yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 6/19

皆さんこんにちは、航空会社サラリーマン、裕坊です。

裕坊は5日間のフライトを日曜日に始めて、昨日3日目を終了。前日、前々日は宿泊滞在が短く、バタバタだった上に、昨日は昨日でニューヨークのお天気が下り坂で、午後の便は全体で2時間遅れ。担当便を終了するのが、深夜過ぎと遅くなり、とてもブログを上げる余裕もなく………

 

そこまで気温は上がっていないにもかかわらず、不安定なお天気が続いて、1週間に一度は、こんなお天気に悩まされる傾向が続いていて………

こちらが操縦席に備え付けの、レーダー画面。積乱雲も大きく発達すると、雨雲の中の雨粒もかなりの大きさになるので、ハッキリとレーダー画面に映し出されるようになります。

 

そして昨日は、上空待機まで言い渡される始末…………

この卵型のルートは、上空待機をする際の飛行パターンを描いています。

 

普段上空で巡航するときは、30,000フィート前後ですと280ノットほどの速度で飛んでいるのですが…

上空待機をするときは、空港には一歩も近づくことができませんから、速度を少し落として、燃料を節約…… 備え付けのコンピューターを使って、本社の運航管理課ともやり取りしながら、何分間までであれば上空待機ができるのか、もし目的地に辿り着けなかった場合、どこの空港に着陸した上で再給油をするのか、その代替空港のお天気は、などを考慮する必要があります。

 

幸い、今日は上空待機の時間もさほど長くはなく、10分ほどで解除。

 

結果的には、ほぼ定刻通りにニューヨーク・ラガーディア空港へと到着はしました。

残る担当便は2本。

 

 

 

ところが………………

 

 

 

そのあと本来なら3時間の待機の後、クリーブランドへと出発するだったのですが、そのクリーブランド行き、3時間遅れ…………

 

 

 

実は、アメリカの航空会社の場合、ほとんどの会社で、フライトとフライトの間で4時間30分以上の待機が入る場合は、最寄りのホテルで休憩ができるという契約があり(ただ大手航空会社の大型機担当にもなると、1便を担当して任務終了になることも多いですが)

昨日のように6時間もの間待たされるような場合、大抵空港を後にして、ホテルで休憩します。ただ同じ性別同士の場合、同部屋になることがほとんど……

 

とりあえず、休憩先のホテルへ向かいます…

 

でもそこはニューヨーク、いつも渋滞………

ニューヨークで運転をされる場合、周りの車の流れには注意したほうがいいです。なぜなら、ニューヨークは、『お急ぎの方』がとても多く、車のハンドルについている、とある装置を使って『派手なご挨拶』をするドライバーの方が、あまりにも多いから………………………

 

車種ごとに違う『ご挨拶用の音声装置』を、いろいろお楽しみいただけるのは、ニューヨークならではかも知れません。

 

10分ほどして、ホテルの送迎シャトルがお出迎え……

 

シャトルに乗ったものの、しばらく渋滞……………

ニューヨークに憧れて、世界中からニューヨークへとたくさんの方が観光でやって来られますが……

 

これが本当のニューヨークの姿……

観光地としても人気のニューヨーク。しかし宿泊滞在費や食事代が極端に高い上に、どこもかしこも大渋滞。公共の交通機関もお世辞にも清潔とは言いがたく、仮宿舎を借りるにしても、狭い寝室に2段ベッドを4つも押し込むようなことも少なくないので、フライトクルーは自らの配属先としては敬遠しがち……………

 

ニューヨークを発着する担当便でも、ワガママな乗客に振り回されたり、数時間にも及ぶ遅延にかなりの頻度で悩まされたりすることも少なくなく、

フライトクルーの間ではかなり不人気のニューヨーク。ですので、ニューヨークの配属先は、大抵どこの航空会社でも、社歴の浅い入社したての新人が配属される傾向があります。

 

そのニューヨークのケネディ空港に、裕坊も2年半ほど「半強制的に」所属しておりました……でもまたいつ帰ってこないとも限らない……

 

ただケネディ空港は、飛行機好き、飛行機マニアにはたまらない撮影スポット。全日空が既にハワイ路線に投入を決めている、エアバス380型機なども、普通に拝むことができます。

こちらはエールフランスによるエアバス380型機。

 

日本ではすっかりお馴染みになった別名ドリームライナーと呼ばれるボーイング787型機。

こちらはイスラエルのエルアル航空。

 

エアバスのもう一つの主力大型国際線機材、エアバス330型機もこちらではかなりの種類が撮影可能。

イギリスのトーマスクック航空。

 

そして同じイギリスの旗艦航空会社、ブリティッシュエアウェイズ。

今では現役の旅客機の数が減った「ジャンボジェット機」ことボーイング747型機。ケネディ空港では、まだまだかなりの頻度でお目にかかれます。

 

ホテル到着……

 

部屋がいくつにも分かれているお部屋で、3時間ほど休憩……

 

そしてまだ雨が降りしきる中を、またも空港へと戻って……

 

またしてもボーディングブリッジのない、バスによる送迎でのお客様のお出迎え……

 

最終目的地到着は、深夜過ぎでした。

 

 

裕坊、今日はコネチカット州の州都、ハートフォードで、ゆっくり休憩の1日です。