yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 11/7

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

あさってから裕坊は一時帰国……

 

今日はその直前の4日間のフライトを終え、デトロイトまで戻ってきて、我が家へと帰ってきました。出発したのは昨日と同じミシガン州サギノー。空港ショーアップは昨日に比べてかなりラクチン、4時台のショーアップは別のフライトクルーへと譲って……………………

 

4時台ショーアップのお仕事はもういいです………………………………

 

『ゆっくり』7時台に空港へとショーアップ……

送迎シャトルの出発時刻は7時前でしたので、ホテルでの無料朝食もいただいて行きます。

 

それでも空港は閑散…………………

 

一旦デトロイトまで乗客の皆さまをお届けした上で、

 

シカゴを往復。ここシカゴにはユナイテッド航空の本社があり、当然発着便数もかなりの数になるので、至る所にユナイテッド航空カスタマーサービスセンターがあります。

デルタ航空が発着するゲートの周辺にもユナイテッド航空のゲートがいくつも点在…………

宣伝のモニタースクリーンまで……………

ちなみに裕坊の発着するゲートのお向かいも、ユナイテッド航空会社使用していました………

そしてお昼過ぎには終了……………

 

いよいよあさってには一時帰国……………

 

 

でもまだ実感がわかない…………

 

 

つーか、まずは荷造りせな……………………

 

 

昨日とその前と泊まっていたミシガン州サギノー。昨日もご紹介しましたが、サギノー湾からヒューロン湖にはシアワセー野生生物保護区があります。大自然がその壮大な姿をそのまま保ち、原生林や野生の動物たちが数多く残っていて保護されているのですが、それに似た環境を持つある土地を、裕坊はダブらせて頭の中で思い描いていました。

 

それは裕坊が訓練を受けていたニュージーランドの、とある田舎町。南島のほとんど北端にあるネルソンという街からおよそ車で北西へ行くこと40分ほど。信号もないようなとても小さなのどかな町、モトエカという田舎町にある空港で受けたのが、裕坊のパイロット人生の始まり。

空港とはいっても、舗装された路面は滑走路1本だけ。しかも幅数メートルで、全長も729メートル。ジェット機が到底発着できるような環境にはなく、せいぜい大きくても10人乗りのプロペラ機が離着陸するのがやっとの規模。ただここの学校の内容は授業の中身がとても濃く、裕坊のパイロット人生の大きな基礎を築いてくれました。

モトエカはタスマンベイに面していて、ひとたび上空に出ると、エメラルドグリーンの壮大な景色を楽しむことができます。

取りあえず車には乗っていたものの、遊び回るほどの財力が全くなかった当時の裕坊。休日といえどもどこにも行くことはできませんから、自ら操縦する訓練機に乗り込んでは、晴れた日にエメラルドグリーンの海の景色を上空を旋回しながら楽しんだこともありました。

この周辺はニュージーランド国内の国立公園の一つ。その名をエイベルタスマン国立公園と呼びます。規模は小さいながらも、温暖な気候と変化に富んだ地形が魅力。ニュージーランド国内では最も訪問者が多い国立公園なのだそうです。

砂浜と森の中を交互に歩く変化の多いトレッキング、さらにはシーカヤックも大人気。

 

あれからほぼ20年。まさかニュージーランドからほぼ地球の反対側にあるデトロイトに来るとは、その当時は想像すらせんかった……………

 

パイロット人生の基礎を築いてくれたのが、こちらニュージーランドのフライトスクールであるならば、裕坊の人間形成の基礎を築いてくれたのは、大学卒業後に就職した製薬会社。九州地方を中心に、薬局周りに励む日々……

 

まだまだ人間的に未熟だった裕坊に人間としての素地を築いてくれた社会人時代。同じ部署のある先輩から「裕坊」を命名され、普段は「坊ちゃん」と呼ばれながら、大阪の道修町に本社を置いていた製薬会社に勤めること4年9ヶ月。社内外においていろんなことを経験し、学ばせていただきました。

 

まー、大変なことも多かったけども……………………

 

もし今も勤務していたとしたら、製薬会社入社から今年で25周年。四半世紀……………

 

おでこ見られたら、どうしよう………………

白髪バレたらどうしよう………………………

帽子かぶって行こうかな〜……………………………白髪染めする時間あるかな〜……………………………

こういう髪型もありやな〜……………………

 

 

同期で集まる機会に今回は特別に仲間に入れていただくことになり、それに向けて日本へと明後日出発します。

 

裕坊