yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 8/4 その1

皆さんこんにちは、「有給休暇真っ只中」パイロット、裕坊です。

有給休暇に入ってすぐさま日本へと帰国し、信州甲府、名古屋で数日を友人とともに過ごして、金曜日の日に岡山へと向かった裕坊。ただ愛妻ちゃんから、岡山への到着時刻を指定され…………

 

 

裕坊は、クロネコヤマトか………………

 

 

今年の夏休みの裕坊一家の一時帰国。いつもの年であれば、愛妻ちゃんと息子くんを、学校が終わった直後の6月末には送り出すのですが、今年は息子くんが夏休み中のアメリカの高校での特別講習を受けていたとあって、デトロイトから日本へ向けてのフライトは愛妻ちゃん、息子くんとともに同じ便に搭乗。

日本での滞在期間は正味1週間。『日本でしか手に入らない』ものを調達するのに、愛妻ちゃんは岡山市周辺のお店を、あちこち奔走していたようで、かなり忙しく過ごしていたらしいです……

 

で、愛妻ちゃんの指定する、岡山周辺『到着指定』時刻……

 

 

午後4時…………

 

 

名古屋からですと、最速ののぞみ号で岡山まで乗るとなると、せいぜい1時間半。11時半のホテルチェックアウトから、いきなり岡山へ向かったのでは、こだま号に乗っても早く着きすぎてしまう。 ということで、先日金曜日は、近鉄特急に乗って、まずは大阪難波まで行くことに決めました。値段も安いし、時間も潰せる…

 

名古屋を出発する私鉄は、名鉄近鉄も地下の駅からの出発。駅の改札口付近は、都市の大きさに比べると、かなりこじんまり。

 

改札口すぐ横のコンビニで、昼食を調達して

 

特急専用のホームへと降ります。鳥羽からやってきた、かなり懐かしの近鉄カラーの特急。

 

そしてこちらが、名古屋から大阪難波までを約2時間で結ぶアーバンライナー号。

旅のお供には、駅弁。かつて国鉄時代は駅によってはホームにまで売りに来ていて、小学校の頃に行った九州旅行で乗っていた夜行列車で、下関駅で機関車付け替えのときに、ホームで買ったこともありました。

 

とっても清潔な車内の、アーバンライナー号。平日のお昼の列車だったこともあって、車内はガラガラ……

 

三重県の県庁所在地である津駅を過ぎると、あとはのどかな田園風景が延々と続きます。

 

途中半分ほどの行程で通り過ぎたのが、奈良県三重県の県境になる名張駅(名張市は、三重県側)。

製薬会社入社後、ここでしばらく製品研修を3ヶ月ほど受けておりました。

 

あれからなんと、27年の歳月………………

 

1時過ぎに難波到着。

 

かつてはドカベン香川選手もいた南海ホークスが本拠地としていた、大阪球場があった大阪難波

 

先日金曜日は、地下鉄乗り場へと急ぎ、新大阪へと立ち止まることなく直行。

 

あとは”各駅停車“のひかり号へと乗り込んで……

次々と、後続ののぞみ号やさくら号に追い抜かれ…………

 

 

裕坊は、我がリージョナル航空会社に入ってくる後輩パイロットが、大手航空会社へと短期間で移り変わっていくのを、もう今まで何度も見てきたのですが、なんかそれを反映しているような気がする…………

 

 

のぞみ号であれば、40分もあれば着く距離を、1時間20分ほどかけて到着しました。

 

在来線へと乗り換え。

 

本州から四国へと向かう特急列車の、本州側の拠点になっている岡山駅。四国行きの特急もかなりたくさん出発していきます。

 

そちらを通り過ぎて、各駅に止まる瀬戸大橋線のローカル電車へと乗り込み、

 

目的地到着。

 

改札口が一つしかない、のどかな駅。

 

茶屋町駅

 

ここからは瀬戸大橋線宇野線が分岐。瀬戸大橋線は、瀬戸大橋を渡って、四国側の坂出へと向かいます。

かたや宇野線の終点、宇野駅はかつて国鉄宇高連絡船宇野港から香川県高松港)の本州側の起点になっておりました。現在では宇高連絡船瀬戸大橋線の開業とともに廃止され、宇野港高松港を結ぶフェリーも、本数はかなり激減。今では宇野・高松間を結ぶフェリーは、四国フェリーによる1日5便だけの運航になっています。

宇高連絡船では、甲板で讃岐うどんをいただいたりして、それもいい思い出。

 

宇野港周辺は現在では、いろんなオブジェが飾られています。

その宇野港がある町の名前、玉野市(たまのし)。三井造船もある造船所の町です。

 

 

愛妻ちゃんの実家で数日を過ごして、あっという間に再渡米の準備を始めています。