yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 9/7

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

 

台風が過ぎ去り、近畿地方を初めとして、これからどうやって復旧していくのか、とニュースサイトをいろいろハシゴしていると、今度は北海道で全土が停電するほどの影響を及ぼした大規模地震……昨日になって最大震度が7だったと気象庁から発表になりました。震度7って……………どれほどの揺れなのか、想像もつかないです……………

地震後の停電……北海道最大の発電供給能力を有する苫東厚真火力発電所地震が起きた当時は、北海道全体の約半分を供給していたのだそうです。発電能力は165万キロワットで、北海道最大の火力発電所震源地に近い苫東厚真発電所、これが地震で止まってしまいました………

電力供給能力が落ちても、電力需要は急には変わりません。ここで電力供給と需要のバランスが大きく崩れることになります。発電能力が苫東厚真に比べて低い他の各発電所では、設備への負荷やトラブルを避けるために、電気の供給を遮断する安全機能が一斉に動作し、それがドミノ倒しのように北海道各地へと伝染して、結果として広域で停電が起きるブラックアウトとなってしまったのだそうです。結果的に約295万戸で停電する事態となってしまいました。

札幌市の西には泊原子力発電所もあり、ここの最大供給発電能力は苫東厚真発電所を上回る207万キロワット。但しこの発電所の重要施設の直下には断層が走っており、現在も原子力規制委員会の審査が続いていて、再稼働には至っていないのだそうです。またバックアップ用に本州から電気を受け取る「北本連系線」という送電線があるらしいのですが、元々こちらの連系線の送電能力は60万キロワット。さらに北海道側で受け取る直流を交流に変換するためには交流電源が必要であるにもかかわらず、それが停電により調達できなくなる事態に陥り、これも残念ながら機能しませんでした……

ただ9月7日午前6時現在で、約131万戸で停電が解消になっているという報道もあります。この停電がもし真冬の厳冬の真っ只中に起こっていたとしたら、まさに多くの方の生命を脅かす事態になるところでした。震度7を記録する地震でしたから、余震はしばらく続くでしょうから、予断は許さないでしょうが、一刻も早く日常生活を取り戻していただきたいです。

 

 

連絡橋に大型タンカーが衝突し、さらには一部でターミナル施設、滑走路が浸水、冠水したという関西空港。足止めされていた方たちは実際には8,000人もいらっしゃったのだそうですね。

空港施設において被害が大きかったのは、どうやら一期島だったようです。第1滑走路に加え、ターミナル施設の電気設備も海水浸水による損傷のため、再開のめどが立っていないのだとか。

ただ幸い、大きな損傷がなかった第2ターミナルとB滑走路を使って9月7日には運航が一部再開になり、ピーチ・アビエーション那覇行き、仙台行きなど17便、日本航空でも羽田発着の2便が運航されるなど、3日ぶりに国内線運航が再開になっているようです。

ただ関西空港と対岸を結ぶ連絡橋、タンカーが衝突した影響は裕坊が想像していた以上に大きいようですね。

道路橋の道路(下り線)の橋桁がタンカー衝突によって数メートル押し込まれてしまったのだとか。その2.5メートル下にある線路、鉄道桁も道路桁とともに押し込まれ、約50センチ横ずれしたと見られているそうです。上下線2本のレールも歪み、架線も損傷しているのだとか………鉄道橋は新関西国際空港会社によって運営されているそうですが、同社によると「鉄道の再開には相当の時間がかかる」とのことだそうです。1日も早い復旧を願うばかりです。

 

ここ最近の台風と北海道の地震等で、すっかり話題にならなくなってしまった西日本豪雨の被災地域、鉄道の運行が少しずつ再開し、徐々にではありますが復旧の足跡を刻んでいます。

山陽本線で普通になっていた柳井から下松、岩徳線の岩国から周防高森間は既に開通、周防高森から櫛ヶ浜間も9月中の再開の見込みとなりました。被害の大きかった芸備線福塩線呉線の一部は復旧にはまだしばらく時間がかかりそうですが、こちらも復興に続いて皆さん毎日頑張ってらっしゃいます。

 

裕坊は昨日から3連休。日曜日から5日間のフライトへとまた出かける予定です。

 

裕坊