皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。
今日から4日間のフライトへと出かけている裕坊。
まず1本目はお客さんとなってデトロイトからシンシナティへと向かいます。
シンシナティ空港はデルタ航空のハブ空港の一つ。以前リージョナル航空会社の花形だったコムエアーという会社が存在していた当時は、現存のAターミナル、Bターミナルに加えて、Cターミナルがあり、かなりの数の旅客便の往来がありました。
現在ではそのCコンコースは完全に取り壊され、跡形もなくなり、更地になってしまいましたが……………………
現在のデルタ航空のハブ空港の一つになっているデトロイト空港からはシンシナティは距離もあまり離れていないので、シンシナティ空港での発着は以前に比べれば減りました。それでもリージョナルジェット機ではまだ相応の数の便が発着。
そのシンシナティ空港にはエンデバー航空のフライトクルー配属先はありませんので、シンシナティ往復をする便に必要なクルーは最寄りのデトロイト空港から大量に送り込まれます。今朝はそのパターンになり、15名のエンデバー航空クルーがお客さんになって搭乗し、シンシナティまで送り込まれました。
この写真に写っているの、ほとんど全員シンシナティからの出発便を運航するエンデバー航空フライトクルー…………………
これが業界用語で呼ばれる「デッドヘッド」…………………
69人乗りの飛行機に15人って……………………………
ほぼ4分の1の乗客がクルー………………………
さすがに同乗の一般の乗客の方達も目を丸くしていました。
そして今日からいよいよアメリカは標準時間。夏時間が終わり、時計を1時間遅らせます。日曜日の午前3時が午前2時へと置き替わり、同じ7時に起きるにしても、1時間余分に寝られるのです…………
実際には、昨日買ったばかりの愛妻ちゃんの新しいスマホのセットアップに時間がかかって、結局いつもと同じパターンにはなったのですが…………………
しかも今日はウッカリを一つやっちまいました。
朝は8時半ごろ、空港の従業員駐車場へと到着。まだ時間調整を済ませていない裕坊のセダンくんの時計……………
スマホは即時に時間がアップデートされますから、正確な時間が表示されます。実際に写していた時間はこちら…
アメリカは大陸内で4つの時間帯に分かれていて、しかも冬場に採用される標準時間、夏場に採用される夏時間とありますから、正確な時間を知るにはスマホは便利…………
問題はパイロットの運航時…………
パイロットが使用する時刻は時間帯を跨ぐをことを前提にしているので、航空会社ではグリニッジ標準時を使うのです。アメリカ東部ですと標準時だとグリニッジ標準時から5時間遅れ。イギリスが午後12時だとアメリカの東部時間で午前7時になるという仕組み。
パイロットが機内アナウンスで到着時刻を案内するときは、大抵こんなナビゲーション用の画面に掲載されている到着時刻を基準にします。
この上の写真ではシンシナティ到着が、22時36分と表示されていますが、こちらもグリニッジ標準時。22から5を引くと17になりますから、シンシナティ到着予定は現地時刻で午後5時36分。
ところが到着して飛行機を降りる乗客から指摘された裕坊。顔から火が出そうになっていました…………………
実は…………………
昨日までは夏時間でしたので、5時間引かなければいけないところを4時間だけ引いていて、5時36分到着と言わなければいけないところ、どうやら6時36分到着と言ってしまったらしい…………
確かに自分でもそう言った気がする………………………………
指摘をしてこられたお客さん、まさにこんな表情……
やっちまった……………
ただ自分が思い描いていたより1時間着けて、その乗客の方、とても幸せそうでした。他にも数名の方から同じ指摘をされたことは言うまでもありません…………
毎日何かしら勉強することがあります……………
今晩はボストンに宿泊しています。
裕坊