yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 10/7

皆さんこんにちは、『束の間の1日の休日を、羽休めをせず結局走ってしまった』パイロット、裕坊です。

先月のアメリカでのレイバーデー、労働者の日(今年は9月2日)の週末明けから4年制の高校に通い始めた息子くん、朝はほぼ毎朝5時起き……1週間毎日休むことなく走り回る息子くんと愛妻ちゃんに吊られるように、走り続けている裕坊… まだ今月は始まったばかりだというのに、既に来月11月のスケジュールの調整も始まりました。実を言いますと、まだ今年度の3週間分の有給休暇のうち、1週間の有給が残っていて、11月の最終週に取得するのを調整。12月には年次研修となる座学も入って、その調整も始めなくてはいけません……そうこうしているうちに、もう早や、年末……

どんな仕事をしていても1年が経つのはあっという間ですが、もうほぼ年末を見据えている裕坊って一体……

 

先日土曜日には、水曜日から始まっていた4日間のフライトを終えて、昨日日曜日には『黒子』に徹して、息子くんも参加した「日本祭り」のステージを、「ほんのちょっと」お手伝い。ほとんど何もできなかったにもかかわらず、こんなものまでお裾分けしていただいて……

美味しかったです。スタッフの皆さん方に、心から感謝です。

 

舞台ステージからは全く離れられない缶詰状態でしたが、その分舞台披露を全部ゆっくりと鑑賞することはできました。

 

そして翌朝月曜日には次のフライトへと、休日返上にて出発……今回の2日間はニューヨークを基点にするフライトになるので、朝はスタンバイで座席指定を受けて、ニューヨークまで出発。同じニューヨークでも、今回のショーアップはケネディ空港。そしてショーアップは、午後5時。

 

本当なら午前中はゆっくりできるスケジュールでしたので、午後の便でニューヨークに向かいたかったのですが、 午後便は座席が埋まりつつあったので、朝のうちには空港に到着して……

 

午後の便に乗れなかったことを考えて、早めに午前10時の便には搭乗……

ニューヨーク・ラガーディア空港行きは比較的空いていたので、割に前方の座席を撮ってもらってゆっくり。

 

ただ今回のフライトの基点は、同じニューヨークでありながら、ケネディ空港……ラガーディア空港に着いてからは、本来のショーアップ先であるケネディ空港まで、ウーバーなどで移動しなくてはいけません……

 

 

もちろん自費………………

 

 

ちなみに、これが業界用語で呼ばれるところの、『コミュート』……

 

実を言いますと、こんなことを、裕坊はかつてほぼ3年にも渡って、こなしておりました……

 

 

通常『コミュート』というのは、英語では「通勤」を意味するのですが、アメリカの航空業界でいう『コミュート』とは『飛行機通勤』。では「飛行機通勤」を伴わない「通勤」は?英語風に表現すると、『所属空港に住む(Live in base)』という言い方になります。もちろん、空港に実際に住むわけではなく、自動車で運転して通える範囲の距離に住む、ということ。

 

ニューヨークやロサンゼルスのように、住居費が高いところでは、フライトクルーといえども、住むのは容易ではありませんし、アメリカの田舎育ちのフライトクルーは、元々田舎志向だったりして、州外から通うのはザラ…

 

今日はデトロイトからニューヨークへと「コミュート」した上で、さらにラガーディア空港からケネディ空港へと地上での移動……このパターンの「コミュート」は、本当に久しぶりでした……

 

ラガーディア空港に着いた後は、一旦空港の出口を出て、

 

公共のバスも走る停留所の近くから…

 

空港間を結ぶ、こちらのシャトルにお世話になります。

ちなみに、お値段は1人17ドル(2019年10月7日現在)。

 

以前は白塗りの大型のバスによる運行だったのですが、ウーバーなどのサービスの影響は大きいらしく、乗客が激減して、以前の会社は倒産。現在はニューヨークの代表的シャトルサービス会社の「ゴールデンタッチ」の傘下の一部になりました。サービスは午前11時から午後7時までで、毎時1本の運行になっています。

 

中は革張りシート…

 

まずはラガーディア空港の、各ターミナルに停車して、お客さんを次々に拾っていきます。

建て替え工事が、こちらでも順調に進んでおりました。

 

管制塔を見ながら、ラガーディア空港の敷地を後にすると、

 

全米オープンに使用されるテニスコート、USTAナショナル・テニス・センターを横目に見ながら…

 

さすがにニューヨークの地理をよく把握しているのでしょう。

 

本来は、ヴァンウィック・エクスプレスウェイと呼ばれるフリーウェイ一本を南に下ると、ラガーディア空港からは1本でケネディ空港まで行けるのですが、日中は渋滞が激しいので、住宅街界隈へと入ります。

 

そしてまたもヴァンウィックへと戻って、

 

またしばらくフリーウェイを走ると、

 

JFKと書かれた、看板が目に入ってきます。JFKとはジョン・フィッツゲラルド・ケネディという、ケネディ元大統領の本名。

 

ターミナル間を結ぶ「エアトレイン」も並行して走るようになります。

このエアトレインは、実は完全全自動運行で、車掌はおろか、運転手すら乗っておりません……

 

各ターミナルの分岐を示す看板も見えてきて…

 

まずは第1ターミナル到着。

 

そして裕坊は、ここで下車…

デルタ航空は、第2ターミナルと第4ターミナルを使用していますが、第2ターミナルは発着が少ない分、チェックインにかかる時間が短く、セキュリティーの列も短いことが多いので、デルタ航空を利用されるのであれば、出発便が第4ターミナルからの出発であっても、第2ターミナルでのチェックインがオススメです。

 

通路を通って、

 

ターミナルへと入り、

 

第4ターミナルまで運んでくれる、シャトル乗り場へと赴きます。

 

こちらがそのシャトルバス。

 

車内はバリアフリーになっていて、車内前方は車椅子が置けるスペースで、椅子は跳ね上げ式。

 

第4ターミナル到着。

 

こちらが、今日月曜日の担当1便目の出発ゲートでした。

 

我が家を出発してからのここまでの所要時間、6時間。そのうち、ラガーディア空港到着後で、およそ2時間を過ごしています。

 

ちなみに、今回裕坊が利用した「NYC エクスプレスバス」、乗り換えの関係で、どうしても自費でラガーディア空港とケネディ空港を移動しなければいけない時には、一人当たりの金額が安い上に、革張りシートでゆったりできるので、「もし単独での移動なのであれば」オススメ。ただし時間が3時間以上の余裕がある場合に、利用はとどめておいた方がいいかも知れません…… 乗り継ぎのフライトまでの時間が3時間以下なら、もう迷わずウーバーを呼びましょう。

 

また、2人以上で移動するのであれば、ウーバーの方が完全に元が取れますし、移動にかかる時間も半分以下で済みますので、ウーバーがオススメ。疲れた使い回しのイエローキャブと違い、ウーバーには黒塗りの新車が多く、乗り心地も快適そのものです。

 

 

明日は1便をお昼に担当。夜遅くに、デトロイトに帰宅の予定です。