yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 6/21

皆さんこんにちは、「ちょっとお疲れモード」裕坊です。

 

昨日5日間のフライトを終えて、我が家へと帰ってきた裕坊。2日間ほど「羽休め」……

連邦航空法が定める規定に、連続する28日以内に飛行可能な総飛行時間の制限があり、そこには100時間とあるのですが、ここ最近の裕坊、ずっとほぼ規定ギリギリの100時間をスレスレ。さすがにちょっと「疲労倦怠感モード」………

 

そんな中、今朝のミシガン州は雲一つない見事な快晴となり、

今日は、「息子くんが、我が家でお勉強をしていた」せいもあり、家でダラダラする姿を見せるわけにもいかず…………………

 

 

頑張りました………

 

 

芝刈り…………

 

 

今年のミシガン州は、6月になっても雨や曇りの日が多く、いつもなら成長が止まる芝も、ガンガン伸びまくり…………

 

刈ってみると、違いがはっきりと分かります…………………

気温が上がらず、降水量が多いと、ミシガン州の芝はかなりの成長ぶり。

 

表側のお庭もかなり伸び放題になっておりましたので……

 

20分ほどかけて、やっとスッキリ………

この時期はいつもの年であれば、2袋もあれば十分なのですが………

 

3袋が今日もいっぱいに……………

 

疲れた…………

 

普段の年であれば、この時期はフライトがとても楽しくなるのですが……

今年は大雨に積乱雲にと、お天気に頭を痛めまくり………

 

昨日、5日目は5日目で、東海岸が濃い霧ですっぽりと覆われることに…

 

霧にもいろいろと種類がありますが、地表面の温度が下がり、空気中の水蒸気の量が増えてくると、霧はどうしても発生しやすくなります。

霧が発生すると、視程が下がって上空からは滑走路が見えなくなりますから、そんな中で滑走路へと入るためには、何らかの誘導装置に頼らなければいけません。

 

そんな時に活躍するのが、通称ILS(Instrument Landing System)と呼ばれる計器着陸装置。ナビゲーションの世界においてはGPSが全盛になったこのご時世にあっても、昔からあるこの滑走路への誘導施設は今でもバリバリの現役主力のスグレモノなのです。下の図は、その設備や仕組みなどを図に描いたものなのですが…………

これだけだと、裕坊もよう分からん………

 

この計器着陸装置の役割とは、滑走路の中心線、並びに目標高度を、航空機の計器画面に表示させるシステムのこと。

 

空港の周辺を通る機会がある時、滑走路が見えるところですと、滑走路の端にこんな赤い小さな塔が並んでいるのが見えることがありますが、

 

実はこれは、ローカライザーと呼ばれる滑走路の中心線を示すシグナルを、着陸進入してくる航空機に電波を発しているのです。

 

滑走路の中心線の左側と右側で、違う周波数の電波を発していて、それを着陸進入してくる航空機が受信すると、

 

航空機の計器上で、中心線に対しての航空機の相対位置が分かるようになっています。

 

これは高度目標でも同じことが行われています。その電波を発しているのがこんな見かけのアンテナ。

滑走路上の着地目標点(滑走路の端から、およそ300メートル)の横に設置されています。

 

滑走路の中心線を示すシグナルを発する電波と、仕組み自体は全く同じ。

航空機が滑走路へと入る際の、理想とされる降下角度は3°。それに対して航空機の相対位置が、航空機の計器画面上に表示され、 自分の機体の位置が、中心線、高度目標に対してどの位置にいるのかを把握することができます。

上の画面ですと、中心線からやや右側、高度目標から若干高い位置にあることが分かります。

 

もちろんズレがある場合には、それは日本語で正式には決心高度(Approach Minimum)と呼ばれる、このシステムによる滑走路への進入によって近づける一番低い高度への到達前に、修正する必要があります。

 

大抵の場合、その決心高なるのは、滑走路の標高から60メートルの高さ。

 

そこまで高度を下げてくる頃には……

 

滑走路への誘導灯も、コックピットから視認できるようになります。

 

コックピットから見える、滑走路着陸直前の画像。

 

これが有視界飛行状態の、滑走路の映像。

滑走路の視認性が、有視界飛行状態にある時と、いかに違うかがお分かり頂けると思います。 視程が効いている状態では、10キロ先からでも十分滑走路が見えるので、航空管制が許可さえしてくれれば、自らの操縦によって滑走路へと進入して着陸することも十分に可能なのですが……

 

今回の5日間のフライトは、12本あった担当便のうち、半分以上がこのシステムにお世話になりながらの着陸………

 

疲れた…………

 

 

あともう1日お休みをいただき、再び日曜日に、次の4日間のフライトへと出発です。