。低い高度からの投棄だったようで、空中で燃料が揮発せず(ジェット燃料は灯油が主成分ですので、1万フィート以上にまで上昇していれば、空中投棄しても燃料は空中で揮発してしまいます)、ロス市内の小学校の校庭へと落下して、60名ほどの児童が影響を受けたらしいです…………

 

エンジン故障が発生していたのは、ボーイング777型機。

どうやらエンジンの燃焼室内が、異常燃焼をしていたとか、していなかったとか……

 

まだ情報が少ないので何とも言えませんが、地元からはデルタ航空への批判が起こっているらしいです。被害を受けた児童、その家族からするならば、なんで小学校の上空で、ということになるのは仕方ないですね。連邦航空局も、この事例の調査を始めるそうですので、その報告をしばらく待ちたいと思います。

 

 

 

もう微熱はないよな〜〜、なんか頬が少し熱を帯びてる気がするのは、気のせいだよな〜〜…………………