yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 4/16

皆さんこんにちは、リージョナル航空会社勤め人、裕坊です。

巷を賑わせている、パリのノートルダム大聖堂の火災……

800年もの歴史がある、パリの象徴の一つでもあった歴史的建造物……大変残念なことになってしまいました……

 

ただ美術品の中には、延焼を免れたものもあったようですし、

 

大聖堂内のオルガンなども、何とか火災を逃れることができたそうです。

マクロン大統領は、既に大聖堂再建への意欲を示しているようですし、数々の企業、著名人からの寄付なども集まり始めているようですし、時間と費用はかかるでしょうが、いずれ再建へ頑張っていただきたいです。

 

昨日から10日連続のスタンバイシフトへと入った裕坊。昨日は夜になって電話が入ったのですが、お昼過ぎまでは自宅でゆっくり。

 

昨日はまだヒンヤリしながらも、雲一つない見事なお天気でした……

 

愛妻ちゃんがお仕事から帰ってきて、お買い物……

 

春の訪れを告げるかのように、春のお花が色とりどりに展示されておりました。

 

花のことに全然詳しくない裕坊でも、チューリップくらいなら分かる………

 

お店の入り口付近にたくさん飾られていたお花、しっかりと春の香りを漂わせてくれていました……

 

そしてこちらは、お花に負けじと飾られていた、パイナップルの山………

コスタリカ産らしいです。産地直送を思わせるような、農場のにおいがしっかりと染み付いておりました……

 

 

1個77セント、100円もしないなら、買って損はない………

 

ということで、我が家も1個購入…………

 

 

春といえば、植木に苗を植えたり、芝生の手入れを始める季節……

 

我が家の今年の目標の一つ……

芝生を青々とさせること…………

こんな青々とした芝生を是非作ってみせる…………

 

でも現実は………………

 

 

まー、やりがいはある………………………………

 

 

芝生のタネを蒔いた上で、こんな芝生の栄養剤なども蒔きます……

 

そんな時に活躍してくれるのが、こちら…

芝生のタネも、栄養剤も均等に蒔いてくれます………

 

数ヶ月後には…………………

 

でもまだ現実はこちら……………………

 

夏までには………………………

 

 

昨日は夜7時ごろになって電話が入り、早朝に起床。中途半端にも、担当便は1便のみ……

ミズーリ州カンザスシティーからオハイオ州シンシナティ(空港自体は、ケンタッキー州にあります)行き、というものでした……

 

今朝はまず、デトロイトからカンザスシティーへと移動。自らは操縦席に座ることがありませんから、お客さんとともに客席に座った上で移動します。これが業界で呼ばれる『デッドヘッド』。

 

昨夜急に入ってきたフライトだったこともあり、座った座席は最後方。

リクライニングなし………………

 

窓もなし………………

 

 

そもそもの語源というのが、本来チケットを『購入』して搭乗するはずの「飛行機」や「電車」などに、自らはお金を払うことなく搭乗するため、『チケットの購入者』ではないと見なされ、『チケットの購入者』のカウントの対象外となることが原因で、こういう名前になったそうです。

 

フライトクルーは一度フライトへと出かけると、最低でも3日、国際線のクルーともなると10日間家を開けることはザラ……ですからどうしても荷物は増えがち……

最近ですと、預け入れの荷物には大抵別途料金が課されますので、多くの乗客の方が荷物を持ち込みにしようとして、ゲート係員に注意されていて、その光景を横目に3つ4つの荷物を運び込んだり………

 

申し訳ありません…………………

 

 

あと、こちら米系の航空会社の場合、座席に余裕があれば、ファーストクラスへの招待があるのは、日常茶飯事……

日本の航空会社のフライトクルーが「デッドヘッド」で搭乗する場合、例外なく客席の最後方に、目立たないように座ってらっしゃいますが、日本で生まれ育ち、日本のサービス産業も経験してきた裕坊からすると、それが正常な姿だよなぁ………

 

アメリカ人的には、これは許容範囲なのかを聞いてみると、実際かなり違和感を覚えてらっしゃる方も多いようで……さすがに裕坊も含めて、意識の改善が必要かも知れません………

 


ちなみに、担当便を終えた後の、デトロイトまでの便も、今日は『デッドヘッド』でした……

 

ちなみに、こちらミズーリ州カンザスシティー空港……

1970年代から使われているだけあって、老朽化は否めず………

 

ここはかつてTWA(Trans World Airwaysの略:現在はアメリカン航空の一部になっています)のアイデアで作られたコンセプトが、今もターミナルの変わった形にくっきりと表れています。

そのコンセプトとは、『車からダイレクトに飛行機まで』というもの。

上の写真は、ゲートの入り口から出口にかけて撮ってみたものなのですが……

 

出口までは近いです………

 

荷物受け取った上で、

 

車道までもとても近いので、お迎えなどにきてもらうときは、確かに便利…………

 

でもさすがに中が狭すぎるので、レストランはおろか、トイレすらまともに設置できるスペースがないのが難点…………

ここで数時間の待機が入るときは、ちょっと苦痛…………

 

こちらが上から撮ったという写真……

さすがにあまりに不便な上に、老朽化が激しいので、近々こちらのターミナルも、全面建て替えになることが決まったそうです。既に3つあるターミナルのうち、Aターミナルの取り壊し工事は始まっていて、完成後は40ほどの搭乗ゲートが一つの建物に集まった、最新型になるそうですので、乞うご期待………

 

日帰りのフライトを終えて、明日からまた8日間、裕坊はスタンバイで待機です。