yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 5/5

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

昨夜は今朝の……………というより夜中の2時半起きに合わせて8時ごろにはベッドに横になっていた裕坊。普段はスマートウォッチに目覚ましをセットします。一つだけではとても不安で、しかも前科がある裕坊。ケータイにも目覚ましをセットします。そのケータイ、いきなりブルっとなって飛び起きました。えっ、もう起きる時間??………

実は裕坊のスマホには我がリージョナル航空会社の乗務員配置係のスケジュールとリンクされたアプリをダウンロード済み。乗務員配置係がスケジュールの変更を入れるたびにスマホがブルッ。朝はよ起きな、とずっとうなされるように寝ている間も意識しっ放しの裕坊。飛び上がるように目が覚めました。その内容見てみると……………………………

本来6時発のフライトに乗客として搭乗してアトランタまで赴いて、カナダのモントリオールまでを担当するはずが、8時30分発のフライトに乗客としてニューヨークまで乗るように変更。そこから先週泊まったばかりのバーモント州バーリントンへとやってきました。そのフライトで一緒になった副操縦士のジョンくん、米海兵隊出身。なんでも岩国にいたそうで………

アメリカ大陸の東半分を飛ぶときは障害物が気になることはほとんどありません。高い山もなく、見渡す限り延々と平野が続きます。ですから離陸着陸時に丘や山などの障害物が気になることもあまりありません。ただそのアメリカ大陸の東側にも一本の山脈が。それが有名なアパラチア山脈。アパラチアントレイルと呼ばれる有名な長距離自然歩道もあり、南はジョージア州から北はメイン州まで。そのハイキングトレイル、ざっと14州をまたいでその全長はなんと3,500キロにもなるのだそうです。日本だと列島突き抜けてしまいますね…………………………

そのうちのバーモント州を突き抜ける部分をグリーン山脈と呼ぶのだそうです。ほぼ州全体を山脈が南北に走り、州の北西の端の部分にオアシスのようにシャンプレーン湖が広がります。シャンプレーン湖はバーモント州ニューヨーク州との州の境にもなっていて、飛行機から下を眺めると、その姿はくっきりとよく観察できます。その湖のすぐ東側にあるのがバーモント州最大の町バーリントン。

上の地図にはバーリントン空港の場所も記されてます。州最大の都市とはいえ、人口規模自体は5万人以下。周辺の地域と合わせても20万程度。ただスキーリゾートが車で空港から1時間で行けるところに点在しており、夏はハイキングなど観光客はいつも忙しく出入りしていて、フライトはいつも満席。50人乗りのCRJ−200型機に乗っていた頃は、デトロイトからもよく飛んでいました。

山がすぐ近くにあることもあり、空港の南側から北西に向かって着陸進入をするときは、丘陵を監視しながら滑走路へと入っていきます。丘や山が近くにそびえる時は空港に関する情報を提供する会社もその概略を印刷してパイロットへガイダンス。バーリントンの周辺だとこんな感じ。

下半分に印刷されている地図の、右側半分に見える茶色の部分が丘陵を示します。色が濃いところが高い丘。今日はお昼頃、快晴の中入ってきましたので、山岳も眼下にはっきりと見えましたが、夜間や計器飛行状態と呼ばれる雲の中に入った状態だと丘の存在を目視では確認できないので、そんなときは飛行機に備えられた監視装置が飛行機から丘陵までの間隔を監視します。EGPWSと呼ばれる装置が、丘陵からの十分な間隔が保てているかを監視。飛行機の計器画面ではこんな感じで表示されます。

今日は裕坊が操縦桿を握って着陸。快晴の中の着陸で、山もよく見えるとても気持ちのいいフライトになりました。

ホテルにも1時過ぎには到着。玄関が工事の真っ最中で、

裏側にある勝手口のようなドアから建物へと入ります。

外はとても気持ちがよく散策には最適でしたが、2時半には目を覚ましていたとあって、到底外を出歩く気にはなれず、前回同様お寿司をオンラインで注文。今回はちゃんと学習しました。お味噌汁、ちょうどいい大きさを持ってきていただきました……………

明日もまた3時起き。一旦ケネディ空港まで飛んで、間髪おかずにフロリダ州はパームビーチ空港まで。ほんのちょっとのリゾート気分を味わってきます。そのリゾート気分味わえるの…………………35分間です…………………………シンデレラより短いし…………………………

 

裕坊